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1952-11-26 第15回国会 衆議院 郵政委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年十一月八日
飯塚
定輔
君
川島正次郎
君
廣瀬
正雄
君 井伊 誠一君
木原津與志君
が
理事
に当選した。 ――
―――――――――――
昭和
二十七年十一月二十六日(水曜日) 午前十時四十五分
開議
出席委員
委員長
大上
司君
理事
飯塚
定輔
君
理事
赤城
宗徳
君
理事
廣瀬
正雄
君
理事
木原津與志君
大野
市郎
君 永野 護君
羽田武嗣郎
君 山崎 巖君 伊東 岩男君
土井
直作君
冨吉
榮二君
上林與市郎
君
出席国務大臣
郵 政 大 臣
高瀬荘太郎
君
出席政府委員
郵政政務次官
平井
義一君
郵政事務官
(
郵務局長
) 松井 一郎君
郵政事務官
(
簡易保険局
長)
白根
玉喜君
委員外
の
出席者
郵政事務次官
大野
勝三君 専 門 員 稲田 穰君 専 門 員 山戸 利生君 ――
―――――――――――
十一月二十四日
委員内田常雄
君辞任につき、その
補欠
として小
平久雄
君が議長の指名で
委員
に選任された。 同月二十六日
理事川島正次郎
君の
補欠
として
赤城宗徳
君が理 事に当選した。 ――
―――――――――――
十一月二十四日
簡易郵便局法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提
出第五号) 同月二十二日 上荒田町に
特定郵便局設置
の請願(
床次徳二
君 紹介)(第二一号) の審査を本
委員会
に付託された。 同月十九日
下川崎郵便局
の
集配事務取扱
に関する
陳情書
(第二五七号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
理事
の互選
国政調査承認要求
に関する件
簡易郵便局法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣提
出第五号)
郵政行政
の
説明聴取
に関する件 ――
―――――――――――
大上司
1
○
大上委員長
それではこれより
郵政委員会
を開会いたします。 まず
郵政行政
の近況につきまして
当局
より
説明
を聴取いたします。
高瀬郵政大臣
。
高瀬荘太郎
2
○
高瀬国務大臣
私がこのたびの組閣にあたりまして、
郵政大臣
を拝命いたし、当
委員会
において御
審議
をお願いいたします
郵便
、
為替貯金
及び
簡易生命保険
、
郵便年金
の
事業
をお預かりすることと相な
つたの
でありますが、
何分
にもま
つた
く経験のない
仕事
でありまして、
委員各位
の御教示、御援助を得て、及ばずながら
事業
の
整備充実
に
努力
いたす覚悟でありますから、どうか
各位
におかれましては、格別の御
支援
、御
協力
を賜わりまするよう切にお願い申し上げる次第であります。 本日は、最初の
委員会開催
でありまするし、前
国会
当時と
委員
の方々も
相当
おかわりに
なつ
ておりますので、この機会に
事業
の現況なり当面の課題につきまして、ごく簡単に御報告申し上げておきたいと存じます。 終戦後、一時は
社会状態
、
経済状態
の混乱のもとにおきまして、
郵便業務
の
正常運行
は望めず、また
貯金
、
保険事業
におきましても、その増勢は極度に低下し、いずれの
事業
も前途ま
つた
く暗澹たるものがあ
つたの
でありますが、
産業経済
の
復興
、
国民生活
の安定、それに伴う
従事員
の
勤労意欲
の
向上等
、条件、環境が漸次好転して参るに従いまして、三
事業
ともきわめて順調な
再建復興
の道をたどり、昨今では
サービス
の点におきましても、
施設
の点におきましても、どうやら
戦前
の水準近くまでこぎ着けたのであります。 しかしながら
戦前
の
最盛期
に比較いたしますると、
サービス
、
施設
のいずれの面におきましても遜色を免れないのでありまして、今後一段と
事業
の
整備充実
をはか
つて
参りたいと
考え
ている次第であります。 特に
郵政窓口機関
のない
町村
は、
全国
で約一千二百にも及び、その不便を訴え、
郵便局
の
設置
を
要望
する声が非常に強いのでありまして、当省といたしましては、従来ともこれが
実現
には
努力
しているのでありますが、
何分
にも
定員
及び
予算等
の
事情
のため思うにまかせず、とうてい
一般
の
要望
を満たし得ない実情にあるのでありますが、
事情
の許す限り、極力
郵便局
の増置に力をいたしたいと
考え
ている次第であります。 次に、長らくの
懸案
であり、当院を初め、
参議院
におきましても、数次にわたり、御
決議
をいただきました
簡易生命保険
及び
郵便年金
の
積立金
の
運用再開
問題でありますが、第十三回
国会
におきまして、
簡易生命保険
及び
郵便年金
の
積立金
の
運用
に関する
法律
が成立いたしまして、六月二十五日、
法律
第二百十号ををも
つて
公布を見、両
積立金
の
運用
に関する
基本法律
が確立いたしましたことは、ひとえに
皆様方
の御
支援
、御
協力
のたまものと衷心から感謝申し上げる次第であります。 この
法律
は、
昭和
二十八年四月一日から
実施
されることと
なつ
ておりますので、これが
実施
のため、
運営機構
の一部を整備いたしまするとともに、すでに
郵政省令
をもちまして
運用
上の細則を定めました
融通規則
を
制定
し、
明年度
を期して、
国会方面
の御
意見
に沿い、いよいよ
運用
の
再開
を
実施
いたすべく目下鋭意取運び中であります。
委員各位
におかれましては、今後とも一層の御鞭撻を賜わりますよう懇願いたす次第であります。 次に、
お年玉つき年賀はがき
につきまして申し上げます。
昭和
二十八年の
お年玉つき年賀はがき
は、
寄附金
一円を附加いたしまして総数三億五千万枚発行することにいたし、すでに去る十五日から発売しているのでありますが、今回は昨年に比し、
料金
が上
つて
おりますので、売れ行きの点については実はかなり心配していたのでありますが、いざ発売してみますると、需要が
予想外
に旺盛で、この分では三億五千万枚も完売できそうな情勢でありまして、
郵便料金収入
の上に所期の効果が期待できるものと喜んでいる次第であります。 なお、
寄附金
の一円は、昨年度同様に
中央共同募金会
と日本赤十字社に贈ることと相
なつ
ております。
最後
に、今次の
補正予算
につきまして、その概略を申し上げることといたします。 今回の
補正予算
は、本年十一月一日から
実施予定
の
従事員
の
給与改善
に伴う
所要経費
の追加を主体としたものでありまして、これを数字的に申し上げてみますると、まず
郵政事業特別会計
におきましては、職員の
給与ベース
を二〇%引上げに要する
経費
が四十六億九千七百余万円、
貯金業務
における
遺家族年金支給事務
の
増加
、
郵便業務
並びに
電気通信業務
における
業務量
の
増加等
に伴う
経費
六億四千三百余万円がそのおもなものであります。これに対しまする
歳入財源
は、
郵政固有業務
の
収入増
と他
会計
からの
繰入金
の
増加等
とを合せまして、四十五億一千六百余万円となり、差引が八億二千五百余万円の
歳入不足
となるのでありますが、この
不足額
は、本
予算
で成立しました
物件費予算等
の節約をも
つて
カバーいたすことと相な
つたの
であります。 次に
郵便貯金特別会計
におきましては、
給与改善等
の
所要経費
の
財源
として
郵政事業特別会計
に繰入れる
経費
の
増加
が七億九千余万円、
支払い利子
の
増加
に伴う
経費
が四億二千八百余万円、これを合計いたしまして十二億一千八百余万円の
歳出増加
と
なつ
ているのでありますが、この
財源
は、
一般会計
からの
繰入金
の
増加
によ
つて
まかなうことと相
なつ
ている次第であります。 なお、
簡易生命保険
及び
郵便年金特別会計
におきましては、
保険
、
年金業務要員
のベース・アツプに必要な
経費
の
財源
として、
郵政事業特別会計
に繰入れを要する額が五億三千九百余万円と
なつ
ているのでありますが、この
財源
は、この
会計
の
収入
をも
つて
まかなうことにいたしているのであります。 以上をもちまして、簡単ながら私の御
説明
を終りたいと存じますが、なお御質問によりお答え申し上げたいと存じます。
大上司
3
○
大上委員長
次に去る二十四日、本
委員会
に付託になりました
簡易郵便局法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
とし、まず
政府
の
提案理由
の
説明
を求めます。
高瀬郵政大臣
。
高瀬荘太郎
4
○
高瀬国務大臣
ただいま
議題
となりました
簡易郵便局法
の一部
改正法律案
につきまして、
提案
の
理由
を御
説明
申し上げます。 さきに
郵便事業経営
の実態ときゆう
くつ
な
定員事情
にかんがみまして、
郵政事業
の役務を辺鄙な
地方
にまで広めるため、
特定郵便局制度
に比べて一段と
簡易
かつ経済的な
郵政窓口機関
として、
簡易郵便局制度
を
創設
して
昭和
二十四年七月より
実施
し、爾来満三箇年を経過したのでありますが、この間、
簡易郵便局
の
設置局数
はおよそ千百に及ぶ実状であります。 しかして
簡易郵便局
における
窓口取扱い事務
は、現在
郵便
、
郵便貯金
、
郵便為替
、
簡易生命保険
及び
郵便年金
に限定されておりますところ、その
取扱い事務
として、
郵便振替貯金事務
を追加することについて、
利用者
より
国会
を通じ、あるいは
一般陳情等
によ
つて
熾烈な
要望
もあり、公衆の利便をはかる上に必要と認められますので、
簡易郵便局
に委託すべき
事務
の
範囲
を拡張して、新たに
郵便振替貯金
を加えるとともに、現在
取扱い手数料支払い月額
の
最高制限額
を二万円に規定されているところ、
取扱い手数料
は
委託事務
の
取扱量
に応じて支払わるべきものであること、及び既往における
手数料
の
実績
にかんがみ、この際、
取扱い手数料
の
最高制限
を廃止しようとするものであります。 以上が、ただいま
議題
となりました法案の
内容
でありますが、何とぞ十分御
審議
の上、すみやかに可決せられんことをお願いする次第であります。 —————————————
大上司
5
○
大上委員長
これより
郵政行政一般
について質疑を許します。
廣瀬正雄
君。
廣瀬正雄
6
○
廣瀬委員
ただいまの
大臣
の御
説明
にも
関係
のあることでありますが、幸いに本日は
大臣
並びに
関係局長
が御
出席
でありますので、お尋ねいたしたいと思います。 ただいま
郵政省
の当面いたしております最大の問題だと
考え
られるのでありますが、
簡易保険
並びに
郵便年金
の
積立金
を
郵政大臣
の手に奪回する、奪回というのは少し言葉が妥当でないと思いますので、還元と申したいと思うのであります。これにつきましては、ただいま
大臣
の御
説明
のように過般幸いに
基本法律
は
制定
にな
つたの
でありますけれ
ども
、
関係法律
の
改正
につきまして、
大蔵省
並びに
大蔵委員会
が
反対的立場
をと
つて
おりますために、低迷いたしておるということを聞いておるのであります。私はまことに遺憾に思
つて
おるのであります。この実質的な
実現
、
目的
の
達成
につきましては、私
ども郵政常任委員会
といたしましては全面的に
協力
いたしまして、一日もすみやかにその
達成
を側面から助力しなければならないと
考え
ておるのであります。これにつきまして私
ども
の
常任委員長
の
大上
氏は
大蔵省
の御出身であり、与党の自由党の所属でありますので、この問題につきましていかなるお
考え
を持
つて
いらつしやるかということを、私は心配いたしてお
つたの
でありますが、個人的に
委員長
の御
意見
を拝承いたしまして、
自分
はこの問題には
政党政派
を超越して一生懸命に真剣にやるんだという
お話
を承
つて
、まことに力強く思
つて
おるのであります。どうかそうあ
つて
ほしいと思
つて
おります。この問題につきまして従来の
いきさつ
を
関係局長
から承り、この
実現
につきましての
決意
を
大臣
から承りたいと思うのであります。
高瀬荘太郎
7
○
高瀬国務大臣
お答え申し上げます。
簡易保険積立金
及び
郵便年金積立金
の
運用権
の問題につきましては、
お話
のありました
通り
すでに
郵政省
にこれが移ることの
基本法律
は成立しておるわけであります。この
法律
が成立いたします場合も、私は
参議院緑風会政務調査会長
として極力賛成してや
つた
ものでありまして、むろんその
趣旨
に賛成のものであります。
従つて
ただいま
お話
のようなその後の
実施
につきましていろいろの
いきさつ
があるようでありますが、私としては
全力
をあげてこれの
解決
をはかりたいと
考え
ております。今までの
いきさつ等
につきましては、
局長
から申し上げることにいたしたいと思います。
白根玉喜
8
○
白根政府委員
それでは
お話
の件に対する従来の
いきさつ
を御
説明
申し上げます。
基本法律
が成立いたしました経緯については、詳しく御
説明
申し上げるまでもないのでございます。その
前提
といたしまして、
衆議院
、
参議院
におかれましても、
簡易保険
なり
郵便年金
の
積立金
を
郵政省
に復元するようにという御
決議
が再三にわた
つて
あ
つたの
であります。
資金
の
総合性
を強調する気配が
相当
強か
つた占領軍下
におきましても、
政府当局
といたしましては、
簡易保険
の
積立金
の
特異性
からいたしまして、早く復元するようにということをGHQに対しましていろいろ
運動
をいたしまして、その
促進方
について
努力
してお
つたの
であります。さて講和が成立した後におきまして、重ねて
参議院
、
衆議院両院
の、すみやかに
簡易保険
の
積立金
を
郵政省
へ復元するようにという御
決議
に基きまして、先ほど
大臣
の
お話
にもありましたように、
基本法律
は通
つた
わけであります。ただ
基本法律
が
通り
ました
関係
からいたしまして、従来の
法律
で矛盾しておる面が残
つて
おります。しかしそれは新しい
基本法律
に基いて
運用
を
再開
する
前提
で
基本法律
が
通り
ました以上は、
改正
の面は整理の面でございまして、言い過ぎかもしれませんが、新
法律
の結果当然死ぬべき
条文
に
なつ
ております。つまり死んだ結果をはつきりするために墓標を立てるような
性質
の
法律
であります。その
内容
は、
一つ
は
資金運用部資金法
の一部を
改正
する
法律案
でございますが、御
承知
のように
資金運用部資金法
の二条におきましては、大づかみに申し上げますと、
資金運用部特別会計
を除くすべての
特別会計
の
積立金
は
資金運用部
に預け入れられなければならないという
条文
があるわけであります。しかるに先々
国会
で成立しました
基本法律
では、
簡易保険
及び
郵便年金
の
積立金
の
管理運用
は、
資金運用部
が従来や
つて
お
つたの
でありますが、
郵政大臣
が管理するという
条文
に
なつ
ております。なお
貸付先
につきましてもはつきりきま
つて
おるわけであります。従いまして従来の
資金運用部資金法
によ
つて
運用
した中から、
簡易保険
及び
郵便年金
の
積立金
だけは
郵政省
で独自の
運用
をするという
建前
に
なつ
ておるのであります。またいま
一つ
の
法律
は、
簡易生命保険及郵便年金特別会計法
の一部を
改正
する
法律案
でございます。これは
簡易保険
を独立
運用
するという
建前
からいたしまして、修正しないでも問題はないのでございますが、
基本法律
に基いてやるという
前提
による字句の修正にすぎないのでございます。いずれにいたしましてもこの二
法律
が
懸案
に
なつ
ておることは事実でございます。しかしながら私
ども
といたしましては、
国会両院
の御
決議
の、
積立金
は
郵政省
に復元するという
前提
でできた
法律
でございますので、
法律
にある
通り
、来年四月一日を期して
実施
すべく、省令の
制定
もいたしまして着々準備をしておる状況でございます。
廣瀬正雄
9
○
廣瀬委員
この問題の終局の
実現方
につきましては、かなり
政治力
を必要とすると思うのでありますが、幸いに
郵政政務次官
は私の最も尊敬する、また
政治力
に富んだ
平井
君でございますので、
大臣
を補佐いたしまして、これを
実現
するにつきましての
平井
君の御
決意
も承
つて
みたいと思うのであります。
平井義一
10
○
平井政府委員
この問題につきましては、私もできる
範囲
の
政治力
をもちまして、
大臣
の驥尾に付して
実現
に邁進したいと思うのであります。もとより私は
事務
的にはま
つた
くふなれでありますが、ただその
方面
において私の全
生命
を注いで、皆さんの
要望
にこたえる
考え
でおります。
土井直作
11
○
土井委員
ただいま
大臣
並びに
平井政務次官
から、
資金運用部
の面についての御
決意
のほどだけは拝承したのでありますが、これは
国会
におきましても二回の
決議
をし、さらに
郵政委員会
におきましても再三再四論議し、また
委員
全体が
協力
いたしまして、その
実現
に当
つたの
であります。もとより
郵政省
の
事務当局
もあらゆる角度から
努力
をしておりましたが、
大蔵省
との
関係
がスムースに行きませんので、
基本法律
は
実現
したのでありまするが、実際上の面において
郵政省
に還元すること、またその
運用
の面において、これが遅々として進まない
状態
に
なつ
ております。将来もまたこの問題について
大蔵省
との
折衝
は、
相当
に困難が伴うのではないかと
考え
られておりまするが、
大臣
並びに
政務次官
の御
決意
などの上から見ますならば、
国会
で決定されました
法律
に従いまして、
十分実現
が可能だと思います。ただこの場合お聞きしておきたいと思いますることは、将来この
実現
に対しまして、特に何らか
支障
があるような
事項
があるかどうか、実際上の
折衝
の面において、あるいは技術的に、
事務
的に、あるいは政治的に将来
支障
があると思われるような点があるかどうか。もしあるならばそういうような
方面
をこの際明確にこの
委員会
に
お話
を願いたいと思います。
高瀬荘太郎
12
○
高瀬国務大臣
お答えいたします。
基本法
のこれからの
実施
につきまして、何か非常に故障を起すというような点が予想されるかどうかということでありますが、第一にはこの
基本法
ができます時分に、かなりの
反対運動
もあ
つた
と
承知
しております。そうして
金融界方面
、
財界
の一部等は、やはり
資金
の
計画的運営
といいますか、
統一的運営
といいますが、そういう
方面
からあの
基本法
の成立にはかなり
反対
の
意向
を表明してお
つたよう
に思います。これがやはりまだ
実施
されておらないというところから、
相当
の
圧力
を加えて来はしないかということは予想しております。また何とい
つて
もやはり官庁の
考え方
といたしまして、今まで
自分
のところで
所管
してお
つたよう
なものをよそに移すというような場合には、いろいろと
反対意見
が出るものであります。そういうような点がやはりまだ濃厚に残
つて
おるのだろうと
承知
しておるのであります。ですから私としてはそういう点でかなりむずかしい問題がまだあると
考え
ておりますが、先ほど申しましたように
全力
をあげて
解決
をしたいと
考え
ておる次第であります。こまかい点で
局長
から何か
お話
することがあれば
局長
から申し上げることにいたします。
冨吉榮二
13
○
冨吉委員
この問題は私の在任中から問題にな
つたの
でありますが、遺憾ながら
実現
ができなくて今日に及んでおるのでありまして、私新聞でこの成行きを拝見して、心ひそかに喜んでお
つたの
であります。しかるに
基本法
がすでに
制定
されたにもかかわらず、なお幾多の摩擦が予想せられることは、まことに遺憾にたえません。ただいま
大臣
から
お話
のごとく、
財界方面
、わけても
銀行方面
からの
圧力
が
相当
あることは、想像にかたくないのであります。もう
一つ
は、
大蔵省
はしきりに
全国
の
市町村長
に、主として
財務局
を通じて働きかけておるように見られるのであります。これは
町村長等
の
意向
といたしまして、
簡易保険
に応募し得るところは金を借りられる、
運用
の恩典にあずかれるが、
応募額
の少いところではその
運用
が、つまり借りることが不可能なのではないか。現在では
預金部
の金を借りている
関係
上、
財務局等
から
相当
働きかけがあると、これは現在のままの方がよろしいという
意見
を出している。つまり
郵政省
に復元することに
反対
している空気もあるのでありますが、それらに対して了解せしめるというか、理解せしめることに対して、
郵政当局
は何かお
考え
に
なつ
ておるか。そして、それらの
方面
からの
抵抗
を排除して、スムースな復元を可能にするような御腹案でも何かおありか、その点
ちよ
つと承
つて
おきたい。
白根玉喜
14
○
白根政府委員
お話
のようなうわさが
市町村
の方にあることは
承知
いたしております。しかしながら私
ども
の
考え
といたしますと、
簡易保険
の
積立金
の
運用
を
郵政省
に復元する
趣旨
は、決してそれを通じて
募集
をつるという
考え
ではないのでございます。
簡易保険創設
当初におきまして、社会保障的な、社会
保険
的な
性質
を持たせる
一つ
の
考え方
として、その当時におきましては、済生会と
簡易保険
の国営、これが二つの線で、社会保障的な
性質
を盛り込むというところからスタートいたしたと聞き及んでおるのであります。従いまして私
ども
といたしましては、
簡易保険
の
業務
を通じて社会保障的な色彩を盛り込むと同時に、それにもまして
運用
を通じて社会保障的なところへ持
つて
行きたいというのが、
創設
当初以来の
考え方
でございまして、現に
戦前
におきましてもわれわれのところにおきましては、決して
募集
の
実績
に応じて
資金
の
貸付
をするという
方法
はと
つて
おらなか
つた
わけでございます。従いまして私
ども
といたしましては、むしろ
募集
の
実績
の少い
農村方面
にこそ力点を置きたい気持もあるのでございます。
貸付
の
重点
を
募集
の
実績
に基いて、
実績
の多い都市に
重点
を置くような
考え方
は持
つて
おらないのでございます。現に
戦前
の
実績
もそうでございます。私
ども
といたしましては、着々そういう誤解を払拭するような
周知宣伝
もやらなければならないと同時に、実際面におきましても、
募集
をするための
運用再開
でないということを
市町村側
にも十分周知いたしたい、かように存じておる次第であります。
冨吉榮二
15
○
冨吉委員
まことにごもつともな御
意見
だと思いますが、そういう
建前
並びに過去の
運用実績
というものをはつきりせしめて、これを
地方
の自治体にも周知徹底せしめるということの
努力
が欠けているのではないかというふうに私は
考え
るのでありまして、これでも
つて
何も
郵政当局
を責める意思はないのでありますが、事を知らせないということははなはだ不親切なやり方である。ことに
大蔵省
は
財務局等
の
機関
を持
つて
おりますけれ
ども
、
郵政省
は一番
手足
をよけい持
つて
おる。各
町村
に
郵便局
もたくさん持
つて
おるのでありますから、この
手足
を通じてもつと周知徹底して、そして
町村当局等
に働きかけて、
財務局
や税務署から知らせるようなことよりも、もつとこつ
ちの方
から親切に知らせる
方法
があるのではないかと
考え
るのです。それでぜひひ
とつ
そういう点に十分の御
努力
を
願つて
、できるだけその面の
抵抗
を少くする。御
承知
の
通り
いわゆる営利を
目的
とする現在の
金融
、つまり
銀行等
の
抵抗
というものは、統計やあるいはり
くつ
をも
つて
い
つて
も、
利害
上の問題ですからなかなか聞かないのですけれ
ども
、
地方
の
町村長
というものは、
利害関係
からばかりそういう
ぐあいに理論
が発展して来るのではなくて、無理解から来る面があり、そして一方的な
宣伝
によ
つて
そういうふうに動く場合があり得ると思うので、この点について十分な御
努力
をお願いいたす次第であります。
赤城宗徳
16
○
赤城委員
本
委員会
の
所管
に
関係
いたしまして、
郵政大臣
に
ちよ
つとお尋ねしたいと思うのでありますが、
電波管理
に関する件で、
電波監理委員会
は
行政機構改革
の結果、今年の八月に
電波監理審議会
に
なつ
て、
郵政省
の内局にな
つたよう
に
承知
しておるのでありますが、
テレビ
などの問題に関しまして、
郵政省
としての権限が
移つた
と思うのでありますが、その点ひ
とつ
確かめておきたいと思います。
高瀬荘太郎
17
○
高瀬国務大臣
お話
の
通り電波監理委員会
が廃止されまして、
郵政省
の中に
電波監理局
というのができて、
仕事
が引継がれることになりました。
従つてテレビ
の問題も
郵政省
直接の
所管
になりましたわけで、
テレビ
についての免許の問題とか、そういうようなことも
郵政省
の
所管
ということに
なつ
ております。
赤城宗徳
18
○
赤城委員
ただいま
郵政省
の
所管
に
テレビ
が
移つた
ということをはつきり
承知
したのであります。 続いて本
委員会
の
所管
でありますが、配付されました
衆議院要覧
、これは
最後
の
改正
が昨年ですけれ
ども
、それによりますと
郵政委員会
の
所管
は、「
郵政省
の
所管
に属する
事項
(
電気通信委員会
の
所管
に属する
事項
を除く。)」こういうことに
なつ
ておりまして、
電気通信委員会
の
所管
は、当時の
改正
では「
日本電信電話公社
に関する
事項
、
国際電気通信株式会社
に関する
事項
」こういうことに
なつ
てお
つて
、当然
郵政委員会
の
所管
に
なつ
ておるようであ
つたの
でありますが、実はこの間の十一月七日の本
会議
で、
電気通信委員会
の
所管事項
が
改正
されて、
電波管理
に関する
事項
が
電気通信委員会
の方に移
つて
おるのでございます。今
大臣
の
お話
によると、
郵政省
の管轄にこれが属しておる。
委員会
の方は
郵政委員会
の
所管
でなくて、
電気通信委員会
の
所管
に属する。こういうふうに
ちよ
つと矛盾しているような
関係
に
なつ
ておるのでありますが、省の
所管
あるいはその他からい
つて
、
郵政委員会
の
所管
の方が適当だというふうに私は思うのです。しかし
衆議院
規則の
改正
の結果、
電気通信委員会
の
所管
に
なつ
た、こういうことに
なつ
ております。ところで
郵政省
としては、これについて一体どういう
考え
を持
つて
おられるか。それと同時に
委員長
にも伺
つて
おきたいことは、これは十一月七日は
ちよ
うど
委員長
の選挙の日でありましたから、まだ
委員長
に就任されなか
つた
ときだと思いますので、いろいろ打合せの機会もなか
つた
かと思うのでありますが、今後
委員長
としてどういうふうに
考え
られますか、それをお聞きいたしておきます。
大野勝三
19
○
大野
説明
員
郵政省
といたしましては、この問題について実は的確に御返事を申し上げかねるのでございます。と申しますのは、
国会
におきまして各省の
所管
行政をどの常任
委員会
の方で
所管
するかということは、
国会
自体でおきめになることでございますし、それから実を申しますと、ただいまおあげになりました電信電話公社並びに国際電信電話株式会社の監督に関する
事務
も、この八月から
郵政省
に全部一元的に移
つて
来ておるわけでございます。そういたしますと、
電波管理
の
仕事
だけを
電気通信委員会
から切り離して
郵政委員会
に持
つて
来るというふうなことが問題になるといたしますれば、当然に関連いたしております公社あるいは国際電信電話株式会社の方の
仕事
をどうするかということが、続いてやはり問題に
なつ
て来るようにも思われますし、それをさらに発展させますと、一体
郵政省
の
仕事
につきまして
国会
には衆参両院それぞれ
郵政委員会
と
電気通信委員会
、この二つの
委員会
が常任
委員会
として設けられておるわけでございますが、その二つがいいのか、あるいはその両者が一本になるのがいいのかというような問題になると思うのでございます。しかしその辺につきましては、実は冒頭に申し上げましたように、
郵政省
側としては何とも申し上げかねるというのが偽らぬところだろうと思うのでございます。
赤城宗徳
20
○
赤城委員
お話
でよくわかりました。ところでそういうことになりますと、本
委員会
は
テレビ
の問題に全然無
関係
であるのか、あるいはこれに触れられないのか、こういうことが
一つ
残
つて
おるのでありますが、その点につきまして
政府当局
の
意見
、それから先ほどのように
委員長
のお
考え
を承りたいと思います。
大野勝三
21
○
大野
説明
員
国会
の、特に新しい
国会
の規則や慣行等につきまして、私まことに不案内でございますので、これまた非常に的確にお答えいたしかねるので申訳ございません。しかし一応
建前
として、
お話
の
テレビ
の
関係
は
電気通信委員会
の方でお扱いになるということにきま
つて
おりますから、普通の
状態
では、それに関する御質疑やあるいは御
意見
等は
電気通信委員会
で承るというのが常道のように思います。しかし
郵政大臣
としましては、すべて
大臣
がそれを御
所管
に
なつ
ておることでございますし、その辺はどうもお尋ねに
なつ
てはいけませんとは言えませんし、ひ
とつ
どうぞよろしく御推察を賜わりたいと思います。
大上司
22
○
大上委員長
お答え申し上げます。ただいま
赤城委員
からの御質問でございますが、私
委員長
を拝命してまだ日も浅く、なおかつ
郵政省
それ自体の行政の
所管事項
等も、大方はのみ込んでおるのですが、さらに勉強もしたいと思う。なお重ねてこの郵政のいわゆる行政監督上の面から見て、はたして
電気通信委員会
とそれからわれわれのこの郵政常任
委員会
を一本にするのがいいのか悪いのかという点については、いましばらく勉強いたさせていただきたい。同時に幸いに本
委員
の中には、高瀬さんと同等のいわゆる富吉前
郵政大臣
がおられるし、議会運営のま
つた
くエキスパートである
土井
直作君もおられますから、よく
委員
諸氏と御相談の上まとめたいと思いますので、しばらく勉強さしていただきたい。このように思います。 ほかに御質疑ございませんか。 —————————————
大上司
23
○
大上委員長
それではこの際お諮りいたします。本
委員会
の活動を一層活発ならしめるとともに、遅滞なく運営いたすために国政調査の承認を要求いたしたいと存じます。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
大上司
24
○
大上委員長
御異議なしと認めます。それでは
衆議院
規則第九十四条によりまして国政調査承認の要求書を議長に提出いたさねばなりません。要求書の
内容
につきましては
委員長
に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
大上司
25
○
大上委員長
御異議なしと認めます。よ
つて
そのように決定いたしました。 —————————————
大上司
26
○
大上委員長
次にお諮りいたします。
理事川島正次郎
君が辞任をいたしたいとの申出がありましたので、この際これを許すに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
大上司
27
○
大上委員長
御異議なしと認めまして、これを許すに決しました。 その
補欠
選任は、
委員長
において指名するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
大上司
28
○
大上委員長
御異議なしと認めまして、それでは
赤城宗徳
君を
理事
に指名いたします。 次会は公報をも
つて
お知らせいたします。本日はこれにて散会いたします。 午前十一時三十四分散会