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1954-05-31 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第68号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年五月三十一日(月曜日)     午前十時四十分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 今村 忠助君    理事 坪川 信三君 理事 渡邊 良夫君    理事 椎熊 三郎君 理事 土井 直作君       生田 宏一君    江藤 夏雄君       助川 良平君    田渕 光一君       森   清君    山本 友一君       山中 貞則君    佐藤 芳男君       園田  直君    長谷川四郎君       青野 武一君    井手 以誠君       辻原 弘市君    山田 長司君       山本 幸一君    池田 禎治君       長  正路君    松井 政吉君       中村 英男君  委員外出席者         議     長 堤 康次郎君         副  議  長 原   彪君         議     員 安藤  覺君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 五月三十一日  委員高橋等君及び村上勇君辞任につき、その補  欠として加藤常太郎君及び山本友一君が議長の  指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  決議案取扱いの件  回付案取扱いの件  憲政功労年金法案起草の件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより開会いたします。  第一にお諮りすることは、きよう日程の運びですが、先ほど理事会を開きましたが、昨日委員会の御希望もありましたので、委員会を開会することにいたした次第でございます。議事日程順序として、第一に会期延長の件を議題とする、これには、今お手元に配付いたしましたが、討論がございます。その討論を、前例によつて時間等も十分以内ということにいたしたいと思います。その次には、全会一致中小企業危機打開に関する決議案、これを上程して、趣旨弁明には大西禎夫君、これは変更の場合は場内において連絡することにいたします。これは全会一致のものでございます。次は、参議院回付案でございますが、自転車競技法等臨時特例に関する法律案、次は臨時硫安需給安定法案、それから日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用及び漁船の操業制限等に関する法律案、次は企業資本充実のための資産評価等特別措置法案、以上四件を議題といたします。この態度については、すでに決定した党もございますか。自由党は……。
  3. 坪川信三

    坪川委員 四回付案とも同意でございます。
  4. 椎熊三郎

    椎熊委員 私は、この自転車競技法だけは国会の認識がおかしいと思う。自転車競技、競馬、ボート・レースというようなものがよくて、ハイアライがだめだというのはどういう考え方ですか。私はこれは留保しておきます。
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 左派はどうでしようか。
  6. 青野武一

    青野委員 場内で御通知いたします。
  7. 土井直作

    土井委員 私の力は、企業資本充実のための資産評価等特別措置法案に対してだけ反対、あとはのむということです。
  8. 椎熊三郎

    椎熊委員 自転車の方は……。
  9. 土井直作

    土井委員 これは賛成です。
  10. 菅家喜六

    菅家委員長 小会派はまとまつておりますか。
  11. 中村英男

    中村(英)委員 まとまつておりません。
  12. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、場内においてということにいたしておきます。  その次は、定員法の二案の再議決で、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案、これを上程いたします。その次に憲政功労年金法案、これは第二条が、最初印刷しましたものは七十万円とありましたが、これが百万円になります。これは各党異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさように決定いたします。  その他日程に上つております問題のない全会一致の第二から第七までは、本日やりたいと思います。第二は建設委員長久野忠治君の報告で、全会一致、第三、第四は厚生委員会理事古屋菊男君の報告で、これも全会一致、五、六、七は、五は一部修正、七も一部修正全会一致大蔵委員会理事淺香忠雄君が報告をします。これだけを日程に上せるということに決定いたしたいと思います。なお、行政機関職員定員法ですが、この再議決方法はむろん記名投票……。
  14. 山本幸一

    山本(幸)委員 定員法は、私の聞くところによりますと、参議院議長から衆議院議長に正式に申出があつて他院でやつていただかなくても、私の方でやりますからよろしくということがあつたということでございますが、どうですか。
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 今申し上げよう思つておりましたが、先ほど理事会においては御報告申し上げたのであります。正式というか、非公式というか、会期延長の件で参議院議長が見えられた際に、事務総長に、新聞等を見れば定員法衆議院では再議決されるということであるが、会期延長されたのであるから参議院で扱いたい、従つてこれを考慮に入れて運営委員長に話してもらえないかという話があつたということを、事務総長から話を承つたのであります。その際、衆議院議長もおられたので、衆議院議長事務総長がその話を聞かれたということでございます。そこで私は、このことはすでに六十日間参議院審議しないでしまつた、しかも重要法案といわれた法案かまだ残つておる、会期延長されたのだから参議院でやるといつても、無理のように思われる、実はそれも無理でない、やろうと思えば簡単にできることであるが、ただ簡単に、私の方でやるつもりだからという程度では困る、議長として、必ず参議院においてはこの会期中に定員法結末をつけるという責任ある御回答なら、本院としてはこれを必ずしも取扱わなくていいのだから、それなら正式か非公式かわからないが、議長として来られたときの話だから、こちらも事務総長議長が向うに行かれて、それは参議院議長として責任を負つてこの定員法をこの会期中にきめられるという責任ある言質を得られるかどうか、それを聞かれるのが当然だと思うという意見を述べておきました。しかし、これは私一人でそういうことをきめるわけに行かないので、一応理事会にもお諮りし、またこの委員会にもお諮りして、それが適当だということになれば、その手続は一応とる方が適当ではないか、お諮りしないでやつてもいいようなものですが、一応議題として上せ、そうして各位の御了承を得た上でそういう手続をとつた方がいいと思いますから、今事務総長議長に行つてもらおうと思つたのを少し待つていただいたわけでございます。各位了承の上で、そういう交渉もした方がいいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 菅家喜六

    菅家委員長 そこで委員長考え方としては、本日はすでに定足数に達しておりますから、会期延長の件だけを決定して、暫時休憩することが運び方としてはいい方法だと思いますが、いかがですか。
  17. 土井直作

    土井委員 ほかのことでも、やれることはやつたらどうですか。
  18. 椎熊三郎

    椎熊委員 私は、定員法の問題の参議院議長申入れももつともだと思いますし、それに対して当院から議長が行つて伝達することもいいと思いますけれども、参議院審議するというのは、とうてい結末がつくかつかぬかわからぬことです。否決するかどうかわからぬ。修正するかもわからぬ。あと三日間の最終ぎりぎりのところで修正などされて回付されても、こちらはそれに対して審議するいとまがないような場合がある。あるいは否決するような場合もある。そうなると、みすみすこの重要法案がつぶれる憂いがある。そういうことを十分勘案して、われわれが今後三日間、三分の二の態勢を整えるということは容易でないし、すでに六十日間全然審議しなかつたということにおいて参議院態度は明白なんですから、こういう無責任とも思われるよう態度をした場合は、その後こちらで三分の二でやるということは、本院の面目からいつても当然のことです。議長事務総長も、そういうことをよく頭に入れて交渉してもらいたい。
  19. 土井直作

    土井委員 大体会期延長の問題をやつて、それから決議案回付案憲政功労の件をやつて一応休憩、これくらいのことはやつておこうじやないですか。あとまだ相当法案が残つている。定員法の問題もどうなるかわからないのですから……。
  20. 菅家喜六

    菅家委員長 簡単だけれども、ちよつと御了承を得たいのですが、党内事情等もあるので、会期延長だけでかんべんしてください。
  21. 土井直作

    土井委員 決議案などはきまつているのだから、いいじやないですか。
  22. 菅家喜六

    菅家委員長 これは種々なる事情があるから、会期延長だけに御了承願いたいと思います。何も策略があるとかなんとかいう問題じやないのですから……。
  23. 土井直作

    土井委員 それでは会期延長の件も延ばそう。これだけということことはおかしいでしよう党内事情があるということなら、会期の件も延ばそうじやないですか。
  24. 菅家喜六

    菅家委員長 あまりやぼなことは言わないで、どうですか、ほかの人ならいざ知らず、土井さんともあろう人か……。
  25. 土井直作

    土井委員 委員長がやぼだと言うが、こつちはやぼじやない。これくらいのことはやれる。決議案回付案などはかまわないじやないですか。
  26. 菅家喜六

    菅家委員長 ですから、そこを了承してもらいたいと言つているのです。その次にやることですから同じようなものだけれども、まあそういうことにしてください。代議士会等も開かなければなりませんし……。
  27. 土井直作

    土井委員 党内事情ということなら各党それぞれある。各党できまつているのだから、まとまつたことくらいはやつて、まとまらないところで打切つたらどうですか。これはむしろ好意的な議論なんです。
  28. 菅家喜六

    菅家委員長 好意的だということはよくわかりますが、ひとつまあ御了承を願いたい。
  29. 土井直作

    土井委員 それから理事会でも議論になりましたが、前々この会議議論になつてつた総理大臣の外遊に対する報告、これは理事会だけでなく、この委員会で、一体いつやるかということがあつて会期中にということでありました。原則的にいえば、会期延長にならなければきようですが、会期延長になれば、あと三日間ありますから、あすやるのか、あさつてやるのか、やなあさつてやるのか、いずれにしても、会期中に責任を持つてつていただくということになりますか。
  30. 菅家喜六

    菅家委員長 これが済んだら、休憩中に政府に確かめたいと思います。会期延長されなければきようやられるはずだが、会期が三日間延びることになりましたし、明日は本会議がないということになりますから、明後日かいつか、これはまた確かめまして御報告いたします。
  31. 山本幸一

    山本(幸)委員 これは委員長が言明しておるのだから、この前の言明通り会期中にはやつてもらつて質問できるようにしてもらいたい。この前通りのことを再確認してもらいたい。
  32. 菅家喜六

    菅家委員長 とにかく、私が報告したのは間違いございません。その線に沿うように極力やります。またその通り適当な機会に御報告いたします。  一時委員会休憩にしておきます。  本会議は十一時二十分に振鈴を鳴らします。     午前十時五十六分休憩      ————◇—————     午後一時五十七分開議
  33. 菅家喜六

    菅家委員長 休憩前に引続き委員会を開会いたします。  この際議長より発言を求められておりますので、これを許します。堤議長
  34. 堤康次郎

    堤議長 本日定員法二案を上程して、三分の二の数をもつて通過をはかるということに議運で御決定になつておりますが、休憩中に参議院議長が来られまして、これは今会期中に参議院で通すということに各派の話合いが大体できそうだから、これは参議院おまかせを願いたい、こういう話がありましたので、参議院審議をしないからといつて三分の二でこちらでやるということは、なるべくこれは両院の関係上やりたくもないと思いまするので、これは参議院申出通り参議院にしばらくおまかせを願うようにおとりはからいを願いたいと思いますから、よろしく御審議をお願い申し上げます。
  35. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま議長よりお話がございました通り、先刻参議院議長が当院の議長のところまでおいでになりまして、ただいま議長が申されたような御趣旨——ちようど私にもそこに臨めというお話がありましたので、委員長もそこに連なつた次第でございますが、一院の議長である参議院議長から、責任を持つて定員法二案を審議可決するという申出がある以上、これを本院において再議決するということは、両院の建前上から、ただいま議長お話がありました通り、一考を要することであると思います。参議院で可決されるということの見通しがついた以上、本院で再議決の必要はないと思いますが、これに対して御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、先ほど協議いたしました定員法の二つは上程しないということに決定いたします。その他の取扱いは、先ほどきめてありました順序によりまして本会議に臨みたいと思います。
  37. 山本幸一

    山本(幸)委員 これは事務的な問題ですが、中小企業危機打開に関する決議案、この趣旨弁明者がかわつたという話ですが、事務総長の方でわかりませんでしようか。
  38. 大池眞

    大池事務総長 永井勝次郎さんにかわつたというお話でございますが、なお確かめまして、場内ではつきり申し上げます。
  39. 椎熊三郎

    椎熊委員 そうなると、これは各党一致だから、政治論をぶつということになると困る。
  40. 山本幸一

    山本(幸)委員 あらかじめ言つておきますが、その点は絶対させませんから……。
  41. 菅家喜六

    菅家委員長 この前ああいうこともありましたから、そういうことはないと思いますが、十分御注意を願いたいと思います。  その他は、先ほどきめました順序によつて会議を開きたいと思います。本会議は二時十五分に再開することにいたします。明日は本会議を開かないということに決定いたしておきます。それから明後日は午前十時開会ということで……。
  42. 井手以誠

    井手委員 最終日はやむを得ぬと思いますが、二日は定刻でいいのじやないですか。
  43. 菅家喜六

    菅家委員長 それではあさつて定刻最終日は十時。  なお、お諮りいたしますが、明日本会議がないとなると、しばらく法案審議その他のために多忙であつて庶務に関する協議会を開いておらないのですが、種々庶務に関係する事項の協議申入れ等もありますから、明日全員庶務に関する協議会を開いたらどうかと思いますが、いかがですか。
  44. 池田禎治

    池田(禎)委員 私の方でも全員協議会をお願いしたいと思つて、そのことを申し出たいと思つてつたところです。
  45. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、明日午後一時に全員庶務に関する協議会を開会することにいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時三分散会