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森田豊壽君
只今河野委員から二銭二厘という
お話がありました。二銭二厘できめればいいんじやないか。
適格担保として、
手形は
日銀の
適格担保として認むべきだという
お話しでありました。なお
日銀のほうへ
適格担保としてこれを認めさせるということも重要でありまするが、
政府が
中金に対しまして預入れをしておりまする
金利は
幾らであるか、又
開拓者の
会計を、
開拓協会、組合の
会計は
預金を以てやる。その
預金は中央金庫に預入れてある。すべて
金利は私が申上げるまでもなく
預け金と
貸付金の鞘は幾ばくが適当であるかということになる。又それが
金融業者の
営業費と言いますか、
経営費と言いますかになることは私が申上げるまでもないと思います。従いまして預入れている金は
幾らか、今度
融資する
金融もおおよそ見当が付いているわけであります。従いまして、その
金利が私の漏れ聞くところによると六分だということでありますが、その
政府の預けてある金はもう少し安くこれを預入れることによりまして、仮に五分と仮定いたしますれば、一分違うことは少くとも
日歩二厘以上は違うことになります。従いまして二銭二厘という
お話でありますが、
適格担保を
日銀が認めた場合二銭四厘が二銭二厘になる。而うして
預け金のほうが若しもこれが今まで高く預けていたものを安く預けるなら、借りるほうの側から言えば、なお一分安く預けることになりましてもう二厘は優に出すことができる。即ち二銭でこれを貸付けるという結果になります。この問題を
はつきりいたさなければ、
政府は高い
利息で以て金を預けているのだということにな
つては相成らん。又少しばかりの金を高く預けることによ
つて高い金を借りるのだということになれば、
開拓者の損害は莫大なものになるのでありまして、すべてこれは終始
バランスをよく
考えて
金利を決定すべきものと私は
考えております。従いまして、その点に対しまして今
幾らで預けてあ
つて幾ら金額があるか、而うしてこういうことになるということを
説明して頂きたいと思います。