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1952-11-29 第15回国会 参議院 法務委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年十一月二十九日(土曜日) 午前十一時十九分開会
—————————————
委員
の異動 十一月二十八日
委員
一
松定吉
君辞任に つき、その補欠として
林屋亀次郎
君を 議長において指名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
岡部
常君 理事
長谷山行毅
君
伊藤
修君
委員
加藤
武徳
君 郡 祐一君
宮城タマヨ
君
大野
幸一
君
政府委員
法務大臣官房経
理部長
天野
武一
君
事務局側
常任委員会専門
員 西村 高兄君
常任委員会専門
員 堀 真道君
説明員
最高裁判所長官
代理者
(
事務総局経理
局長
)
岸上
康夫
君
—————————————
本日の
会議
に付した
事件
○
検察裁判
及び行刑の
運営等
に関する
調査
の件 (
法務省関係予算
に関する件) (
裁判所関係予算
に関する件)
—————————————
岡部常
1
○
委員長
(
岡部常
君) これより
委員会
を開きます。 本日は
昭和
二十七
年度
予算補正案
中の
法務省
及び
最高裁判所所管
の
部分
につきまして、
当局
の
説明
を聴取いたしたいと思います。 先ず
法務省所管
の
部分
について
説明
を願います。
天野武一
2
○
政府委員
(
天野武一
君) 御
説明
申上げます。
只今国会
に提出してございまする
昭和
二十七
年度
一般会計予算補正
のうち、
法務省所管
のものは
総額
で十億五千八百九十三万五千円であります。これはお手許にございます
一覧表
の最後の
所管合計
のうち、
追加額
十億九千二百九十七万から
修正減
の三千四百三万五千円を差引きいたしますとそういう数が出て参ります。この表を御覧になると直
ぐおわかりになる通り
に、この
金額
のうち
公務員給与
のベース・アップに伴う
人件費
の増がこのうち約七割近くを占めておりまして、七億七千八百六十九万三千円というのはその
部分
でございます。従いましてこういうような
各省共通
のものは除くことといたしまして、御
説明
申上げる
部分
は結局この表の
数字
の6以下、つまり6には
検察官署
及び
刑務所施設整備等
に必要な
経費
とありますが、それ以下ということになります。6以下を
合計
いたしますと二億八千二十四万二千円となります。その
内訳
は
只今
の
検察官署
及び
刑務所施設整備等
に必要な
経費
、7の
入国者収容所設置
に必要な
経費
、8の
公安検察
の
強化等
に必要な
経費
、9の
検察事務
に必要な
経費
の
増加
、10
立太子礼恩赦事務処理
に必要な
経費
、こういうふうに分れるのであります。 先ず6でございますが、これは全部
施設費
であります。ここに二千万とございますが、その
内訳
を申上げますと、
検察庁関係
が八百八十二万八千円、
刑務所関係
が一千百十七万二千円であります。この
検察庁関係
から申上げますると、この
検察関係
の
施設費
は、これは最近のいろいろな
事件
の性質、それからそれに伴いまする外からの或いは石を投げられる、或いは襲撃されるというような暴力に備えまして
外塀等
を設ける、そういう
防衛施設
の
費用
でありまするし、それから
刑務所関係
についても同様で、
外塀
を設け或いは鉄柵を設け一層堅固な
保安施設
にするための
費用
でございます。これは政治的な、或いは暴力的な
犯罪者
が
刑務所施設
に対する暴行、或いはこれらの
関係者
がたくさん
刑務所
なり
拘置所
に入りまして、或いは悪化することのあるところの
刑務所
の治安を確保するために
警備力
の充実を早急に図る必要があるということに基いております。 次の7、
入国者収容所設置
に必要な
経費
、これが二つに分かれておりまして、
大臣官房
に一億七千百九十五万九千円、
入国管理局
に八百二十四万七千円とございますが、この一億七千のほうはここに書いておりまする
通り
に
施設費
でありまして、これは大村の
収容所
が手狭のために、これを増築するための
費用
でございます。それから八百二十四万七千円のほうは、この増築するに伴う
職員
の
増加
がございますので、これは定員の数でございませんで、百五十人の
常勤労務者
といたしましてそれに払う賃金でございます。 それから次の8、
公安検察
の
強化等
に必要な
経費
、これは二千百十七万五千円であります。それから次の
警察事務
に必要な
経費
の
増加
、これが五千二百四十八万六千円でございまして、
公安検察
の
強化
のほうの
内容
は、これは
超過勤務手当
、それから或いは
補償費
或いは
償却費
、
キャビネット等職員
の
手当
、或いは
記録調書等
の保管のための
経費
ということになります。それから
検察事務
の
増加
のほうはその
一つ
は
衆議院議員選挙関係
でございまして、これは
年度
当初約二万件の
違反事件
の捜査ということを予定して
予算
を組んでおりましたところ、
現実
には遥かにこれを上廻りまして、四万八千件という多数に上りましたので、
検察旅費
或いは
調査費
に著しい
不足
を来しまして、その
不足
を補うために
補正
を
要求
したものでありまするし、それから又
曾つて
の
メーデー騒擾事件
、それから先般の
講和恩赦
の
処理
に要した
経費
の
不足
をここで補おうとしたものでありまして、同じく
検察旅費
及び
旅費
を計上してございます。 それから18の
立太子礼恩赦事務処理
に必要な
経費
、これは
立太子礼
を機に
恩赦
が行われたので、これに必要な
経費
六百三十七万五千円を計上したわけでありまして、これは突然行われることになりました
関係
もありますので、
予算
的な
資料
を集めて時間をかけて検討する余裕なく、一応
対象件数
を三万三千五百人と見まして、その特赦、
特別減刑等
を決定し実行するために必要なる
恩赦
に要する
旅費
或いは
郵便料
、
超過勤務手当
などというものがその
内容
とな
つて
おります。 それから
修正減
が三千四百万円余ございますのは、これは
庁費
或いは
旅費
の面において五分から一割の減を、これは
法務省
だけでなく
各省
それぞれございますが、見ましたので、それが落ちたわけでございます。結局それで十億五千八百九十三万五千円ということになります。 大体以上の
通り
でございまして、
法務省
だけの立場を
考え
ますると、この
程度
の
金額
では到底十分とは申しかねるばかりでなく、ほかにも
要求
したい事項があるのでありまするが、結局
大蔵省
とまあ何回か
事務折衝
を行い、結局閣議を経ましてこれだけのところに落付いたわけでございます。以上でございます。
岡部常
3
○
委員長
(
岡部常
君) 何か御
質疑
がございましたらば……、この際若しありませんければ
裁判所
のほうに移りたいと思います。
加藤武徳
4
○
加藤武徳
君 二十八
年度
の当初
予算
の
予算要求
の
内容等
につきまして
資料
がございますれば
お互い
承
つて
置きたいとこういう気持を持
つて
おります。と申しますのは今
概略説明
を承りましたように本
年度
の当初
予算
が約七十億、こういうことのようでありまして、
各省
の
予算要求額
と、それから実際に
予算
に組まれました
金額
との比較、特に
法務省
はどのような御
要求
をなされて、どの
程度
実現できたかということを我々は随分
関心
を持
つて
眺めておるわけなんであ
つて
、例えば二十八
年度
におきましてどの
程度
の
少年院
なり或いは少女院なりの
設置等
に御
関心
を持
つて
おられるか。それから昨日、一昨日の
保護司
の
大会等
におきまして随分と声が揚りました
費用弁償
の問題、こういうことについてどういうお
考え
を持
つて
おられるかという問題、こういう
点等
について一応の検討を加えて、
お互い
が推進すべき点があれば今後推進する。こういう
方向
で
考え
たいと思いますので、これは勿論別の
機会
でもよろしうございますが
予算要求
をなす
つた内容等
がお漏らし願えれば
資料等
をお出し願いたい。その上で今私申上げました
少年院等
の設置問題、或いは
保護司
の
費用弁償
の問題、或いは
中央更生保護委員会
の運用の問題、こういうところなんかにつきまして御
質問
申したい、こういう
工合
に
考え
ておるわけです。
天野武一
5
○
政府委員
(
天野武一
君)
只今
の、
加藤
さんは、
年度
当初七十億とおつしやいましたのは、これは約百六十五億でございます。二十七
年度
予算
は。
加藤武徳
6
○
加藤武徳
君 ああそうですか。
天野武一
7
○
政府委員
(
天野武一
君) それから
明年度予算
は、これは御存じの
通り
、まだ
大蔵省
の査定も受けておりませんので、一方的に私のほうから
要求
説明
した
程度
に承わ
つて
おりますが、そのトータルは三百六十一億六千百七十八万三千円ということにな
つて
おります。全然まだこれは事務的な、こちらの
説明
だけが済んだのでございましたので、
立入つて
御
説明
できないのであります。
岡部常
8
○
委員長
(
岡部常
君)
加藤
さんに申上げますが、細かいことは
所管
の
局長
などに又
質疑
する
機会
を持ちたいと思います。本日は大体の御
説明
を
願つて
、その
程度
において大体の御
質問
を
願つて
、細目は又別にお譲り願いたいと思います。如何でございますか。
加藤武徳
9
○
加藤武徳
君 それで結構でございます。
岡部常
10
○
委員長
(
岡部常
君) ほかにございませんければ、それでは
最高裁判所所管
の分について
当局
から御
説明
を願いたい。
岸上康夫
11
○
説明員
(
岸上康夫
君) それでは私から
本年度補正予算
の
概略
を申上げます。 本
年度
の
補正予算
の
要求
いたしております
総額
は、全部で五億二千五十万三千円ということでありまして、本
年度
の
年度
当初の
予算
七十億六千二百六十八万一千円というものに合せまして、
合計
いたしますと結局全部で七十五億八千三百十八万四千円、こういう
工合
になります。
補正予算
のほうの
内訳
を申上げますと、先ずいわゆるべース・アップとございまする
裁判所
全
職員
の
給与改善
に必要な
経費
といたしまして、五億二千五百十六万九千円計上いたしております。それからその次に、いわゆる
法廷警備態勢
の
確立
に必要な
経費
といたしまして、
合計
三千四百六十万二千円、こういう
経費
を計上いたしております。この
法廷警備態勢確立
に必要な
経費
は、御
承知
のように本
年度
の当初から特にひどくな
つて
参りましたいわゆる
法廷闘争
に対処いたしますために、
法廷
の
秩序維持
と、それから審判の適正迅速な
処理
のための
態勢
を整えるために
法廷警備
を
強化
し、そのための
費用
として計上したのでありますが、先ず大きく分けまして、
営繕関係
の
費用
、その他の
費用
と分けますと、
営繕関係
の
費用
はいわゆる仮
監置室
の装置、この仮
監置室
と申しますのは、御
承知
のように、
法廷秩序等
の
制裁
に関する法律によりまして、
裁判所
のほうで一定の
制裁
を科する前提として拘束をする、その拘束する
場所
の
営繕費
でございます。それから
法廷
の木柵の取付け、或いは
傍聴席
の
連結椅子
、或いは
法廷
の改造、こういうものはいずれも今の
警備態勢
を整えるために、その
施設
として
法廷
の
内容
を改善する、
警備
に沿うように改善する、こういうための
費用
でございます。それからなおそれに関連いたしまして、庁舎の塀、扉というようなものを設けて、それに沿わないような所を
強化
する
費用
でございます。その
営繕費
が今の三千四百六十万二千円の中で、二千八百二十九万八千円というのが
営繕費
でございます。それからもう
一つ
の大分けといたしまして、その他といたしまして、仮
監置室
の備品、これは
寝具等
であります。それから
警備員
の
被服費
、それから
法廷警備
のための
会議費
、これは
警備
のために派遣を求めました警察官のための
茶菓代
でございます。以上が大体
法廷警備態勢
に必要な
経費
としての
内訳
でございます。 それから、その次は
裁判関係
でございますが、
裁判費
の
不足額
といたしまして二千万円を計上いたしております。これは主としまして
裁判所
が
裁判
上
出張
する
職員
の
旅費
でございます。これが本年の四月一日を期して日当、或いは
宿泊金
の
単価
が値上りになりまして、それが当初
予算
のときには予想されないので含まれていない。それが上りましたために
不足
を来しました。その
経費
といたしまして二千万円を計上いたしておるわけであります。 以上が
補正予算
の中で
追加
を
要求
しておりまする分でございますが、なお
節約
のほうといたしまして、
既定予算
の中の
旅費
、これは主として
検察委員会関係
の
旅費
でございます。それからその他の
一般
の
庁費
の一部の
節約
といたしまして五千九百万円ばかり、五千九百二十六万八千円、これを計上した次第であります。結局五億二千五十万三千円という
補正予算
を計上
要求
いたしておるわけでございます。以上簡単でございますが……。
岡部常
12
○
委員長
(
岡部常
君)
只今
の御
説明
につきまして御
質問
のあるかたは申出を願います。先ほど
加藤
さんのお話もございました
通り
に、この際
内容
の点につきましては、更にそれぞれの
事務当局
に来て頂いて御
質疑
をなさる
機会
を得たいと思います。なお全体の、
予算委員会
の審議に差支えない限度におきましては、
大蔵当局等
の御
説明
もかねて伺う
機会
を持ちたいと思います。若し別段御
質問
がございませんければ、本日の
会議
は……。
伊藤修
13
○
伊藤修
君 この第三ですね、
裁判官
の
出張旅費
が二千万円の
増加
というのですか。
岸上康夫
14
○
説明員
(
岸上康夫
君) はい。
伊藤修
15
○
伊藤修
君 これは今
単価
が
上つた
からこれだけの
不足
を生じたので
追加
するというような御
説明
でございますが、一体近来の
裁判官
の
出張
の
度数
が多いのじやないですか。
岸上康夫
16
○
説明員
(
岸上康夫
君) と申しますと…‥。
伊藤修
17
○
伊藤修
君 要するに
調査事件
の
関係証人
を
法廷
に喚び出すことが、その
居住地
に
出張
されることは、これは結構なことだと思うのです。併しそれによ
つて法廷
が空くということを
考え
なく
ちやいかん
と思うのです。
往復
の期間は
法廷
が空いてしま
つて
、他の
事件
が未
処理
にな
つて
、
下級裁判所
において
事件
が非常に停滞しておるのです。非常に長く
日にち
がかか
つて
おることは御
承知
の
通り
です。というのは
出張
を非常にたび重ねて、例えば十人の
証人
を調べる場合において、それを数回に分か
つて
東京
へ
出張
して来るというようなことが今日の
現実
じやないかと思うのですが、まあ悪く言えば
出張費稼ぎ
ですよ、簡単に言えば。一体どれほど使
つて
いるのですか。それを先ず
伺つて
、それで
最高
どのくらい使うのですか。
裁判所
において一番
余計使
う
裁判所
を聞かしてもらいましよう。
岸上康夫
18
○
説明員
(
岸上康夫
君)
個々
の
裁判所
でございますか。今の御
質問
の……。
伊藤修
19
○
伊藤修
君 どこの
裁判所
でもいいが、一体どこが一番
余計使
つて
いるか。
岸上康夫
20
○
説明員
(
岸上康夫
君) 今お尋ね頂きました
個々
の庁について細かい
数字
は今
ちよ
つと記憶もございませんのですが、
一般
的に申上げますと、やはり
事件
の多い
東京
、
大阪等
が額の面では勿論多くな
つて
おります。それでまあその不必要な
出張
、これは勿論厳格に自粛するようにいたしまして、私
ども裁判官
のほうといたしましてもその点は十分自粛しておることと思いますのですが、ただ具体的な例でこういう場合はどうかということにつきましては、
ちよ
つと私
資料
を持合せておりませんので正確な答弁はいたしかねますが……。
伊藤修
21
○
伊藤修
君 いや、あなたは
経理局長
をや
つて
いらつしやるのですから、そんなことがわからんじや困ると思うのですね。
一体全国
の最近の
裁判所
は判事が
法廷
を空けることは甚だしいのですよ。すべて
証人尋問
のため
出張
に名を借りて
裁判所
を空けておる。そうした面において
出張旅費
というのが非常にかさんでおるということを聞き及んでおるのですが、一体どのくらい使
つて
おるかということを聞いているのです。
岸上康夫
22
○
説明員
(
岸上康夫
君)
地方裁判所
の、最も多く使われます
地方裁判所
全体の
職員
の
出張旅費
としての金は、年額で六千五百万円ばかり
予算
上組まれております。そして本年の八月までの
支出実績
が大体それの約半分の三千万円
程度
だというふうに今のところ記憶しております。
伊藤修
23
○
伊藤修
君 それは
裁判官
のあれも入
つて
いるのですか。
岸上康夫
24
○
説明員
(
岸上康夫
君)
裁判官
及び
書記官等
の
裁判
上の
出張
……。
伊藤修
25
○
伊藤修
君
出張
の
度数
の報告はありますか。
岸上康夫
26
○
説明員
(
岸上康夫
君) ございます。それは今持合せございませんが、帰りますれば正確な
数字
はあります。
伊藤修
27
○
伊藤修
君 私の憂えることはお金を使うことじやないのです。それによ
つて裁判
が遅滞して困るということです。今激しいところになると一ヵ月殆んどいない
法廷
があるのです。
地方
では……
東京あたり
ではそういう繰合せができますけれども、
地方
ではそういうことをされると他の
事件
は全部壊滅ですよ。それがために二年も三年も徒らに
事件
が停滞して行くという虞れが今日十分見られるのです。それから
一つ
どのくらい
出張
するか、
度数
と、それからそれによ
つて
費やされる
費用
です。日数を出して見て頂きたいと思います。それだけが大切な
裁判官
が
法廷
を空けた
日にち
になるのですから、それを一遍参考に聞かして頂きたいと思うのです。
大野幸一
28
○
大野幸一
君 私
ちよ
つと気がついたことで
一つ希望
を申上げて置きたいと思うのですが、
家庭裁判所
は日比谷公園と、それから
海軍省側
との両方に
家庭裁判所
がある。あそこの相向
つて
いる道は非常に
自動車
の
交通
が瀕繁です。
庁員
及び
訴訟関係者
があつちへ行つたりこつちへ行つたりする
往復
は非常に多いと思う。而も書類なんかを抱えて
知的労働者
なんかは歩く場合に物を
考え
ている。そういう経験を私持
つて
おります。実は私は間違いまして飛込みまして、一瞬で
自動車
で怪我をするところだ
つたの
です。非常に危いところだ
つたの
です。聞いて見ましたところが、すでに二回ほど
犠牲者
が出ている。あそこは僅かの距離であるから、
地下道
ということをすぐ気が付かなければならない。戦争中何かあそこは
地下道
があつたということを聞いたと思うのですが、
一般民衆
、殊に
庁員
の将来のために
地下道
を建設する用意があるのかどうか。こういうことをお尋ねしたい。
岸上康夫
29
○
説明員
(
岸上康夫
君) そういう点は私も前から、あそこが可成り
交通
上危険だということで、まあお説のような設備をしたらどうか、すべきではないかというような
意見
は、内部にもあるようでございます。ただまあいろいろな
予算
その他の
関係
で、具体的なところまではまだ行
つて
おりません。
大野幸一
30
○
大野幸一
君 過ちが起きてからは防げられないので、至急にそういう
予算面
を
政府
に計上せられることを
希望
しておきます。
伊藤修
31
○
伊藤修
君 それから、常に聞きたいと思
つて
いたのですが、私らはあまり
関係
ないが、
国選弁護人
の
弁護料
は
全国
書くらしいですね、あれはどういう
関係
ですか。
岸上康夫
32
○
説明員
(
岸上康夫
君) あれは大体
全国
的に
基準
を設けて、そうして各庁におきまして、その
事件
の
難易等
においてや
つて
おりますので、実際面としては多少のでこぼこといいますか、
見方
の
相違
もあるかも知れません、あるやに聞いておりますが、大体の
基準
はきめてや
つて
いるつもりでございます。きめて、それは又各庁に通知してございます。
伊藤修
33
○
伊藤修
君 それは
事件
の
軽重
、
難易
によ
つて
されるなら、これは公正だと思うのです。それでなくして、各
裁判所
によ
つて
違うのです。例えば愛知県と
岐阜
県とは違います。三重県とも違います。又
岐阜県内
でも
本庁
とその支部と、
簡易裁判所
とは違います。
場所
によ
つて
違うのですね、私はそれは
ちよ
つと理解できかねるのですがね。
岸上康夫
34
○
説明員
(
岸上康夫
君) そういうことはないように……。
伊藤修
35
○
伊藤修
君 ないとあなたはおつしや
つて
いるけれども、
現実
はそれは
全国
的にや
つて
いるのですから、一体どういう
基準
によ
つて
や
つて
いるのか、
弁護士
の良い悪いによ
つて
やるのか、或いは
事件
の
軽重
、
難易
によ
つて
されるならば、私はいいと思います。そうでなくして、
官庁ごと
によ
つて相当
の開きがあるらしいですね。これは
常々小言
をよく聞くのですが、
本庁
のほうではそういうことはないとするならば改めて訓令すべき必要があると思う。
岸上康夫
36
○
説明員
(
岸上康夫
君) 具体的には調べてみますが、
基準
をきめて流しているわけです。
伊藤修
37
○
伊藤修
君 流しているけれども実際や
つて
いないですよ。あなたのおつしやるようなことは。
岸上康夫
38
○
説明員
(
岸上康夫
君) ですから多少各庁によりまして認定といいますか、
見方
の
相違
があることは止むを得ないと思います。
伊藤修
39
○
伊藤修
君 いや、
事件
によ
つて
それが違うのは止むを得ません。
事件
によ
つて
でなくて、その
官庁
で扱う場合においてはなにがしかというふうにきま
つて
いるのです。
事件
によ
つて
いるという意味じやないのです。例えば具体的に申しましようか。
岐阜
県の御嵩だつたら七百円です。それから
名古屋あたり
だと千円か千三百円取
つて
いるのです。これは
簡易裁判所
の
事件
で、そうして恰も御嵩の
弁護士
は悪いということになるんじやないですか、
扱い方
が。だからそれはどういうふうにして区別されるのかということを聞くのです。これは一例ですけれども、
全国
的に皆まちまちですよ。
岡部常
40
○
委員長
(
岡部常
君) この際
伊藤
さんに申上げますが、今のことは
調査
してから又……。それから先ほどの
旅費
の件ですね、これもよく
調査
してから聞くことにしたいと思いますが、
経理局長
の再
説明
もお願いするし、
事務総長
の
意見
も聞くことにいたしましよう。
加藤武徳
41
○
加藤武徳
君 これは私は
希望
でありますが、二十八
年度
の
予算要求
の
内容
をお漏らしして頂ける
機会
をできるだけ早くお作り願いたい、こういう私の
希望
であります。と申しますのは、
党内事情
を申上げまして大変恐縮ですが、二十八
年度
の
予算編成
の我々の
党内
の
事情
、これは
政府
が
予算
の枠を組んでしまう前に
党自体
として
骨格予算
を組むということで、ここ数回の会合を重ねております。あと一週間もいたしまするとコンクリートにな
つて
しまうのではないか、こういう実は心配を持
つて
おります。で、今まで
法務省
のお立てになりました
予算
全体を眺めて見て、これでは不十分だと、こういう結論を
只今
持
つて
おります。で、
裁判所
或いは
検察庁
は、これらはすでに殆んど完成しておるようでありますが、財源が許されるに
伴つて
今後の
方向
は
受刑者
の処遇の問題、或いは環境の問題或いは
収容施設
の問題、こういう面に
相当重点
が置かれなく
ちやいかん
、こういうふうに
考え
ておりますが、成るべく早い
機会
に御
要求
なさ
つて
おる
予算内容
を我々が聞いて、それを基礎にして
お互い
に今後研究を重ねて行きたいと思う。先ほど
ちよ
つと申上げましたように、昨日、一昨日の
全国
の
更生保護司
の
大会等
において随分
意見
が出ております。私も具体的に
保護司
の県の
連盟等
の
援護団体
の
更生保護会等
の
寄附金
の集め方、こういうものについても実例を知
つて
おります。で、末端の町村におきましては、
国家予算
が少いために随分
寄附金
を押しつけられて、それが市町村の財政に響いておるという、こういう
実情等
もございまするので、できるだけこういう面についても今後意を使
つて
行かなければならない、こういう
考え
を持
つて
おりますので、先ほど申上げましたように成るべく早く聞かせて頂きたい、こういう
機会
をお作り頂きたいと思います。
岡部常
42
○
委員長
(
岡部常
君)
天野部長
にお願いいたしますが、本日は
補正予算
についての御
説明
を承わ
つたの
でありますが、
只今加藤委員
からの
希望
もありますし、近い
機会
において二十八
年度
予算
の御
計画等
を或る
程度
においてお示しを願いたいと思います。
天野武一
43
○
政府委員
(
天野武一
君)
承知
しました。
岡部常
44
○
委員長
(
岡部常
君) 次の
機会
にお願いしておきます。 それからそのほかございませんければ本日はこの
程度
にして散会いたします。次回は追
つて公報
を以てお知らせいたします。 午前十一時五十六分散会