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菅家委員長 ただいまの
佐藤君の御
発言はしごく同感でございます。従来も、必ずしもこういうことがなか
つたわけではありませんので、その際はこれが非常に重大問題化しまして、
さきには、本院において陳謝をいたしたこともございます。
各党一致の主文と
違つた発言をしたために、本
会議場において謝意を表明したという事例もあるのであります。これは
各党間の信義に基くものでありまして、たとえば、本日取扱う
首藤君の
原稿を
各党において全部見るということは、実際問題として至難だろうと思います。その党の
代表者が全党を
代表するということにきまりました以上、その人の
良識にまつ以外にない、
各党の
良識にまたなければならない問題であります。そこで、今後はこういうことが起らない
ように、先般の問題についても、
関係の党から遺憾であ
つたという
お話もありました。いずれにしても、
全会一致のものでございますから、これが本
会議で
否決にな
つたということは遺憾なことでありまして、こういうことがない
ように
党内部で自粛して、
趣旨弁明に立つ方は、
自分の党の
代表でない、
全会一致のものであるという御認識のもとに立
つていただきたいと思うのであります。本日の
趣旨弁明者においては、そういうことは万々ないと
委員長は心得ております。しばしばこういうことが繰返されますと、
議長なり、
各党間において何らか
対策を立てなければならぬと思いますが、今のところ、そういう段階ではないと思いますから、さ
よう御了承を願います。
それでは、
指揮権発動撤回に関する
決議案は
次会に取扱うことにいたします。これは
採決せずともわか
つておることでございますから……。
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