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田中委員長 ただいまから
決算委員会を開会いたします。
審議に入るに先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。今般私ははからずも
決算委員長として再度の
重責をになうことになりました。
もとより
微力非才でありますが、過去の経験を生かし、最善の努力を尽したいと存じます。
申すまでもなく、政局きわめて複雑なるときにあたりまして、前例を破り、野党から
委員長に就任したということは、与党の
委員長とはその間多少異なる任務があるのではないかと思うのであります。そこで、
国会が
政府に隷属する
機関でないと同時に、
委員会もまた同様な立場にあるのでありまして、
政府においては、今後幾多の不満の点があるかもしれませんが、私は
委員会の
権威を高めるために、
審議の形式を最も民主的な
方法によ
つて運営し、
かつ厳正、公平にこの職務を遂行いたしたいと考えておる次第であります。このことは、単に
委員長のみの決意で実行できることではありません。
もとより
委員各位の御協力を得なくてはならないのであります。従いまして、真に
委員会の
権威を高める上において、
委員各位におかれましても、その責任を痛感されまして、相ともに
委員会運営に御協力くださいますことを念願いたしまして、この
重責を果したいと考える次第であります。何とぞよろしくお願いいたします。
なお本
委員会開会につきまして、早期に開会いたさなければならなか
つたのでありますが、私自身にやむない都合がありまして、予定より遅れましたことを衷心よりおわびいたす次第でございます。
それではこれより
会議に入ります。まず
理事の
互選を行いますが、
理事は
議院運営委員会決定の基準では七名にな
つておりますが、私が所属いたしております
自由党分党派からは、私一人が
委員に選出されている
関係上、この際
理事はその数を六名といたしまして、
互選の
手続を省略し、
委員長より
指名いたしたいと存じますが、御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕