○永岡光治君 そこで案はこの問題が非常に私は
国会軽視の動きが少し出ているのじやないかと思う節があるのでお尋ねするわけですが、その後の
国会でもこれはしばしば問題にな
つて、
公園に存置することが正しいという
意見が大部分のようにも、私は新らしく参りましたのでよくわかりませんが、この議事を見る限りにおいてはそういう印象を強くするのでありますが、而もこれが
処置されたのは六月一日、つまり新らしい
国会が開会されてからの六月一日に、その最中にされておるのですが、聞けば聞くほど非常に不明朗な
内容のものばかりである。例えばその工事の過程において十分監視をしてお
つたならば、果して四年ののちに簡単に取り壊し得るかということも明確になるだろうし、だとするならば、直ちに
建築の取止めや
契約の破棄の問題も起つで来るでありましようことが十分
考えられるにもかかわらず、十分そういう努力をしなか
つたように今の印象としてはとれるわけです。而もこの寄附金の問題についてもこれはどうこうという問題でないにしても、やはり多少私たちの第三者から見るならば、不明朗な感じを受けるし、又
先ほど検査院の
報告を聞けば、贈賄の問題で二名の者が審理中だという話も聞いているわけです。そうしてみると、そういう不明朗な印象を受けてお
つて、これは根本的に早く
公園に
原状回復しなければならんという重要な
内容を含んでおるにもかかわらず、行政
処分としてこれは全部行政の
一つの
処置として国に返還してしま
つて、あとでもう知らん顔をすればそれで済むのだということで、非常にこの
処置を急いだやの印象を強くするのであります。例えばその後の
経過の様子を見ますと、三月十六日に
東京都より
建設省に
公園地の
廃止決定を願い出た、三月二十四日に
建設大臣は
東京都市計画審議会の議に付して、而も二十七日に原案
通り可決、これが二十四日というのは、その瞬間に
審議会にかけたのを指しているのか、
手続をと
つたのを指しているのか、よくはつきりわかりませんが、普通の
状態であ
つたら恐らくこのような簡単なことでは済まされないだろうと私は思うのです。かなりの長い期間を要しておるのが従来の
審議の状況ではなかろうかと
考えるのでありますが、このような
内容から見ましてもそうですし、四月以降のこともその後の
経過としてずつとここに出ておりますが、六月一日は而も
国会でこの問題が
審議の過程に上
つておるわけです。
決算委員会の議に上
つておるわけであります。この
処置如何によ
つては幾ら私たちが
国会の権威にかけてこれは不当な
処分である、而もだから保留にすべきだということを
決定したにしても、それは非常に困難な支障を来たすような、その
決定を軽視するような状況に置かれておるということは、このまま私たちは放置できないと思うのですが、そのようなことについて
当局者は一体どのような
考えでこういうように急速に
処置をしたのか、その点を明確にしてもらいたいと思います。
当局者で結構です。
建設省になりますか。