○
石井国務大臣 私
運輸大臣の
石井光次郎でございます。前から引続きまして
運輸大臣の職に留任することになつたのであります。何分よろしくお願い申し上げます。前の議会からおなじみの方もございますが、初めてこの
委員会に
おいで願つた方もたくさんあるようであります。何かと御厚誼をお願い申す次第であります。
今日
日本がどんな立場にあるかということは、いまさら私が申し上げることもないのでありますが、
自立経済の達成ということが、
経済面から見まして
日本の一番大きな問題だと思うのでございます。
海陸空の
運輸行政を総合管理いたしております
運輸省といたしましては、その一環としての
経済基盤の
拡充発展に資するために、いろいろな
重要施策を策定してこれを推進して来たのでございますが、新内閣におきましても、これらの諸
施策を新しい情勢に即応しながら、さらに強力に推進して行きたいと考えておるのでございます。すなわち
外航船腹の
拡充、
港湾の整備、
鉄道新線の敷設、
老朽鉄道施設の更新、
鉄道電化の促進、国際並びに
国内航空路の
拡充等に関する
施策について、早急に実現を迫られておる数多くの問題があることは御承知の
通りでありますが、これらの問題につきまして、
皆様方の御
協力を得てできるだけ早く、できるだけ広範囲に実施をいたして行きたいと念じておるものでございます。その詳細につきましては、やがて各
局長から御
説明を申し上げる機会を得ると思うのでありますが、この解決は一にかかつて
皆様方の深い御理解と御
協力によらなければ、どうにもならないものだと思つておるのでございます。どうかその意味におきまして、
皆様方の御
協力を切にお願い申し上げる次第でございます。私
ども運輸行政をつかさどる者といたしましては、わが国の
運輸交通が健全な
発達を遂げるよう一層努力いたすつもりでおりますが、この上とも
皆様方の御
指導と御
援助とを切にお願い申し上げる次第でございます。
これをもつて私のご
あいさつといたします。(
拍手)