○田中
説明員 これは
教育長の現実に得られます
見込みでございまして、まだ一々希望者をとりましたり、あるいは具体的に当
つておりません私
どもとしては、ただの実は
見込みでありまして、具体的にはきつと希望者でなければなりませんので、さようなことになるかも存じません。ことに任地の希望なり、あるいはそれぞれの条件等におきまして、資格者ばかりに数万おりましても、なかなか具体的にきまります者は、まず一割以内だろうというような見当から、ただ
見込みを申し上げたわけなんでございます。
それでなお待遇につきましては、私
どももいろいろ案を持ちまして、できるだけ人を得るために優遇すべきであるという
考え方で
折衝しておつたのでございますが、大体
町村の
教育長としては助役並に待遇するのが穏当だろう、こういうことになりまして、一応助役並ということを基準にと
つているわけでございます。
それから次に
町村の
教育委員会の人事権の問題でございます。これは一応何と申しましても走れそれ
町村に
教育委員会がともかく法律に基いてできたのでございますから、それぞれの規定に基きまして人事の問題も、一応
町村委員会に移るわけでございます。そこでそれぞれそれらの人事運用について他との
関係を
考えました場合には、これは自主的に協議し、あるいは連絡
調整するのが至当でございまして、文部省で特別にそれを支配するような、あるいは指示するようなことは
考えておりません。ただもともと人事の問題が御承知のように一番問題でございまして、その考慮の上からも、円滑を期しますためには、
町村の人事だけに範囲を限りますと行き詰ま
つてしまうことは明らかなことでございまして、従いまして
町村間におきましてそれぞれ協議会を設けますとか、あるいはさらにそれに県を加えますとかいたしまして、そうして事実上円滑に人事が行われますようにくふうされることを期待いたしているわけなのでございます。