○
政府委員(
牛場信彦君) お手許に
説明が配
つてございますが、その四貫目に
輸出認証実績というのがございます。その裏に
輸入通関についての記入がございます。この
数字によりまして、主としてこの
資料によりまして、最近の
貿易の概況を御
説明いたしたいと思います。
我が国の
輸出は終戦後非常な
勢いで伸びて参りまして、金額で申しますと、
昭和二十四年は五億一千万
ドルでありましたものが、二十五年度には八億二千万
ドル、二十六年には十三億五千万
ドルという工合に殆んど毎年倍増の
勢いで伸びて参
つたのであります。本年になりましても、一月乃至三月の
数字を
御覧願いますと、大体順調に出ております。
月平均一億三千万
ドル程度にな
つておりますが、四月、五月くらいは停滞して参りまして、六月—十月になりますと、十月が一億
ドルを
ちよつと突破しているだけで、あとは一億以下にとどま
つている
状況でございます。従いまして今年の
前半期を去年の
前半期と比べますと、
数字的には落ちておらないのでございますが、最近の
情勢がだんだん下向きしているというところに問題があるわけでございます。今年の初めはなお
ポンド地域等におきまして、
為替差の
関係上
輸出が非常に伸びた
状況があ
つたのでありますが、その後に我が方といたしましても
輸出調整をやらなければならないような
状況が起りまして、又
ポンド地域乃至
オープン・
アカウント地域におきましても
輸入制限をするという
状況が起
つて参りました。それらが六月以降の
輸出不振の大きな
原因にな
つているわけでございます。
ドル地域におきましては、この
数字で
御覧になります
通り、大体において三千万
ドルを
ちよつと上廻る
程度の
輸出が続いております。十月の
認証は三千九百九十万
ドル、これは戦後最高の
数字でございまして、この
意味におきましては、やや順調に経過していると申せるのでありますが、こらは
アメリカの
鉄鋼ストライキというような異常な
原因に基く
輸出もございまして、楽観は許されないと思われるのでございます。この
輸出不振の
原因は
只今申しましたように、
先方の
輸入制限によるところが非常に多うございますが、その一番激しく現われておりますのが、この
スターリング地域でございます。この
数字で
御覧になりましてもおわかりになりますように、六月くらいから非常な
勢いで減
つております。毎月四千四百万
ドルから始まりまして、最近は三千五、六百万
ドルまで減
つております。一時昨年の暮頃非常に出ましたときには、八千万
ドルを突破いたしておりましたのに比べますと、約半減というわけでございまして、まあここに
我が国の
輸出不振の一番大きな
原因があるということがわかるわけでございます。
オープン・
アカウントにつきましては、昨年
インドネシアが、例えば一億一千万
ドル日本から
輸入したというような異常な景気はございませんが、これはまあ後に申述べますようないろいろな
措置をとりまして、何とかして安定した
輸出をしたいという
措置をとりました結果、まあ大体において最近は二千五百万
ドルを
ちよつと下廻る
程度の
輸出が毎月出ている
状況でございます。従いまして
地域的に見ますと、繰返して申しますが、
スターリング地域における不振が
輸出不振の一番大きな
原因であるということでございます。
それから
商品別の
実績がその下にございます。これで見まして一番目立ちますのは、何と申しましても
繊維類、殊に
綿布関係の
輸出が不振でございます。これは申すまでもなく、戦前は
日本の
輸出の六割くらいを
綿布でや
つてお
つたと思います。戦後も五割
程度をずつと
紡績関係の
輸出で占めてお
つたのでございますが、最近はその
パーセンテージもだんだん減
つて参りました。総量におきましては非常な激減にな
つているわけでございます。昨年は十億
平方ヤード、
綿布にいたしまして十億
平方ヤードを上廻る
程度の
輸出があ
つたのでございますが、今年は恐らく七億
平方ヤードにとどまるのではないか。併しこの七億
平方ヤードにいたしましても、恐らく
世界で
日本がまあ一番の
輸出国ではないかと思うのであります。と言いますのは、それだけ
世界全体の
貿易量が減
つているということでございます。今年の夏、イギリスにおきまして
綿業会談が行われました。
関係各国が業者の代表を選びまして話をしたのでありまして、その際にも
綿布の
貿易量の増大ということについては大いに
努力しようということにな
つたのでありますが、遺憾ながな実際のこの
見込みというものは、余りそう明るくないという結論にな
つておるわけであります。従いまして、
綿布の
輸出不振は
日本だけに限らない
現象ではないかということが申上げられると思うのでありますが、その
影響するところは、
日本の
経済にとりましても非常に大きいわけでありまして、我々といたしましても対策に腐心をしておるような
状況でございます。
最近の
輸出のうちで伸びを見せておりますのは
鉄鋼材でございまして、この下から四番目の鉄というのでございます。これは先ほど申しました
アメリカの
ストライキや、いろいろな臨時的な要素もございますが、最近では昨年も
相当好調であ
つたのでありますが、昨年よりも更に一層上廻
つた輸出を示しております。十四は恐らく
御覧になります
通り、
品種別にいたしますと、
鉄鋼が一番にな
つておるというような
状況でございます。ただこれにつきましては問題は勿論あるのでございまして、
アメリカの
ストライキの
影響もなくな
つて来る、乃至は
西欧の軍拡の
勢いというものが幾らか緩ま
つて来るというようなこと、又
世界的に
物価が非常に下
つて参ります。ところが
日本は
鉄鋼につきましては、高い
原料を
輸入している
関係上、国際的な
物価の下落というものにベースを合せて行くことがなかなかむずかしいといういろいろな
原因があるわけであります。併しながら見通しといたしましては、この
鉄鋼の
輸出というものは、本年、明年もやはり
相当の
程度続くのではないか、これは
相当値段の点で勉強しなければならないと思うのでありますが、こういうように考えられる次第でございます。
次に
機械という項でございますが、これを
御覧になりましてもわかりますが、この
機械輸出は依然として余り振
つておらないのでございます。殊にいわゆる大型の
プラント物になりますと、まだ
日本が本当に工場の施設を出しておるというのが、
繊維機械以外には実はまだないのでありまして、
プラント物は今では大部分は
船舶の
輸出にとどま
つているような実情であります。而もこれは
船舶の
輸出は今までは
世界の
造船界が非常に忙しか
つたために、
引渡資金なんかの
関係で
日本が優位の地位を占めてお
つた。
従つてたくさん、少し高いのにもかかわらず
注文が来たという
時代があ
つたのでありますが、これも余り長続きしないのではないか。このまだ
注文の来ている間に大いに
合理化を
図つてコストを下げる
心要があるということにな
つて来ておるわけであります。それ以外の
機械輸出は、これはまだ何と申しましても、
日本の
機械産業全体が
輸出産業として十分に
輸出産業としての
切替りができておらないということもございまして、大いにこれは国家的に処理して行かなければならん問題だと思
つております。先ほ
ども申します
通り、
繊維類の
輸出貿易量というものがなかなか増大する
見込みがないのでありますから、
日本といたしましては、どうしても
鉄鋼関係乃至は
機械関係の
輸出にだんだんこれを切換えて行くことによりまして、
経済的な安定というものを図
つて行く必要があるというふうに考えられるのであります。
次の頁の
輸入の
数字を御
説明申上げますが、
輸入は大体において順調に推移いたしております。昨年はこの
数字で
御覧にな
つてもおわかりの
通り、一—三、四—六というところにおきまして非常に厖大な
輸入をいたしまして、これが国内の
滞貨増というようなことの
一つの
原因に
なつたことは御
承知の
通りでありますが、本年になりましてから、大体順調に且つ堅実なペースで
輸入いたしております。一月から七月までの
合計が、一月から六月までの
合計が九億、これに一億五千万余を加えますから、十億六千万
程度というものが一—七月までの
実績であります。これは
通関実績の統計が遅れておまりすので、実は六月までしか
数字がわか
つておりません。それでこの
パーセンテージ、割合を見ますと、
ドル地域が六一%、そのうち
アメリカが一番多いのであります。
アメリカは全体の四二%ということにな
つております。そのほかの
地域が三九%ということにな
つておりまして、依然として
ドルからの
輸入が非常に多いのであります。これは私
どもといたしましては、
ドルを節約するという
意味、それからもう
一つは
輸出促進、つまり
向うからたくさん物を買うことによ
つてこちらの物を売るという
政策を立てなければならない観点からいたしまして、成るべく
ドル以外の
地域からの
輸入を促進したい、
ドルの
輸入を抑えても、そちらに
転換して行きたいということを考えているわけであります。何分
物価高とか、その他いろいろの
原因がございまして、まだ十分に所期の効果を上げておりません。併し大体の傾向といたしましては、
目標のほうに近付いて来つつあると増えております。
輸入は御
承知のように
外貨予算というものによ
つて行な
つているのでありますが、
外貨予算上におきましては、
ポンド地域乃至は
オープン・
アカウント地域にたくさんの金を付けまして、できるだけ制約を少くして
輸入を図
つているのでございますが、
予算の
遂行率から申しましても、
ドル地域は大体九〇%以上消化しておりますが、
スターリング地域になりますと、これは六割
程度しか消化できないというような
状況でございます。これは或る
程度経済的にいたし方ない点もございます。併しだんだん
目標に近付いて来つつあることは
只今申し上げましたような
状況でございます。この
商品別の
輸入通関実績は、下に書いてございますが、大体において必要なものは皆買
つていると申していいと思います。ただ食糧におきましては、例の米が
世界的に今貴重ために、大体
年間百万トンという需要に対しまして、現在のところまだ七十万
程度の確保しかできておりません。更に
努力を要すると思われます。そのほか
鉄鋼原料などは十分に入
つておりまして、
鉄鉱石なんか少したくさん入り過ぎている
状況もございます。ただ最近の
ストライキが逼迫いたしまして、石炭の
輸入をやらなければならないという問題が起
つておりまして、現在約四十万トン
程度のものの
輸入を計画いたしております。着到はいつ頃になりますか、成るべく早くと思
つておりますが、今太平洋では非常に船が輻輳しておりますために間に合わない。できるだけ間に合わすように一同
努力しているところでございます。そのほか
機械類につきまして
数字が上
つておりますが、これは主として
合理化に役立つ
機械を入れているのでありまして、これは
外貨貸付その他によりまして非常に
便宜を供与しております。この
数字の御
説明はこの
程度にとどめたいと思います。
それに続きまして、一般的問題について少し御
説明申上げたいと思います。現在
我が国は
各国との間に
相当多数の
貿易協定を
締結して
貿易を行
つているのでありまして、そのうち現在昔からの
協定が
改訂の時期に達しているものが
相当ございます。第一に、例の
スターリング地域との間の
日英支払協定でございますが、これは今年の末に一応期限が切れることにな
つておりまして、この始末をどうするかということは、
只今政府部内において
研究中でございます。御
承知の
通り、最近は
ポンド地域との
貿易は、
日本の
輸入超過にな
つて参りまして、一時一億三千万
ポンドを突破したバランスがだんだん
減つて参つて、最近は一億一千万
程度にな
つております。これが来年の三月末項になりますと、今
丁度買付けの時期でありますから、恐らく七、八千万
ポンドまで減るのじやないかということが考えられます。又一方におきまして、
ポンドの実勢というものは非常に回復して参りました。闇のレートも一時ほどではないということにもな
つております。それから現在ロンドンでは御
承知の
通り英連邦の
会議が開かれております。
ポンドの将来におきまして、何らかの更にそれを強化する、
ポンドを強化するというふうな手が打たれる
見込みも出て来ているのじやないかと考えられます。
かたがた支払協定が過去におきまして、いろいろ
日本の
経済にとりまして悪い
影響を与えた面もございますので、その
状況は幾らか返
つて来ているのじやないかと考えている次第でございます。それから現在
交渉中の
協定といたしまして、今イタリアから
使節団が参
つておりまして、
貿易支払協定の
交渉をいたしております。これは当初の
見込みと比べますと、遺憾ながら
貿易量はそれほど多くはならないと思うのでありますが、何らかの
話合が恐らく近日中にまとまるのではないかと考えている次第であります。そのほか長い間の懸案にな
つておりますものに、
アルゼンチンとの
貿易協定、
国民政府との
貿易協定というようなものがございまして、このうち
アルゼンチンにつきましては、従来
日本側の
輸出超過が
相当甚しくて、現在でもなお一千八百万
ドル程度の焦付が
向うにできている。
先方は
ドルが余りありません
関係上、
協定通りの
ドル支払いができないという問題がございます。加うるに最近非常に
先方の農作物が不作でありまして、
日本に対する
輸出すべき品目がなかなかないということもあ
つたのでございますが、本年は小麦の取入れも順調であるということでありまして、ただ非常に
値段が高いために、何とかしてこれを
国際価格まで下げる
手段を講じなければならない、これにつきましては、
決算面において
アルゼンチン側に或る
程度の
便宜を供するということにおいて、これを打開して行くほかないと考えております。近く新大使も赴任されることであり、私
どもといたしましては、こういう機会に大いに話を促進して
締結まで持
つて行きたいと考えております。
国民政府との間におきましても、殆んどこれは全部の問題は解決したようなものなんでありますが、ただ
一つ貿易の上において
日本船を使うという問題がまだ残
つております。
先方が
相当強い
保護政策をと
つております
関係上、すべての契約を
CIF建でやりたい、こうなりますと、
日本側の
輸入が米でありますとか、砂糖でありますとか、そういうふうな量的に大きなものに限られております
関係上、
日本船の入る余地が殆んどなくな
つて来るということがございまして、この問題につきましては、なお折衝を重ねている
状況でございます。そのほか
ヨーロツパ諸国、殊に
ドイツとか、
フランス、
スウエーデン、これらの国につきまして
協定が
改訂の時期に達しております。現に
スウエーデンは東京で
交渉中でありまして、
ドイツ、
フランスにつきましては、来年早々恐らくこちらから申出を出すということになるのじやないかと考えております。最近非常に問題にな
つて参りました
インドネシア、
タイ国、
ブラジルというようなところと、これは
協定ができたわけであります。その後の
遂行の
実績を見てみますと、
インドネシアにつきましては、なかなか
買付が困難である。而も
年間四千万
ドルまで
日本が
向うの物を買うという約束をしているわけであります。何とかしてこれを実現しなければならん。そのために来年わざわざこちらの
使節団を出しまして、コプラを初めとして、
先方の
主要産品の
買付を容易ならしめるような
手段を発見することに
努力いたしているわけであります。先般参りました
使節団なんか非常に
向うの歓迎を受けまして、だんだん空気は好転して来ているように見受けられます。ただ具体的に申しますと、例えば
インドネシアの
沿岸航路の問題でございますとか、乃至は港の倉庫でありますとか、埠頭のようなものが、なかなか
日本船に対して平等な条件で使わしてもらえないというようなこともありまして、更に多くの
努力を重ねなければならない。これは少し長い目で見て
努力をして行くというようにしなければならないと考えている次第であります。
タイ国との間には、これは
日本が
向うから米を買います
関係上、何としても
相当向うの希望を入れてでも
協定を作る必要があります。今年のたしか八月だ
つたと思いますが、できたのでありますが、その後の結果を見ておりますと、
日本からの
輸出が最近非常に伸びまして、十月などは
繊維類の
輸出のうち
タイが第一位を占めている、
曾つてないような
現象が起
つております。その点
協定の
締結は成功だ
つたと考えております。これは
一つは
ポンドが強くなりましたために、香港を中継とする
貿易のうま味がなく
なつた。そのために直接
タイとの間の取引ができやすく
なつたということもあるのであります。とにかく
協定を作りました結果、
貿易面は
相当改善されております。
ブラジルにつきましては、これは
アルゼンチンとやや同じような
状況でございまして、やはり
向うの物は非常に高い、そのために買えない。
従つて日本から
輸出が一方的に出てしま
つて焦付きができるという虞れがある、こういう問題があるのでありまして、
協定ができましたら、これはよほどそういう点に思いをいたして、何らかの
調整措置をとるというようなことが必要じやないか、これはもう昔
日本の
商社が非常に強力であ
つたような
時代におきましては、
商社の間の
輸出入、
一つの
商社が自己の内部におきまして
輸出入の
調整を行うということによ
つて十分これは打開できたのでありますが、現在なかなかそこまで
貿易商社が協力にな
つておらないという問題もございまして、更に何らかの
措置によりまして
ブラジルとの
協定の円滑な運用を期して行きたいと思
つております。
それから私
どもが
只今貿易行政をや
つております上におきまして非常に心細く感じますことは、
今ちよつと申しました
貿易商社が非常に弱体化しておるということでございまして、これにつきましては、何らかの
措置によりまして強化育或を図りたいというふうに考えております。それから又
輸出そのものにつきまして、
西欧諸国においては
相当程度税金の
割引払戻でありますとか、特別の低金利の供与でありますとか、
便宜を供与しておるということを耳にしております。そこで最近
通産省からも
ドイツのほうに人を出しまして、
ドイツあたりでや
つておるいろいろなそういうような
輸出奨励策の
研究もさせておりまして、いずれ
研究がまとまりましたならば、少くとも
ドイツあたりのや
つております
程度までは
日本も
輸出に
便宜を供与する必要があるのじやないか、殊に
日本の
機械工業などにつきまして、先に申しましたように、これからのこれは
輸出産業でありまして、現在までのところ見るべき
実績が実際ないような状態で、これから新らしくマーケツトを開いて行かなければならないという
状況にな
つておるわけでありますが、この際は思い切
つた奨励策を講じて行くということが必要ではないかと考えておる次第であります。
そのほかまあいろいろ
通商政策といたしまして問題は多いのでございますが、これは言い古されたことでございますが、
輸出入市場の
転換、つまり
ドル地域から成るべく
ポンド、
地域乃至は
オープン・
アカウント地域に
輸入先を
転換して行くという問題がございます。これは先ほ
どもちよつと申上げましたが、単に
ドルを節約するという
意味だけではないのでありまして、近頃になりますと、非常に
各国とも
貿易の、自国の
国際収支の均衡ということに非常に関心を持
つて参
つております。従いまして
日本が一方的に売つ放しという
状況はもう望めないようなことにな
つております。売るためには先ず
向うから買わなきやならんということが非常に大きく浮び上
つて来ておるのであります。最近パキスタンとの間に、やはりこれは
貿易協定関係の話をいたしております。その際にも
先方は
日本が綿花を買
つてくれない限り、
先方も
日本の
綿糸布を買わないということをはつきり申しております。そういうような
状況がございますので、単に
ドル貨節約という
意味だけではなくして、
輸出を振興する、換言すれば安定した
輸出市場を持つという目的のために、やはりこの
輸入市場の
転換ということは強力に推進して行く必要があるのじやないか。そのために現在でも行な
つております日銀の
特別別口外貨貸付というような制度、これは完全とは言えないと思いますけれ
ども、合理的な範囲内において、こういうものも大いに利用して業者の負担を軽くし責いやすいようにして行くということが必要だと思
つておる次第であります。大変何で……。