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1954-03-23 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第32号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年三月二十三日(火曜日)    午後二時開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 今村 忠助君    理事 坪川 信三君 理事 渡邊 良夫君    理事 椎熊 三郎君 理事 山本 幸一君    理事 土井 直作君       生田 宏一君    江藤 夏雄君       加藤常太郎君    助川 良平君       田嶋 好文君    田渕 光一君       山田 彌一君    山中 貞則君       山本 友一君    小泉 純也君       佐藤 芳男君    園田  直君       長谷川四郎君    青野 武一君       井手 以誠君    辻原 弘市君       山田 長司君    池田 禎治君       春日 一幸君    長  正路君       中村 英男君  委員外出席者         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 三月二十二日  委員越智茂君及び淡谷悠藏辞任につき、その  補欠として田嶋好文君及び山田長司君が議長の  指名委員に選任された。 同月二十三日  委員松井政吉辞任につき、その補欠として長  正路君が議長指名委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  決議案取扱いの件  緊急質問取扱いの件  本日の本会議議事に関する件     —————————————
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより委員会を開会いたします。  今、お手元国会法改正案要綱をお配りいたしましたが、この要綱に書いておきました通り、ただいま小委員会において審議中でございますから、詳しい報告は、この印刷物をごらん願いたいと思います。各委員諸君の御意見等も承る機会もあろうかと思いますが、本日はその書類だけ配付しておきますから、ごらんおきを願いだいと思います。     —————————————
  3. 菅家喜六

    菅家委員長 次に御報告いたします。原子力国際管理に関する決議案が、加藤勘十君外六十三名から提出されております。今案文をお手元に配付いたします。
  4. 椎熊三郎

    椎熊委員 これは社会党右派から各会派に交渉があつたのですか。
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 まだ各党へは、このお話合いはないということであります。左派の方はあつたでしようか。
  6. 土井直作

    土井委員 この決議案の問題については、わが党の国会対策委員会でいろいろやりまして、一応わが党の形で提出しておりますが、この原子力関係は、一党一派の問題ではございません。日本国家全体の大きな問題である。できるだけ各党打合せまして、了解の上で、いわゆる超党派的な決議案として、対外的な関係もありますから、できるだけすみやかにこれを上程できるようにしていただきたい。そこで、各党でまとまりをつけるように配慮したいと思いますが、一応提案だけしまして、各党でそれぞれ御検討願う必要があるのじやないか、時期的には、あまり先に行くことはどうかとも思われますし、今外交折衝や何かしているビキニ島におけるあの原爆爆破関係で、日本でも大きい被害を受けておりますので、そういう時期的な関係などもにらみ合せて、ひとつ超党派的な国会の意思をむしろ対外的に発表する必要があるんじやないか、こういうところに目的があるわけであります。その点お含みを願いまして、ひとつ各党で御協議願つて全会一致でやつていただくようにおはからいを願いたい。従つて左派の方にもまだ話してないはずだと思います。
  7. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまお聞きの通りでございますが、そういう方法取扱いでもよろしいと思います。この前にも決議案右派だけから出ておるが、その場合の取扱いは、やはり決議案全会一致のものを取扱うという申合せによつておるのであつて、でき得べくんば、きよう出て来る前に各党と一応、こういうものを出すということで賛成折衝をされてお願いしたいと思う。しかし、今の形でもつて一応ここに出して、各党がこれを中心にやることにも異存はありません。きようの問題は、これは各党でお持ち帰りになつて、それぞれの党において協議され、全会一致の行動をとつてやる場合においては、決議案を上程する。
  8. 土井直作

    土井委員 次回の委員会あたり各党の御意見がまとまつて共同決議案ような形にできればけつこうだと思います。
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、さようとりはからいます。     —————————————
  10. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、緊急質問取扱いについてですが、先般来留保しておきましたアメリカ原爆実験による被害緊急質問、これが左右両社会党自由党から出ておりまして、この前にも協議があつたのですが、現段階では緊急質問はまず見合せて、もう少し情勢を見きわめた上で、適当な機会全会一致で、こういうことで留保になつておりました。まだその後、これはそういう段階に至つていないように思いますが、いかがでしよう
  11. 椎熊三郎

    椎熊委員 前会通り、きようのところは留保しておいてもらいたい。
  12. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議ありませんか。今の段階においては、この緊急質問は三つとも……。
  13. 長正路

    ○長委員 きようもまたこのまま留保しようというわけですか。
  14. 菅家喜六

    菅家委員長 そうです。今の段階では、緊急質問の時期でないというので……。
  15. 長正路

    ○長委員 前会にそういう申合せか何かあつたようですけれども、まだ緊急貝問する段階ように考えられないという、その根拠がちよつとわかりかねるのです。
  16. 菅家喜六

    菅家委員長 長君にお答えいたします。この前お出かけになつておらないので、そういう御質問かと思いますが、すでにこれは各種委員会において、これらの問題に対して質疑応答が行われておる。それらの経過にかんがみて、今この段階では緊急質問の必要がないじやないか、しかしこれは超党派的に、今後の推移を見て、全会一致でひとつ質問者を立てて質問をしなければならない段階になるかもしれない、そのときまで留保する、こういうことであります。これは外務委員会予算委員会水産委員会等で相当に質問応答が行われて、新聞にも大きく伝えられておるのであります。今の段階においては、あれ以外に出ないのじやないか、こういう考え方で留保して来たのでおります。
  17. 長正路

    ○長委員 今はアメリカ態度も明確でありませんし、だからそれぞれの委員会などでは、部分的に政府見解なども発表して来ておりますけれども、まだその取扱いあるいは情勢見通しなどについてはつきりしてない。この帆行きを世界各国は相当慎重に見ておると思う。今の段階緊急質問をするに至らないということは、ふに落ちないので、今の段階であるからやはり本会議で公式に質問をして、政府側の公式な見解見通しなどを発表する。やはり国際的ないろいろな関係もあるし、そういう面から見たならば、やはりこれは委員会などで取扱うべき性質のものでなくて、本会議で堂々とやるべきでないか、そういうふうに私は考えるのですけれども、将来これがかりにずつと時期を失して——将来といつてもここ数日ですが、このまま行つて時期を失してしまえば、本会議緊急質問をする意味がなくなつてしまいやせんかということも考えるのです。その点はどうでしようか。
  18. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまのお話でありますが、委員会でやつておることが公式でないという意味委員長にはよくわからないのです。委員会における質疑応答は、やはり公式なものでありまして、予算委員会水産委員会外務委員会等において政府から責任ある答弁を得ておる。そこにまだ答弁に達しない点があるからといつて、本会議緊急質問の対象にはならないのじやないか、時期を失するということですが、今までの段階においては、時期を失せざるよう各党がそれぞれの委員会において責任ある質問と責任ある答弁を得ておる。時期を失するというようなきらいはないと思います。今までやつたものと同じよう質問を重ねて本会議でやることについては、今までの緊急質問取扱い性質上、むしろおかしいのじやないかと思います。
  19. 山本幸一

    山本(幸)委員 実は私の記憶では、このほかにも何か緊急質問が出ておつた。ところが、それはすでに各委員会でやつておる。この原爆被害の問題も各種委員会でやつておるが、しかしこれに関しては対国際的な関係があるから、これだけは、かりに委員会でやつてつてもやる必要があるんじやないか、こういう大体の話合いになつたわけであります。但し、その当時はまだいろいろと結論が明らかになつておらぬので、あまり軽々しく取上げるのもおかしいから、しばらく様子を見よう、こういうことできようまで保留になつてつた従つてこの前話合いのあつたように、こうした問題は、委員会でももちろん公式な場所ですから、委員会発言は当然国際的にも影響があると思いますが、さらにこの前の話合い通り、本会議緊急質問するということだけは確認願つて、その時期については、きようが妥当か、あるいは次会が妥当かということをここでお定め願う。さもないと、この前の話合いがくずれて来ると思うのです。
  20. 土井直作

    土井委員 わが党の長君からの意見は、前の申合せ事項も承知しておるのですが、要するにこの種の問題は、予算委員会なり、あるいは水産委員会その他の委員会においてもそれぞれ取上げたことは事実であります。ただ、ねらいは対外的な関係だから、ある程度まで事理が明白になつてから、外交的な立場を考慮して本会議取扱つた方がよかろう。山本君が今言つたように、大体申合せ事項としてはそうなつておる。そこでその時期がもう迫つておるんじやないかというので、それぞれの学者連中、あるいは各党でもそうでしようが、わが党などでも専門家が焼津に行きまして調べて来て、ようやく結論に達しつつあります。学者連中も、大体において結論に達しつつある状態です。あとつておる問題は、結局、この問題の外交的取扱いをどうするかということが大きな問題としてあるわけです。そこで時期はもう迫つておるから、こういう機会に、適当に各党話合いの上で、問題を決定して本会議取扱つたらどうか。だから従来の緊急質問性質とは、内容的に多少違うものがかなり含まれておるということを御配慮願いたいと思います。
  21. 椎熊三郎

    椎熊委員 お説の通りだと思います。本会議でも、委員会でも、質問の内容はどつちも権威があるのですが、委員会でやつたのは、大体事件が起きた経過等質疑なんです。これを政治的に処置する問題には触れてない。ですから、本会議で当然総合的な緊急質問をなすべきであろうと私ども思う。ところが同じ意味のものが三つ出ておる。これはやはり一本化しなければいけません。これは一人でけつこうです。そういうことの相談をしても、きようはそれはとてもまとまらぬと思う。次会までにでも一本化して、相当な人を立てて権威ある質問をさせる、それには賛成です。
  22. 土井直作

    土井委員 今椎熊君も言うように、賛成なんだが、さつき話しました原子力決議案、これと一緒に各党打合せをしてもらうことにしたらどうですか。
  23. 椎熊三郎

    椎熊委員 いいでしよう
  24. 土井直作

    土井委員 大きな角度でやる。取扱い関係は運営でやるにしても、政治的なねらいは……。
  25. 椎熊三郎

    椎熊委員 その日は緊急質問を先にさせて、それを聞いた後、決議案を出すといつた形の方がいいじやないか。
  26. 土井直作

    土井委員 各党打合せをしてもらいましよう
  27. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは緊急質問は、三本を一本にすることによつて各党間で打合せを願う、次の機会までに打合せをしていただきましよう。それから決議案も、適当にその線で……。
  28. 山本幸一

    山本(幸)委員 椎熊君の意見けつこうだと思うが、一本にしようということでなしに、なるべく一本にするというよう話合い各党でする、こういうことにしてくれませんか。
  29. 菅家喜六

    菅家委員長 同じ性質のものを三人やるという例もないから、なるべくということになると、また困りますので一本ということで。……。  次に、米同可燃性絹織物輸入禁止に関する緊急質問、これは左派の齋木重一君から出ております。この取扱いについて御協議願います。
  30. 椎熊三郎

    椎熊委員 これは通産委員会でやつてもらつた方が詳細にわかると思う。本会議で十分くらい応答をしない質問をしても、実質的な取引の問題ですから、やはり詳細に聞かなければ業者等も納得しないだろうし、日本の利益のためにならぬ。これは本会議での緊急質問には反対です。
  31. 渡邊良夫

    渡邊委員 私どもも、椎熊さんの御意見と同様であります。
  32. 土井直作

    土井委員 それでけつこうです。
  33. 山本幸一

    山本(幸)委員 左派は、やはりお許し願いたいと思いますが、皆さんがいかぬと言うならしかたありません。
  34. 菅家喜六

    菅家委員長 通産委員会でやれという御意見ですから、この緊急質問取扱わないことにいたします。     —————————————
  35. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、懲罰動議取扱いについてお諮りいたします。議員中曽根君及び佐竹君の懲罰動議取扱いは、本日の本会議にこれを上程するということに前会決定しております。その通りで御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、さようとりはからいます。
  37. 椎熊三郎

    椎熊委員 中曽根君、佐竹君の懲罰動議趣旨弁明者はどなたですか。
  38. 菅家喜六

    菅家委員長 委員長が聞いておりますのは、今のところ中曽根君に対しては押谷富三君。佐竹君の方は西村直己君です。なお、もしこれがかかわつたときは、場内において各党自由党の方から申入れいたします。現在のところでは、そういうことであります。
  39. 山本幸一

    山本(幸)委員 それぞれ本人一身上弁明がございますね。
  40. 菅家喜六

    菅家委員長 それは委員長の方では、申出がございませんからわかりません。
  41. 椎熊三郎

    椎熊委員 私の方は申し出ます。
  42. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま改進党から一身上弁明があるという申出があります。
  43. 土井直作

    土井委員 わが党もあります。
  44. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、一身上弁明は、御異議はないものとして決定いたします。
  45. 椎熊三郎

    椎熊委員 念のため、これは申し上げない方がいいかとも思うのですが、一身上弁明ですから、本人にしても命がけで徹底的に弁明すると思う。従つて時間等の制限は、従来もしなかつた慣例がありますから、今回もその通り時間の制限はなしということに願います。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 土井直作

    土井委員 それは言うまでもない。
  47. 菅家喜六

    菅家委員長 ですから椎熊君から念のためという御発言があつたわけです。どうぞごゆつくり願います。     —————————————
  48. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、日程のことについて事務総長より御説明申し上げます。
  49. 大池眞

    大池事務総長 それでは日程とあわせて本日の議事の順序でございますが、ただいま御決定になりました懲罰事犯二件については、優先動議でございますから、日程に入る前に先ほどの中曽根君の懲罰事犯の件と、佐竹君の懲罰事犯の件を御決定願いまして日程に入る。従いまして懲罰事犯の件は、動議の説明を押谷さんがされ、身上弁明が御本人からありましたあとで、討論を用いずに採決、こういうことになります。佐竹さんの場合も同様でございます。その採決は、記名投票にいたしますか、起立採決にいたしますか、その御決定あとからお願いします。それが済みますれば日程に入ります。日程第一は内閣委員会のものでありまして、全会一致であります。委員長の稻村順三君が御報告になる予定になつております。日程第二は郵政委員会の案で、これまた全会一致田中委員長が御報告になる予定であります。日程第三は、これも全会一致でございまして、農林委員会理事福田喜東君が御報告になる予定であります。  なお、本日すでに上つております議案は、お手元に差上げたものでごらんを願いますが、通産委員会から三件上つております。中小企業信用保険法の一部を改正する法律案輸出保険法の一部を改正する法律案国際的供給不足物資等需給調整に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案、この三件が全会一致で上つております。これを緊急上程願いたい、こういう申出と、次の電気通信委員会放送法の問題、これも全会一致で承認になつておりますが、緊急上程をぜひ願いたい、こういう申出がありますので、逐次緊急上程の取運びにお願いいたしたいと思います。
  50. 椎熊三郎

    椎熊委員 上つて来る法案のうち、施行期日制限のあるもの、たとえば四月一日からやるといつたようなものを先にやつて行くようにしたらどうですか。
  51. 菅家喜六

    菅家委員長 四件とも四月一日からです。
  52. 大池眞

    大池事務総長 これは全部全会一致で、放送法と、あと三件を逐次お願いいたしたいということです。
  53. 池田禎治

    池田(禎)委員 法務委員会の方はどうなつておりますか。
  54. 大池眞

    大池事務総長 法務委員会の方は、まだやつておりまして、本日中には上る予定でありますが、一応上つております四件だけをお願いします。
  55. 山本幸一

    山本(幸)委員 法務から上つて来る場合、本会議が継続中ならやるのでしよう
  56. 大池眞

    大池事務総長 上つて来た場合は、全会一致で、すぐ委員長報告の間に合うような分はお願いいたしたい。これは議場内で御交渉願いたいと思います。
  57. 椎熊三郎

    椎熊委員 通産省の三案は一括上程ですか。
  58. 大池眞

    大池事務総長 そうです。
  59. 土井直作

    土井委員 きようはそれだけですね。
  60. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、文部委員会義務教育法案が上りましたら、これは緊急上程するというこの前の申合せ通りに願いたい。本日もし上りましたら緊急上程ということに……。
  61. 土井直作

    土井委員 時間関係はどうですか。時間関係は、この前と同じように、八時前に上つた場合は上程するが、八時過ぎはしない。
  62. 菅家喜六

    菅家委員長 九時までに上つて来ればやる、九時過ぎになることは、時間的に無理だと思います。大体この前と同じに、九時までに上つて来るときには緊急上程する。やかましい意味でなく、そこらは幾らか時間的にもゆとりを見て、その程度ということにきめておくことがよかろうと思います。
  63. 土井直作

    土井委員 九時過ぎに上つて来れば、われわれの方も左派の方もそうだろう、その他の関係もそうだろうが、やはりいろいろ戦術、戦略というか、十分使い得る余地のある時間ですから、無理をせぬようにしていただく方がいいと思う。
  64. 菅家喜六

    菅家委員長 むろん、議長の方においてもそういう無理はされないと思うが。たとえばきつかり九時ということは、今までの例もあることですが、九時五分という程度なら、五分過ぎたからだめだというような、そういうきゆうくつなものでないと思いますが、上つて来たときに各党に御相談いたすことにいたします。
  65. 土井直作

    土井委員 時間的に、何かやれる余地のある時間に上程することはまずいと思う。
  66. 池田禎治

    池田(禎)委員 今の委員長の、九時までということは了解しますけれども、御承知のように、土曜日もあんなに深更になり、昨晩もああいうことになつた与党といえども、できるだけこういう問題は何らかの方法を講じてもらいたい。国会議員は、国政審議のための当然の任務であることは言うまでもありませんけれども、ああいう問題を連日連夜続けられるということは、ほめたことでない。どうかその点は、われわれも九時五分になつた、九時という約束だからいやだというようなことは言いませんが、各党にもその点については十分御連絡願いたい。
  67. 菅家喜六

    菅家委員長 まことにごもっともで、これは与党、野党を問わず、なるべく九時などという時間でなしに、六時ごろまでに、各党が協力されて、重要法案が一日も早く上程されるよう各党で御協力願いたいと思います。     —————————————
  68. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、懲罰採決方法をきめておいていただきたいと思います。
  69. 土井直作

    土井委員 起立で大体わかるんじやないですか。もし起立でわからなければ、最初のだけやりますか。
  70. 山本幸一

    山本(幸)委員 事務総長どうですか、起立でわかりますか。
  71. 大池眞

    大池事務総長 党の賛否態度がおきまりになつておれば、わかります。
  72. 椎熊三郎

    椎熊委員 賛否態度は、各党態度は大体わかつておる。決定しておるけれども、非常に接近しておりますし、いろいろ政治上のことなんかもあつたりすると困りますから、やはり記名投票で行こうじやないですか。  〔「一つだけ行こう」と呼ぶ者あり〕
  73. 菅家喜六

    菅家委員長 一つというわけに行きふせん。個人々々の問題になりますかつ、甲に賛成しても、乙はどうなるかわかりませんし、争いのもとになると思います。起立で少数とか多数とか賞品するのは、身分に重大な関係のある四題であるから、やはり記名投票となります。  時間は、三時と考えておきましたが、自由党の方から、これから重要な代議士会が開かれるから、三時半にしてくれということであります。  それから、あすは本会議をやるということに御了承願います。
  74. 山本幸一

    山本(幸)委員 定例日でないですね。
  75. 菅家喜六

    菅家委員長 定例日ではないから、きようお諮りするわけです。
  76. 山本幸一

    山本(幸)委員 あすやるものがありやしないじやないか。
  77. 椎熊三郎

    椎熊委員 教育法案がきようやれない場合も予想して……。
  78. 菅家喜六

    菅家委員長 やはりそういう場合も予想しておかねばなりません。
  79. 山本幸一

    山本(幸)委員 きよう上るかもしれん。
  80. 菅家喜六

    菅家委員長 上るかもしれない、上らないかもしれないから……。  これで散会いたします。    午後二時二十九分散会