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1952-11-29 第15回国会 衆議院 議院運営委員会 第9号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年十一月二十九日(土曜日)     午後零時三十三分開議  出席委員    委員長 福永 健司君    理事 坪川 信三君 理事 椎熊 三郎君    理事 土井 直作君 理事 田中織之進君       菅家 喜六君    久野 忠治君       高木 松吉君    田嶋 好文君       内藤  隆君    中田 政美君       羽田武嗣郎君    森   清君       石田 一松君    小泉 純也君       佐藤 芳男君    園田  直君       池田 禎治君    安平 鹿一君       渡辺 惣蔵君    武知 勇記君  委員外出席者         議     長 大野 伴睦君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 館  俊三君         事 務 総 長 大池  真君         衆議院参事         (警務部長)  茨木 純一君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  法律案取扱いの件  院内警備に関する件  本日の本会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 福永健司

    福永委員長 ただいまから議院運営委員会開会いたします。  本日の議事に関してでございますが、残余の国務大臣演説に対する質疑を続行することはすでにきまつておるのでございます。ただそのほかに、人事委員長の方から、一般職職員等俸給支給方法臨時特例に関する法律案、これの内容一般職職員等俸給の十二月分を、二期分を一期分にまとめて前期に全部支給するということを内容としておるものでございますが、これは、時期的に本日の本会議で決議を願いたいというお申出があります。これについて御協議願います。
  3. 安平鹿一

    安平委員 それは参議院との関係がありまして、三日に延びたということを参議院の方からこちらに言うて来ましたから、きよう上程する手続をとつたのですが、延期していただきたい。
  4. 池田禎治

    池田(禎)委員 こつちは早くやつた方がいいので、それはきのう自由党にも申し入れ、自由党もそういうことにしてくれるようになつたので、早ければ早いほどいいわけですから、こつちはきようやつてもらいたいと思います。
  5. 福永健司

    福永委員長 これはできるだけ早い方がいいと思いますが、そうしますと、本日質疑の終了直後にでも上程するということでいかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 福永健司

    福永委員長 御異議ありませんから、それではそういうことにいたします。  それでは本日は定刻から会議を開きますか。     〔「けつこうです。」と呼ぶ者あり〕     ―――――――――――――
  7. 土井直作

    土井委員 大体ほかに議事がなければ、私の方から念のために申し上げておきたいと思いますことは、実は二十六日ですか、二十四日ですかの本委員会において、総理大臣または国務大臣等国会を欠席されるような場合においては、前もつてその用件等をここで話をしていただいて、議運で大体了解がつきます場合においてのみこれを認めようという申合せ事項があつたわけでございます。ところが、その申合せ事項があつたにかかわらず、二十六日に―御存じの通り、すでに二十六、二十七日に施政方針演説に対する質疑が行われることは、政府としても万々承知であつたはずである。しかるにわが党の加藤君が質疑をしておりまする途中におきまして、総理大臣が午後四時ちよつと過ぎから退席しなければならないから了解をしてくれというお話があつたわけであります。これは渉外関係で、外国使臣との会見であるという御説でありまするが、すでに二十六、二十七日というものは、既定の事実として政府当局十分知つており、また議運で申し合せた事項は、官房長官十分承知であるはずである。しかるにかかわらず総理が退場するというようなことは、私はやはり議会軽視の尤たるものじやないかと思う。国会を軽視するという事柄が、ひいては池田氏個人の徳の足らざるところからも来るでありましようけれども、この間のような問題が起きて来る。やはり議会を尊重するという態度が欠けてはいけないのではないかと私は思うわけであります。従つてこの際、これを再確認していただきまして、今後不意に、大使と会うんだから、渉外関係だからといつて、総理が欠席するようなことのないようにしてもらいたい。あのときにも全部やる予定であつたにかかわらず、加藤君の質疑だけで終らざるを得ないことになつたわけでありますが、これは運営上から行きましても、私ははなはだ遺憾だと思うので、この点については、委員長から特に政府に対しまして厳重に申入れをしていただきたい。不意に本会議が開かれるようになつて、前々約束があつたのだからというのならば、これは別でありますが、すでに本会議が開かれることになり、しかも大事な施政方針演説に対する質疑が行われることは既定の事実である。突発的な本会議でも何でもないのですから、こういう点を十分お含みおき願いまして、委員長から、政府に対して格段の警告を発しておいていただく必要があると思う。この点を申し上げておきます。
  8. 福永健司

    福永委員長 御趣旨の点は、政府の方に伝えておきます。
  9. 田中織之進

    田中(織)委員 本日は、昨日の話のように、質問演説は全部終る予定でありますから、定刻から開会することに協力をしたいのでありますけれども、その前に、場合によれば本日も問題があると思うのです。二十七日、加藤勘十君の再々質問の通告が出されておるにかかわらず、通産大臣のああいう発言問題から、議場が若干混乱しておつた関係も私はあると思うのですけれども、岩本議長は、再々質問加藤勘十君が要求しておるのに、これを無視して久野君の動議を取上げられたことは、従来は間々あつたことでありますけれども、これは十分話合いがつけば、ある意味から見ればああいうぶざま散会の仕方をしなくても済むのではないかと思うのです。そういう意味で、副議長の取扱われた処置として、再々質問で、さらに混乱が続くということを考えられた気持もわからぬではないけれども、結果的に見れば、一般傍聴者に対してあまりいい感じを与えていないのです。そこで、本日なんかも再々質問の問題も出て来ると思うのです。今度は、持時間の取扱い等について、従来に見られない形で来ておることは、ここに表も出て来ておりますけれども、やはり再質問要求があれば、事前に事務局を通じて議長の方にも伝達をし得るだろうし、その点議長の方も少し気を配つていただいて、ああいう形の強引さというか、散会はやらないようにやつてもらいたい。これはこの間の問題を取上げてどうこうという立場でなくても、一応本日も再質問等関係もあることでありますから、関連して要求をしておきたいと思います。
  10. 椎熊三郎

    椎熊委員 本人がおられるので言いにくいと思うのですけれども、本会議全体のことだから、自由党の人にお願いしておきたいと思います。それは、久野君の発言がちつともわれわれには徹底しない。これから声の練習をするということもあるでしようけれども、だれかいそうなものじやないですか。
  11. 菅家喜六

    菅家委員 今考慮中ですから……。
  12. 椎熊三郎

    椎熊委員 いつでも、何を言つているのかわれわれにはわからぬ。あれでは議長もお困りだろうと思うので、議場混乱を招かないように、議長との間に呼吸を合せて、間髪を入れないようにしなければならぬと思う。たくさん経験者がおると思うので、そういうようにしてください。われわれ非常に迷惑しております。
  13. 福永健司

    福永委員長 椎熊君のお話の点は、また自由党で考慮していただくことにいたしまして、先刻田中君の御発言の点でございますが、田中君のおつしやることもごもつとものようでございますけれども、一面当時の議長といたしましては、加藤さんの約束時間もずいぶん延びたし、議長としても相当努力されたおつもりかもしれぬ。そういう見方もあることと思いますが、いずれにいたしましても、今のお話もございますので、今後しかるべく御善処願うように、議長、副議長にお願いをいたします。その点を御了承願います。     ―――――――――――――
  14. 大池真

    大池事務総長 ちよつと、これはきようというわけではございませんが、地方制度調査会設置法によりますと、委員が五十名設けられることになつております。その委員の中で、衆議院議員から十名だけ設けられることになつております。従いまして、十名の衆議院議員法律によつて任命するわけであります。これは内閣の方で任命するわけでありますけれども、各党に割当てて御推薦を願いたいということでありますので、十名の割当だけを申し上げておきます。自由党五名、改進党二名、社会党右派二名、社会党左派一名、こういう比率になります。従つて、いずれまた御推薦があれば政府の方で任命するわけでありますから、御選定の上、お申出が願いたいと思います。
  15. 渡辺惣蔵

    渡辺(惣)委員 本日の開会時間中に、全官公労組集団陳情に来ることになつております。今院内に、鉄かぶとをかぶつておる警備隊が非常に増員されて配置されたとの連絡があつたのです。先ほど小委員会お話もありましたが、きようの警備隊はどれだけ要請したのか、その点を一応ここで明らかにしていただきたい。
  16. 茨木純一

    茨木参事 本日一時ごろに、全官公労の諸君が五、六千名陳情に来ることになつておりますので、私たちとしまして、警視庁の方へ連絡して、大体院内三箇中隊、二百名程度警察官を配置し、外部の道路は、警視庁警察官道路交通取締法とか、その他の規則によつて取締ることになつでおります。院内におきましては、ただいま申し上げましたように、通用門その他適当な箇所に配置するために、二百名程度応援隊要求したわけであります。
  17. 渡辺惣蔵

    渡辺(惣)委員 今二百名程度というお話があつたのですが、それはこちらの要請した数と、警視庁が中へ配置する数と食い違いがあるかないか。
  18. 福永健司

    福永委員長 それは院内の警察及び秩序小委員会お話なつたことですから……。
  19. 渡辺惣蔵

    渡辺(惣)委員 それは話したのですけれども、人数の問題で、何箇中隊という話は出なかつたから……。
  20. 椎熊三郎

    椎熊委員 何箇中隊でもいいじやないですか。多い方がいいじやないですか。
  21. 福永健司

    福永委員長 それでは本会議は午後一時から開会ということ起し、次画の本会議は公報で御通知申し上げます。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時四十八分散会