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説明員(
前田光嘉君) 我々も
先生と全く同感でいろいろ研究いたしました。ただこの
公庫の場合考えなければなりませんのは、
資金の
回転率を考えまして、最も効率的に使用するという面から見ますと、余り長期の金は
回転率が悪くなりまして、それだけ
住宅になる率が減ります。そこでいろいろそういうふうな
意見及びやはり物理的な
耐用年数を見ましても、
鉄筋の場合は三十五年ではとても盡きません。まだまだ六十年、七十年、八十年と行くかもしれません。いろいろそういう
観点を研究いたしまして、一応落付きましたのが五年
延長の四十年と三十年でございます。併しいろいろ又これから
住宅公庫自体の
資金全体の
構成面から見て、どういうのが一方においては
資金の効率上一番いいかという点、それから又この
年数による
償還がこの金を借りる人にと
つて必要かというような点から考えまして、やはり最も合理的な線を出したい。まあ私見でございますが、これはもう少し
延長してもいいだろうという解釈はしておりますが、一応今日ではこの
数字が妥当だということで出したのだと思います。