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1954-04-30 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第52号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年四月三十日(金曜日)     午後零時七分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 今村 忠助君    理事 坪川 信三君 理事 椎熊 三郎君    理事 土井 直作君       生田 宏一君    江藤 夏雄君       田嶋 好文君    田渕 光一君       山中 貞則君    山田 長司君       山本 幸一君    松井 政吉君       中村 英男君  委員外出席者         議     長 堤 康次郎君         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 本日の会議に付した事件  中央更生保護審査会委員任命につき同意を求め  るの件  緊急質問取扱いの件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより委員会を開会いたします。  前会態度が留保になつておりました中央建設業審議会委員漁港審議会委員日本国有鉄道経営委員会委員、これらは種々検討する必要がありますので、次回の委員会にまわしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、本日中央更生保護審査会委員任命につき同意を求めるの件が出て参つておりますが、これも同様次会にお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、緊急質問の件ですが、フイリピンとの賠償交渉の急変に関する緊急質問、これが三件出ておりますが、いずれも外務委員会におきまして詳細に質疑が行われておりますので、この緊急質問は行わないことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 菅家喜六

    菅家委員長 さよう決定いたします。  なお、憲法記念日行事に関する緊急質問が二件出ておりますが、これは本会議でやるより、両院議長主催のことになりますので、本委員会において議長質問を行い、本会議において緊急質問を行わないということに決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 菅家喜六

    菅家委員長 さよう決定いたします。  なお、議長が見えましたから、憲法記念日の問題について質疑を行うことにいたします。山田長司君。
  8. 山田長司

    山田(長)委員 数年来やられておつた憲法記念日行事が今年はやらないという話なのですが、どういう理由で今年はやらないのか、一応詳細に伺いたいと思います。
  9. 堤康次郎

    堤議長 今までの経過を私あまり詳しくは知りませんけれども、知つておる範囲で申し上げてみたいと存じます。  初めて憲法が実施せられたのが二十二年の五月三日でありましたか、そのときは盛大なる式典が行われました。憲法普及会主催記憶いたしております。ところがその翌年には、憲法普及会というものがなくなつたので、三権分立の建前から、衆参両院政府最高裁判所主催で行われたと記憶しております。それから三年目には、もう年々これを行うのもどうか、憲法普及意味は相当達せられたのだからという議論が多かつたそうでありまするが、しかしGHQから、ぜひやれという勧めによつてつた記憶しております。同時に、なかなか経費もかかることであります。百万円以上もかかるというので、どこからそれを出すかというのがたいへんな問題になるのですが、東京都から金を出す関係上、衆参両院政府最高裁判所のほかに、東京都及び都会議長も入れて、これが主催者なつて行われたと記憶しております。五年間それが続いた。そうして六年目の昨年は行われなかつた。その趣旨は、そう年々やるのもどうか、十年ごとぐらいの節々にやるべきものじやないかという意見でやらなかつた記憶しております。それで今年は七年目でありますから、これは年々行うというのも一つ見方があるし、節々に行うというのも一つ見方があるし、まあ、そういう経過なつておりますから、皆さんでよく御協議の上、しかるべく御決定を願いたい、こう思つております。
  10. 山田長司

    山田(長)委員 そうしますと、何かしら憲法軽いのような考え方が、今年の行事をやらないことによつて一般にあるような感じがするのですが、そういうことは全然ないというわけですか。
  11. 堤康次郎

    堤議長 去年やらなかつたということと、私の考えとは、これは別のことでありますが、どこにも憲法を軽視してやらぬという形はないと思います。というのは、今度のいわゆる平和憲法、その前には帝国憲法、これは欽定憲法として国民が非常にありがたがつて、動かすべからざるものだ、これが憲法だと金科玉条のごとく心得ておつた当時でも、私の記憶では、憲法発布二十年記念祭、それから三十年記念祭——私は五十年の式典に出席した記憶はありますが、最初は二十年目、その次は三十年、それからその次が飛んで五十年になつておりました。年々やらぬということが憲法を軽視したということにはならない、こう私は考えております。
  12. 山田長司

    山田(長)委員 何かそういう点、おかしい気がするのですが、節々に行うということは、これは確定したのですか。
  13. 堤康次郎

    堤議長 それは確定したとは私は聞いておりませんが、そういうことがよかろうという意見で、昨年は、すなわち六年目は行われなかつたのだと、私は聞いて記憶いたしております。そこで、これは年々行う天長節のような、誕生日のような——誕生日というと年々それは行うわけですが、しかし憲法日本に初めて誕生したわけではない。旧憲法帝国憲法もあつて、明治二十二年からずつとあるのだから、誕生日のような意味にすることはどういうものでありましようか。最初年々やつたということは、憲法というものを普及さすという趣旨から年々やつた。それで六年目は、やはり節々にやつた方がよくはないかというので、やらなかつた。こういうことのように記憶いたしております。私は、それは節々にやるか、年々天長節のように生れたときを記念してやる方が効果的か、それはいろいろ見方がありますから、皆さんが各派においてよく御協議くださいまして、御決定通りに、しかるべく取運びたい、こう思つております。     —————————————
  14. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは議事日程について事務総長から御説明を願います。
  15. 大池眞

    大池事務総長 本日の議事日程についての御説明を申し上げますが、日程第一、第二、これは一括上程でありまして、通産委員長大西君が御報告になりまして、二案とも全会一致であります。次は日程三ないし七の五案が一括上程でありまして、これは大蔵委員会理事淺香忠雄君が報告する予定なつております。報告後、三、四は左右両社会党が反対でありますので、三、四は引抜いて、これを起立採決にいたしたい。五、六、この二案は左派だけが反対のようでありますから、五、六も起立採決にお願いいたしたい。七は全会一致でありますから御異議を問う。日程八ないし十二までの五案は外務委員会の案で、一括上程をいたしまして、理事野田卯一君が報告される予定なつております。その中で八、九の二案は左派反対でありまして、ただいま討論申出がありますのは、細迫兼光君が反対討論をいたしたい、こういうことでございます。なお改進党も、場合によれば討論をいたしたいから保留しておいてもらいたいという申出があります。そこで討議が終わりますれば、左派反対でありますから、起立採決をいたしまして御決定を願います。十、十一、十二の三案は、これは全会一致であります。次の日程の十三は、農林委員長井出一太郎君が報告をされまして、ちよつとした修正がありますが、全会一致であります。十四、十五の土地区画整理法案とその施行法案、これは全会一致でありまして、建設委員長久野忠治君が報告をされます。それから十六、十七、この二案が一括上程で、法務委員長小林かなえ君が報告をされまして、これは全会一致であります。  そこで、この日程の十七が終りますれば、あとは委員会から本日満場一致で上つて参ります分を緊急上程をお願いいたしたいと思つております。お手元に差上げてあります審査終了予定議案、これに法務委員会外務委員会通商産業委員会厚生委員会、この四委員会の分が上げてありますが、ただいま上つております分で本日緊急上程をお願いいたしたいと思つております分は、へき教育振興法案文部委員会から上つておりますので、これを本日上げてもらいたいということであります。それ以外の分は、きようはちよつと間に合いかねるようでございますが、もし間に合いまして、満場一致の案がございますれば、場内で御報告申し上げまして、これを緊急上程をお願いいたしたいと考えております。
  16. 土井直作

    土井委員 厚生委員会のは……。
  17. 大池眞

    大池事務総長 厚生委員会のは上つておりますが、まだ左派の方で代議士会等ではつきりしておらないから、きようは待つてもらいたいということでございます。
  18. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま事務総長の御説明通りで御異議ありませんか。     〔「異議なしと」呼ぶ者あり〕
  19. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、日程第八の討論ですが、これは十分以内ということにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 菅家喜六

    菅家委員長 本日の本会議は一時半、時間励行ということにいたしたいと思いますが、いかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————
  22. 椎熊三郎

    椎熊委員 委員長ちよつと聞きたいのですが、会期延長の問題を六日の本会議に出して来るかどうか、その点をちよつと聞いておきたいと思います。
  23. 菅家喜六

    菅家委員長 今のところ、委員長の方に政府からも、党からも会期延長の話はございませんが、大体今の参議院の審議の模様を見ると、会期延長は必至だろうと思います。六日、七日あたりには、いずれそういう問題が出るだろうと思いますが、今までそういう話は出ておりません。
  24. 椎熊三郎

    椎熊委員 会期の問題は、わが党でも重大な問題ですから、その日に出されて、その日にきめられるということになるとさしつかえがありますので、もし出すなら六日に出して、七日あたりにきめるというように、日取りに余裕を持つてもらいたい。そうでないと、その日に急に出されて、また党議決定等で困難を来すといけませんから……。
  25. 菅家喜六

    菅家委員長 わかりました。これは大体六日の日にはこの問題の取扱いが出て来るのではないかと考えております。自由党の方では大体そういう考え方を持つておりますから、予定としては、六日ごろこの問題が本委員会にかかるという予定を持つてつた方が便宜ではないか、あまり差迫つてからでは、各党の事情もありますし、無理をすることはいけないと思いますから、十分審議に時間をとる方がいいと思いますので、この問題の取扱いはそのようにして行きたいと思つております。  なお、大蔵委員会から上つて来ておる企業資本充実のための資産再評価等特別措置法案、これは今折衝中だからしばらく延ばして、上程は六日にしてくれということでございます。  本日はこれで散会いたします。     午後零時二十五分散会