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小林(信)
委員 それじやもう一ぺん交渉してください。
関連の点だけ
質問いたしますが、これは私たちが
大臣に申し上げる
ようなことじやないと思うのです。しかし今お聞きしておりますと、私の
ようなものが
大臣に申し上げなければならぬ
ような気持に迫られて
お話申し上げるのですが、今回の法律は、悪いところがあるから取締るのだといえばそれまでなんですが、一般の人にもそれから教職員にも、もちろん与える
影響は非常に大きいと私は思うのです。これは政治の特別な力で押えつけるとか、あるいは便宜的に措置するというふうな印象を決して与えてはいけないと思うのです。いずれその
内容については今から審議するのですが、その手始めとして、一番
責任を持
つておられるのは
大臣だと思うのです。それは
行政官としての
文部大臣でもあり、あるいは人間
大達さんという
立場も、やはり世間は注目すると思うのです。
大臣の素行はごりつぱなものだと思いますが、もし
大臣の素行に少しの欠点でもあれば、ほかの法律はとにかくとして、この問題に限
つては、それが法律の尊厳性を欠くくらいに私は心配しておるのです。ましてあなたは政党人でもある。
従つて政党人としての
責任も十分考えて、この法律の取扱いに対処していただかなければならぬと思
つておりますが、ほんとうに私見でございますが、
大臣はいかがお考えになりますか。こういう気持で私たちも取り扱
つて行きたいし、
大臣にもそういうことを願うわけなんですが、今の
お話を聞いておりますと、何かもうすでに挑戦的にかか
つて来る
ような気持がして非常に遺憾なんですが、明後日から始められる審議にあた
つて、非常に心配を感ずるものです。
今の
お話の二、三を申し上げれば、
小林君が、自由党の党としてや
つておる事柄に対して遺憾の点があるんじやないかという御
質問に対しまして、日教組がや
つているじやないかという。日教組と大自由党とを同等に見られるのは、政党人として非常に遺憾な点があるんじないか、こういうふうな感を持つものでございます。やはりもつと超越した、ほんとうに政治を担当する
立場に立
つて言動を慎しんだらどうかと私は思うのです。
それから
大臣は政党人であるかもしれませんけれ
ども、この法律に対しましてはとかく批判があります。
教育の中立性を言うのだ、しかし
一つの政党がかかることが中立性であるという場合に、それがその党の色彩を持
つた中立性になるおそれがないかということすら言われることがあるのですから、そういう点は
大臣としてもほんとうに中立的な
立場に立
つて行かなければいけないと思うのですが、今の
ような御
答弁を聞いておりますと、そういう点が非常に残念な
ような気持がするわけです。それで今
小林君がお伺いしました、自由党報が
教育委員会の協議会を通して配られたことに対しまして、
大臣としてはいささかもこれは問題でないというふうなお考えですが、法的に考えて理は通りましても、実際に受ける感じというものは、私はそうではないと思うのですが、
大臣はこれに対しては、ただいま御
答弁なさ
つたように何ら問題はないとお考えになりますか。そういうことはしない方がいいとお考えになるのか。もう一ぺん私にも御
答弁願いたいと思います。