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委員外議員(
栗栖赳夫君) そこでまあ決済をすぐしてしまえば別でありますが、私どもできればそういう
機械のものについても長期に安定した外資導入ができなくては、メーカーその他から或いは向うのエキスポート・インポート・バンクから一時の借入をして、それを払
つておいて一年、二年の後にこれを決済して行こう、或いは必要があれば、又優位な
会社であれば外資の導入というものにも本格的なものに持
つて行こう、こういうことが必要じやないかと思うのであります。それについてどうも私ども若干の経験があるのでありますが、いろいろ隘路がある、まあ講和の問題とか、
日本の経済の安定の問題は別としますか、実際
機械を
日本に
入れたい、そして一時、一年なり、二年なり或いは三年なりお貸ししてもいい、或いはアメリカのエキスポート・インポート・バンクか、これを資金のことを
考えてもいい、こういうような問題も起るのでありますが、その場合において問題になるのは、
日本政府の保証或いは代行保証が必要だということがいつも起
つて来るのであります。
日本政府自体が保証するということは憲法上その他でなかなかむずかしい、そうすると、代行機関が保証するということが先ず
考えられるのであります。ところでこの代行機関としては保証のことかできないです。輸出銀行は
日本にありますけれども、それは輸入であり、而もそれを保証するという制度はありませんから、これもできない。開発銀行は折角できましたけれども、この種の保証をするということは非常に必要だと思うのでありますが、今の規定ではできないのであります。併しこういう
機械を
日本がすぐ代金を払わなくて、
日本に
入れ、
日本の立直り、
企業の
合理化に資するということができるについては、何かこの
政府の代行機関の保証、私できれば開発銀行の保証というような途を付けて頂くと非常に結構じやないか、又これは急務じやないかと思うのです。この法律ができれば、開発銀行の一部改正の中にそういうものも入
つているかとさえまで私は思つたのでありますか、それが何もないのでありますか、
政府としてはどういうお
考えでしようか。