○
坂田委員長 これより
会議を開きます。
この際、今回はからずも私
農林委員長の重責を帯びることになりましたにつきまして、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。
御承知のごとく、
農林行政は
祖国再建の
経済的基盤をなすものでございまして、その
政策の立案、遂行の
いかんは今後の国運の消長、盛衰にかかわるところすこぶる甚大であることと存じます。特に
食糧自給の
確保いかんは民心の安定、産業の
発展に甚大なる
関係を持つものでありまする。また終戦以来鉱工業の方面の
回復はかなり目ざましいものがあるのでありますけれども、
農業におきましてはやや
発展の曙光を見るに
至つた程度でありまして、また
農家経済におきましても相当の
窮迫状態をも示す徴候もあるような次第であります。林野の荒廃もようやく
回復の緒についた
程度であるのでありまして、今後におきましては
農業政策の
基本方針を強く押し出しまして、強力に遂行する必要があろうと存じます。本
農林委員会におきましては、
食糧増産あるいは
有畜農家の創設の
関係あるいは林業の復興、
農業金融の拡充、
食糧供出制度の検討等現下緊急の諸課題を急速に解決いたしまして、その要請にこたえて行かなければならぬと存じます。
私は
浅学非才はなはだ微力でございまするが、
皆さんの御支援と御協力によりましてこの大任を大過なく果し、
祖国再建の一端を
皆さんとともに果して行きたい所存でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
〔拍手〕
それではこれより
理事の
互選を行います。