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鈴木(義)
委員 実にたよりないことおびただしい答弁でありまして、
農林政務次官の方の御答弁もやはり同じようなことで、そういう盲信のない
行政改革をやるということは、まことによろしくないと思います。いずれそのことは
あとで討論の際に申し上げます。
それではなお
農林省関係について伺います。
委員長の議事運営の政策かどうか知りませんが、せつかく熱が上
つて来たところで水を入れてしま
つた。こういうことはなるたけひとつ避けるように願いたいと思います。先ほど
農地局の問題で、
農林次官のお答えがあ
つたのでありますが、すこぶる自信のないお答えと私は拝聴した。やむを得ないからそうしておる、そういうことでは必ずこれは将来憂うべきものがあると思うのであります。どういう部でも
廃止するのはいけないと、そういうむちやな議論はわれわれはしないのでありまして、こういう大切な
仕事をする、ことに広川
農林大臣は、東京ではあまり言わぬようですが、いなかの方に行くと
農地改良五箇年
計画、今に食糧を非常に増産してみせる、それには着々手が打
つてあるし、
行政機構も十分整備してかかるというようなことを
お話にな
つておる。それで出て来るものはこういうふうに
部長制を
廃止し、今までのほかの小さい局と同じような雑然たる、分類をあいまいにしてや
つて行こう、それでは実際に
仕事がやれるとはちよつと思えないのであります。しかしそういうことを論じて行くと、議論になりますから省略をしておきますが、十分にその点をひとつお考えを願いたいと思うのであります。
それからいま
一つ、
米価審議会のことを承
つておきます。
経済安定本部を
廃止した結果、各物資ともそれぞれの所掌の
役所で
審議するということにしたというのでありますが、しかし米価のようなものはこれは特別なものであ
つて、あらゆる物価の基本をなすものでありまするから、それはどこに置いてもさしつかえはないわけでありますけれども、経済
審議庁というものを安本の後継者としてつくる以上は、やはりそういうところにおいて総合的に、そしてある意味においては中立的に
審議することが妥当ではないかと思うのであります。これを
農林省の所管にされた
理由を承りたいのであります。