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1952-05-13 第13回国会 衆議院 郵政委員会 第15号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十七年五月十三日(火曜日)     午後零時二分開議  出席委員    委員長 尾関 義一君    理事 飯塚 定輔君 理事 風間 啓吉君    理事 山本 久雄君 理事 受田 新吉君       池田正之輔君    石原  登君       江崎 真澄君    小西 寅松君       玉置  實君    坪川 信三君       降旗 徳弥君    牧野 寛索君  出席国務大臣         郵 政 大 臣 佐藤 榮作君  委員外出席者         郵政事務次官  大野 勝三君         専  門  員 疎田  穰君         専  門  員 山戸 利生君 四月二十五日  委員小金義照辞任につき、その補欠として池  田正之輔君議長指名委員選任された。 同月三十日  委員石原登辞任につき、その補欠として中馬  辰猪君が議長指名委員選任された。 五月六日  委員中馬辰猪辞任につき、その補欠として石  原登君が議長指名委員選任された。 同月七日  委員小西寅松君、山本猛夫君及び田代文久君辞  任につき、その補欠として橘直治君、中野武雄  君及び梨木作次郎君が議長指名委員選任  された。 同月九日  委員飯塚定輔辞任につき、その補欠として井  上知治君が議長指名委員選任された。 同月十日  委員高塩三郎君及び橘直治辞任につき、その  補欠として西村直己君及び小西寅松君が議長の  指名委員選任された。 同月十三日  委員井上知治君、西村直己君及び椎熊三郎君辞  任につき、その補欠として飯塚定輔君、山本久  雄君及び三木武夫君が議長指名委員選任  された。 同日  飯塚定輔君、山本久雄君、小野孝君及び受田新  吉君が理事補欠当選した。     ――――――――――――― 四月二十五日  簡易生命保険及び郵便年金積立金運用に関する請願渕通義紹介)(第二三四九号)  同(渡邊良夫紹介)(第二三五〇号)  同(佐々木盛雄紹介)(第二三六九号) 五月一日  簡易生命保険及び郵便年金積立金運用に関する請願安部俊吾紹介)(第二四五七号)  同(有田喜一紹介)(第二四九三号)  山中簡易郵便局特定局に昇格の請願中野四郎紹介)(第二四五八号) 同月七日  簡易生命保険及び郵便年金積立金運用に関する請願外二件(井出一太郎紹介)(第二五六五号)  同(佐々木盛雄紹介)(第二六〇二号)  同(淺香忠雄紹介)(第二六〇三号)  同(飯田義茂紹介)(第二六一九号)  同外一件(熊本虎三紹介)(第二六二一号)  同外二件(山口シヅエ紹介)(第二六二二号)  同外一件(松岡駒吉紹介)(第二六二三号) の審査を本委員会に付託された。 四月二十八日  簡易保険及び郵便年金積立金運用に関する陳情書外三件(第一五七六号)  同外一件(第一五七七号)  同(第一五七八号)  同(第一五七九号)  同(第一五八〇号)  同(第一五八一号)  簡易保険積立金独立運用再開反対陳情書外四件(第一五八二号)  同(第一五八三号)  同外十件(第一五八四号)  同外一件(第一五八五号)  同外二件(第一五八六号)  同(第一五八七号)  同外二件(第一五八八号)  同外七件(第一五八九号)  同外四件(第一五九〇号)  同(第一五九一号)  同外十六件(第一五九二号)  同外四件(第一五九三号)  同外一件(第一五九四号)  同外八件(第一五九五号)  同(第一五九六号)  同(第一五九七号) 五月七日  簡易保険及び郵便年金積立金運用に関する陳情書外三件(第一六六六号)  同外四件(第一六六七号)  同外一件(第一六六八号)  同外一件(第一六六九号)  同外三件(第一六七〇号)  同(第一六七一号)  同外九件(第一六七二号)  同外一件(第一六七三号)  同外一件(第一六七四号)  同(第一六七五号)  同外一件(第一六七六号)  同(第一六七七号)  同外一件(第一六七八号)  簡易保険積立金独立運用再開反対陳情書(第一六七九号)  同(第一六八〇号)  同(第一六八一号)  同外一件(第一六八二号)  同外三件(第一六八三号)  同(第一六八四号)  同(第一六八五号)  同外三件(第一六八六号)  同外一件(第一六八七号)  同外十一件(第一六八八号)  同(第一六八九号)  同外二件(第一六九〇号)  同外三件(第一六九一号)  同外十件(第一六九二号)  同外八件(第一六九三号)  同外二十六件(第一六九四号)  同(第一六九五号) 同月十二日  簡易保険及び郵便年金積立金運用に関する陳情書外一件(第一七五九号)  同外四件(第一七六〇号)  同外四件(第一七六一号)  同外一件(第一七六二号)  同外三件(第一七六三号)  同外十二件(第一七六四号)  同外三件(第一七六五号)  同外一件(第一七六六号)  同(第一七六七号)  同(第一七六八号)  同外二件(第一七六九号)  同(第一七七〇号)  同外一件(第一七七一号)  同(第一七七二号)  同(第一七七三号)  同(第一七七四号)  同(第一七七五号)  同外十九件(第一七七六号)  同外三件(第一七七七号)  同(第一七七八号)  同外一件(第一七七九号)  同外一件(第一七八〇号)  簡易保険積立金独立運用再開反対陳情書(第一七八一号)  同(第一七八二号)  同(第一七八三号)  同(第一七八四号)  同(第一七八五号)  同外三件(第一七八六号)  同(第一七八七号)  同外四件(第一七八八号)  同外一件(第一七八九号)  同(第一七九〇号)  同外二件(第一七九一号)  同(第一七九二号)  同外一件(第一七九三号)  同外四件(第一七九四号)  同外三件(第一七九五号)  同外三件(第一七九六号)  同外一件(第一七九七号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  理事の互選  連合審査会開会要求に関する件  郵政省機構改革に関する説明聴取に関する件     ―――――――――――――
  2. 尾関義一

    尾関委員長 これより郵政委員会を開会いたします。  郵政省機構改革について政府よりその説明を求めます。佐藤郵政大臣
  3. 佐藤榮作

    佐藤国務大臣 行政機構改革は昨秋来の懸案でありまして、政府におきましては行政簡素化の線に沿いまして種々検討を重ねて参つたのでありますが、先月上旬ようやく最終的な結論を得た次第であります。  郵政事業所管につきましては、一時運輸省と合体して交通省を設置し、その外局として郵政庁を設けて所掌せしめるという案も一部で考えられたこともありましたが、この厖大な機構と人員を擁し業務面の幅も広い郵政事業を、一外局機構をもつてしてはとうてい満足な運営は困難であり、どうしても専管大臣のもとに置く必要があるというわれわれの意見が認められまして、郵政省は存続し、従来の業務のほか、七月に発足を予定せられている日本電信電話公社及び国際電信電話会社監督行政と、現在電波監理委員会所掌している電波行政を新たに所掌することと相なつた次第であります。この改革に伴う郵政省設置法の一部改正法案及びこれに伴いまする関係法令整理に関する法律案は、去る十日に国会提案いたし、目下衆議院内閣委員会で御審議を願つているのでありますが、ここで両法案の要点を御説明申し上げておきたいと存じます。  まず郵政省設置法の一部改正法案から申し上げます。第一に郵政省権限でありますが、現在郵政省所管いたしております三事業を運営するため、郵政省権限に属しておりますものはもちろんそのままでありまして、ただこれに新しく行政事務に関する権限が加わることに相なるのであります。この新たに郵政省権限となりますものは、第一に電気通信省の廃止に伴うもので、ただいま申し上げました七月に設立予定日本電信電話公社国際電信電話株式会社監督をすること及び有線電気通信規律監督する権限であります。第二は現在の電波監理委員会を廃止して電波行政郵政省所管に移すためのものでありまして、無線局の開設の根本的基準の設定、無線局及び無線従事者の免許、電波の監視、それから日本放送協会監督等権限がその主要なものであります。  次に内部部局及び地方支分部局でありますが、これは今申し上げました通り権限が新たにふえるのに対応いたしまして、電波行政所掌するため、内部部局として電波監理局を、また地方支分部局としては、全国十箇所に地方電波監理局を設けることにいたしました。また日本電信電話公社及び国際電信電話会社に対する監督事務等は、本省におきましては大臣官房所掌し、地方では電波行政とともに地方電波監理局で分掌せしめることに相なつております。  次は付属機関について申し上げます。新たに設けますものは、電波研究所電波監理審議会、それに電波技術審議会、この三つであります。もつともこのうち電波研究所電波技術審議会は、現在電波監理委員会付属機関として設けられておりますものを郵政省に、いわば移しかえるにすぎないのであります。なお電波監理審議会について若干申し上げますと、これは單なる諮問機関ではなく、郵政大臣行政処分に対する異議申立てについて、審査し議決することをも目的といたすものであります。申すまでもなく行政処分に対する異議申立ての処理は、国民の利害に大きな影響がありますので、極力公平にかつ慎重に取扱うため、かような性格の機関を設けておく必要があると考えるのであります。従いましてこの審議会組織につきましては、今回提案関係法令整理に関する法律に規定されているのでありますが、その委員の任命につきましても、特に両議院の同意を得て郵政大臣が行うことになつておるのであります。  次に新たに特別な職といたしまして、日本電信電話公社国際電信電話会社監督及び有線電気通信規律監督事務等を掌理する電気通信監理官二名を大臣官房に、また電波法に基く聴聞を主宰する審理官電波監理審議会に、それぞれ置くことといたしました。審理官の数は五人以内となつております。またこの審理官は、現存電波監理委員会に置かれている審理官と同様な職務内容のものでございます。なお現在監察局に次長一人を置いておりますが、今回これを廃止することにいたしました。  次に郵政省設置法の一部改正に伴う関係法令整理に関する法律案につきまして、ごく簡單に御説明申し上げます。  第一に、現行の電波監理委員会設置法を廃止することでございます  第二に、郵政省付属機関として、電波監理審議会が置かれることになりますので、電波監理審議会組織所掌事務等を定めるため、電波法の一部を改正し、さらに放送法その他の関係法令につきましても電波監理委員会郵政大臣に改める等、若干の改正を加えようとするものであります。  以上をもちまして簡單ながら両法案につきまして一応の御説明を終りたいと存じますが、なお詳細な点につきましては、御質問によりお答え申し上げたいと存じます。
  4. 尾関義一

    尾関委員長 ただいまの説明に対し、質疑がありましたらこれを許します。
  5. 飯塚定輔

    飯塚委員 内容については将来機会があればお尋ねしたいと思つておりますが、この機会に、電信電話に関しては新たに公社ができることになり、今まで電気通信省関係所掌なつておるところのものを郵政省所管がえと申しますか、そういう形になつて来る。そうなりますと、今まで数十年来われわれの耳に親しんでおつたところの逓信省というのが、郵政省よりも言葉が自然に出るような感じがいたしますから、この機会郵政省逓信省という名称に改める御意思があるかないか、またそういう機会があるかないかということを一言だけお伺いしたいと思います。
  6. 佐藤榮作

    佐藤国務大臣 御指摘のように今回行政機構改革いたしまして、郵政省内に電気通信に関する監督部門並びに電波管理行政を移したのであります。その際に省の名前をいかにするか、いろいろ論議また審議をいたしたわけであります。御指摘のように元ありました役所の名前逓信省というのを考えるのも一つの案であつたかと思いまするが、あるいはまたこの際に、通信省というような名前にかえてはどうかというような意見もあつたわけでございます。私当時いろいろ勘案いたしました結果、現在提案をいたしましたように、郵政省名前をそのまま存続することにいたしたのであります。経過といたしましてはいろいろ審議はたどりましたが、結局郵政省という現在まで使つておりまする名前そのままにし、ただそれに所掌事務をつけ加えて、今回最終的な決定をいたしておるのであります。今後この名前をかえる要があるかどうかということでございますが、ただいまの状況だけから申しますれば、別に名前をかえる必要はないのではないか、かように考えます。しかしいずれにいたしましても問題は将来のことでございますので、ただいまからとやかく申し上げることは差控えた方がよろしいかと思います。
  7. 尾関義一

    尾関委員長 本案に対する質疑は、本日はこの程度にとどめます。
  8. 尾関義一

    尾関委員長 この際委員長として郵政大臣にお尋ねしておきたいと存じます。かねて問題となつておりまする簡易保険金等運用権に関する問題でありまするが、郵政省としてのこれに対するお考えをお聞きしたいと思うのであります。
  9. 佐藤榮作

    佐藤国務大臣 お尋ねのありました簡易生命保険積立金並びに郵便年金積立金運用権郵政省に復元しろ、こういう問題につきましては、郵政省自身もかねてこの席、あるいはまた他の公開の席において申し上げておりますように、できるだけ早い時期にこれを実現したい、かように念願をいたしていろいろ研究も、同時にまた努力も続けて参つておるのであります。ところが御承知のように今回またまた衆議院並び参議院におきまして、一日もすみやかに両資金の積立金郵政省へ復元しろという国会決議を、満場一致の形におきまして受けたのでありまして、私どもといたしましては国会の御趣旨に沿いまして善処することは当然の義務だ、かように考えておりますので、できるだけ早い時期にこれが実現を期すべく、せつかくただいま努力をいたしておる最中でございます。新聞等ですでに報道しておりますので、委員皆様方も御了承願つておることだと思いますが、郵政省といたしましては簡易保険並びに郵便年金積立金運用権郵政省に復元する法律案をすでにつくりまして、閣議にも提出し、まだ最終的決定は見ておりませんが、いろいろ審議を続けておるような状況でございます。従いまして先ほど申しましたように、国会決議を三回もいただいております今日、またかねてのわれわれの念願でもありますので、皆様方の格段の御指導をいただいておる問題でもありますだけに、できるだけ早い時期に最終的決定を見ますように、一層の努力を続けて参る所存でおることをこの機会に申し上げておきます。
  10. 石原登

    石原(登)委員 先日参議院郵政委員会の席上で、大臣は今国会中にただいまの簡易保険金積立金並びに年金積立金運用法律案を提出する、こういうような言明があつたように聞いておりますが、それは事実でありますか。本院においてもその間の決意を披瀝していただきたいと思います。
  11. 佐藤榮作

    佐藤国務大臣 ただいま私の決意をはつきり申し上げたつもりでありますが、参議院におきましてもただいま申し上げました経過をお話をいたしまして、早急――と申せばこの国会がその時期になつておるわけでございますから、この国会中に法案が成立するような最善の努力をいたしておる次第でございます。
  12. 尾関義一

    尾関委員長 この際連合審査会開会申入れの件についてお諮りいたしたいと思います。ただいま電気通信委員会に付託になつております日本電信電話公社法案日本電信電話公社法施行法案及び国際電信電話株式会社法案は、本委員会といたしまして重大な関を有するものでありますので、この際以上三法案について、電気通信委員会に対し連合審査会開会申入れをいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 尾関義一

    尾関委員長 御異議なしと認め、さようにとりはからいます。  なお連合審査会開会日時につきましては、電気通信委員長と協議の上決定いたしたいと思いますので、御了承を願います。     ―――――――――――――
  14. 尾関義一

    尾関委員長 次に理事補欠選任の件についてお諮りいたします。去る二月二十七日小野孝君、四月二十二日に山本久雄君及び受田新吉君、五月九日に飯塚定輔君が、それぞれ委員辞任いたされましたので、理事が四名欠員になつておりますので、委員長より補欠理事指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 尾関義一

    尾関委員長 御異議なしと認め、飯塚定輔君、山本久雄君、小野孝君及び受田新吉君を理事指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつてお知らせ申し上げます。     午後零時二十一分散会