○
説明員(
牧野誠一君)
只今の問題にな
つております
水爆の
実験の被害に伴いましていろいろ
政府から
融資をする問題でございます。これは言うまでもはいことでございますが、私
ども取扱つております
資金運用部の
資金というもの、これは
融資する
対象というものが極めて限定されておりまして、
公共団体とか、或いは公庫であるとか、公社であるとか、そういうようなものに限られておりますので、
漁業者或いは
仲買人という人に
融資をするという場合にはこれはいろいろ
方法について間接の、ぐるぐる廻したような
方法をとらなくちやならないという問題を生じますので、
方法についてもいろいろやりにくい面がございます。それで、而も間に入ります人も直接にはその人に貸すということになります。
地方公共団体というものの債務というような形になりますが、その直接に借りる人の意思というものも問題の中に入
つて来ると思います。
方法についていろいろ問題があるわけであります。それで今の問題につきましては、当初いろいろ
ろお話がございまして先ず第一番に
静岡と
神奈川と、この両県に対しまして
事務的に正確な
数字を申上げますと、私のほうから、
大蔵省の本省から財務局へ
静岡県と
神奈川県を通して
融資しろということを通知いたしました額は一億二千万円でございます。それでなおそれについて
水産庁から若干追加して欲しいという
お話もございます。それから更に
静岡、
神奈川以外の
都道府県の分について同じような
方法について
融資をして欲しいという
お話が
一つと、それから更に六
大都市の
仲買人、これに対しまして若干の
融資をして欲しいという
お話がございます。それで
只今水産庁長官が申上ずました
静岡、
神奈川以外のその他の
都道府県の分につきましてこれは大体こういう
方法でこういう額でというようなことで、ただその
方法の具体的な細部、或いは
金額等につきましては若干
計数整理を今いたしております。移動を生ずるかも知れません。こういうことでやろうということで今その
作業をいろいろ
資料を揃えまして続けておるところでございます。それから更に六
大都市の
仲買人、これに対し
ます分でございます。これについても考え方としては
融資をいたしたいということでや
つておりますが、これにつきましては何分
流通段階でございますので、なかなか
計数とか、或いはその
方法とかいうものがなかなかつかみにくくていささか
あとの問題につきましては時間を若干と
つておるような次第でございます。これにつきましても大体こういう
方法で
融資をしたらどうかということで今具体的に
水産庁、或いはその他の直接
資金運用部の金を
政府から借ります
府県或いは市町村というようなものとも若干話を進めようというようなことで今
水産庁とは毎日いろいろ
数字を付き合わせまして
作業を進めておる最中でございます。その点御報告申上げます。