○野溝勝君 そういう、何といいますか、当局として自信のないことでは全く弱るのですが、それならば法規の改正をやるなりということで、一応
総裁を中心に事務当局なり、
関係当局はそうしたという意見があるならば、こんなことを毎年片々続けておるのですからできないはずはないと思う。あなたたちが結束してや
つて御覧なさい。そういう点について熱意が欠けておると思う。そこで一体利益はあるのでしよう。今のような
公社は
国鉄あたりと違いまして非常に利益があるのですね。昨年も私見せてもら
つたのですが利益がある。そのわけですよ。昔は煙草は千倍局とい
つて千倍の儲けをしてお
つた。今はそこまで行きませんがね。(笑声)併しとにかく光一個の原料代は三円乃至四円くらいで、儲けは七倍近くにな
つておることは間違いないのだから、七倍の儲けをして、どんなに物を使
つても、
相当にあれをしても、利益があるのだから、この利益は誰によ
つて得たというならば、高いものを売り付けてぼろい儲けをしたということが
一つ。又
一つは、安い
賃金で釘付けをしておる。こういう
公社ものものが資本主義経済の最も悪いことを見習
つてや
つてお
つたのではこれは問題にならん。ざつくばらんに言えば、私はそういう
意味でこの
数字など点検しても、一体このくらいのことがなぜ解決しないか。だんだん聞いてみると、あそこの
公社や、あそこの団体と比べるとごうだ、そんなだらしのない計数算定を基礎にせず、もつと根拠のある算定基礎の上に立
つて案を出すならば私はよくわかる。だからむしろ利益があ
つて問題があるならば、いつそのこと七倍も儲けるのはやめて、そうして国民の怨嗟の的とな
つておることを払拭して案を出しなさい。それならば私もこの問題については十分検討をしてみたいと思う。さもない限りは、それができないということであるならば、私の言うことを諸君は十分肝に銘じて
考えてもらわなくちや困る。秋山
総裁がお
見えにならないが、すでに執行部の
委員が来ておられるのだから、この意見は十分お伝え願
つて、至急
一つその筋と折衝して、この成案を得るように運んでもらいたいと思います。そこでどうなんですか。新ペースと
公社の計算との違いというものは、ベース
関係におきましては二百八十一円、
公社のほうは実績ペースと要求との間に二十六円の違いである。このくらいのことは、これは私は
ちよつと
努力すれば解決できると思うのですが、こんなことが解決できないのですか。