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岡村文四郎君 お
考えが的外れでして、私は他の権衡のことを聞いておるのではありません。首つ吊のぶら下つた足を引つぱるようなことはやめて、片つ方は
倒産するというのです。全然商売にならんのですから、何も他のものとの権衡がどうこうということを聞いておるのではありません。それでせめて税金でも取らんようにして助けてやろうじやないか、こういうことで即時撤廃しろとこう申上げたのであります。そこでサツカリンの話も聞きましたが、何も支障なければそれで結構なんです。ところが現に飴の
業者はもう瀕死の状態なんです。だから首つくくりのぶら下つた足を引つぱるようなことはしないで
はつきりしたことは、
はつきりしたほうがいいと思う。そういうことにこだわる必要はない。なお若し
水飴が復活して相当の利益があれば又取れば結構なんです。だが現在の状態ではなかなか立
つて行かん、立
つて行かんのが損があるくらいならいいのですが、ところが
倒産をするというような状態なんですから、これは
方法がつかんというので、この際撤廃すべきだ、こう申上げておるのであります。何もほかの品物を並べて、これは高いからと、こう言うのじやありません。それから間違いないようにしてもらわないといかんのですが、数字をお
考えにな
つてどういうふうに儲か
つてどうな
つておるかということを今一番調べてもらわんといかんのです。いかんのですが、それでは全然話は違いのです。これだけ安くな
つて参るところは高くしてとかということでは……。今申上げておるのは、他を比較して、こいつが高いとかと申上げておるのではありません。もう瀕死の状態にあるのだから、せめて税金でも外そうと、こう申上げておるのであります。だから今の
お話では全然
お話にならんので、いろいろ比べて見て、これが高いか安いかというようなことを
考えておるのではありません。
水飴自体がどうにもならん、かようなことを
考えておるので、私は間接税を取ることは好きなんです。殆んど、私に
考えさせると直接税というのはやめて、全部間接税にしたほうが一番いいのじやないか、こう
考えておりますが、現在の状態ではそうは参りません。そして間接税、これはいいのですが、納めるほうが死にかか
つておるのに、税金を取ることはいかんのです。税金というものは納める人が喜んで払われるようにして取ることが、それが税金を取立てる
一つの手段であ
つて、そうでなしに死んでも取る、そういう取り方はいけない。死んだ者はまあただで以て焼いて骨にするまでのことを見なければ……そういう残酷な手段をしてはいけない。どうしても私はこれは
大臣がいないとわかりますまいが、是非撤廃するようにどうしても骨折
つてもらわなければいかんと思います。若し
水飴が採算がとれて税金が或いは払われるということに差支えないということになればお取りにな
つても結構でしよう。それは又何も納入する力ができれば取ることは一向やぶさかでないと思います。