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政府委員(
柴田達夫君)
内閣総理大臣の
承認とな
つておりまして、仰せのごとく
予算措置をどうしてもとるということになりますれば、十月三十一日までにきま
つておるものは翌年の四月ということがこの法の
精神であります。
総理大臣にかつけまして
既定経費の中で賄える限りのものは先ず
承認して繰上げたいということであればよかろうということが、この
法案の狂
つておるところであろうと思うのであります。その
程度が今申上げましたような三千万円とか五千万円ということであるならば、
既定経費で賄うということに見ておるわけであります。然らばそれだけの
余裕があるかということでございますが、
人件費につきましては現在四万五千人の
定員を
警察官としても持
つております。
一般職員を合せますれば六万数千人でございます
関係上、
予算の単価と現実の支給しておるところの
俸給額この差、それから常に
年間に
警察官は六ヵ月ずつの訓練を要します
関係上、欠員を生じましてもその間の調整をして行くわけでございます。そういうことからいたしまして、その
程度の
予算の
余裕というものは人数の
関係から当然に
予算上いつも持
つておるということはこれは常態であろうと存ずるのであります。勿論
人件費でてございますから、そういうふうにかれこれいたしまして
年間にそれだけの
余裕ができますれば、これはお返しをするということにな
つておるわけでございます。