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堤議長 今までの
経過を私あまり詳しくは知りませんけれども、知
つておる範囲で申し上げてみたいと存じます。
初めて
憲法が実施せられたのが二十二年の五月三日でありましたか、そのときは盛大なる
式典が行われました。
憲法普及会の
主催と
記憶いたしております。ところがその翌年には、
憲法普及会というものがなく
なつたので、三権分立の建前から、
衆参両院、
政府、
最高裁判所の
主催で行われたと
記憶しております。それから三年目には、もう年々これを行うのもどうか、
憲法の
普及の
意味は相当達せられたのだからという議論が多か
つたそうでありまするが、しかしGHQから、ぜひやれという勧めによ
つてや
つたと
記憶しております。同時に、なかなか経費もかかることであります。百万円以上もかかるというので、どこからそれを出すかというのがたいへんな問題になるのですが、
東京都から金を出す関係上、
衆参両院、
政府、
最高裁判所のほかに、
東京都及び
都会議長も入れて、これが
主催者と
なつて行われたと
記憶しております。五年間それが続いた。そうして六年目の昨年は行われなか
つた。その
趣旨は、そう年々やるのもどうか、十年ごとぐらいの
節々にやるべきものじやないかという
意見でやらなか
つたと
記憶しております。それで今年は七年目でありますから、これは年々行うというのも
一つの
見方があるし、
節々に行うというのも
一つの
見方があるし、まあ、そういう
経過に
なつておりますから、
皆さんでよく御協議の上、しかるべく御
決定を願いたい、こう思
つております。