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1954-04-08 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第42号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年四月八日(木曜日)     午後零時十一分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 今村 忠助君    理事 坪川 信三君 理事 渡邊 良夫君    理事 椎熊 三郎君 理事 山本 幸一君    理事 土井 直作君       生田 宏一君    江藤 夏雄君       鍛冶 良作君    助川 良平君       田嶋 好文君    田渕 光一君       森   清君    山中 貞則君       山本 友一君    園田  直君       長谷川四郎君    青野 武一君       辻原 弘市君    山田 長司君       池田 禎治君    小林 信一君  委員外出席者         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 四月八日  委員中村英男君辞任につき、その補欠として小  林信一君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  緊急質問取扱いの件  決議案取扱いの件  事務局人事承認の件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより開会いたします。  議員闘谷岡田両君逮捕について許諾を求めるの件は、法務大臣説明を聞いて、議事都合によつて本日はその質疑を行わないということに決定をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。  なお、昨日の委員会において改進党の椎熊委員並びに社会党土井委員から、官房長官発言に対して、総理大臣出席に対する強い要請があり、その返事は、本日の委員会においてということでございました。先ほど内閣官房長官理事会の席上に見えまして、十二時にどうしても出なければならぬ要務があるので、委員会出席してお答えを申し上げるつもりであつたが、事情やむを得ぬので理事会にお願いしたいということでありまして、一応了承して、理事会において官房長官答弁を聞いた次第であります。しかるところ、長い釈明がありましたが、結論的には、一日も早く登院する予定のもとに上京をして来たのであるが、どうしても今週中は登院がむずかしい、今のところは、来週になれば登院できる見込みであつて、医者の診断も受けて、衆参両院の方へそれぞれ手続議長あてにしておいたそうであります。まことに申訳ないが、今週は出席できないことをひとつ了承してもらいたい、こういう結論でございまして、理事会での各党の御意見は、了承するというわけには行かない、三派の諸君から、官房長官にそういう要請がありましたが、決議をするわけでもありませんし、一応官房長官説明を聞いて、了承するということはできないかというだけで、官房長官に帰つてもらつたのであります。右御報告だけ申し上げておきます。
  4. 山本幸一

    山本(幸)委員 今委員長報告通りですが、そこで私は、昨日出ておらなかつたけれども、東京へ来たことは、国会に向つて一歩前進したということになつておりますが、またその説で行くと、登院しても本会議へ出なくて二歩前進だということでは、実際迷惑しごくだと思う。一月も休んでおればやめた方がいいと思うが、そこまで言うわけに行かないからがまんしておるので、この機会に、議院運営委員会としては、即刻至急に登院して答弁に当られたい、それでなければ議会の運営の上に支障を来す、こういう点に対して、運営委員会から強い要請をしていただくように、ぜひお願いしたい。
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま山本君からの御発言でありますが、各党の御意見いかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは総理大臣の本会議出席要求の件は、動議としてもすでに提出されておることでもあり、やはり一応この委員会として、委員会決定に基いて、官房長官、副総理まで委員会の意思を伝えるということが、今日までの委員会の経過に見ても当然ではないかと思いますので、委員会としての申合せ、決議を、副総理官房長官に伝えたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、本日にでもその手続をとることにいたします。従いまして、本日のところこの動議は、その返事のあるまで留保していただくことにお願いしたいと思います。     —————————————
  8. 菅家喜六

    菅家委員長 それから緊急質問取扱いですが、この取扱いも、本日は議事が輻湊しておりますから、明後土曜日の定例日に議題として協議をいたしたいと思います。御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。
  10. 青野武一

    青野委員 ちよつと改進党の椎熊さんにお願いしたいが、十二、三日前の議運で、改進党から出されておるアメリカにおける可燃性織物輸入禁止に関する緊急質問は、わが党の福井県選出の齋木重一君の名で一応ここに出したが、そのときはうまく行かなかつたので、これはひとつ出すようであれば、同じ題目ですから話合いましよう。
  11. 椎熊三郎

    椎熊委員 それではそうしてください。
  12. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、明後日にその取扱いについてはさらに協議いたします。     —————————————
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、犬養法務大臣不信任決議案取扱い方でありますが、先刻の理事会では、意見一致を見るに至らなかつたのであります。自由党からは、これを延期したいという主張がございました。社会党両派はこれに反対でありました。あらためて本委員会にお諮りする次第であります。自由党よりは、明後土曜日にこれを上程するというのが出ております。
  14. 土井直作

    土井委員 犬養法務大臣不信任の問題は、しばしばこの議運でも議論になつておるわけでありますが、非常に長引いておるわけでありまして、わが党といたしましても、左社といたしましても、本日上程するようにという強い意見があるわけであります。そこでただいまの採決の場合においては、やはり本日上程するという事柄について、さらに自由党の方で土曜日に上程しようというならば、その採決のときは、それを含んで採決していただきたいと思います。
  15. 山本幸一

    山本(幸)委員 私は、この際自由党、改進党にお願いしたいが、犬養法務大臣不信任決議案に対して便々として日を送つておる。ところが今度の参議院加藤議員逮捕許諾について、とかくの非難を受けておりますし、従つて不信任案に、さらに一つの理由がプラスされたのであります。従つてこれを遅らすことなく、本日、かねがね改進党の方が主張しておられたように、もうとれ以上は延ばさぬというお説を二、三回承つておる。そのお説からしても、本日ただちにこれを上程していただきたい、こういうことを強く私どもは主張するのであります。
  16. 菅家喜六

    菅家委員長 今日上程すべしという御意見もあります。そこで採決いたしますが、その採決方法は、まず本日上程するかしないかということを決定し、その決定によつて、次にしからば大分長くなりますから、いつ上程するかということは、その結果によつて次に本日決定をしておきたいと思う次第であります。  犬養法務大臣不信任決議案を本日上程すべしということに反対諸君挙手を願います。     〔反対者挙手
  17. 菅家喜六

    菅家委員長 挙手多数。従いまして、本日上程しないことに決定いたしました。  次に、この種の不信任決議案の問題ですから、無期限にこれをいつまでもということにも行かないので、明後日の土曜日に上程するという意見が一応出ております。これを決定いたしておきたいと思います。  明後土曜日の定例日犬養法務大臣不信任決議案を上程するということに賛成のお方の挙手を願います。     〔総員挙手
  18. 菅家喜六

    菅家委員長 全会一致で土曜日に犬養法務大臣不信任決議案を上程するということに決定いたしました。     —————————————
  19. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、事務局参事昇格の件を本日の委員会決定することになつておりますので、各党態度を表明願います。
  20. 坪川信三

    坪川委員 自由党異議ありません。
  21. 椎熊三郎

    椎熊委員 改進党は異議ありません。
  22. 青野武一

  23. 土井直作

    土井委員  右派賛成です。
  24. 大池眞

    大池事務総長 もう一つ建設委員会の方の……。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 大池眞

    大池事務総長 そうしますと、その点は年度がわりのことでもありますので、四月一日付で一切やりたいと思いますから、御了承願いたいと思います。
  26. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまの事務局人事承認の件は決定いたしました。     —————————————
  27. 菅家喜六

    菅家委員長 本日の議事について、事務総長より御説明申し上げます。
  28. 大池眞

    大池事務総長 本日の議事日程について一応御説明申し上げます。日程第一と第二は、地方行政委員長中井一夫君が報告になります。これに対しては、お手元に差上げてあります通り討論、並びに日程第二についての修正の案が出ております。従いまして、まず第一に中井一夫君が二案について委員長報告をいたします。その二案の一括上程の中で、第二の入場譲与税法案について、加藤精三君外十一名から修正の提案がありますから、その修正趣旨弁明を伺い、それから討論に入るわけであります。
  29. 土井直作

    土井委員 趣旨弁明はだれがやるのですか。
  30. 大池眞

    大池事務総長 自由党の方でどなたでしようか。
  31. 菅家喜六

    菅家委員長 一応加藤精三君。
  32. 土井直作

    土井委員 左右両方で出しておるでしよう。
  33. 大池眞

    大池事務総長 これはそうじやありません。委員長報告は、入場譲与税法案否決になつておる、なくなつてしまうので、そうでなしに、譲与税を生かそうということで修正案が出て来ておるのであります。
  34. 菅家喜六

    菅家委員長 一応加藤精三君にしておいていただいて、もし変更の場合は、場内で申し上げることにいたします。
  35. 大池眞

    大池事務総長 その次に、修正案趣旨弁明があつた後に討論に入るわけでありますが、日程第一についていろいろ修正があります。まず第一に、日程第一の地方税法の一部改正法律案に対する修正の点については、別の紙に書いてございますが、各党賛否の情勢は、まず入場税を国税に移管する部分についての反対並びに賛成等がございます。それから、その他の一般部分修正案があります。それ以外に、元に残つておる原案があるわけであります。従いまして、これに対する各反対賛成みな違つておりますので、討論に際しましては、会派順討論をお願いいたしたい、こういうことであります。従いまして、まず第一に自由党のどなたか、その次に改進党の鈴木幹雄君、それから左派右派とお二人ずつそこに名前が書いてございますが、一括上程になりますので、今のところ左派の方では北山愛郎君がおやりになる予定になつておりまして、右派の方では伊瀬幸太郎君がおやりになる予定になつております。これで各党の両案に対する態度がきまりまして、そこで採決に入るわけでありますが、採決は、一番最初入場税に関する修正部分、これを委員長報告を中心に採決をいたしまして、これに対しては、委員長報告賛成の派は改進党、社会党両派、それから委員長報告反対自由党及び日自、こういうことになつております。
  36. 土井直作

  37. 大池眞

    大池事務総長 自由党反対です。その他の入場税以外の修正部分については、委員長報告賛成の派が、自由党、改進党、日自党、これに反対の派が両社会党、こういうことになります。その修正部分を除きました残り原案だけについては、自由党、改進党、日自党賛成で、左右両派社会党反対であります。こういう形になつておりますから、三回に採決をいたします。日程第一の地方税法の一部改正採決は、入場税に関する修正部分採決、その他の一般修正部分採決、その修正を除きました残り原案採決、こういうぐあいに三回に採決をお願いいたしたい、こういうことになります。従いましてその採決方法は、どこを起立でやるか、記名を必要とするかということをあとでおきめ願います。この採決によりまして地方税法の一部改正法律案が解決をいたしますから、その次には、日程第二の入場譲与税法案採決に入ります。それは、この地方税法の一部改正法律案委員長報告通りに可決されますれば、入場譲与税法案というものに対する加藤精三君外十一名の修正案は成り立ちませんから、委員長報告否決法案を、委員長報告通り議決する以外はないと思いますので、それの決をとりますが、もし入場税に関する修正部分委員長報告通りになりません場合においては、加藤精三君の修正案が成り立ちますので、加藤精三君外十一名の修正案の決をまずとつて、その次に原案、こういう順序になります。お手元に、そういう場合を予想いたしました場合のものがこしらえてあるわけであります。
  38. 菅家喜六

    菅家委員長 そこで採決方法ですが、地方税法の一部を改正する法律案、これは今事務総長より御説明申し上げた通り、三回にわたつて採決をするのでありますが、一番最初入場税に関する修正部分、これだけを記名投票にすれば、その他の修正部分修正部分を除いた原案は、起立採決でよろしいと思つておりますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。
  40. 山本幸一

    山本(幸)委員 そうすると、入場税に関する修正部分委員長報告賛否を問うて、委員長報告通りきまれば、入場譲与税法案については、加藤君外十一名提出の修正案はやる必要はないのですね。
  41. 大池眞

    大池事務総長 委員長報告決定すれば、やる必要はありません。
  42. 山本幸一

    山本(幸)委員 ここであらためて、委員長報告をさらにもう一ぺん決定しなければなりませんか。形式として……。
  43. 大池眞

    大池事務総長 否決になつておりますから、委員長報告通りに決するに御異議ありませんか、とやらねばなりません。原案自身がそのまま残つておりますから、それを消滅させなければだめです。  そこで日程第一と第二は終りますので、緊急上程が、——場所はまたあとでおきめ願いますが、大蔵委員会入場税法案が本日中に上るということを聞いておりますので、もし上りました場合に、これをどこにはさむかということは、あと決定を願いまして、それ以外の議事日程については、ごく簡単でございますから、一括して御説明を申し上げますと、日程第三、第四は一括上程で、厚生委員長報告全会一致でございます。日程第五は、地方行政委員長報告されまして、全会一致でございます。日程第六、第七は一括上程をしまして、通産委員長大西禎夫君が報告されます。二案とも全会一致でございます。日程第八は外務委員長上塚司君が報告されまして、これも全会一致でございます。
  44. 菅家喜六

    菅家委員長 今大蔵委員会から上つて来ると予定されておる入場税法案ですが、上れば緊急上程する。緊急上程した場合の場所は、第一、第二の次に当然入るものであるから、ここへ入れる。  なお、ちよつとお諮りいたします。日程第八になつております外務委員会から上つておる国際砂糖協定の批准について承認を求めるの件ですが、これは承認することに全会一致できまりましたので、これを参議院にまわさなければならぬ関係上、時間内にこれを第 一にしてもらいたいという要求があります。簡単な事項でありますから、一番先にこれをやることに……。
  45. 大池眞

    大池事務総長 それは日程変更でお願いします。これは砂糖協定のもので、四月の十五日までに発効することになつておるわけであります。その関係で、参議院の方に一刻も早くまわして、向うで審議をしたい、こういう都合になつておりますから、お願いいたします。満場一致の案でございます。
  46. 菅家喜六

    菅家委員長 これは簡単で、全会一致承認のことですから、日程変更して第一にやることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  47. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。  その次に第一の地方税法の一部改正案、第二の入場譲与税法案、それから緊急上程、こういうことにいたしたいと思います。
  48. 大池眞

    大池事務総長 なお、入場税法案が上りました際に、各党でこれに対する討論等がございますれば、どういう方が討論されるか、御通告を願います。
  49. 菅家喜六

    菅家委員長 討論時間は、従来は十五分ですが、今後は時間励行ですから、二十分以内ということにしておきます。  なお、本日の本会議は午後二時として、本日はこれにて散会いたします。     午後零時三十五分散会