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小笠原二三男君 私さつきから聞いているというと、何日かか
つて審議した結果出て来るような議論がもう出て来つつあるので、これは私も
立場も明らかにしておいて
審議しないとえらい誤解を受けると思うので一言申上げますが、今度のこの
法案が出て来た
経緯、あの
共管であるものを
厚生大臣が代
つてこれの
実施に当るというような形をと
つて進んで
参つておりますこの
状態か、私たちとしては、素人でちよつとはつきりわからんことでありますが、
厚生省と
建設省内で
覚書があるとかないとかですが、何かいろいろ官庁の繩張り争いがあ
つて、そしてこの
水道法案が現在以上拡張したり縮小したりするそういうのに使われて、名目だけは立派な理由を掲げて出て来たような誤解を与えないではない。
従つて私歯に衣を着せないで申上げるのですが、私たち
建設委員としても、
厚生委員としても、恐らくそういうことは迷惑なんです。常任
委員会制度が
各省所管のそれぞれのものをやるという建前であることが、官庁間に若しもそういうことがあるとするならば、その争いの中に我々
国会の
委員会が巻き込まれるということは真つ平御免なんです。そういう
立場で私はこの
水道行政の一元化なり、或いは
能率化なり、或いは
水道事業の保護育成なり、本当にこの
法案が目的とするものが達成し得るような
法律が成立し得ることを期待して、共に院として各官庁のそれぞれの
考え方にとらわれないで
審議をして行くとい
行き方で
考えておる。そういう
意味合いで、最終的には
厚生委員会において如何様な結論が出ようとも、我々は何ら文句を言う筋合いではない。ただ、それらの問題が若しも仮に過去においてあつたとするならば、十分それをわかつた上で最終的な決断を
厚生委員会にや
つて頂きたい。そういう
意味合いで
厚生委員諸君の質疑も我々は十分聞いて参考とし、我々の質疑する点も
厚生委員諸君において十分御勘案願
つて、最終結論を得られるよき
資料として頂きたい。こういうことで私たち
連合審査を申入れておるわけでございまして、何らその
審議を渋滞するとか、そういう
おのおの一方の何かを代表してこの
審議を進めるとか、そういうことはあずかり知らないところであるという前提で私お尋ねするんですが、それで
内容に入る前に
厚生大臣に伺いますが、どうしてこの
共管の
法案が
厚生大臣において主として
提案せられ、質疑に当られるというふうに内部的におきめにな
つたのか、その
経緯について簡単でようございますからお伺いしたい。