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松浦定義君 先日の
委員会でも、
衆議院のほうから本案についての
提案者の
理由を聞きまして、大体その
内容については了承をしてお
つたのでありますが、その後
衆議院の本
会議で可決されましたことを見ますると、一部
正誤表として送られましたのでありまして、この
内容は
提案者の
理由を聞きますと、
茨城の
雹害というのが主たる目的であつたようでありますが、一部
正誤表から見まするというと、六月の凍
霜害を含むというようなことに
なつて参りましたので、我々
参議院の
農林委員会といたしましては、すでに四月、五月の二カ月に亙る
被害のためにきめられました
予算が四億五千万、
従つて六月に入りましても、
法律上から行きますと、四億五千を全然殖えていないというようなことになりますと、非常に
提案者が最初説明されておりましたように、四億五千の中で、
茨城にだけならば大体恰好が付くだろうというような
お話であ
つたのと、大分違つて来たということで、どうしてもこの
法案をそのまま
衆議院の
決定通りに通すといたしますと、四億五千を全部六月に配分してしまう。大体今日までの、聞くところによりますと、
茨城ほか東北、北海道の総額は恐らく三、四十億を超えるだろうというふうに私
どもはまあ承知いたしているわけでありますが、そういうような
被害をも四億五千万の中に含めてしまうということになりますと、
法案全体の
趣旨が骨抜きになるばかりでなく、この種の
救済対策として非常に我々としても
責任があることになりますので、先ほどの
懇談会にもいろいろの
お話が
策議院から参られてあつたようでありますが、我々といたしましては、この際
政府当局のそれらに対するはつきりした見解を
一つ聞かして頂かなければならん、かように
考えておるのであります。
従つて只今官房長並びに
政務次官が
お出でになりましたので、改めてこの種の問題についてお伺いいたしますが、御承知の
通りに本日は
会期が終る予定であるようであります。そうしますると、恐らく次に
臨時国会というような
お話がありますが、これもまだ私
どもは確たる幾日に開けるかということを聞いておりませんが、いずれにいたしましても、この
災害に対する
処置といたしましては、できるだけ早く
臨時国会に当然その
予算を伴う
法律として我々はこれを確認せなければならん
責任があると思うわけでございます。
従つて臨時国会が大体いつ頃に開けるであろうかということと、更には又
臨時国会に
政府はどういう
処置をとろうとお
考えに
なつておるか。即ち
只今申上げましたように、四億五千万の枠を六月も含むことによつて了解しなければならん、私そのことについては御
異議はないと思いますが、その額を大体
臨時国会が開ける時期までに
調査がなされるかどうか。若しなされるとするならば、その額を
参議院が今度は一部修正をして
衆議院に送つて、それを
衆議院に確認してもらいたい。そのことは先ほどの
懇談会でも大体
衆議院の
提案者並びに
農林委員長等も
お出でにな
つてお話合があつたように聞いておりまするから、そのことはできると思うのでありますが、取りあえず、今度の六月を入れられたということについて、
政務次官としてはどういうふうに
処置をとろうとしておられますか、更に又今日までわかつておる
被害の
状況等を
一つお知らせ願いたいと思います。