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政府委員(
長岡伊八君) これまで
進駐軍に提供いたしました
土地の代が安いということを始終非難されるのでございますが、これは実はこれまでは殆んど
收用いたしたものはございません。借りましてそれに地代を拂いまして、立退きますときには立退料なら立退料を拂いまして、年々借賃を拂
つております。ところが実際問題といたしましては耕作ができなくなりますので、
関係者から見ますと
土地を取られたということにも相成りますので、非常に安いと言われるのでありますが、今度この
法律によりまして、若し買取りということになりますならば、これはその近傍の地代を参酌いたしまして
委員会で決定されることになると思います。
使用いたしますときにもやはりその近傍の地代が基準になる。従いまして我々といたしましてこの
事務を取扱います岩は、常にこの
法律によるということではございません。その前にでき得る限り推計によりたいのでありますから、そのときにはこの
法律にマツチいたしますだけの
手続をとりましてでき得る限り農民の利益擁護ということに努めたいとかように
考えておる次第であります。