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1954-04-23 第19回国会 衆議院 法務委員会 第43号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年四月二十三日(金曜日)    午後三時三十二分開議  出席委員    委員長 小林かなえ君    理事 鍛冶 良作君 理事 佐瀬 昌三君    理事 田嶋 好文君 理事 高橋 禎一君    理事 古屋 貞雄君 理事 井伊 誠一君       押谷 富三君    高橋 英吉君       牧野 寛索君    中村三之丞君       吉田  安君    猪俣 浩三君       木原津與志君    木下  郁君       佐竹 晴記君    池田正之輔君  出席国務大臣         法 務 大 臣 加藤鐐五郎君  出席政府委員         法務政務次官  三浦寅之助君         検     事         (刑事局長)  井本 台吉君  委員外出席者         専  門  員 村  教三君         専  門  員 小木 貞一君     ――――――――――――― 四月二十一日  委員三木武夫君、吉田安君及び神近市子辞任  につき、その補欠として中曽根康弘君、河野金  昇君及び山中日露史君が議長指名委員に選  任された。 同月二十二日  委員河野金昇辞任につき、その補欠として吉  田安君が議長指名委員に選任された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  検察行政に関する件     ―――――――――――――
  2. 小林錡

    小林委員長 これより会議を開きます。  この際加藤法務大臣より就任あいさつをいたしたいとの申出がありますから、これを許します。加藤法務大臣
  3. 加藤鐐五郎

    加藤国務大臣 私今回法務大臣に任命されました。私としてはまつたく畑違いのことでございます。今後皆さんの御支援を切にお願いいたす次第でございます。  簡単でございますが、これをもつてごあいさつといたします。
  4. 小林錡

    小林委員長 それでは検察行政に関する件について調査を進めます。発言の通告がありますから、順次これを許します。なお発言を通告された方々が非常に多いので、各委員発言時間は一人十分ぐらいということにいたしますから、その旨お含みの上発言を願います。  それでは、これより順次発言を許可することにいたします。鍛冶良作君。
  5. 鍛冶良作

    鍛冶委員 加藤法務大臣は御就任早早のことで多用のこととは存じまするが、このたび法務行政上最も重大と思われまする検察庁法第十四条の法務大臣指揮権発動ということがありましたので、当委員会におきましては重大なる関心を持つておるわけでございます。つきましては、加藤法務大臣によつてなされたことでございませんから、直接のお取扱いはないがゆえに詳しいことはおわかりにならぬかもしれませんが、本日事務引継ぎもあつたことと存じまするので、ここに至りましたる経過並びにこれを発動せなければならぬほどの重大なる理由がいずれにあつたかを、御承知であるならば承りたいと思うのであります。
  6. 加藤鐐五郎

    加藤国務大臣 ただいま鍛冶君から十四条発動に関する御質問があつたわけでございますが、ただいまごあいさつを申し上げたごとく、きようようやく事務引継ぎ及びあいさつをいたしたぐらいのことでございまして、いまだ内容説明などは聴取いたしておりません。いずれ近く内容、事情も聴取いたしまして、しかる後に御答弁いたしたいと存じます。
  7. 鍛冶良作

    鍛冶委員 事務引継ぎと申しても、内容を聞くほどの余裕がなかつたのであればやむを得ませんが、幸いに刑事局長がお見えになつておりますから、今の大臣の御説明では、刑事局長大臣へまだ詳しい報告をなされないでおると心得えますので、もしおさしつかえなければここに至りましたる経過の御説明ができないものかどうか、いかがでございますか。
  8. 井本台吉

    井本政府委員 お答えいたします。本日新大臣が着任されまして、まだ答弁の内容その他について全然御報告も申し上げておりませんし、打合せもできておりませんので、しばらく時をおかしくださいまして、打合せができた上で御答弁申し上げたいと存じます。
  9. 鍛冶良作

    鍛冶委員 御就任早々ですから、やむを得ないこととは存じまするが、当委員会におきましては非常に重大なことであります。ことに今後の検察行政のやり方について大きな指針ともなる重大な問題だと心得ておりますので、一刻も早くその内容を知りたいのであります。しかして今後これに対するわれわれの心構えをつくらなければなりませんし、検察当局に対するわれわれとしての希望も述べたいと存じます。しかしまだ引継ぎもしておらぬ、その内容説明するまでも行かぬとおつしやるならば、これはきようのことですから、やむを得ませんが、一刻も早くひとつ事務の方でもその手続をしていただきまして、当委員会十分説明のできるようにお願いいたしたいのであります。本日はまことにどうも不本意ながら、事情やむを得ぬと思いますから、いたしかたがございませんから、私はこれ以上の質問はやめます。
  10. 小林錡

    小林委員長 ちよつと速記をとめて。   〔速記中止
  11. 小林錡

    小林委員長 それでは速記を始めて。暫時休憩いたします。    午後三時四十一分休憩      ――――◇―――――   〔休憩後は開会に至らなかつた。〕