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1954-03-31 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第38号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年三月三十一日(水曜日)     午後零時六分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 今村 忠助君    理事 坪川 信三君 理事 椎熊 三郎君    理事 山本 幸一君 理事 土井 直作君       生田 宏一君    田嶋 好文君       田渕 光一君    山田 彌一君       山中 貞則君    山本 友一君       園田  直君    長谷川四郎君       青野 武一君    井手 以誠君       辻原 弘市君    山田 長司君       池田 禎治君    長  正路君  委員外出席者         議     長 堤 康次郎君         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 三月三十一日  委員中村英男君辞任につき、その補欠として小  林信一君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  回付案取扱いの件  公聴会開会承認要求の件  衆議院事務局職員定員規程の一部改正の件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  まず、回付案取扱い方を先に御協議申し上げます。母子福祉資金貸付等に関する法律の一部を改正する法律案、それから骨牌税法の一部を改正する法律案、この両案が参議院より回付されましたので、一応事務総長より御説明申し上げて、この取扱いを御協議願います。
  3. 大池眞

    大池事務総長 この母子福祉資金貸付等に関する法律の一部を改正する法律案回付案の要旨を申し上げますと、こちらから参議院にまわしてあつた案につきましては、生業資金等貸付利子について、すえ置期間を経過した後はに年三分となつて向う参つたのでありますが、参議院の方では、修学資金貸付限つて利子としたいというのと、その無利子とすることを昭和二十八年の四月一日から遡及して適用することにいたしない、このように法律上の改正規定を持つて来たわけでございます。それだけの修正でございます。それから、骨牌税法の一部改正の方は、政府原案衆議院の方は全会一致で少し下げまして修正をいたして向うにやつたのでありますが、それを参議院方のでは原案に復活して来た、こういう改正でございます。
  4. 椎熊三郎

    椎熊委員 両案とも、のもうじやありませんか。
  5. 坪川信三

  6. 山本幸一

    山本(幸)委員 ぼくの方は、前段の母子福祉資金についてはそのままのましてもらいますが、後段のはちよつと考えさしてもつらて、場内交渉までには御返事できるようにいたします。
  7. 土井直作

    土井委員 私の方もそれでいいと思います。大体のむ方針で行きます。     —————————————
  8. 菅家喜六

    菅家委員長 それから、その次に、議員藤田君逮捕の評諾を求める件、これは、昨日もお話がありまして、明日取扱うということになつておりますので、これは明日ということにいたします。  それから、原子力の国際管理に関する決議案の問題についても、これは大体話合いがついたそうでございますが、もう一度念のために、案文を検討したいということで、きようは期間の限られておる法律案もたくさんありますから、明日取扱うことにしていただきたいと思います。  犬養法務大臣不信任決議案も明日御協議いたしたいと思います。     —————————————
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 次にお諮りすることは、テレビ放送及び外国放送会社ニュース撮影等許可の件について、事務総長より御説明申し上げて、御同意を得ておきたいと思います。
  10. 大池眞

    大池事務総長 これは本日上程する予定になつておりますMSA四件の上程の際に、NHK並びに外国の方のコロンビア放送の方で、この外国の方はNHK等のライトを利用して、ただ二人だけがフイルムをもつてとるということでございますが、従来もお許し願つてつたことでございますので、従来通り日本の午後とらしていただきたい、こういうことでございますから、御許可をお願いいたしたいと思います。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければさよう決定いたします。     —————————————
  12. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案並びにまかない雑費等支給に関する件を議題として、事務総長より御説明申し上げます。
  13. 大池眞

    大池事務総長 衆議院職員定員規程の一部の改正を願いたいということでございまして、これは、お手元に案文が参つておりますが、参事定員が今百七十人になつておりますのを、五人だけふやして百七十五人にお願いしたいというのでございます。その五人は新たに定員がふえるのではございませんで、参事定員として五人ふえますが、その五人だけは主事定員を繰上げたい、つまり主事の中で当然参事になり得る者があるわけでございますから、それだけ繰上げて五名ふやしたいというわけでございます。従つて主事は五名が落ちるわけでございます。その五名が、たまたま本年度卒業いたします速記者定員を五名増加いたしておりますので、その速記者の方の五名と落ちる分の五名で、ちようど定員が一ぱいになるかけでございます。ところが、前年度から引続きまして行政整理その他がございますので、実際に行政整理の方で定員主事一名落ちております。従いましてそのままの四百四十五人ということにはなりませんで、四百四十四人に現実には一名落ちる、このように御了承を願いたいと思います。  附則の方は、これに伴いましての改正でございますが、速記者の方の五名ふえます分は七月からこれを行いますので、昭和二十九年の六月三十日までの間は定員がそれだけ落ちまして、四百三十九人になるということを附則の二項にうたつておるわけであります。  附則三項の方は、ずつと引続いて本年度もまた明年度にも行わなければなりません待命者が含まれております。本年度は、この前も御報告申し上げました通り、二十四人が待命をいたしております。今後まだ十六人の待命が予定されておるのでありますが、その待命のすでに終りま者した分は、待命期間がその人たちによつて三箇月の分もあり一年の分もありいたしますので、その期間だけは定員を越えてもやむを得ない。実際上には参つておりませんが、定員の上では、その数が残つておるということは御承知いただきたいということで、この定員を越える員数の職員定員の外に置くことができるということを、三項にうたつてあるわけでございます。  その点が衆議院事務局職員定員規程の一部改正でございます。もしこの委員会で御許可になりますれば、本会議の適当な機会にお願いいたしたい。本日がいけなければ、明日でも御決定願いたいと思います。まずその点を御決定願いまして、まかない雑費の点についてお願い申し上げたいと思います。
  14. 菅家喜六

    菅家委員長 衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案については御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議れなけばさよう決定いたしまして、これは明日上程いたしたいと思います。  次に、職員のまかない雑費支給の件について事務総長より御説明申し上げます。
  16. 大池眞

    大池事務総長 これは、御承知の通り国会開会中は本限職員の勤務時間がきわめて不定でありますので、国会職員給与規程の第十二条に、当委員会の御承認があれば、まかない雑費支給できることになつております。そこで、本日がいよいよ年度末にもなりましたので、予算整理等見通しをつけてもらいましたところ、一人平均にいたしまして二千五百円程度出せる見通しがついたのでございます。実は昨年度もまかない料を出していただきましたけれども、本年度は一人平均といたしまして二千五百円以内でまかない雑費支給いたしたいと考えております。これは参議限とも十分打合せまして、まつたく同率の方法でいたすことになつております。従いまして、何とぞ御承認をお願いいたしたいと考えております。
  17. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、まかない雑費支給の件を事務総長説明通り決定いたします。
  19. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、これは参議院との関係がありまして、昨日来御意見があつたことですが、副総理はどうしても三時から五時までの間に、ちよつとこちらの時間に、採決までには間に合せたいという意向を持つておりますが、それも、もし参議院の方がいけないということになれば不可能になることもございます。昨日から今朝来引続いて政府と折衝いたしておりますが、向うが本日予算案等を上げる関係もありますので、その点も各党において御了承をお願い申し上げておきたいと思います。  もう一つは、日程順序事務総長より御説明申し上げますが、日程の第一から四までのMSAの前に、日程五、六、七、これはすべて予算関係するので、参議院の方でこれを先にさめて送付してもらいたいという要望がありましたので、順序を変更して五、六、七を先にやりまして、第一から四までは次にいたしたい、このようにお願いいたしたいと思います。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは事務総長より、その順序によつて説明を願います。
  21. 大池眞

    大池事務総長 それでは、まず日程順序変更の動議を御決定願いまして、日程五、六、七を順序上程をお願いいたしまして、日程第一にもどる。日程第五は大蔵委員長千葉三郎君が御報告いたします。これは右左両派が御反対のようでございますが、討論者は特にございませんから、委員長報告あと起立採決をもつてきめていただく、こういうことにお願いいします。日程第六は補助金等臨時措置でございますが、これは特別委員長葉梨新五郎君が御報告になりまして、これに対しては社会党右左両派並びに小会派クラブの中の一部分が御反対のようでございます。この委員長報告あと修正が出ておりまし、てその修正案趣旨弁明は、社会党左派井手以誠君がこの委員長報告に対する修正案趣旨弁明をいたしまして、それに続いて討論杉山元治郎君ということになつております。杉山元治郎君はおそらく修正案賛成委員長報告反対、こういう御討論かと思いますが、その討論が終りましたならば、起立採決をお願いいたしたいと思います。まず第一に修正案採決いたしまして、次に委員長報告採決、二度の採決ということになります。
  22. 椎熊三郎

    椎熊委員 みな起立採決ですね。
  23. 大池眞

    大池事務総長 起立でけつこうではないかと思いますが、いかがでございましようか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 大池眞

    大池事務総長 日程第七は行政機関職員定員法の一部改正、これは内閣委員長の稻村順三君が御報告になりまして、反対討論社会党左右一名ずつ、飛鳥田一雄君、池田禎治君の討論がございます。従いまして、討論あと、これもまた起立採決をお願いいたす、こういうことにお願いいたしたいと思います。
  25. 菅家喜六

    菅家委員長 そこで、ただいまの補助金等臨時特例等に関する法律案討論時間は、ただいままでの例もございますが、先般来しばしば問題になつております時間厳守ということで、十五分ということに大体理事会においては話合いがついております。行政機関職員定員法の方も十五分、この十五分が過ぎたときには、議長職権で、この前も言つたように必ず各党はそれで打切る、そうして残余の分は速記録に載せる、参議院でやつておるようにしたいという話合いがあつたのでありますが、この点時間は厳守すてもらいたいと思います。
  26. 山本幸一

    山本(幸)委員 御趣旨はその通りですが、定員法の方は理事会では三十分ということでしたね。三十分ということでしたね。三十分以内で時間厳守従つてもし時間厳守ということなら、これも二十分ということにしてもらいたいと思います。
  27. 椎熊三郎

    椎熊委員 それは二十分で時間を厳守させた方がいい。
  28. 菅家喜六

    菅家委員長 次のMSAの問題も、各室いろいろ話合いがありまして、時間厳存で、その時間が終つたときには、その余分の原稿は速記録に載せてという議長注意があつたときにはやめる、こういうことで三十分といたしたいと思います。三十分を越えたら議長注意する。その場合は、そこで登壇した者は必ずやめる。残余のものは速記録に載せる。行政機関職員定員法の方は二十分でいいと思います。十五分でも、守らなければ何にもなりませんから、時間を厳守して各々二十分、議長から注意があつたときばやめるように各党で御協力をお願いいたします。MSAば三十分で御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。なお、MSAの問題で先般来問題になつておりました小会派取扱いのことですが、今回は小会派の方には遠慮してもらいたいという各会派の一致したる御意見であります。さようとりはからうに御異議ありませんか。   〔「異議なしと」呼ぶ者あり〕
  30. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは日本自由党は今回は遠慮していただきたいと思います。
  31. 椎熊三郎

    椎熊委員 そういう了解は委員長から言つてくれますか。
  32. 菅家喜六

    菅家委員長 これは各会派一致の御意見でありますから、委員長の方からも話します。事務の方からも一応話しておいてください。  MSA採決起立でいいと思いますが……。
  33. 山本幸一

    山本(幸)委員 それは、ほんとうをえば、条約の重要性からいつて記名にしてもらわなければならないのです。
  34. 菅家喜六

    菅家委員長 はつきりわかつておることでありますし、時間等のこともありますから。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 土井直作

    土井委員 回付案は、もし場内までにきまらない場合は、あとということにしておいてください。
  36. 菅家喜六

    菅家委員長 もし各党能度がきまらないときには、あとにいたします。
  37. 山本幸一

    山本(幸)委員 MSA討論中、できれば採決のときには副総理に出席してもらうようにしたい、そういう見込みもらいわけではないということですが、これはきのうからもいろいろ皆さんが言つておられましたように、やはり議事をスムーズに進める関係から、一時間や三十分は抜けられると思いますから、ぜひこの際私はそうしてもらいたい。
  38. 菅家喜六

    菅家委員長 それは、三時から五時までの間にこつちに来たいということで、政府の方でも考えて、参議院の方といろいろやつておりますが、しかし参議院が同意されないと困るので、その含みでやつてくれということでございまして、極力その線で努力はいたします。
  39. 山本幸一

    山本(幸)委員 そうすればすつきりするから、そのように御努力願いたいと思います。
  40. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、明日詳しく申し上げたいと思いますが、昨日国会粛正懇談会という、これは同僚各会派議員で結成されておるものですが、議長と私と事務総長に会いたいということで、この場所において会見いたしましたところ、国会粛正に対する種々なる御意見の開陳がありました。これは多岐にわたつておりますので、こまかく述べません。きようは議事も輻湊いたしておりますから、明日適当な機会にこれらに対する御報告を申し上げることにいたします。  本日の本会議は午後一時、明日は定例日でございますから、本会議を開くことにいたします。     —————————————
  41. 菅家喜六

    菅家委員長 公聴会開会要求の件で、ただいま厚生委員会から承認を求めて参りました。厚生年金保険法案について公聴会を開きたい。これは御異議ないものと思いますが、いかがですか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 菅家喜六

    菅家委員長 さよう決定いたします。
  43. 椎熊三郎

    椎熊委員 この問題については異議がある。各党の党を代表して、党が了承しておるならいいが、各党に属する個人々々がかつてなことを申し出るということでは困る。
  44. 菅家喜六

    菅家委員長 本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十七分散会