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1953-07-16 第16回国会 衆議院 議院運営委員会 第21号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年七月十六日(木曜日)     午前十一時三十二分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 坪川 信三君 理事 土井 直作君    理事 加藤常太郎君       今村 忠助君    尾関 義一君       田嶋 好文君    三和 精一君       山中 貞則君    園田  直君       井手 以誠君    島上善五郎君       池田 禎治君    山下 榮二君       中  助松君    館  俊三君  委員外出席者         副  議  長 原   彪君         水害地緊急対策         特別委員長   村上  勇君         事 務 総 長 大池  眞君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  請願紹介提出期限に関する件  運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件  委員派遣承認申請の件  前議員尾崎行雄顕彰に関する件  本日の本会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。  まず最初に、本日の日程について事務総長より御説明申し上げます。
  3. 大池眞

    大池事務総長 日程について御報告を申し上げます。その中で、日程第六の逃亡犯罪人引渡法案は、本院は修正でございますが、七月二十二日に施行されることに相なつております。そのために参議院では、こちらから行くのを非常に待ち構えておられる、七月二十二日に間に合せなければならぬということでやつておりますので、本日一番最初に繰上げ上程していただきたいと存じます。日程第六は、法務委員長小林かなえ君が御報告になりまして、全会  一致修正委員会は上つております。  日程第一、第二は、地方行政委員長中井一夫君が報告をされまして、日程第一については右派左派とも反対でございます。日程第二は全会一致であります。従つて日程第一は起立採決日程第二は御異議を問う、こういうことに御了承を願います。日程第一、第二とも一括上程いたしまして、採決は二つにわけていただきたいと思います。日程第三、第四は、厚生委員会理事松永佛骨君の御報告予定であります。日程第三については、左派長谷川保君が反対討論をおやりになり、討論は一名であります。採決は、日程第三は起立採決日程第四は全会一致従つて異議を問うことになります。日程第五、学校教育法等の一部を改正する法律案は、文部委員長辻寛一君が報告をされまして、左派、小会派クラブ反対のようでありますから、起立採決をお願いいたします。日程第六は、先ほど申し上げた通りです。日程第七は、運輸委員長閣内正一君が御報告をせられまして全会一致従つて異議を問うことになります。日程第八は、通産委員長大西禎夫君が報告なされまして全会一致従つて異議を問う。日程第九から以下全部は大蔵委員会の所管で、大蔵委員会理事淺香忠雄君が報告をされまして、四案とも全会一致従つて異議を問う。  以上本日の議事日程についてのみ御報告を申し上げます。
  4. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、ただいま事務総長報告通りにお願いをいたします。
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、運輸審議会委員任命につき同意を求めるの件について、事務総長より一応御説明申し上げます。
  6. 大池眞

    大池事務総長 お手元太田三郎君並びに松浦薫君の履歴書が参つておると思いますが、このお二人は運輸審議会委員でありましたが、六月十二日に任期が満了いたしておりますので、再任をいたしたい、こういう政府の申出であります。履歴並びに理由等はお手元に差上げてある通りでありますから、各党態度がおきまりになつた際に、上程を願いたいと思つております。
  7. 菅家喜六

    菅家委員長 本件は、次回の議院運営委員会までに各党においてそれぞれ御検討願うこととし、次会まで留保いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、次会各党態度を表明願うまで留保いたします。
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、水害地緊急対策特別委員長よりの委員派遣申請の件について、議長より諮問があります。これは、かねて本委員会においてあらかじめお話合い願つてつた件でありますが、西日本の豪雨による被害状況並びに復旧状況実地調査のために、各党より一名ずつ六名の者が、七月二十一日より十日間、福岡県、大分県、熊本県、佐賀県、長崎県、愛媛県、山口県、鳥取県、島根県、以上の各県に出張調査をいたしたいということであります。先般の懇談中にもお話合いをいたしておつたところでありますが、すでに政府の本部も引揚げて来て本会議報告をなし、慰問団も帰つて来たことであるし、ある程度の見通しを持つて、復旧状態を調査することは当然ではないかというお話なつております。これは各党とも御承認に御異議ないと思いますが、いかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 田嶋好文

    田嶋委員 この件は、非常にけつこうに存じて賛成するものですが、ただ、この際特に委員長から当該委員会に御注意を促していただきたいことがあります。それは、この重大なる災害にあたつて、とかく派遣委員の行状その他に対して新聞がああいう論評を宙ね、非難の声が高まつております。従つてこの点は、派遣委員としても十分注意をし、よい結果を収めてお帰り願うことを特に希望をいたします。
  11. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまの田嶋君の御発言しごくごもつともであります。前回の委員会並び懇談中にもお話合いがありましたが、その点は当該委員長村上氏もここにおいでになつておりますし、十二分に御注意を払つていただけることと思います。
  12. 土井直作

    土井委員 田嶋さんの御注意はまことにけつこうで、ぜひそうありたいと思います。この前派遣されて、新聞調査団のことがあつたような事項は、本院に関する限り全然なかつたと私は承知しておりますが、そうであつたでしようね。
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 今土井君からの御発言でありますが、新聞等に報道するところは、本院関係調査団のことではなく、他の派遣のもののようであります。なおしかし、本院から特にこれだけの各党代表の方の十日間にわたる現地調査でありますから、この際村上委員長に、その点についての御意見も伺つておきたいと思います。
  14. 村上勇

    村上水害地緊急対策特別委員長 御承認いただきましてありがとうございました。実は、すでに調査団さきに出ましたので、私どもといたしましても、二度も三度も出すことは差控えておつたのでありますが、御承知通り、まつたく前古未曽有といつてもいいような大災害でありますし、しかも台風期を前に控えまして、はたして政府応急緊急対策が着々進行しておるかどうか、その実態を把握して、今後万遺漏のないように鞭撻もして来たいと思います。ただ、私ども審議しておりましても、何となくくつの裏からかゆみを掻くような、すつきりしないところもありますので、復旧状態あるいは被害状態等をつかんでおきたい、こういう意味をもつて、委員長を除き各党一人ずつという、まつたく超党派的に派遣委員を選んだわけでありますし、ただいま御心配の点につきましては、さきに当委員会から派遣されました各党代表一人ずつの、六人の委員現地におけるまつたく悲壮なと申しますか、日夜奮闘いたしましたことは、いろいろな情報をもつて皆さんもよく御承知のことと思います。地下たび、きやはんで、災害被害者気持気持として、ほんとうに努力して参りました。この点いろいろうわさされておるようなことは断然なかつた、絶対なかつた。この点については、私は委員長として報告したあとで、現地派遣各党委員の方々に対して感謝の意を表した次第であります。今度は不肖私も参りますし、決してそういう皆様に御心配いただくようなことは断じてありません。従つて、この点御了承いただきたいと思います。
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 それではただいまの委員派遣の件は、議長において承認すべきものと答申するに決定いたします。  なお、委員派遣出張の際、飛行機というお話がありましたが、今回はそう急を要するような案件でもありません。もし飛行機ということになると、今後続々委員派遣飛行機ということになるので、飛行機でなく、汽車にしていただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  17. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、前議員尾崎行雄顕彰に関する件でありますが、これはしばしば本委員会並び理事会等において協議を進めておつた次第であります。小会派クラブ態度がこの前留保なつておりましたので、この際小会派クラブの御意見を御発表願いたいと思います。
  18. 館俊三

    館委員 尾崎さんの顕彰の仕方について、小会派クラブいろいろ話がありまして、大体においてよろしいだろうということでしたけれども、話の持ち寄りを一日、二日あれ以来繰延べておりますので、あらためてお知らせする時間を得たいと思つております。
  19. 菅家喜六

    菅家委員長 次会までということですか。
  20. 館俊三

    館委員 ええ。
  21. 菅家喜六

    菅家委員長 そうすると、各党態度が決定しておつたものですから、あまり長引いてはどうかと思いましたので申し上げたのですが、次回の委員会までには、本会議に上程する手続その他のこともありますから、ぜひ態度を御決定願いたいと思います。
  22. 館俊三

    館委員 わかりました。
  23. 菅家喜六

    菅家委員長 お聞きの通り尾崎行雄顕彰の件は、小会派クラブ態度が未決定のようでありますから、次会までこれを延期いたします。     ―――――――――――――
  24. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、請願締切りの件でありますが、来る十九日までで一応請願の受付は打切りたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がありませんから、請願締切りは、来る十九口までで打切ることにいたします。     ―――――――――――――
  26. 菅家喜六

    菅家委員長 なお鳩山分党から、決算委員会委員を一名地方行政の方から持つて来て、やりくりをしたいというお申出がありますが……。
  27. 中助松

    ○中委員 その件は、次会にしていただきたい。右派の方とまだ話合いが済んでおりませんから……。
  28. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、この件は留保というお申出がありますから、次会にその点をお諮りいたすことにいたします。  本日の本会議定刻より開会することにいたします。次回の本会議は、明日予算案が上つて来る予定でありますから、明日定刻より本会議を開くことにいたします。従つて委員会は、午前十一時開会ということにいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午前十一時四十七分散会