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菊川孝夫君 これは非常に微妙な
関係であります。と申しますのは、恐らく次には
自然休会、或いは
衆議院の
解散というようなことが絡んで来ておるのです。率直に申しまして……。下手をすると、
総理の
施政方針演説なしに
解散にな
つてしまうという危険もなきにしもあらずでありますから、私が昨日申上げましたように、若しも、早くすべきであるにもかかわらず、どうしても
政府が言を
左右にして遅らすならば、
参議院で
議決をして、早く
施政方針演説をやれという
議決をするという考え方もあるでしようが、こういうことも、我々
研究しなければならないのでありますが、若しもすぐやらないようだ
つたら、
官房長官の
出席を求めて、
施政方針演説についてどう考えておるかということを質さなければならんということを申上げておきました。それで言を
左右にして遅らすならば、
緊急質問で尋ねて行かなければならん。非常に尋ねたいこともたくさんある。こういうことを申上げておいたのですが、昨日の
江口官房副
長官の
説明程度で
了承ということは私は無理だと思う。
そこで今日
松浦さんからも、今日は
官房長官の
出席を求めようという
意見も出されたのですけれども、まだ
只今その手配もできていないようでありますから、
差当り、
政府は一体いつ
施政方針演説をやるか、それから
開会式の
日取り等も明日の
協議会できまるのでありますが、それがきま
つて、今後
政府当局と
参議院のほうと
意見が一致すればよろしいし、
意見が一致しない場合には、
緊急質問でや
つて行くか、或いは
施政方針演説をやれという
決議文でや
つて行くか、これはそれぞれ
相談しなければならん問題だと思いますが、
差当り昨日は副
長官が来て、
ちよつと
説明したけれども、副
長官は
新任早々で、まだ不慣れであるから、どうも要領を得ない点があ
つたので、この点から聞いて行けばいい。どうしても
緊急質問で行かなければならんということを私は先走
つて申上げたわけであります。その場合には、
順序を立てて、譲れるものは
譲つて行こう。どうしても譲れないものは譲れないのだから、
一つ歩調を合せて、重要な点だけ聞いて行こうということを申上げたのでありますから、御
了承願いたいと思います。