○
政府委員(
山口傳君) 御
承知のように、本
退職金の
利息とそれから別に
船主が一人
あたり月五十円ずつ醵出して、それらをも
つて船員厚生協会を結成しているのは御
承知の
通りでありますが、今回この元金が
船員に直接支払われるようになりますと、今後
利息を生みませんので、その点からしまして
船員厚生協会は一応従来の姿は維持できないのでございます。併しよりより
関係者、と申しますのは
船主、
組合それから我々
関係のものが寄りまして何とかこの
船員厚生協会は続けて行きたいというので、今回
船員の
退職金の利子は醵出ができなくなりますけれども、従来
船主が出しておられる月一人
あたり五十円というものと、なおほかに
団体協約等で
文化費として月三十円ぐらい出ております。それらのものをまとめて折角今までみんなで有意義にや
つて参りました
厚生協会のことでありますので、そういう少くとも従来出している金ぐらいはここへまとめて何とか今後のことに処して行きたいという相談を目下いたしている最中であります。まだ成案を得ておりませんが、何とか別の姿で
厚生協会は続けて行けろのじやないかとかように考えております。