○
網島政府委員 参議院における私
どもの
審理官の説明につきましては、はつきりしたことは
速記録でごらん願いたいと思いますが、私が聞いておりましたのでは、大体七メガの方が有利であるという
意見が多かつたのであります。しかしこの
意見書にありますように、なお各般のいろいろな問題を総合的に研究してきめなければならないので、判定困難であるという結論を出したとかいうふうに私は了解いたしました。また
意見書にも、
はつきり審理官の
意見としてそういうふうに書いてありますので、六メガ、七メガの問題に関しましては、
審理官は判定困難であるというふうに考えたと私は了解しております。ところで
電波監理委員会におきまして六メガのバンドの幅を採用いたしました理由は、ただいま御指摘のように一メガを節約することによ
つて、他の分野にこれを利用するという面ももちろんございます。しかしながら
委員会といたしましては、その点だけできめたのではないのでありまして、六メガにおきましても、将来の
天然色テレビジヨンの画は十分りつぱなものが出るということと、それから経済的にも国民には負担にはならないということ等もあわせて考えまして、六メガを採用した次第でございます。
なお
教育放送云々の問題につきまして、
文部省当局と
連絡を
とつたかという
お話でございますが、先般申し上げましたのは、そういう申請がただいま数件私
どもの手元に参
つておるということを申し上げたのであります。この超短波を使いまして、
FM方式によ
つて学校放送をすることにつきましては、これは
文部省の
所管というよりは、やはり
地方のそれぞれの
教育委員会なり、教育庁というものの
所管事項ではないかと考えております。
従つて直接
文部省からこれに関する
見解を聞くことは困難ではないかというふうな気もいたしますが、なお私
ども委員会が認可をするという段階に立ち至りましたならば、その点は一応
文部省と
連絡をと
つてみようと存じております。