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衆議院議員(
八木一郎君) 問題は昨日でしたか、一昨日でしたか、この会で繰返し申上げましたが、太平洋の水に浸入されたままの状態は放置できない。これを二十九年末までに喪失した国土、領土を取戻すという
意味で情熱をこめて
政府にやらせるんだと、又やらせなくちやおけないんだという、この我々の要求に合致させた
立法をいたしたのでございまして、今の十分の八というのが出たのも、実は十分の九で超過
工事と俗に言われておる、特に
三浦委員が指摘されたようななかなか専門的なデリケートな点があるが、要するにそれは
立法の基本精神に副
つて予算を付ける側で相当にこれは掘下げて
検討してもらいたいんだ、そういう
意味からいうと、高率の八を四分の三ぐらいに下げる、そうするとその不足分は地方庁の
起債に待つ。
特例起債の紐付の枠の
起債を認めるとか、或いはその融資の具体的な措置が的確にな
つているとか、そうして施行の
地域はどことどこであると、こういうことが具体的にならずに、ただ一般論で八が高いから、それを下げろと言われても応ずるわけにいかない。今言
つたように具体的にその特別
起債を認める言明があるとか、特別
地域を指定して、こことここをこれだけの経費をかけてやる、こういうようなことを具体的に聞かないと、九の原案を八以下に下げることはできない、こういうことで政治的な妥協が八に到達したのだ、この点は私も不安ですから、予算
委員会において、私自身の
質問で
政府の
答弁を求めた、その
速記録も読上げて皆さんの御了解を得た
通りであります。条件というのは、裏付となる具体的な
内容を確かめて、
意見があるならば八を下げるということには応ずるにやぶさかでない、実はこういうことを繰返して申しておりますが、
委員長の今言われた
通り、無条件で率が下
つて来るなら、それに応ずるというようなことは塔もありません。これは
各党で強く、その点に裏付けられておりますから、自由党は
政府を抱えているいろいろ都合があるかも知れませんが、私も自身自由党で容易じやございませんが、こういう実情だけに卒直に申上げておきます。