○三浦
委員 十二月十日に、
大臣から
電源開発五箇年計画の概要が出ております。つきましては、すでに
電源開発の問題につきまして、具体化された問題についての論議並びに研究も大切だと思いますけれども、将来の五箇年計画そのものについて、われわれは深い認識を持ちたい、こう思うのです。つきましては、現在三百八十八億キロワット・アワーの
電力を五箇年後には五百五十億キロワット・アワーの
電力に
開発したい、こういうことでございます。従いまして、この
基礎にな
つておるところの諸案は、これは固いものだとは心得ておりません。しかしながら、すでに
大臣がかような御計画を本席で御発表くださいましたのですから、その
基礎になる計画の概要といいますか、そのことをもう少し細目にわた
つて、
資料として御提示を願いたいと思います。すなわち、現在の
電力の
需給関係を
一つ、それから五箇年間における
需給の見通しについてのお考え、これは買い方別に——そのわけ方はおまかせいたしますが、重工業とか化学工業とか、いろいろあると思いますが、なるべく了解しやすいように願います。それから第二は、水力を四百億キロワット・アワーに高めるのですから水力、火力を通じて百六十何億という増加になるわけです。そこでこの
資料にあるように、公共団体でやるとか、あるいは
電力会社でやるとか、あるいは自家用でやるとか、
電源開発会社でやるとか、この四つにわけて、どういう計画をやるか、なおその際にできるならば、
地点並びに
開発電力の予定数量、それからこれに要する
資金の概要、それをひ
とつ適切な配列のもとに御作成を願いたいと思います。その
地点は、申すまでもなく北海道、
東北いろいろあるのですから、従来の整理方式に従
つて、ひ
とつ作成を願いたいと存じます。なるべくすみやかに、お手元にあることですから、お願いしたいと思います。