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1952-07-29 第13回国会 参議院 議院運営委員会 第76号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年七月二十九日(火曜日)    午前十時一分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     寺尾  豊君    理事            加藤 武徳君            木村 守江君            赤木 正雄君           小笠原二三男君    委員            石川 榮一君            草葉 隆圓君            古池 信三君            溝淵 春次君            安井  謙君            加賀  操君            高橋 道男君            三輪 貞治君            大野 幸一君            相馬 助治君            大隈 信幸君            石川 清一君            矢嶋 三義君            水橋 藤作君            兼岩 傳一君   委員外議員    厚生委員長   梅津 錦一君            松浦 定義君            東   隆君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○海運力復興促進に関する決議案の委  員会審査省略要求の件 ○両院協議委員選挙に関する件 ○議院運営に関する件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○公安審査委員会委員長及び同委員任  命につき本院の同意を求めるの件 ○国会法の一部改正に関する件 ○日本ユネスコ国内委員会委員指名  に関する件 ○両院法規委員補欠選挙に関する件 ○弾劾裁判所裁判員予備員補欠選挙  に関する件 ○回付案の取扱に関する件 ○常任委員各派に対する割当に関す  る件 ○委員長報告   —————————————
  2. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) これより議運を開きます。決議案委員会審査省略要求に関する件をお諮りいたします。
  3. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 山縣勝見君ほか三十名のかたから、海運力復興促進に関する決議案発議いたされ、委員会審査省略要求いたされております。この委員会審査省略要求に関する件を御決定願いたいと思います。
  4. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) これを承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   —————————————
  6. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に両院協議会協議委員選挙に関する件をお諮りいたします。
  7. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 昨日衆議院から、日本電信電話公社法案について一つ労働関係調整法等の一部改正法律案及び地方公営企業労働関係法案について一つ、以上二つ両院協議会衆議院から求め、衆議院協議会協議委員をおのおの十名を以つて委員氏名を通知して参つておりますことは公報を以て御通知申上げた通りであります。ついては本院において両院協議会協議委員選挙に関する件を御協議をお願い申上げる次第であります。
  8. 河野義克

    参事河野義克君) 只今総長から申上げましたように、両院協議会協議委員選挙をお願いしなければならんのでありますが、第一におきめ願いたいことは、衆議院から三案について両院協議会を求めて参りました。衆議院自身は、日本電信電話公社法案について一つ両院協議会協議委員を選び、それから労働関係調整法等の一部を改正する法律案ほか一件について、一つ両院協議会協議委員を選んで参りました。本院においてはその関係をどうするかということをおきめ頂きたい、そうしますれば採決の模様によつて、こういうように配分して頂くのが先例であり、順当であろうというふうに申上げ得ると思います。
  9. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 それでよい。
  10. 河野義克

    参事河野義克君) それでよいとおつしやることは、衆議院通り日本電信電話公社法案について一本、労働関係調整法等の一部改正法律案ほか一件について両院協議会を一本、そういうことに了承いたします。それで日本電信電話公社法案につきましてはこれは労農党共産党反対で、後はみな可決されたと思いますが、それによつて十名を按分比例いたしますと、自由党が三・五、緑風会が二・五、社会党第四控室が一、社会党第二控室も一、民主クラブが一、改進党が一となります。自由党緑風会が三・五及び二・五と申上げたのは、この数値が三・三七五と二・三七五で、小数点以下が全然同じであるので、どちらか一つ選ぶという関係に相成るわけであります。  それから、ついでに申上げますれば、労働関係調整法等の一部改正法律案ほか一案につきましては、共産党のみが反対で、あとは全部の会派賛成で、この修正案成立したわけでありますが、それを按分比例いたしますと、自由党三、緑風会三、社会党第四控室一、社会党第二控室一、民主クラブ一、改進党一と、かようになります。
  11. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 結論はどうなるのですか。
  12. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党緑風会が全然数値が同じでありますので、それをどちらかにして頂きたい。
  13. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 これは緑風会自由党との話合いということになるでしようが、私はこの上、この法の成立関係した者といたしましては、できるならば三、三と、自由党緑風会から出られたほうが望ましい姿じやないかと考えます。
  14. 草葉隆圓

    草葉隆圓君 自由党は、只今小笠原君の意見賛成をいたします。
  15. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) では小笠原君、御説明のように両案ともに、自由党三、緑風会三、社会党第四控室一、社会党第二控室一、民主クラブ一、改進党一、以上のように決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定いたします。
  17. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) これは本会議にかけます関係がありますので、速やかに一つ氏名をお申出で願いたいと思います。
  18. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 自由党さんのほうにお伺いしますが、本日農林大臣は御出席になられますか。
  19. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 事務局のほうで下相談をしておる点を申上げれば、今朝内閣側と連絡いたしましたところによりますと、農林大臣は本日はこの間の歯痛の関係から熱が出て出席できないという御返事を得ております。
  20. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 それでは日程も、明日になれば混んで参つて最終日になるので、この問題でごたごたしたくございませんから、実は小委員会で申上げることですが、この際懸案になつております我が党の小林君の緊急質問を本日やらせて頂くようにして、適当な代表者内閣から出して頂くように措置しで頂きたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう取はからいます。   —————————————
  22. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に常任委員辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
  23. 河野義克

    参事河野義克君) 懲罰委員前之園喜一郎君が辞任せられて、その補欠として小川久義君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。これは民主クラブからであります。  それから日本社会党第四控室から、通産委員吉田法晴君、法務委員栗山良夫君がそれぞれ辞任せられて、通産委員栗山良夫君、法務委員吉田法晴君を後任として指定せられたいというお申出が出ております。  それから緑風会から、厚生委員の常岡一郎君、大蔵委員田村文吉君がそれぞれ辞任せられて、厚生委員田村文吉君を、大蔵委員に常岡一郎君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。  それから自由党から、内閣委員鈴木直人君、人事委員平井太郎君、同じく池田宇右衞門君、法務委員小串清一君、同じく入交太藏君、通産委員の古池信三君、農林委員大野木秀次郎君、文部委員左藤義詮君、運輸委員野田卯一君、労働委員一松政二君がそれぞれ辞任せられて、内閣委員大野木秀次郎君、人事委員に古池信三君、同じく鈴木直人君、法務委員左藤義詮君、同じく平井太郎君、通産委員入交太藏君、農林委員池田宇右衞門君、文部委員小串清一君、運輸委員一松政二君、労働委員野田卯一君を後任として指名せられたいというお申出がありました。
  24. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さように決定をいたします。   —————————————
  26. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に公安審査委員会委員長及び同委員任命につき本院の同意を求めるの件をお諮りいたします。
  27. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 我が会派では、まだ議院総会に諮つておりませんので、暫時保留願いたいと思います。
  28. 石川清一

    石川清一君 我が会派でも、人選について若干疑問があるので、もう少し検討さしてもらいたいと思います。
  29. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) それでは成るべくお早くお願いいたします。  暫時休憩いたします。    午前十時十一分休憩    ——————————    午後零時二十四分開会
  30. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 再開いたします。常任委員辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
  31. 河野義克

    参事河野義克君) 日本社会党第四控室から、厚生委員岡田宗司君、外務委員河崎ナツ君がそれぞれ辞任せられ、厚生委員には河崎ナツ君、外務委員岡田宗司君を後任として指名せられたいというお申出がありました。
  32. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 寺尾豊

  34. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に両院協議会協議委員選挙に関する件をお諮りいたします。
  35. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 衆議院のほうから、更に両院協議会を求めて参つております。ちよつと議事部長説明さしてもらいます。
  36. 河野義克

    参事河野義克君) 本二十九日、先ほどでありますが、衆議院から両院協議会を求めて参りました。案件が通商産業省設置法案ほか九件、合計十件について求めて参りました。今件名を一つ一つ申上げます。一つ通商産業省設置法案。次は通商産業省設置法施行に伴う関係法令の整備に関する法律案、次は農林省設置法等の一部を改正する法律案、次は大蔵省設置法の一部を改正する法律案、次は大蔵省設置法の一部を改正する法律等施行に伴う関係法令整理に関する法律案、次は保安庁法案、次は海上公安局法案、次が運輸省設置法の一部を改正する法律案、次は国家行政組織法の一部を改正する法律案、次は行政機関職員定員法の一部を改正する法律案、以上十件でありまして、先方からは両院協議会協議委員氏名も通知して参りましたが、以上十件について一つ協議委員を通知して来られたわけであります。本院におきましてこの協議会を応諾するわけでありますが、その協議委員の選び方についてお諮りを願いたいと思います。
  37. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 これは各法案によつで賛否態度が違つているわけでありまして、結局類型的な賛否の形の現われたものをまとめて幾つかの協議会にブロツクを分けなくちやならんだろうと思います。初めから自由、改進、社会、共産、各会派に割りつけて、一切の法案協議に移るということはできない。従つて事務当局から個々の法案について参議院会派における賛否態度についてお知らせ願つた上で、だんだん絞つて行きたいと考えます。
  38. 相馬助治

    相馬助治君 そういう取計いを一つお願いいたします。
  39. 河野義克

    参事河野義克君) 記名投票行なつたものもあり、起立に問うたものもありますから、正確を期しがたいのでありますが、大体は皆さんも御承知でありますから、これに従つて申上げます。  第一は、保安庁法案につきましては、これは海上公安局法案も同じでありますが、賛成自由党緑風会民主クラブであつたと存じます。  それから通産省農林省大蔵省もそうでありましようが、それにつきましては賛成は、緑風会社会党第四控室社会党第二控室民主クラブ改進党、第一クラブ労農党であつたと存じます。  それから運輸省設置法国家行政組織法行政機関職員定員法、三案に対しまして賛成されましたのは、自由党緑風会及び民主クラブであつたと存じます。
  40. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 この結果で明らかになつたところによりますと、通産省設置法案並びにその施行に伴う関係法令整理法案農林省設置法大蔵省設置法、同大蔵省設置法施行に伴う関係法令整理のここまでの五つ法案一つの組にして協議委員を選び、保安庁海上公安局運輸省設置法、それから国家行政組織法行政機関職員定員法、これら五つ法案については又一つ協議委員を選任するということにして、参議院側としては、この内閣委員会関係協議を求められて来ました十法案につきましては二つの班に分れた協議委員を選ぶべきだと考えますので、以上の動議を提出いたします。
  41. 相馬助治

    相馬助治君 小笠原君の動議賛成いたします。それで事務的立場から見た数字の按分を、小笠原君の動議賛成ならば提示してもらいたいと思います。
  42. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) お諮りいたします。小笠原説明動議に御賛成でしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  43. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたしまして、事務局から、只今相馬君の御要望に対する説明を求めます。
  44. 河野義克

    参事河野義克君) 保安庁法案ほか数件の両院協議委員割当を紹介いたしますと、先ほど申上げましたように自由党緑風会及び民主クラブで、院議を構成したわけでありますから、自由党五名、緑風会四名、民主クラブ一名となります。(「異議なし」と呼ぶ者あり)  それから通産省設置法ほか数件についての院議を構成した会派は、緑風会社会党第四控室社会党第二控室民主クラブ改進党、第一クラブ労農党でありましたから、これの比率をとりますと、緑風会四名、社会党第四控室二名、社会党第二控室二名、民主クラブ一名、改進党一名であります。(「よろしい」と呼ぶ者あり)
  45. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 只今議事部長報告通り委員を選ぶことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。  では委員会を、これにて一先ず休憩をいたします。    午後零時三十五分休憩    ——————————    午後二時十二分開会
  47. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 委員会開会いたします。  国会法の一部を改正する件をお諮りいたします。本件につきましては、先刻理事会を開きまして、いろいろ御協議を賜わつた結果、理事会一致の御意見といたしまして、国会法の一部を改正するということになつたことは、先ほどの理事会通りであります。従つて寺尾豊外二十四名発議のものでありまして、委員会審査省略の件を御承認願いたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  48. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) それではそのように決定いたします。  一応休憩いたします。    午後二時十三分休憩    ——————————    午後七時九分開会
  49. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 再開いたします。  常任委員辞任及び補欠の件をお諮りいたします。
  50. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から、建設委員大屋晋三君、労働委員石川榮一君がそれぞれ辞任せられて、建設委員石川榮一君、労働委員大屋晋三君を後任として指名せられたいというお申出がありました。
  51. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  52. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さように決定をいたします。   —————————————
  53. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 次に日本ユネスコ国内委員会委員指名に関する件と、及び両院法規委員及び裁判官弾劾裁判所裁判員予備員補欠選挙に関する件をお諮りいたします。
  54. 河野義克

    参事河野義克君) 只今委員長からおつしやられました議題につきましては、理事会においていわゆる各種委員調整の問題について御審議がなされ、その線に沿つてやめられる会派からは辞任届、おなりになる会派からは推薦届が出ておりますが、今度開かれる本会議において、そのまま上程いたしたいと思いますので、御了承願います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   —————————————
  56. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 回付案取扱いに関する件をお諮りいたします。
  57. 河野義克

    参事河野義克君) 昨日衆議院から、公営住宅法の一部を改正する法律案について、本院から送付しましたものを、更に修正して本院に回付して参りました。又本日未復員者給与法等の一部を改正する法律案につきまして、本院から送付したものを修正いたして本院に回付して参りました。  この両案につきましては当該委員会である建設委員会及び厚生委員会において、それぞれ衆議院修正案異議がないということを御協議なさいましたので、慣例によりまして本委員会の御意向を承わつて、本会議に上程いたしたいと思います。
  58. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私、聞いておりませんが、赤木さんいいですか。
  59. 赤木正雄

    赤木正雄君 私も、今日は議運にばかり出席していましたので、聞いてなかつたのです。相済みませんけれども……。
  60. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 要するに私の心配は、この厚生建設委員会において、それは委員会ではございませんが、委員全員了承しておられれば、各会派問題はないと思うのですが、異議があつたことであれば、ちよつと会派に帰らんと困るので、責任を持つての答弁ができるかどうか、伺つておきたい。
  61. 河野義克

    参事河野義克君) これは委員会に付託するわけでありませんから、正式に委員会の意思としてどうということはございませんが、大体において当該委員会委員諸君は、この点について御了承になつておる。この場合只今お尋ねのありました通り全員が出られて御相談なつたか。どの程度が出られたかということについては、つまびらかにいたしておりませんが、大体の委員諸君は、すべて御了承なつた。こういうふうに伺つております。
  62. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 公営住宅法の一部を改正する法律案、未復員者給与法の一部を改正する法律案の二件でありますが、ちよつと速記をとめて下さい。    〔速記中止
  63. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 速記を始めて……。  では、この問題は暫らくおきまして、次に公安審査委員会委員長及び同委員任命につき本院の同意を求めるの件をお諮りいたします。    〔「異議なし」「反対」一遍帰つて、待つてくれ、明日まで」「採決には異議がないが、討論は反対」「もうちよつと待つてもらいたい」「いや、早く上げて、採決」と呼ぶ者あり〕
  64. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) では、採決をいたします。  公安審査委員会委員長及び同委員任命につきまして、本院の同意を求める件に対して、これに同意を与えることに賛成諸君挙手を願います。    〔賛成者挙手〕    〔「少数」「多数」「同数」「委員長できますのだよ」と呼ぶ者あり〕
  65. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 同数のようでありますから、賛成をいたします。(笑声、拍手)  決定をいたします。   —————————————
  66. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 常任委員辞任及び補欠に関する件が参りました。これをお諮りいたします。
  67. 河野義克

    参事河野義克君) 只今緑風会から、厚生委員田村文吉君、大蔵委員の森八三一君がそれぞれ辞任せられ、厚生委員に森八三一君、大蔵委員田村文吉君を後任として指名せられたいというお申出がございました。
  68. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  69. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。   —————————————
  70. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 厚生委員長がお見えになりましたので、未復員者給与法の一部を改正する法律案について、回付案取扱いに関する件について御意見を求めます。
  71. 梅津錦一

    委員外議員梅津錦一君) 先ほど衆議院からの回付案を見ましたが、これに関しては厚生委員会を早急に開く暇がございませんけれども、発議者である大谷委員は異存がないということでございますし、私は委員長として異議がございませんから、恐らく厚生委員会においても全員一致でこの問題は了承することと存じます。(「了解」と呼ぶ者あり)議院運営委員会で、然るべくお諮り願いたいと思います。(「わかりました」と呼ぶ者あり)
  72. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 只今厚生委員長の御希望通り同意を与えることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  73. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定いたしました。  ちよつと速記をとめて。    〔速記中止
  74. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) それでは、速記を始めて下さい。
  75. 赤木正雄

    赤木正雄君 却つてこれは衆議院修正のほうが良いくらいです。だから私は差支えないと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 赤木君の説明通り同意することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  77. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定をいたします。  それでは、一応休憩をいたします、    午後七時二十四分休憩    ——————————    午後七時二十七分開会
  78. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 議運を再開いたします。  国会法衆議院に回付せられて、これが成立を見ることと思いますが、それを一応前提といたしまして、これから御相談を申上げたいと思います。  先ず常任委員各派に対する割当に関する件をお諮りいたします。
  79. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 国会法改正前提として議するということを提案されて、賛成と言うかたはどなたもないわけです。まだ議題にするかしないかがきまつていないのですが、現段階では、その国会法成立前提として議題として扱うか扱わんかということを論ずる時間だと私は思うのですね。それについて私ちよつと意見を述べますが、まあ参議院では、大体こうきまつておるのですが、衆議院国会法改正に関する参議院送付案についてはつきり態度をきめない前に、あまりこちらが進むということは却つて衆議院を刺激してよくないのではないかと私は思うのですが如何ですか。
  80. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) ただ非常に、御承知のように時間的に詰つて参りますので、先ず今夜あたり、一応そうした面について御協議を賜つておいて、そうしてこれが成立次第、先ず一瀉千里、こういうようにしたらばと、こういう私の考えであります。今矢嶋さんがおつしやるように、皆さんの御同意を得てやりたいと思います。
  81. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 国会法が通過した暁には、こうこうしておきたいということは、これは従来の理事会申合せの進行の過程から見ても、私はやつて何ら差支えないことだと考えます。併しその中の部分について、異議残つた部分がございますので、これは十分論議を尽さなければなりません。理事会において異議のなかつた部分については、一応取りきめをしておき、衆議院との関連については参議院自由党において責任を持たれる点については再三言明があつたので、それを信頼して既定方針通り進むべきであろうと考えますので、私は特に共産党を中心とする部分の疑義のある理事会において決定をせない部分については論議は保留せられまするけれども、その他の部分については議題に供し、そしてこれを速かに決定せられるように望みます。
  82. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 只今小笠原君の所論は、非常に間違つておると思うのです。根本的に間違つておると思います。未だ通過しない法律として改正できないものを前提として、それに対する対応方を正式の議運できめるなどということは以てのほかであります。さようなことが立法機関として許されるわけはないのです。それは理事会で懇談的に、各派協調的に問題を掘下げることは、我々もこれに賛成しこれに参加したものである。併しながら未だ国会法改正について、何ら法律的な改正の実が挙つていない。全く仮定の一院の決定だけに基いて、それに基き諸般の問題をこの正式の議運できめて行こうということは、これは違法であると思います。さようなことは許さるべきものでないと思います。よつてさようなことは……。
  83. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 許されないことであるならば、私やろうとは考えません。従つて共産党さんのおつしやるように、許されないものであるかどうかということの論議を進めなければならんと考えます。私は理のあるところに従つて、そのことがやられる問題であるという場合には、そう措置して、今までの論議の過程からいつて差支えがないという点を申上げておるのでありまして、この点については事務当局においても一応答弁をせられて、その点を明快にしておいて頂きたいと思います。(「そんなことは事務当局に聞くまでもないじやないか、法律改正が通つていないのだから」と呼ぶ者あり)
  84. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 私は、委員長が発言されたように、前提としてやつておいて、衆議院国会法改正成立した場合に一瀉千里で事を運びたい。そういうお気持で、今日一応仮定の下にここで議せられるというお気持はわかりますが若干の疑義がありましても、若干の異論が審議の内容にあるにいたしましても、理事会であれだけお話になつているのだから、私は審議を始めたならば直ちに私は終了する問題だと思うのです。従つて本日或いは明日午前中に衆議院において、国会法成立した後においても、私は決してその時間的に間に合わないということはないと思うのです。そういう立場から、やはり私はこの際衆議院国会法改正成立を待つて、これを正式に議し速記に残すということのほうが私は望ましいあり方だと、こういうふうに考えられてならないので、私は本日議せないほうに賛成いたします。
  85. 大野幸一

    ○大野幸一君 理事会決定したことは、委員長から議運報告がすでにあつたんですか。それだけをされておいたらどうですか。
  86. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) そのほかに、まだ理事会で決せられないけれども、こちらで御相談申上げておいたほうがよかないかというような理事の各会派への割当があるわけであります。従いまして、これは先ほど兼岩君と小笠原君との間に問題になりましたし、又私がこれを御相談申上げたことが違法であるかどうか。こういつたようなことについて、先ず事務当局に一つ意見を聞きたいと思います。
  87. 河野義克

    参事河野義克君) 今日の場合、只今問題になつていることをここで議することが妥当であるかどうかということは、皆様の御決定を頂けばいいわけでありますが、私といたしましては、先ほど小笠原さんのお尋ねに従いまして、こういうことが議院運営委員会としてできるかどうか。違法であるかどうかという観点に限つて、御返事申上げたいと思います。  法律はまだ両院を通過しておりませんから、法律はただ施行されていないのみならず、法律の内容として確定して参つているということもできないわけであります。従いまして、例えば常任委員辞任を許可して新らしい常任委員を選ぶというようなこと、それから常任委員長の辞任を許可して更に新らしい常任委員長を選ぶということ、そういうことがすべて議院運営委員会の権限であり、議院運営委員会できめたならば、正式にそれだけで発効することでありまするならば、その根拠法が通らない以前において、そういうことをすることはできないことであろうと存じます。併しながら議院運営委員会でやりますことは、要するに常任委員辞任及び新たな指名ということについて言えば、それは法規上は議長の権限でございまして、議長が、そうすることが妥当であるかどうかということについて、あらかじめ御相談をされるわけであります。併し常任委員長が辞任して新たに選挙するということは、本会議のみがなし得ることでありまして、それの事前の相談をあらかじめなしておこうということでございますから、そういう実際上の御相談をなすつて行くことは、従来の議院運営委員会でやつておると思うのです。それは差支えないことであろうと思います。議院運営委員会だけでそれがきまり得る正式のことであるならば、その根拠法が通らない以前においてはでき得ない。そのことが、今やることが妥当かどうかということは別といたしまして、小笠原さんの質問にお答えした次第であります。
  88. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私の先ほど違法でないだろうと考えていることは、具体的に常任委員長の辞任等を扱う。或いは常任委員の変更等を扱つて、新らしい委員会の構成をしたいということが、今回議題なつたことだとは思つていないのです。これを成立させる常任委員会の構成人数、これらについて、あらかじめ決定しておこうというだけのことであつて、正式に国会法が通過の暁、その実体たる個々の人をそれについて附け加えるということは、その後にやることで本日のことではない。そういう意味合いで、構成の問題について主としてやり得るだけのことは、やつても差支えないだろうという意味合いで賛成しておるわけであります。
  89. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 通過するか通過せんかわからんでしよう。その法律が、前提的なものを、ここで決定しておくということは、あなたの方の総理大臣は仮定の問題には答えられなかつたという乱暴な態度をとつているじやないですか。まだ海のものとも山のものともわからん法律を対象にして、それに対応して人数その他を今ここで決定するということは、いろいろな屍理窟を言うということは勝手ですが、そういうことは、国会の品位を高めることではない。法律を尊重する態度でもありませんよ。それはおやめになつたほうがいいです。事務当局のブルジヨア法律論を聞く。それは自分の、自己否定じやないか。(「そんな議論をするなら明日でもいいよ」と呼ぶ者あり)
  90. 大野幸一

    ○大野幸一君 明日の時間を成るべく短縮する意味において、明日新らしい問題が生じた場合、時間を短縮する意味において今日下相談をして行こうと、こういう意味だろう。下相談なら、飽くまでも下相談でやつて進行して行くということなら差支えないと思う。ここで議院運営でやつていることも、内容は下相談だから、明日国会法成立してから、新らしく昨日の下相談に基いて、本日……、明日になつてですね、明日になつてそれを議決したということにすればいいでしよう。そういうことで進行したらいいでしよう。
  91. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 そういう下相談をするというような悠長な時間があるならば、速かに僕はすでに二週間前に出した細川嘉六君の不当な追放、国会法、憲法その他を蹂躙した問題の、僕が、私を原告として細川嘉六君を被告として提出してある問題を、朝から僕は何回も委員長要求しておるし、委員長が又これに対しても、すでに一時にやる。二時にやる、三時にはやると言われた。それをやられることを私は要求します。そういう仮定の問題、国会法のきまつていない問題をやるというような、そういう時間を短縮する云々というような便利主義的なことをやるならば、一国会議員の、一政党員の重要な運命をかけた政治的行動に対して、政府の立てたあの不当極まる追放という議員の地位に関する問題、こういうことを、成規の手続でちやんと出してあるわけです。僕は破防法その他で、今日まで従順にあなたがたの都合のいいようにやつていたものだから、そういう仮定の法律に基いて、そういう野党と与党と闇取引みたいなような形において、特に野党第一の小笠原君が、何たる態度だ、君は……。(小笠原二三男君「何を言つているんだ。」と述ぶ)そんな自由党に野党の第一党が、法律を曲げてまでも協力する必要があるのか、どうして国会法なり、参議院規則に従つてやらないか。それによつて運用すべきで、そのために君は野党第一党として、その地位にいるんじやないか。(小笠原二三男君「何を言つてるんだ君は。」と述ぶ)何だ。もつと考えろ。
  92. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私は再三申上げますように、具体的な人間について、かれこれ言つているようなことを扱おうとすることではなくて、国会法が通れば、参議院規則はこうなる。これは理事会でも申合せが成つており、そうして参議院規則でこういう常任委員会が出るとするならば、その構成は誰それということで、理事会で一応きまつておる。それをこの際前以て、国会法が通つた暁には、事実のものとしてここで形式上承認を得られればいいことだということでありますから、その点に限つては、本日決定しておかれても何ら差支えない。国会法が崩れて来ますならば、その決定は無効であり、改めて又決定をし直すことは何らこれは違法ではないことなんです。それらのことについて衆議院のほうがぐらぐらしているからとかいうようなことですが、ぐらぐらしているなんということならば、逆に私のほうの立場としては、はりきりとこれはコンクリートなものにしておいて、自由党理事の言われるように飽くまで責任を持つて理事会決定せられたことが実現せられるように運んで行きたいという考えもあつて、私はこれに賛成しているのであつて、闇取引だとかなんとか言いますし、又私個人のことについても、いろいろ言つておられるようですが、(「事実があるからだよ。」と呼ぶ者あり)そういうようなことを私は取上げもしませんし、こういうところで個人の名を指摘して云々する筋合のことでもないことですから、その点においては私は取合いません。ただあなたのおつしやるようにそれほど議論があるのであれば、私は何もこういうことは撤回され、委員長にも明日諮つてもらつて、成規にやつてもらつて何ら差支えありませんよ。私がこういうことを言つているのは、あとで却つて逆に戸惑つたりしたら、自由党責任を、若しも万一のことがあつたときは追及したいがために、私はこういうことを言つておる。
  93. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) それではお諮りいたします。大変問題があるようでありまするから、一応本日の理事会の経過を御報告いたしたいと思います。  それは常任委員会の廃合等に関する件、常任委員長に関する件、常任委員各派に対する割当に関する件、この最後の常任委員各派に対する割当の問題は、一部議運委員割当について未決定なものがございますが、本日理事会において決定をいたしましたこと、これについての只今資料を差上げますから、これを本議運委員会において決定の分を御確認を頂きたいということに変更いたしたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  94. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 只今御確認頂きたいということでありますから申上げますが、この常任委員割当表(一)でございますが、これについては異議ございません。それから次の……。
  95. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 議事進行。確認も何もない。この案は、ただ簡単な、紙を配つてくれたもので僕ら小会派は聞いていないんです。説明をして、そうして我々が了解しなければ、意見も何もあつたものじやないでしよう(「理事会で出ているじやないか」と呼ぶ者あり)常任委員理事の互選に関する云々、こんなことは知らない。知つておる部分については、我々が責任を持つて賛成をしたり、反対した部分については確認をしろと言えば「確認します。(「そういう意味のことを言つている」と呼ぶ者あり)だけど、あなたがたは出て行つてくれと言つたじやないか。現に言つたじやないか。そのあとのものに対して、何故僕が責任を持つか。その点を明確に説明して下さい。
  96. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 兼岩君の御希望に副うように、だんだんと小笠原君に御説明を願うことにいたします。(兼岩傳一君「だから僕は闇取引だと言つている」と述ぶ)
  97. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 何が闇取引だ。理事会決定通りやるんだ……。  常任委員割当表は、全会派理事会において論議がありましたが、その表のうち(一)、従来の常任委員会とせられておりまする十四の委員会については異議がないというふうに確認いたします。  それから常任委員割当表の(二)、予算、決算、議運、懲罰、図書、これらの関係につきましては、種々論議がありましたのが議院運営委員会の構成でございましたので、この部分は留保いたしまして、他の四つの案件については、私異議がないことを確認いたします。  それから委員長が、どの会派に行くようになつたのか。それに伴う指示はどういうふうに決定せられるようになるのか。この点につきましては、全然理事会において承わつておりませんので、委員長において詳細御説明を願い、ここで何を決するのか明確にして頂いてから、発言したいと考えます。
  98. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 議事進行について。私はもう少し明確にして話を進めてもらいたい。私は一番初め申上げた意見に、なお私は変化がないわけなんです。只今委員長は大変、その議事進行について問題になつた後に、報告しますと言つてプリントを配つて来られた結果、今の情勢ではこれは審議に入つて行く情勢に私はあると思います。私はこの際若しそれで進むならば、はつきり確めておきたい。自由党国会法の今度の改正は、今参議院は可決して衆議院に送付しているが、この責任を持つかどうかということなんです。これは理事会でも明らかになつたことですが、速記に載せてまで我々は審議する以上は、やつた後に、若しもこれを衆議院で否決されるようなことがないでしようか。万一おつた場合は、私は参議院の権威というものの立場から、私は重大に考えておるわけなんです(「その通り」と呼ぶ者あり)曾つて自由党の衆参におけるところの状況というものは、我々の信頼に足らないような事実が過去において幾多あつたわけです。(「その通り」と呼ぶ者あり)従つて私は、速記を付けてまではつきり審議する以上は、参議院の権威という立場から、私はこの問題の冒頭から、割り切れない気持でいるわけですが、今自由党のほうから、責任を持つて理事会で話したところの国会法衆議院通過ということを確約するという言明があつたならば、私は今のような進み方に異議を申しませんが、それがない以上は、プリントをもらつただけで、散会してもらいたい。
  99. 安井謙

    ○安井謙君 矢嶋さんから、非常に突つ込んだお話がありましたので、私のほうもざつくばらんにお話申上げます。先ほど兼岩さんと小笠原さんの論争の間にも、自由党自体に対しても、これをやつたほうがいいという意見があつたのでありますが、デリケートな問題ですが、ざつくばらんに申上げましたところが、この委員会の再編の一部について、自由党或いはその他についても或る程度の反対があることは事実であります。我々自身、この根本にこの国会法改正するということと、更にこういう委員会を持つということを正式に機関に諮つて承認を得ております。そこまでの手続は責任を持つてつておりますが「一部そういう問題があることは事実であります。併しながらこの案は、与野党一致でこれはやつているわけです。皆さんの御賛同も得てやつているのです。これは若し衆議院のほうで、或いはほかの会派において、妙な行動に出られるようなことのないようなことをこちらも要望申上げます。
  100. 矢嶋三義

    矢嶋三義君 そういうことを言えば、私も一言言わざるを得ないのですが、常任委員会の再編案を前提として、こういう数字を出し、いろいろなものを出して来ているわけです。その常任委員会の再編について、理事会のときにどういう意見が一部にあつたかということは御承知通りだと思う。従つてあなたから、今そういうような言葉でおつかぶせられることは、私は若干心外の点がある。これだけを申上げておきます。
  101. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 関連して。只今の安井君の答弁は、答弁になつていないと思うのです。だから自分たちは努力した。それはわかります。努力されても、この前の、現にこの前、あの破防法に関するああいう混乱を起したのも、自由党が大呑込みにのみこんで、あなたのところの会派が何も実行されなかつたからじやありませんか。今度でも、この国会法改正についてこれだけのことをさせて、満場一致、各会派賛成したことは事実です。あなたが努力されたことも私は承認します。併しひつくり返つたときに、どういう責任をとるかという問題を明確にあなたはされる必要があると思う。そうしなければ、答弁にならないと思う。僕は改めてもう一回明確にしてもらいたい。努力したというのは、子供のような答弁です。おとなの答弁をして下さい。
  102. 安井謙

    ○安井謙君 兼岩さんから、子供のような答弁といわれましたが、子供のような答弁じやない。我々の手続としては党の正式機関に諮つてきめるのである。その意味において確信をもつている。併し皆さんが言われるように一部において、あとから起つた問題ですけれども、問題が起きていることは事実である。併しそれについては、今十分な了解工作をとりつつあるということなんですから、これ以上のことを、子供だ。おとなだというような抽象的な言葉で主張されることはどうかと思う。(「それは違う」と呼ぶ者あり)
  103. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 だから各会派において、それぞれ責任をもつてやる部分はやることとして、それはどの会派も絶えず努力をするが、主たる原因が自由党反対票という結果において衆議院の結末が現われたと。反対の結果を見たという場合には、その場合は自由党責任であるということで追及されることは、皆さんとしてはやむを得ないという覚悟の上に立つてこの話を進めなければならん。こういうことなんです。
  104. 大野幸一

    ○大野幸一君 そもそもこの国会法改正理事会にかけてやつている間に、再びこの前のような、自由党のようなあんなことを起さないで是非衆議院を通過するようにするということを言明されたので我々今までやつて来たが、併し今若干疑問があるのですが……。(「原因が自由党にあつてそうなつたら自由党を追及すればいい」と呼ぶ者あり)
  105. 安井謙

    ○安井謙君 これは御存じであろうと思うが、水産委員会を廃止することについては、各党を通じて水産委員会の同僚の連中が皆反対をしておられます。それはできる限り、我々の党派としては正式に廃止することを決定をしております。そうして同時に、これは会派を通じて今そういう動きがあることは事実です。
  106. 大野幸一

    ○大野幸一君 我々は総会で、これはもう承認を得たときには、今度こそ自由党は絶対責任を持つかという前提の下にやつて、それで理事会の打合せでも、それは絶対に責任を負うということで……。若しこれが崩れるようであつたならば、この割当なども無意義である。こんなことをやつてあとでこの点が崩れたら、それこそ笑われものになる。こんなことではやる必要はないというように我々は変更せざるを得ない。そういう意見です。
  107. 赤木正雄

    赤木正雄君 いろいろと問題があるようですが、そういうような問題がありました場合には、万が一これは自由党衆議院のほうで巧くいかんというときには、非常に厄介なことになりますので、直ぐこれを決議なさらなくても、或いは明日、そう時間がかからないと思いますので、明日のほうに延ばしたほうが安全ではないでしようかね。
  108. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 赤木さんに申上げますが、これは、私が只今申上げたことは、理事会決定を御報告申上げて、これを御確認を得るということを今やつておるわけでございまして、先ほどちよつと矢嶋君が審議に入るようなふうだがと、こういうことでありましたが、委員長といたしましては、審議等には今のところ入つておりません。これは御報告を申上げて御確認を得ようと。こういう意図でございますから。
  109. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 理事会のそういう事実があるとするならば、それを確認する……。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  110. 赤木正雄

    赤木正雄君 これは実に参議院としては困つた問題で、どうしても我々は理事会できめたように衆議院のほうで取計つてもらうように、緑風会は、遺憾ながら衆議院には派を持つておりませんが、何とか各会派で、参議院できめたように御協力を願う。これは理事会でも皆さんそういう気持になつておるのであるから、それがはつきりしたときに、今委員長の仰せの通りにおきめなすつたほうが、万が一事が巧くいかんということが、多少心配がありますので、ちよつと申上げました。
  111. 草葉隆圓

    草葉隆圓君 だんだんその問題について事実のお話を私のほうから申上げて、いろいろ御心配を願つておるのは恐縮でありますが、事実は今、安井君から申上げた通りでありますけれども、私どもここへ、議運に出ております関係者は、全力を挙げて責任を持つて衆議院自由党を了解さすように努力をする覚悟であります。この点は御了承を頂きたいと思います。
  112. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 この程度は、先ほど午前各会派による理事会論議せられた点は、繰返して申上げますが、十四の常任委員会の委員割当構成について、一応異議がないと、理事会決定された事実を確認し、それから予算、決算、議運、懲罰、図書のうち議運だけは審議を留保せられ、他の部分については異議がないと御決定された事実を確認するに本日は留めて、委員長割当につきましては、関係理事においてやりました点があるので、次に理事会を開いて頂いて、他の全理事に御報告申上げる。その序でに、自然にそれに伴つて起る理事割当等を各会派理事協議されるようにしたほうがいいと思うので、この程度において他に案件がないようならば、一時議運休憩せられて、理事会を開くというふうにさせて頂きたいと思います。
  113. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 只今小笠原君のあの御意見は、条理においても間違つておるし、事実に違反しています。僕はこの予算、決算等々を除く部分割当につきましては、円満に妥結しておるということを認めます。併しそれ以下の懲罰、図書運営、それから議院運営等々については、円満な妥結に入つていません。且つ国会法四十一条によれば、常任委員会は、会期の初めに議院において選任するのでありまして、未だ国会法改正が両院を通過していない。その前提を欠いておる。従つて会期の初めでもなく、会期の終りに、こういう国会法四十一条の事実に相違しているし、且つ国会法四十一条に違反したような、さような理事会決定と称する小笠原君の報告は、事実に違反している。且つ国会法四十一条に牴触していますから、さような報告を認めることは絶対にできません。若し僕の言うことに反対意見があつたら展開して下さい。
  114. 大野幸一

    ○大野幸一君 反対ということはないですが、四十一条ということを言われるところを見ると、これもやはり今度の又新らしい国会において、会期の初めにおいて変更があつた場合には、これは変更されるのだから、その点はそういうことになつている。これは国会法改正になれば、当然割振りをしなければならない。理事会意見を聞きおく程度にやめておこうという小笠原君の報告なんだ。
  115. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ところがその点は、だから国会法が未だ改正が実現してない限りは、四十一条によつて国会の会期の初めでなければできないというのが僕の法理論だ。あたかも議運、予算は全部妥結したように言われるのですが、議院運営、予算等々、何ら手を加える必要がないものだ。それをやりかけてみたら、この議運の問題で暗礁に乗り上げてしまつたのだ。従つて理事会において円満に妥結して、全会一致で妥結したのは内閣から建設に至るまでの常任委員会であつて、予算、決算、議運、図書運営、懲罰等々については、何ら議運だけでなくて全体として妥結してない。こういう事実を僕は申上げるのです。
  116. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 これ以上、兼岩君に申したくないので……。全会派理事等が御出席になられてやつた事実を、お互い良心的に御確認を肚の中で願つておけばいいので、兼岩君が事実でないというなら、事実でないということも私は聞いておきます。これ以上議論は申しておきたくない。単なる報告としてあれなんだ。そうですから、又理事会を開いて兼岩君の意見も十分聞いて、そうしてきますことはきますこととし、きまらんことはきまらんこととし、国会法改正が成つた暁において、議運において成規にこれを決することも私は何ら異存がございません。そういう建前にして、この程度にして議運休憩し、理事会において不確定になつている兼岩君等の意見があるならばあるで、それも又論議をしてまとめるようにして結構です。私は何も論議したくない。
  117. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 その問題はそれでよろしいとして、細川嘉六の問題を出して下さらんですか。成規の手続を以て、ちやんと二週間も前から……、これは総長も或る程度責任を持つべきじやないですか、補佐官として。一体いつやるのです。細川の問題、この点については僕は事務局と周到な連絡をとつたのみならず、委員長にも礼を厚くして十分な連絡をとり、十分に国会の運営に協力したつもりなんです。それが自分たちの都合のいい委員長割当とか理事の問題とか、そういう点のみ、割当ばかりを一生懸命になつて夢中になつてつていて、国会議員そのものが、国会の最高権威の議を経ないで勝手に追放したというごとき、国会議員全体の資格にかかわる重大問題を上げて、ただ委員長だ。割当だ。おれのところに委員長よこせ。理事よこせ。或いは委員長がどうという。そういうボス的なものだけに終始するという。こういう国会の運営には絶対反対です。明確にして下さい。この問題を。
  118. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) では理事会報告は、只今小笠原君が申上げた程度にいたしまして、これより兼岩君の御希望もありますので、事務総長より報告を申上げることがございます。
  119. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 それは、そういうふうに突然やつてもらつては困ります。私も書類を持つて来なければならないし、だから、いつからやるということをはつきりして下さい。何時からやるということを。
  120. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 只今からやります。
  121. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 そんなことは……。
  122. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 兼岩君に申上げます。あなたは今朝、或いは……。
  123. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 僕はいつからやるということを連絡に……。
  124. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 午後に亘つて、一刻も早くやつてくれという要望がございました。いろいろの点を勘案をいたしまして、只今より事務総長報告をいたします。
  125. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 それは反対です。
  126. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 報告を聞いて、それを議題にするかしないかということは、あなたの準備の都合でやつてほしいというなら、その時期に言えばいいので、今報告をして、早くとあなたが盛んにやつていることを、我々に聞かしてもらえるのですから、我々に聞かしてもらえることを、あなた今反対する必要はないのですよ。
  127. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 議事進行について……。そういう点をあなたはそういうふうに突然、僕が請求したら、突如として、どういう方法でやるということも言わず、書類の準備もないのに……。
  128. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 準備をしたいならしたいで……。
  129. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 君が自由党の進行係なのか……。そうじやなくて、委員長が、一時にやると言つて一時にやらない。二時にやると言つて二時にやらない。いつどういうふうにやるということを、委員長及び事務総長は明らかにしてもらえれば、僕は準備をする必要も勿論あろうし、他会派の国会議員とも連繋をとらなければならないだろうし、重要な問題だから、今日飯の関係もあるし、何時からどういうふうにやるという点を明らかにされる義務があるのじやないか。その点を明らかにして頂きたい。こう言つておるのです。
  130. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 兼岩君の大いに準備を願つて、暫時休憩いたします。    午後八時六分休憩    〔休憩開会に至らず〕