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説明員(
水野岑君)
只今の御質問は非常に重要な点だろうと思いますが、入札ダンピングの場合は御
承知の
通りに事故を起す可能性が非常に強いわけでございまして、どうしても入札ダンピングであるかどうかということを慎重に調査いたしまして、そういう場合は
保証の拒否をして行く、こういうことはとらざるを得ないと思いますが、その際に御
指摘のように
業者の
信用が十分であればたとえ入札ダンピングでありましても、これは
業者の
信用に重点を置きまして、
保証を与えて行く、こういう
方法も確かに
考えられます。又入札ダンピングというのはそういうふうに事故の重要な原因となるものでございますから、入札ダンピングを防止するという
建前からいたしますと、
工事ごとにダンピングかどうかということを調査して、たとえ
信用のある
業者におきましてもダンピングがありますれば、その
工事については
保証をお断りする、そういうふうにはつきりとした線を引いて行く、こういうことが中小
業者に対します
関係から申しましてもいいことではないか。何かその
信用度に非常に重要点を置いて行きますと、大事
業者は入札ダンピングをしてもこれは
保証が与えられる。中小
業者になりますと、入札ダンピングの場合は勿論これは大体
信用度が薄いと一般に
考えられますから、
保証が拒否されるというふうなことになりまして、中小
業者のほうからはいろいろな非難の声と申しますか、いろいろな問題も起
つて来る。そういうことも
考えられるところでございまして、どういう
方法をと
つたらいいかという点につきまして、これは実は非常に重要な問題でございまして、私
どもとして
只今結論を出しておりません。なお
会社当局のかたともよく御相談をいたしまして、いい適切な
方法を
一つ研究してみたいというふうに
考えております。