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1952-12-23 第15回国会 参議院 電気通信委員会 第9号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年十二月二十三日(火曜 日) 午前十一時一分開会
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
溝淵
春次
君 理事
尾崎
行輝
君
委員
鈴木
恭一
君
新谷寅三郎
君
稻垣平太郎
君
水橋
藤作
君
国務大臣
郵 政 大 臣
高瀬荘太郎
君
政府委員
郵政政務次官
平井
義一
君
郵政省電気通信
監理官
金光 昭君
事務局側
常任委員会専門
員 後藤 隆吉君
常任委員会専門
員 柏木 栄一君
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
電話設備費負担臨時措置法
の一部を 改正する
法律案
(
内閣提出
衆議院
送 付) ○
電気通信事業運営状況
に関する
調査
の件 (
日本電信電話公社職員
の
給与改訂
に関する件) ○
議員派遣要求
の件
—————————————
溝淵春次
1
○
委員長
(
溝淵春次
君)
只今
より
電気通信委員会
を開会いたします。
電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
を
議題
といたします。本日は
討論採決
を行いたいと存じますから、そのお含みにてまた
質疑
のあるかたはこの際
質疑
をお願いいたします。……ございませんか。
質疑
はないようですから、これで
質疑
は終了したものと認めることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
2
○
委員長
(
溝淵春次
君) 御
異議
ないものと認めます。よ
つて質疑
は終結したものと認めます。
ちよ
つと
速記
をとめて下さい。 〔
速記中止
〕
溝淵春次
3
○
委員長
(
溝淵春次
君) それじや
速記
をつけて下さい。これより
電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
の
討論
を行います。
討論
されるかたは先ず賛否を明らかにせられてから御
意見
をお述べになるようお願いいたします。
鈴木恭一
4
○
鈴木恭一
君 私は自由党を代表いたしまして、
電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
に以下述べまする
理由
を以ちまして
賛成
いたします。
再建途上
にある我が
日本
のあらゆる
国家生活
の
基盤
をなす
電信電話
の
整備拡充
ということは、極めて重要な
政府
の
施策
でならなければならないということはこれは申上げるまでもないのでありまして、これについては再度に
亘つて
当院におきましても
決議
をいたした次第であります。今般
電信電話公社
ができまして、
企業組織
が
変つたの
もその主たる
理由
はここにあつたと存ずるのでありますが、
政府
は、
大臣
の
提案理由
の御
説明
にもありました
通り
、
重要施策
中に
経済基盤
の発展の一
施策
として
電信電話
の
拡充
を取上げたのでありますと、こう申しておられるのであります。このことは誠に結構なことでありまするが、その
内容
を拝見いたしますると、
建設資金財源
として今度の
補正予算
に計上せられたのは二十億円であります。而もその二十億円の
建設資金
従来
資金運用部資金
から賄
つて
おられたものを今度は
電信電話債券
で賄う、そこで本
法案
の改正にな
つたの
であります。私は昨年の
補正予算
におきましては、二十五億円が
資金運用部資金
から賄われておつたことを承知いたすものでありますが、今度はそのほうは零になりまして、それを殆んど全部を
加入者
の
負担
とする、
利用者
の
負担
とするということであるのでありまして、その点は決して
電信電話
を
整備拡充
する方策として理想的な案でないことを卒直に申上げたいのであります。
大臣
もこの
方法
は好ましくない
臨時措置
である、三十一年までを限度としておるので、いろいろ
資金運用部資金
の
借入等
も
努力
したが、今日この
資金
が延びないので、
希望
するようなわけには参らなか
つたの
で、窮余の策として本
方法
を採用せざるを得なかつたと申しておられます。
政府
の
努力
に対しては一応了承いたすのでありまするが、本
施策
が決して理想的でないということを
政府
も承知いたしておるのでありまするので、この
方法
は成るべく早く打切られまして、
資金運用部資金等
、
財政資金
によ
つて
これを賄うことを強く要望いたすのでありまする なおこの
方法
によりまして従来三万円乃至二方の
負担金
を
負担
しておりました上更に六万円以内の
負担
をしなければならないということは、
電話
の
経済的価値
というものを私は知らないわけではないのでありまするけれども、これによ
つて公益性
というものが阻害されやしないかということを心配いたすものであります。金のない者はかけられないではないかという
質問
も昨日はあつたようでありますが、その点はどうしてもこの
方法
によ
つて
は避け得られないのでありまして、この点に対して実際
実施
される際に十分な考慮が払われなければならないと思います。なお、この問題は延いて都会の
電話
と地方の
電話
をどういうふうに按配して行くかということも問題になりましようし、従来の
優先受理
の
精神
というものがどうしてどういうふうにこれが按配されて行くかということも考慮されなければならないと思う。どこまでも一面に
電話
の
経済的価値
というものを認めると共ににこの
公益性
を無視しないように阻害されないように、
政府
に格段の御
努力
をお願いいたしたい。この
希望
を強く申述べまして、私は
本案
に
賛成
するものであります。
新谷寅三郎
5
○
新谷寅三郎
君 私も
只今議題
にな
つて
おりまする
電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
に
賛成
の意を表するものであります。ただ
本案
の審議に当りまして、
政府当局
の
説明
を聞きましたが、この
法律案
の要旨は、要するに
国家財政資金
の
電話事業
に対する投資が
電話
の
建設事業資金
の
需要額
に比べまして非常に少いために、止むを得ず
加入者
に対して相当高額の
債券
を
負担
させようとするものでありまして、これは
事情
は了といたしますけれども、
趣旨
から申しますると、
電話
の
国民大衆
への
普及
を非常に阻害するものとなるのでありまして、かかる
法律
が将来とも引続いて
実施
せられることにつきましてはよほど考慮しなければならんという
考え
を持
つて
おるのであります。 それで私はこの
法律案
には
賛成
ではありますけれども、今後
政府
におきましては、やはり
電話事業
を
一般国民大衆
のために
拡充
するのであるというこの本旨を忘れることなく、あらゆる
努力
を傾けられるように要望いたしまして、私の
賛成討論
とする次第であります。
稻垣平太郎
6
○
稻垣平太郎
君 本
法律案
については
先ほど
鈴木委員
並びに
新谷委員
から
賛成
の御答弁がありましたが、私自身としても
賛意
、まあ止むを得ず
賛成
をいたします。 但し、私はこれは
一般大衆
に対する問題もそうでありますが、現在加入しておるあの
人たち
の間に非常な不公平が行われるこのために非常な不公平が行われるその
施策
というものがいいことか悪いことかということを十分
考え
てみる必要があると私は思うのであります。現在の
加入者
のうちで甲、乙、丙、いろいろたびたび
加入費
、
架設費
が変りましたので、種々な種類の人ができておるということは、全体的に見て甚だ面白からぬ結果を招来するのではないかということを先ず恐れるものであります。 次に実際今後も
臨時措置
でありますが、果してこれが
臨時措置
で済むかどうか、これは早くこういつたような臨時的な
措置
はできるだけ短期間に打切りたいという御
希望
を御両君ともお述べになりましたが、併し実際に打切れるかどうかということは私は問題だと実は思うのであります。そこで実際に今後とも打切れないで、なおこういつたような
状態
が続くということになりますると、私は前提として申上げた
加入者
に対するところの
負担
のいろいろな差異が起
つて
来る。これは一体どう
考え
たらよいのかということをもう少し根本的に掘下げて
検討
したければいけないのじやないか思います。それには結局は私は今の
料金制度
がいいか悪いかという点にどうしても入
つて
行かなければならないということが
一つ
、それからもう
一つ
は、
公社
の
資本構成
なり或いは
公社
の機構なり、そういうものについてもう少し根本的に再
検討
するということかどうしても必要なことではないか、かように
考え
るもであります。併し今日
料金
の問題なり或いは
資本構成
の問題なりを
検討
いたしまするのには相当の時日を要することと存じますので、私も取りあえずこの
臨時措置法
の一部を改正する
法律案
に
賛意
を表しまして、但し私が申述べました点については
当局者
において十分御
検討
を願いたいということを申述べておきます。
尾崎行輝
7
○
尾崎
行輝
君 私も止むを得ず
賛意
を表するものであります。
理由
は
新谷委員
初めその他各
委員諸氏
の委細を尽された御
意見
を含んでおりますから繰返しません。
溝淵春次
8
○
委員長
(
溝淵春次
君) ほかに御
意見
ございませんか。ほかに御
意見
もないようですから、
討論
はこれにて終局したものと認め、これより本
法律案
の
採決
を行うことに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
9
○
委員長
(
溝淵春次
君) 御
異議
ないと認めます。これより本
法案
の
採決
をいたします。
電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
、
内閣提出
、
衆議院送付案
、全部を問題に供します。本
法律案
を原
案通り
可決することに
賛成
のかたの
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
溝淵春次
10
○
委員長
(
溝淵春次
君)
全会一致
と認めます。よ
つて
本
法律案
は
全会一致
を以て原
案通り
可決すべきものと決定いたしました。
新谷寅三郎
11
○
新谷寅三郎
君 私は
只今討論
において各
委員
からお述べになりました
趣旨
を十分に参酌いたしまして、これは全員の一致した
希望意見
であるということを認めまして
本案
の決定せられるに当りまして、次のような
附帯決議
をつけて頂きたいと思うのであります。
附帯決議案
を朗読いたします。
附帯決議
(案) 本
法案
は
電話事業
の
建設資金調達
のため
加入者
に対し一時に高額の
負担
を課さんとするものであ
つて
、
差当り暫定的措置
としては止むを得ずとする、
電話
の
国民大衆
への
普及
を阻碍する結果となることは明らかである。 依て本
委員会
は
政府
が速かに
左記事項
を実行されることを強く要望する。 記 一、
日本電信電話会社設立
の
趣旨
に鑑み
建設資金
として投入する
国家財政資金
を大幅に増額すること 二、同
公社
の
公募債券
の
発行額
を増額すること 三、適切なる
料金制度
を確立すると共に要すれば同
公社
の
資本構成
に
民間資本
の参加を求むれるの要否につき再
検討
すること 以上の
通り
であります。この
附帯決議案
につきましてお諮りの上、できれば
全会一致
でこの
附帯決議案
を御決定下さるようにお願いいたします。
溝淵春次
12
○
委員長
(
溝淵春次
君)
只今新谷委員
より
附帯決議案
の動議が提出されましたので、これをお諮りいたします。 本
法律案
に対し
只今
の
附帯決議
を附することに
賛成
のかたの御
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
溝淵春次
13
○
委員長
(
溝淵春次
君)
全会一致
と認めます。よ
つて委員会
は本
法律案
に対し
新谷委員朗読通り
の
附帯決議
を附することに決しました。なお本
法律案
に
賛成
せられたかたは、多数
意見者署名
に御
署名
を願います。 多数
意見者署名
尾崎
行輝
鈴木
恭一
新谷寅三郎
稻垣平太郎
溝淵春次
14
○
委員長
(
溝淵春次
君) なお爾後の
手続
及び本
会議
における
報告等
につきましては、慣例により
委員長
に御一任願うことに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
15
○
委員長
(
溝淵春次
君) 御
異議
ないと認めます。よ
つて
爾後の
手続
及び本
会議
の
報告
は、
委員長
に一任願うことに決しました。
速記
をとめて。 〔
速記中止
〕
溝淵春次
16
○
委員長
(
溝淵春次
君)
速記
を始めて。
平井義一
17
○
政府委員
(
平井義一
君)
只今電話設備費負担臨時措置法
の一部を改正する
法律案
の可決を頂きまして、誠に有難うございました。これに対しまして
附帯決議
を以て、
電信電話施設
の
建設資金
については、
政府
の
財政資金
を更に増額すると共に、
電信電話債券
の
一般公募額
を増額するようにとの御鞭撻を受けましたが、
政府
といたしましては、
決議
の
趣旨
に副うようできるだけ
努力
をいたしたいと
考え
る次であります。どうか本
委員会
の
皆さん
におきましても何分ともに御指導、御鞭撻頂くよう特にお願い申上げます。
溝淵春次
18
○
委員長
(
溝淵春次
君) それでは次に
電気通信事業運営状況
に関する
調査
を
議題
といたします。本日は
日本電信電話公社職員
の
給与改訂
に関し各
委員
より御
質疑
をお願いいたします。
水橋藤作
19
○
水橋藤作
君 私は先刻からこの
公社
の要するに裁定問題につきまして、
大蔵大臣
の
出席
を要求しておりましたが諸般の
事情
でなかなか
出席
も困難であるということを認めまして、今日は
所管大臣
及び
次官
からで結構ですから御答弁願いたいと思うわけであります。 で、今
日本
に置かれている
国鉄
及び
専売
、電々
公社
のこの三社の
従業員
のバランスから見まして、私から申上げるまでもなく
政府
も
十分御存じ
のことと思いまするが、電々
公社
の
従業員
の置かれている
待遇
が劣悪であるということは御承知のことと存じますが、この際にやはり最も公平なる
処置
をとるべきであるという建前から、この
調停
の
実施
につきまして
政府
はどの
程度
に誠意をお持ちにな
つて
おられるか、又
交渉過程
はどの
程度
に進んでおるか等につきまして卒直にお示しを願いたいと思うのであります。
平井義一
20
○
政府委員
(
平井義一
君)
只今
の御
意見
御尤もでございまして、先般私が
秘密会
の席上で
皆さん
に御
報告
を申上げまして以来、日夜
努力
を続けておるのでありますが、何分にもすでに
衆議院
を
補正予算
は通過いたしましたし、
参議院
におきましても通過の
過程
にあるような今日におきまして、
公社
内において何とか
趣旨
に副うようにということで、その許可を
大蔵省
に
折衝
中でありますが、先般
閣議
で
大蔵大臣
、
佐藤建設大臣
、
郵政大臣
、
官房長官
から、
公社
は何とかしなければならん、又
希望
にできるだけ副うようにという
お話
があつたように承わるのであります。たまたま
閣議
の
関係閣僚
の
申合せ
と
大蔵省
の
主計局事務当局
の
意見
が多少食違
つて
おる点がございまして、今日まではつきりした線が未だ出ないのを非常に遺憾とするのでありますが、速急に何とか
結論
を出さなければならんということで、
郵政大臣
といたしましても奔走をしておるような
状態
であります。一日二日のうちには何とか
結論
が出ると思うのであります。併し年の瀬は迫
つて
おるのでありますから、
公社
のほうにおきまして、或いは総裁の
気持
におきまして、又
一般公社
の
組合員
の立場を考慮しまして、何かの
処置
がとられるのではないかと、こういうことを
考え
ておるような次第でありまするが、
只今
のところこういう数字が出たということは申上げられないところであります。
水橋藤作
21
○
水橋藤作
君
御存じ
の
通り
、
参議院
では二日間の
会期延長
を決定いたしまして
先ほど
も議運において今明日中に
会期
を、いろいろの
法案
を全部上げて、
自然休会
に入るということを
申合せ
たわけなのでありまするが、今
日本会議
、明日一日の本
会議
しかないのに、
只今
までにそれが決定を見ないということは、非常に我々は、
先ほど
仰せの
大蔵主計局事務当局
に牛耳られて、
政府
がどうにもでき得ないという
現状
にな
つて
いるかに
考え
ますので、
新聞
その他で申しますように、
大蔵
、
主計局
に
政府
が動かされておるというような恰好が露呈されておるというように我々は
考え
まするので、今日明日のうちでありまするから、折角
次官
及び
大臣
が
努力
して頂いておることも私は認めますが、
次官会議
及び
所管大臣
、
官房長官
が了としておるにもかかわらず、
大蔵事務官僚
の一方的な
処置
に動かされておる、その結果今日未だにまとま
つて
いないということは、甚だ遺憾に
考え
まするので、
是非
ともこの際
大臣
なり
次官
が、今明日に控えた
会期
のうちに、一日も早く
調停案
の
実施
に
努力
されんことを要望するわけなのでありまするが、幸いにして
大臣
もお見えになりましたから、今
次官
からはいろいろお伺いしましたが、今日の午前中でも幾らかでもこれが進展したかどうかということにつきまして、重ねて
大臣
に重複いたしますがお伺いしたいと思うのであります。 今
次官
から
説明
を聞きましたのですが、今も申上げておる途中でありまするが、今日、明日のうちに
会期
が
自然休会
になる
現状
であるにもかかわらず、この
調停
が未だに海のものか山のものかわからない。
組合員
が不安な
状態
に置かれて闘争を継続しておるばかりでなく、
一般国民
といたしましてもこの問題を重大視しておるわけなのであります。
先ほど
も申しましたが、
国鉄
及び
専売等
の
公社
の
従業員
との
待遇
問題から比例して、この際
是非
とも
電電公社
の
従業員
の
待遇
というものを
十分政府
は
考え
られなければならず、又中労委としてもそれを考慮して
調停案
が出されたわけと
考え
まするので、今日まで
大臣
及び
次官
の
努力
は認めますが、その結果今日の午前中までにどの
程度
にこれが運ばれつつあるかを
大臣
から
一つ
御
説明
願いたいと思うのであります。
平井義一
22
○
政府委員
(
平井義一
君)
一口水橋委員
に申上げますが、
主計局
から動かされておるということではないのでありまして、
大蔵事務当局
並びに
大蔵大臣
が示された
金額
と
郵政大臣
が要求する
金額
が一致しないのでありまして、それで早急に
郵政大臣
といたしましては
大蔵大臣
を納得させるべく
努力
中であると
考え
るのであります。以下
大臣
に御答弁願います。
高瀬荘太郎
23
○
国務大臣
(
高瀬荘太郎
君)
お話
のような点、
目下予算
を動かさないで、
予算
の範囲内におきまして、
流用等
の
措置
であの
調停案
を尊重して、できるだけのことをしたいということで、こちらも
検討
をし、
大蔵省
も
検討
をし、
折衝
を続けておるわけであります。
新聞
に五億八千万円とかいうようなことが出ておりましたが、
程度
ということが書いてあります。
大蔵当局
はあの
程度
を
考え
ておるということであろうと思います。併し私のほうは、
流用等
をもう少し何とかすれば、まだ何とかなろう、こういうことでずつとまだ
折衝
を続けておるというわけであります。併しなかなか
折衝
がそう早く進まないものですから、遅れてお
つて
、大変恐縮に思いますが、ここ二、三日には無論できるだけのことをいたしたいというふうに
考え
ておりますので、その点を御了承頂きたい。
水橋藤作
24
○
水橋藤作
君 いろいろ
努力
されておることもよく承知しておりまするが、やはり
会期
を明日に控えておりまするので、未だにただ
努力
しているというだけではやはわ我々も或る
程度
まで不安なわけなんで、
最後
に
会期
が明日でおしまいになるのだから、
政府
の
案通り
に行くんじやないかという、極端な見方からすれば、そういうふうに心配する人もあるわけです。我々としては
調停案
の線まで持
つて
来て下さる、
大臣
なり
次官
なりが
努力
して頂けるものと確信を持
つて
おりまするが、今
大臣
の
お話
では、その線に近いところまで行くという自信を持
つて
おられるものというふうに我々は拝聴いたしまして、より以上の
努力
に期待いたしまして、私の
質問
を終りたいと思います。
新谷寅三郎
25
○
新谷寅三郎
君
日本電信電話公社職員
の
給与
問題につきましては、
只今水橋委員
からも、御
質疑
があり、先般
山田委員
、
佐多委員等
からも御
質問
があり、実は私も
種々質疑
をしたのでありますが、
只今郵政大臣
の申されましたように、まだ
政府
においては
最後的態度
を決定し得ない段階にあるということは非常に遺憾に思うのであります。
一般
の
公務員
及び
一般
の
公社職員
に対する
給与
の方針についての問題はともかくといたしまして、この
日本電信電話公社
は先般
法律
ができたばかりでありまして、その
法律
の
提案
の際に、
政府
はやはり
公社
は
公社
として特殊の
事情
もあるのであるから、できるだけ高能率、高
賃金制
をと
つて
行きたいという
考え
であるということも縷々お述べに
なつ
た次第であります。その点から見ましても、又
仲裁調停
というようなものか各
公社
によ
つて
出るのでありますが、これらの
仲裁
の具体的な案の
内容
、
調停案
の具体的な案の
内容
はともかくといたしまして、少くとも公労法を作り、或いは
一般公務員
については
人事院勧告
がされて、これらの
勧告
なり或いは
仲裁案
、
調停案
の方向、
趣旨
というものについては、これは当然或る
程度
尊重しなければならんものであるということは、我々
考え
なけれげならんと思うのであります。そういう点から言いますと、大体において、この
委員会
においては各
委員
のお
気持
も大体その点においては一致していると思いますので、私はこの
委員会
に
提案
したいのは、この際もう年末、日もありませんので、
日本電信電話公社職員
の
給与改訂
について、できればこの
委員会
としての
意思表示
をしてはどうか、それにはこの
委員会
の
決議
というような形でその
意思
をまとめて
政府
に伝達するようにしてはどうかというのでありますが、若し御
賛成
ならば、私が用意しておりまする一案をここで御披露してもいいと思うのですが、
委員長
、各
委員
にお諮り願います。
水橋藤作
26
○
水橋藤作
君 私は
新谷委員
の我々
委員総員
の
意思
を何らかによ
つて政府
に発表したい、それを
決議
の形において取扱いたいという
提案
と拝聴いたしますが、最も適切と
考え
まするので
賛成
いたします。
溝淵春次
27
○
委員長
(
溝淵春次
君) それでは……(「
賛成
」と呼ぶ者あり)
皆さん
御
賛成
のようでありますから……。
鈴木恭一
28
○
鈴木恭一
君
ちよ
つと
内容
を、
速記
をとめて……。
溝淵春次
29
○
委員長
(
溝淵春次
君)
速記
をとめて。 〔速計
中止
〕
溝淵春次
30
○
委員長
(
溝淵春次
君)
速記
を始めて下さい。
新谷寅三郎
31
○
新谷寅三郎
君
方法
として、大体そういう
決議
をして、本
委員会
の
意思
をまとめて
政府
に伝達することが適当だという
皆さん
の御
意見
でありますから、私の用意いたしました
決議案
の案文を朗読いたします。
日本電信電話公社職員
の
給与改訂
に関する
決議
(案)
日本電信電話公社職員
の
給与改訂
に関しては
日本電信電話公社法
の
精神
に鑑み、
昭和
二十七年十一月八日
公共企業体等中央調停委員会
より提示された
調停案
の
趣旨
を尊重し、
政府
において速かに必要なる
措置
を講ずべきである。 右
決議
する。 以上の
通り
であります。どうか
皆さん
の御
賛成
をお願いしたうございます。
溝淵春次
32
○
委員長
(
溝淵春次
君) 如何ですか。(「
賛成
」と呼ぶ者あり)
只今新谷委員
よりの発議による、当
委員会
としての
意思表示
をすることについての
決議
をすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
33
○
委員長
(
溝淵春次
君) ではさように決します。
—————————————
溝淵春次
34
○
委員長
(
溝淵春次
君) 次に日程に追加して、
議員派遣要求
に関する件を
議題
といたします。明年一月十日から二十日頃までの間に
実地調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
35
○
委員長
(
溝淵春次
君) 御
異議
ないと認めます。よ
つて議員派遣要求書
を提出することにいたします。 なお
派遣委員
の
選定
、
派遣地区
及び
派遣期間等委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
溝淵春次
36
○
委員長
(
溝淵春次
君) 御
異議
ないと認めます。
派遣議員
の
選定
、
派遣地区
及び
派遣期間等委員長
に御一任願うことにいたします。
ちよ
つと
速記
をとめて。 午前十一時四十八分
速記中止
—————
・
—————
午後零時三十九分
速記開始
溝淵春次
37
○
委員長
(
溝淵春次
君)
速記
を始めて下さい。それでは本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十分散会