○杉山委員 かりに地方
財政に大した影響がないといたしましても、先ほど長谷川委員もお話にな
つておりました
ように、ここに現われておりまするいろいろの
補助費と申しますものは、些少であるが、それらを受ける人
たちを非常に勇気づけ、またそれによ
つて非常な生活の力づけにな
つて行く、こういう点が多いと思いますので私自身も、
補助等の問題については、ある部分は整理したらよいと
考えております。御承知の
ように、ある
補助金のごときは、いなかにおいて、もらいに参ります足代にもならぬ、こういうもののあることもよく存じておりますので、こういうものは一応整理して、そうしてやはり有用なものに固めて与えて行く、こういう態度をとらなければならないのではないかという
考えを持
つておりますので、
補助金の整理については私は別段不服を唱えるものではございませんが、しかし、今申します
ようにお話を伺いますると、そのうちのここに出たものは省いてもよさそうなのを省いた、こういうお話でありますけれ
ども、私
どもの目から見ますると、むしろこれは非常に有用な、また今申した
ように、これによ
つて受ける人の力づけになる
ようなものが省かれている。こういう点についての
考えが違うのでありますから、今その議論は申しませんが、どうか、
政府の方においては、
補助金の整理をするのはいいが、やはり物の軽重また重要性などをよく御考慮いただいて、省けるものは省いてけつこうでありますけれ
ども、これを少しでも与えることによ
つて、むしろ元気づけ力づける、それによ
つて仕事が発展する、こういう方面にぜひ力を入れていただきたいということだけを一応申し述べまして、この
補助金問題については私の質問を終
つておきます。ぜひそういう点を御考慮願いたいということを申し上げておきたいのであります。
そこで、おもに厚生省
関係について伺いたいのであります。先ほど長谷川委員が
お尋ねになりましたので、あるいは多分重複するかわかりませんが、私が不在にしておつたので、そういう点がございましたらばそうおつしや
つていただいてもけつこうであります。保健所に関する問題は、先ほど長谷川委員の話によ
つてもわかりましたが、三派の合同修正でもうこの法案が不要に
なつた、これを修正する、こういうことを伺いまするので、私は別段その費用の問題などについては質問いたさないのでありますが、保健所は、御承知の
ように、公衆衛生の発展向上、のために非常に大切な役割をいたしますことは申すまでもないことだと思うのであります、こういう大切な役割を持
つておりまする保健所を、この
法律の
通りに、もし修正されないで原案が通つたといたしますると、さしづめ保健所に働いている人の人員整理などの問題も当然起
つて来るだろうと思いますが、この
法律案が通つたときに、修正されないところの原案をつくつたときの
考え方からいたしまして、一体どれくらいの保健所の人が人員整理される予定であるか、この点をわかればひとつ知らせていただきたいと思うのであります。