○富田
委員 ちよつと私これに関連してなのですけれ
ども、厚生省の方にでもお尋ねするのがいいのかもわかりませんが、小瀧
政務次官もいろいろ
政府部内でそういう御会合があつて御研究に
なつておるかと思いますのでお尋ねするわけであります。最近放射能のことがほとんど毎日の新聞にいろいろ出るのでありますが、たとえば京都で雨について計量したら八方カウントあつたとか、いや何千カウントが東京の方にもあつたとか、
従つてその雨に打たれた野菜は人体に危険だというようなことがしきりに出るのであります。日常生活に対する不安といいますか、間接被害といいますか、私は非常に大きいと思うのですが、これはその直接被害とかあるいは持つて帰つた魚の放放能の何とかいうような問題でなしに、一般の生活に非常に影響すると思うのであります。不幸にして私な
どもそうでありますが、そういう科学的な知識が、また原
水爆の放射能の被害に対するわれわれの知識というものが非常に貧弱なのであります。
政府は政治の要諦といいますと少し大げさになりますが、何かそういうことについて的確に早く研究をして、日本ではそこまで至らぬかもしれませんが、アメリカなどでは相当な研究も進んでおるかと思いますが、この
程度の放射能であれば人体には被害がないとか、あるいは日常の野菜、たとえば雨に打たれたものでもこの
程度なら大丈夫だ、そういうことは直接日常に必要なことじやないかと思うのであります。そういうことできのうもちよつと
決議もございましたが、私与党でありますけれ
ども、ありきたりの
答弁で、十分調査しておるか研究しておるとか、そんなことはもういくら聞いてもぼくら聞きあきておるので、はんとうにみな困り、不安を感じておるようなことをびたつとやることが、私は政治ではないかと思うので拠りますが、そういう
意味で何か
政府の間でもいろいろお話がありますかどうか、また今後ぜひこれははつきりやつていただきたい。
議会の
答弁なんかどうでもいいと言つてにまことに申訳ないのですが、国会が済めばそれきり終つてしまうことでありますが、日常生活はそうではないのでありますから、そういう
意味で何かひとつ
政務次官の会合でも
政府の会合でもありましたときとに、そういうことを強調していただけるかどうか、こう思いますので、ちよつとお尋ねしたわけであります。