○
委員長(
森崎隆君) その点お願いします。
それから
まぐろ漁業者のほうでは今非常に困
つているので、早く
政府による代替
補償をせよということは、
さつきから
千田委員、森
委員、又その他の
委員から熱心に言われているのでございますから、
さつきも大臣は、例えば取りあえずの多少の
補償は県当局なんかや
つているでしようが、というような
お話があ
つたのでありますが、これは
静岡県知事も来られますから、お聞き頂いてもよろしいと思いますが、私は神奈川県のほうから聞いたのでございますが、昨年の
李承晩ラインの問題で
補償ができないのだ。そうして
業者は困
つたので、
政府に幾ら泣きついても金は出さないというので、県のほうでやはり数千万円ほど金が要るだろうということでいろいろ出した。その後大蔵省のほうでは、お前の県は富裕県だ、そういうものが出せるのだから、大したものだから、あとお前のとこスベは出してやらんというので、出さたかつたということですね。これは現宝の問題としてあるわけですね。ですから今は各県当局もかわいい
自分たちの県内の
業者がこうして困
つているから、何とか或る
程度出したいという気持はあ
つても、思い切つたことができないのですね。や
つてしまうと、金はお前の
ところにあるのだからお前の
ところは適当にやれというようなことで、国が成るべく出さないような
方針らしい。そういう
ところもあるのです。それにもかかわらす、若干や
つている点もございます。それで私はやはりこの問題は是非
一つ考慮頂きたい。というのは、第二回目に出た金は、この間聞きますと、これまでの船主、或いは漁連等の銀行に対する信用で以て、或る
程度の金を借りまして仕込みをして出たのですが、
ところが魚価は御承知の
通りもう百円を割
つているくらいなのです。話にならないのです。採算がとれない。
ところが今度は、第三回目は銀行も貸さないのですね。
ところがもうどうも三回目の時期も来ておりますし、今度は又罐詰の
まぐろが中心にな
つて来ましようと思います。非常に急いでいるわけです。それで
さつきも申しましたように、
アメリカとの
交渉は、これは私は或る意味で大きな
ところをどつしりと一年間、二年間かか
つてや
つてこしらえてでも結構だと思うのです。併し半面ではこの第三回の出漁にもう本当にこれは困
つており、或いは時期的に私のほうでは早く大体
交渉等をや
つてもらいたいと思うのです。これは
さつき各
委員からも申された
通りなのですね。それでいつ頃までにこれができるのか。
アメリカとの
交渉がうまく行く、行かんにかかわらず、いつ頃までにやるのかというめどが今つきませんでしようか。例えば五月の十日頃までには、大体幾らほどの金を出してこれは各府
県知事を通して
融資をして、これまで出ておつた
まぐろ漁船は、全部とにかく第三回の出漁はできるだけの
措置は講ずる。それは大体五月の二十日なら二十日、或いは五月の末日になるかも知れないが、五月中には何とかするといつた、
はつきりとした言葉が欲しいのですね。その言葉が今出なければ、そういう言葉が
はつきりと公約できる時期はいつかということですね。大体まあこの月末、或いは五月の五、六日、まあ六日頃には、何日までにはそういう
措置はする、大体金額は幾らだということをそのときに発表してくれても私はいいと思うのですね。そうしないと出漁の当てがつかないのですね。それが
はつきりしましたら、
漁業者のほうも又銀行からの信用で金を借りて、又行けるという
見通しもつくわけですが、それが今
はつきり言えますかどうか。言えなければ、これから何日かかつたら言える時期が来るか。そこまで今迫詰められておりますので、何か非常に性急に大臣をおいじめするようでございますけれども、それが聞きたいのです。