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説明員(
小林與三次君) この片一方で直轄といいながら請負に付しながら、例えば今度の改正で逆にこちらの直轄
工事の施行上必要だといいながら、一部委託を受ける、そこらは多少食違いがあるようにお
考えになるのは無理からんことでございますが、それぞれ仕事の全体の執行の現場に即しますと、それぞれ直轄
工事をやつて行く場合において、どうしても関連して相互的に、一貫的にや
つたほうがお互いに都合がよろしい、能率的であるという場合かしばしば
工事の
実施上あり得るので、その場合だけの必要性をここで考慮したわけでございます。今の
赤木先生のお
考えは、全体として
建設省の仕事のやり方を一体直轄でやるか、或いは請負でやるかという、こういうまあ根本的な問題だろうと推察いたすのですが、この問題につきましては我々といたしましても常に
検討いたしておるのでございまして、この前の特に
定員法の改正で或る
程度地建の
定員も減員に
なつたというときにおきましても、仕事のやり方を今の方式について根本的な
検討が必要じやないかというふうなこともまあいろいろ考慮したのでございます。併しながらまあ差当り現状の態勢で行きまして、仕事の中味その他によつて支障のないものは請負に付して、
あとで地建がやらなければいかないような大事な仕事は直轄でやつて、直轄
工事としての成果を保つて行きたい、こういうまあ
考え方でおります。併し今申します問題は極めて大きな問題でありまして、今後なお慎重に
検討しなければならないと存じております。