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1952-02-05 第13回国会 衆議院 電気通信委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十七年二月五日(火曜日) 午後三時四十六分
開議
出席委員
委員長
田中
重彌君
理事
高塩
三郎
君
理事
橋本登美三郎
君
理事
長谷川四郎
君 井手 光治君
加藤隆太郎
君 庄司 一郎君 辻 寛一君 福永 一臣君
椎熊
三郎
君 畠山 重勇君
石川金次郎
君
田島
ひで君
出席政府委員
電波監理委員会
副
委員長
岡咲
恕一君
電波監理長官
長谷
愼一君
委員外
の
出席者
專 門 員 吉田
弘苗
君 專 門 員 中村 寅市君 ――
―――――――――――
一月三十日 小山、絹村
間直通電話回線新設
の
請願
(高塩三 郎君
紹介
)(第二九二号)
惠山局
に
電話交換台設置
の
請願
(
冨永格五郎
君
紹介
)(第二九三号) 二月二日
和田郵便局
に
電話交換台設置
の
請願
(
伊藤郷
一 君
紹介
)(第三六八号) の
審査
を本
委員会
に付託された。 一月二十九日
室蘭電話局自動改式
を
昭和
二十七年度中に完成 の
陳情書
(第一九三号)
公共放送
による
テレビジヨン
の
実施
に関する陳
情書外
一件 (第一九四号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
電波管理
に関する件 ――
―――――――――――
田中重彌
1
○
田中委員長
ただいまから
電気通信委員会
を開会いたします。 まず
電波管理
について調査を進めたいと思います。最近の
電波管理
の状況について
説明
を求めます。
岡咲電波監理
副
委員長
。
岡咲恕一
2
○
岡咲政府委員
去る十月第十二
臨時国会
以降におきまする
電波監理委員会
の
所管事項
中、主要なものにつきまして御
報告
を申し上げます。最初に
国際会議
について申し上げます。 まず
臨時無線通信主管庁会議
でございますが、これについてはすでに御案内の
通り
昨年八月十六日からジュネーヴにおいて開催されたのでありますが、十二月三日
ソ連ブロック
九箇国を除き、六十四箇国の
調印
を終りまして、この
会議
を終了したのであります。この
会議
の
協定
は、来る三月一日から効力を発生することに
なつ
ており、また
調印各国
は、
国際電気通信條
約第十三條の
規定
に従いまして、その
承認
の通告を行うことに
なつ
ております。 この
会議
の
模様
につきましては、前
国会
におきましても御
報告
いたしたところでありますが、
会議
の目的が
世界各国
の
無線局
の使用できる
電波
を細目にわた
つて
具体的に
決定
するものであり、その結果のいかんは、ただちに
各国
の政治、国防、経済、
文化
に至大の影響を及ぼすものでありましただけに、
各国
の力の入れ方は非常なもので、
参加
七十
余国
から多いところでは数十名、合計約五百人の
代表
を送り、しかもその人選においては
電波管理
、
電気通信
の
関係者
ばかりでなく、外交、
陸海空軍等
の
関係権威者
を網羅し、これを率いるに、たとえば英国の
ごと
きは元
駐日大使
のクレーギー氏を
首席代表
とする等、最も優秀強力な陣容のもとにはげしい
国際電波獲得職
を展開いたしたのでありまし
電波
の問題は今日の
世界
においては
各国
の総力をあげての問題と
なつ
ていることが実証された次第でございます。 この
会議
におきましては、三千九百五十キロ
サイクル
から二方七千五百キロ
サイクル
の
短波帯
では、
各国
の
要求
が多過ぎて
電波
の
割当
が困難なため、
海上移動業務
及び
航空移動業務
に対してのみ
割当表
を作成し、それ以外の
短波放送
、
固定通信業務等
につきましては、今後数年間にどういう
方法
で
割当表
をつくるかの
方法
を
決定
するにとどま
つたの
でありますが、他方、全面的に
割当
を
決定
しました三千九百五十キロ
サイクル
以下の
電波
につきましては、
一波片々
、一局々々について非常な辛苦とたゆまぬ
折衝
とによりまして、
わが国
の
要求周波数
四百二個の実に九九%に当る三百九十七個の
周波数
を
獲得
できたのでありまして、
国際場裡
における
わが国
の困難な現状から見ますとき、この成果を御
報告
できますことは、
政府
といたしましてまことに欣快に存ずる次第であります。 この
会議
で
決定
を見た三千九百五十キロ
サイクル
以下の
割当表
は、まず
長波帯
が本年八月一日より、その他の
部分
は本年末から明年五月までの間に
実施
に移されることに
なつ
ております。この結果現在の
無線局
のうち、
中波放送
を除きほとんどすべての
無線局
にわた
つて
相当数
の
周波数
の
変更
が行われることになりますので、目下これに要する
国内手続
及び
実施
上の
具体的措置
につきまして、
準備
を進めておる次第であります。 なお、
割当表
の
決定
できなかつた
短波放送
及び
固定通信業務等
の
周波数
の
割当
につきましては、今後に残された問題でありますので、このためには、できるだけ早く実績をつく
つて
おくことが、
電波
の
獲得
を有利にするものと
考え
られます。 次に
国際電気通信連合
の
全権委員会議
についてでありますが、この
会議
は、本年十月一日から約三箇月にわたり、ブエノスアイレスで開催されることになりまして、本年一月九日に外務省を通じて
アルゼンチン政府
からの招請を受けております。 この
会議
は、
国際電気通信條
約によりまして、五年
ごと
に開催され、條約の
改正
、
連合
の五箇年の
予算基準
の設定、
管理理事会
の
理事国
の選挙、他の
国際機関
との
協定
、その他必要と認められる
電気通信
の問題を処理するところの
国際電気通信連合
の
最高機関
でありますので、
電波監理委員会
といたしましては重大な関心をも
つて
、目下その対策を研究中であります。次に
国際放送
につきましては、かねて
関係方面
と
折衝
中のところ、今般その了解を得ましたので、去る一月二十六日
日本放送協会
に対して
実施命令
を出し、同
協会
においては、二月一日から
試験放送
を
実施
している次第でありまして、近く本
放送
を開始する
予定
であります。
国際放送
の
送信方向
は、
北米西部
、華北、華中、比島、インドネシア及びインドの五
方向
で、
送信
時間は各
方向
とも一日一時間、番組はニュース、解読、音楽、
使用国語
は英語及び
日本
語を主としておりますことは、前
国会
の際申し上げた
計画
の
通り
でございます。また
使用周波数
は四波で、各
方向ごと
に二波を用い、
使用電力
は五十キロワットを
基準
とすることと
なつ
ております。 私
ども
といたしましては、この
国際放送
が
わが国
の復興と
文化
の交流に役立ち、
国際親善
に寄與するものであることを確信いたしますとともに、これが
再開促進
について、
国会
における
皆様方
の熱心なる御支援にあずかりましたことを深く感謝している次第であります。 次に
テレビジヨン関係
について申し上げますと、まず前会に御
説明
申し上げておきましたところの
わが国
で採用しようとする
テレビジヨン
の
送信
の
標準方式
につきましては、去る一月十七日から三日間にわた
つて
聴聞会
を開催いたしまして、
利害関係者
はもちろん、この
方面
の
権威者
に
参考人
として
出席
を煩わし、種々御
意見
を承
つたの
であります。ついては、今後これらの御
意見
に基きまして、なおよく
検討
を加えた上、すみやかにこれを
決定
いたしたいと存じております。これに引き続きまして
電波監理委員会
といたしましては、
テレビジヨン局
の
開設
の
根本的基準
、
設備
の
條件等
を早急に制定すべく、鋭意努力いたしておるところであります。
一般放送局
につきましては、新
日本放送
が昨年八月十五日に、中部
日本放送
が八月二十八日に
運用
を開始いたしましたことは、先般御
報告
申し上げた
通り
でございますが、その後福岡の
ラジオ九州
が十月五日に、大阪の朝日
放送
が十一月三日に、
ラジオ東京
が十二月十五日に、
京都放送
が十二月二十四日に
運用
を開始いたしました。また
日本文化放送
、
神戸放送
、
仙台放送
、北海道
放送
及び
北陸文化放送
の
各局
は、すでに
会社
の設立を終り、
放送局
の
建設等
の諸
準備
を進めております。その他の
各局
も目下
準備
中であります。 次に
免許
の
許否
を保留中でありました
信濃放送
、
姫路放送
、
長崎平和放送
及び
大牟田放送
の四局と、新たに
申請
のあつた
静岡放送
につきましては、その後
愼重
に
審査
を重ね、これらのうち
信濃放送
に対しましては昨年十月十八日、
長崎平和放送
には十二月二十七日に、それぞれ
予備免許
を與えました。その他の局につきましてはなお引続き
審査
中であります。 次に
電波法
の一部
改正
について申し上げます。昨年
講和会議
において宣言したところに従いまして、
わが国
は
平和條
約
発効
後六箇月以内に、一九四八年の
海上
における
人命
の安全に関する條約及び一九四四年の
国際民間航空條
約に加入し、または
参加承認
を
申請
することとなるはずでありますが、これらの條約は、
船舶
及び航空機の安全について定めておるものでありまして、
電波
の
利用
について格別に深い
関係
を
規定
してあるものでありますから、どちらも
電波法
にと
つて
は重要な
関係
を持つ
国際條
約であります。
現行電波法
は、一九二九年の
海上
における
人命
の安全に関する條約を取入れてあるのでありますが、上述しました新しい
海上人命安全條
約によりますと、
舶船無線
の
規律
は、
現行條
約に比べまして著しく複雑厳重となりますので、
電波法
の中の
関係規定
をこれに応ずるように
改正
する必要があるものと
考え
られます。また
平和條
約の
発効
に際して予期される
わが国
の
民間航空
の
再開
に備えるためには、
電波法
におきまして、
航空無線
に関する必要な
規律
を定め、または
関係規定
について
改正
を加えることが必要であろうと
考え
られるのであります。 以上のような次第に基きまして、
電波監理委員会
としましては、
電波法
の
改正
を今
国会
に提案し、御
審議
をお願いする
予定
で、
目下船舶安全法
の
改正案
及び
航空法案
の
作成部局
と連絡をとりつつ、鋭意
改正法案
の
準備
に努めている次第でございます。 次に来年度
予算
の概要について申し上げます。
昭和
二十七年度
歳出予算
は、
総額
十億四千万円でありまして、これを前年度の
予算総額
十一億九千万円に比較しますと、一億五千万円の減と
なつ
ております。その増減のおもな内訳といたしましては、増の部としまして、公務員の
給與ベース改訂
に伴う分及び
休職者給與等人件費
で約二千四百万円、
海外放送
の
交付金
で二千万円、
通信料
及び
施設維持費等
で約二千八百万円、減の部では、
行政整理
に伴う
退官退職手当
で約二千百万円、
定員減等
のため旅費約一千万円、
電信電話専用線
の廃止に伴い約一億四千三百万円及び
庁舎施設
及び
各種電波監督施設
の
拡張整備
に伴う経費で約五千万円等と
なつ
ている次第であります。 なお、今
国会
において御
審議
を願う
日本放送協会
の
昭和
二十七年度
予算等
につきましては、去る一月二十九日
協会
から
電波監理委員会
に提出されましたので、これらについて目下
検討
中でありますが、できるだけすみやかにその
検討
を終り、
国会
に提出いたしたいと存じております。 簡単ではございますが、以上をもちまして
電波監理委員会
の
所管事項
についての御
説明
を終ります。
田中重彌
3
○
田中委員長
質疑があればこれを許します。
長谷川
君。
長谷川四郎
4
○
長谷川委員
しろうとで
ちよ
つとわからないので聞くのですが、
周波数
の
割当
が九九%
獲得
ができたという話で、まことに
けつ
こうな話でございますが、前回に比較して
日本
に
割当
てられてお
つた周波数
から比較したならば、どの
程度
に
なつ
ておるか、要は増に
なつ
ておるか、減に
なつ
ておるかを御
説明
が願いたいと思います。
長谷愼一
5
○
長谷政府委員
ただいまの御
質問
の点は、的確につかんでいないかも存じませんが、ただいま当
電波監理委員会
の副
委員長
から御
説明
申し上げた中で、
周波数
の
国際会議
における
獲得
の様子の点でございますが、
説明
の中にもありましたように、四百二個の
要求
というのは、全部の
電波
ではないのでありまして、今回の
臨時無線通信主管庁会議
で
決定
を見た
範囲
のところで、
ちようど日本
としてその
範囲
の四百二個という
要求
をしてお
つて
、そのうちの九九%に当る三百九十七個というものが、
日本国
の分として
国際会議
において確認を得た、こういう
意味
でございます。
従つて
御承知のように現在使
つて
おります
電波
につきましては、波長の長いものから非常に短いものまで、非常な広
範囲
にわた
つて
おりますが、全体で約六百個余り現在使
つて
おるのであります。そのうちで
国際会議
で具体的に一つ一つきめた
範囲
の分では、
日本
としまして四百二個を
要求
しているという状態でございます。なお御
参考
に申し上げますと、現在は決して四百も使
つて
おるわけではありません。約三百
程度
のものが現実に使われております。
平和條
約の
発効
後、今後
通信
あるいはあらゆる面で
利用
の予想される
電波
の激増することを
考え
まして、
相当
将来性を見越した
要求
をしたわけでございます。それが四百二という
数字
になりまして、そのうちの約九九%に当る三百九十七個の
周波数
の
獲得
ができた、こういう次第でございます。
長谷川四郎
6
○
長谷川委員
四百二個の
要求
に対しまして、これは
日本
の
電波監理委員会
があらゆる角度から見、将来の五年先の
日本
というものを十分御
検討
の上、
日本政府
のみによ
つて
要求
したものであるか、それとも
関係方面
から幾分かこれに対する何ものかがあ
つて
要求
したものであるか、これを承りたい。
長谷愼一
7
○
長谷政府委員
この
要求
は必ずしも五年先を見越しておるとか、そういう確定した長期的な的確な見通しに基いたものではございませんが、
政府部内
あるいは
民間方面
の見通し得る
範囲
での、将来の
計画
というものも
十分参考
に入れた
数字
でございます。しかし何と申しましても将来のことでございますから、
相当
変更
ということも起り得るのではないかと予想せざるを得ないと思います。なおこの
数字
は
日本国政府
だけのものかという御
質問
のようでございますが、ほとんど大
部分
がそうだとお
考え願
つて
よいかと思います。ほとんど大
部分
と申し上げましたのは、現在進駐軍の人々のための
放送等
をや
つて
おりますが、これは大した数ではございませんが、一応
日本政府
の
許可
をした
無線局
のリストの中に数え上げておりますので、これが本年少しですが入
つて
いる
程度
であります。ほかは全部
日本政府
あるいは
日本国一般
の
方々
が使われる
電波
、こうお
考え願
つて
間違いないと思います。
長谷川四郎
8
○
長谷川委員
日本政府
の独自の
要求
に基くものだとしてさしつかえありませんね。
長谷愼一
9
○
長谷政府委員
お話
の
通り
でございます。
田島ひで
10
○
田島
(ひ)
委員
日本
で許されている
周波数
につきまして、
資料
でいただいているかもしれませんけれ
ども
、
国内
でどのように使われておりまするか。たとえば
占領下
で
米軍
がどのように
利用
しているか、その詳しい
資料
なり、
数字
なりをお示し願いたいと思います。
長谷愼一
11
○
長谷政府委員
これは前々
国会
だと存じますが、
電波監理委員会
が
国会
に
年次報告
を提出することに
なつ
ております。その
年次報告書
と一緒に
電波監理委員会
の年報というものを、お手元に差上げてあると存じます。それをごらん願いますれば、
数字
もはつきり出ておりますので、おわかり願えるかと存じます。
椎熊三郎
12
○
椎熊委員
この
機会
に承
つて
おきたいのですが、先般
テレビジヨン
の
聽聞会
、
公聽会
のようなものをやられたようでありますが、その
模様
、結果等をお伺いいたしたい。ここに文書もありますけれ
ども
、もつと詳細に伺いたいと思います。
岡咲恕一
13
○
岡咲政府委員
テレビジヨン
につきましては、先ほど簡単に御
報告
申し上げたのでありますが、去る一月十七日から三日間にわたりまして、
電波監理委員会
において
聽聞会
を開催いたしたのであります。
聽聞
を主催した
審理官
は
柴橋国隆
君でありまして、それを補佐した
審理官
は
西松武一
君でございます。
聽聞会
におきましては、まず
利害関係者
を喚問といいますか、御
出席
を願いますし、またこの
方面
の
権威者
を
参考人
としてお呼びいたしまして、御
出席
を煩わしまして、
利害関係者
の
意見
及び
参考人
の御見解を
伺つたの
でございます。
聽聞会
にかけました事案は、御存じのように
テレビジヨン
の
白黒式テレビジヨン
の
送信
の
標準方式
に関するものでありまして、詳細な点はあるいは
主管
の職員から御
説明
いたした方が正確かと思いますが、一応
電波監理委員会
におきまして適当と
考え
ます
原案
を作成いたしまして、これを
聽聞
に付したのでございます。
標準方式
の中で注目すべき問題は、この
走査線
を幾つにするかという問題でございますが、これは
アメリカ式
の
方式
をとりまして五百二十五本、画面の数は毎秒三十枚でございまして、
バンド
の幅を
原案
におきましては六メガという
基準
をきめまして、これをこの
聽聞
にかけたのでございまするが、
利害関係者
の大多数の
方々
が五百二十五本、三十枚という
形式
は適当な
形式
であるというふうな御
意見
でありまして、ただ
コロンビヤ会社
でありましたが、これはカラー・テレビの
関係
を
考え
られまして、
委員会
の
原案
には多少反対の御
意見
のように承
つたの
でございます。
バンド
の幅につきまして、
委員会
では六メガという
形式
を選んだのでございまするが、これに対しましては
無線工業会
その他の
機器製造会社
の方から、
相当
強く七メガの方がより適当ではないか。たしか
日本放送協会
からもさような御
意見
が出たかと思いまするが、
聴聞会
における論議の焦点は、むしろ主としてこの
バンド
の幅にあつたかと
考え
られるのでございます。いずれ
調書
もできましたし、また主宰いたしました
審理官
から
意見書
も
委員会
に提出されましたので、これは公開されまするし、私
ども
の方で至急その写しをつく
つて
おりまするので、もし御
参考
になりますならば、当
委員会
の方に
参考
として御提出してもよろしいかと
考え
ております。私
ども
はこの
聽聞
の結果を十分しんしやくいたしまして、なるべくすみやかに
白黒テレビジヨン
の
送信
の
標準方式
を確定いたしたい、かように
考え
ておるのでございます。
椎熊三郎
14
○
椎熊委員
そういう
参考資料等
は、何か消極的な出し方だが、当然出すべきだと思う。私
ども
は去年からそういうことを
要求
しておるのですから、今まで出さないことは不親切だ、進んで出すべきだ、出す意思がなければ
要求
いたします。そういうふうにだんだん進んでおるようですが、どうも
決定
が非常に遅れておるような気がする。あなたのお
考え
で、いつごろまでに
標準方式
を
決定
するか、お答えを願いたい。
岡咲恕一
15
○
岡咲政府委員
審理官
から
意見書
が出ましたのが昨日でございまして、
相当
分厚なものでございまするし、これをつぶさに
検討
いたし、かつ
聽聞会
における
調書
も
検討
いたさなければなりませんので、やはり
相当
の
期間
が必要かと
考え
ております。われわれといたしましては、なるべくこの事務の
促進
をはかる
意味
におきましても、すみやかに
最終
の
決定
をいたしたいと
考え
ておりまするが、早くて中旬あるいは二月の二十日ごろまでには
決定
ができるのではなかろうかと
考え
ております。
椎熊三郎
16
○
椎熊委員
おそくても二十日ごろには
標準
が
決定
せられるというので、まことに
けつ
こうだと思います。そこで
標準
が
決定
したら、
民間
からあるいは
公共企業体等
から
テレビジヨン放送
の出願が出ておるはずですが、この
標準
に基いてすみやかに
許可
するの意思ありやいなや。
岡咲恕一
17
○
岡咲政府委員
この
標準方式
はもちろん非常に重大な
決定
でございまするが、ただいま出ておりまする
テレビジヨン
の
申請
を
許否
いたしますにつきましては、このほかに
テレビジヨン局開設
の
根本基準
、あるいは
無線設備等
に関する
規則
もつくらなければならない次第でございまして目下
委員会
におきまして
愼重
に
検討
中でございまして、近く最後的な
試案
を得ることができるのではないかと思います。この
試案
につきましても、
聽聞会
に付することが必要でございまするので、この
聽聞会
を経た上、
委員会
が
最終
の
決定
をいたし、
規則
を公布いたすわけでございます。それができまするならば、現在出ておりまする
テレビジヨン
の各
申請
につきまして、
審査
を始めることができるわけでございます。
椎熊三郎
18
○
椎熊委員
その
規則等
は、当
委員会
の
審査
を必要とするものかどうか。必要としないとしても
参考
として出すのか、絶対に必要なものか、どういうものなのですか。
岡咲恕一
19
○
岡咲政府委員
テレビジヨン局
の
開設
の
根本基準
、あるいは
無線設備等
の
條件
を定めまする
規則
は、
電波法
によりまして
電波監理委員会
にまかされました
事項
かと
考え
ますので、法律的には必ずしも当
委員会
にこれをごひろういたしまして、その御
審査
を経なければならないものであるとは
考え
ておりません。しかし
テレビジヨン
というものは、各
方面
から
考え
まして非常に重大な
事項
でございまするがゆえに、
委員会
にももちろんお目にかけまして御批判を仰ぎたいと
考え
ております。
椎熊三郎
20
○
椎熊委員
今
許可
申請
しておるもののどれに許すかという点、並びに
最後的決定
に至る前に当
委員会
に諮問したりするような
考え
があるかどうか。
岡咲恕一
21
○
岡咲政府委員
テレビジヨン局
のみならず、
放送局
あるいは
無線局
の
免許
は、
電波監理委員会
の
責任
において
決定
いたすべき
事項
と
考え
まするので、当
委員会
の御
意見
は広く承りたいと思
つて
おりますが、いかなる局を
免許
すべきものであるかということの
決定
は、私
ども
の方で、私
ども
の
責任
において
決定
いたしたいと
考え
ております。
椎熊三郎
22
○
椎熊委員
その遜りだと思いますが、そこで、世間はたいへんこれを待
つて
おるのですけれ
ども
、大体その
許可
がいつごろに
なつ
たら、そういう段階になり得るかという
想像
がつきませんでしようか。
岡咲恕一
23
○
岡咲政府委員
一応の
想像
は私といたしてはつき得るかと思いまするが、私は非常に
事柄
の進行を楽観いたす方でございまして、大体一月一ぱいあればできるであろうと
思つた事項
が、事実上はいろいろ
関係
で延びまして、たいてい二月、三月となることが多いのでございますが、私個人の予想いたしておりますところでは、この
開設
の
根本基準
あるいは
設備規則
の
基準
などは、
原案
と申しますか、総局の
試案
をつくり終りますのが、今月の二十日あるいは月末までにはできるであろう。これを
委員会
で
決定
いたしまして
聽聞会
を開くということになりますのが、三月上旬あるいはおそければ中旬にもなろうかと
考え
ます。いずれにいたしましても三月中には、これらの
所要規則
を制定し得るのではなかろうかと
考え
ております。そういたしまするとその後
審査
に入るわけでございまして、いかような
方法
でこれを
検討
いたしまするか、あるいは
関係者
の
説明
あるいは
資料
を
検討
いたしまして、そのままで
許否
を
決定
いたす、あるいは
事柄
が非常に重要であり、各
方面
、ことに
利害関係者
に、
意見
を述べあるいは
資料
を提出していただく
機会
を十分保証するという
意味
におきますると、あるいは
聽聞会
を開きまして、さような
機会
をお與えするのがよろしいかとも
考え
ますが、これは各
申請書
をつぶさに検訂しないと、今
聽聞会
を開くことがよろしい、あるいは開かないでも済むということを断言しかねる次第でございますが、
聽聞会
を開くということになりますと、また
相当審査
に日にちを要しますし、
最終
の
決定
はやや遅れるのではなかろうかと
考え
ております。
椎熊三郎
24
○
椎熊委員
大体
官庁側
の法規その他の
整備
は三月一ぱいに完了する、それからいよいよ
審査
にかかるということになると、その間
相当
の時間を要する、それで私は
日本
の
テレビジヨン
も今年の秋ごろまでにはどこかに
許可
ができる、
実施期
に入るのだというふうに
想像
してお
つて
もよろしいでしようか。
岡咲恕一
25
○
岡咲政府委員
国会
の御要望もございまするし、また
民間
各
方面
からも非常に熾烈な御期待がございますので、私
ども
といたしましてはなるべく早い時期に、
テレビジヨン
の
本格的放送
をすることができるようにいたしたいと
考え
ております。言いかえれば、私
ども
の定めました
基準
に適合いたしまする局がございまして、なるべくすみやかにそれが
免許
されることを私
ども
も期待いたしておるのでございまするが、はたして現在の
申請
がその
基準
に適合するやいなやということは、
免許基準
あるいは
申請自体等
、つぶさに
検討
いたしませんとわからないのでございます。かりにどれかの
申請
が、
検討
いたしまして
免許
いたすことができるということになりますると、やはり
設備
をいたしまするのに約六箇月の
期間
は必要であろうかと
考え
ます。従いましてもしかりに四月に
免許
が與えられるといたしますると、それから六箇月の
期間
が満了いたしました十月あるいは十一月ごろには、
テレビジヨン
の波を国民の前に出すことができるであろうかと
考え
ておりまする
椎熊三郎
26
○
椎熊委員
テレビジヨン
を見られるのは、あなたの
お話
だと十月、十一月ということですが、私の伺うのはそうではなく、いよいよ認可がせられる、そうして認可を受けたものがその
準備
に着手し事業を開始する、それが今年の秋ごろではおそ過ぎますか。もつと早いとあなたはおつしやる。私は何も無
意味
に聞いているのではないのです。大体あなた方の見当を承
つて
おくと、今
民間
その他で非常なせり合いに
なつ
ておる問題を解決する上に役立つ、それには非常に重大な影響を持
つて
来る案件が内在しておるのです。それはきよう私は申し上げません。大体その段階を聞いておけばいいのです。今おつしやつた四月には認可できるというのを、真実に受取
つて
おいていいでしようか。あなたの話だと三月には一切の
準備
を
整備
して、
聴聞会
等をやるかやらぬかわからぬけれ
ども
、四月中に認可したとすれば、十月の末か十一月には国民の前に見せらるということですが、私は早く見たいのですけれ
ども
、見られることを聞くのでなしに、
許可
がいつになるかということなのであります。
岡咲恕一
27
○
岡咲政府委員
私
ども
の
予定
いたしておりまする
通り
に、順調に各
規則
が制定いたされまして、三月中にかりにこれを終つたといたしますと、四月からただちに
審査
に入り得るわけでありまして、もしも
聽聞
を経ないで
決定
いたすことができまするならば、おそらく四月中には
免許
の適合を
決定
し得ると思います。
聽聞会
を開くといたしましても、そう長い日数は必要といたしませんので、あるいは四月末少くとも五月中には
決定
いたし得るのではないかと予想いたしております。
椎熊三郎
28
○
椎熊委員
たいへん
けつ
こうなお答えを頂戴して、非常なゆとりを見ても、五月にはどこかへ
許可
を受けられるということを私期待いたします。そこでこの際私はあらためてあなた方に注意を喚起していただきたいのは、われわれは第十一
国会
において、各派満場一致をも
つて
、
わが国
テレビジヨン
実施
の
促進
決議案なるものを
決定
しております。それに基いて
国会
は
テレビジヨン
に深い関心を持
つて
今日まで来ておる。それは一刻も早く
日本
に
テレビジヨン
を
実施
したいという念願にほかならないのであります。ようよう今日の段階に
なつ
て、今あなたが御
説明
になるように、非常に具体的な
お話
を聞くことができまして、私は非常に感謝にたえない。ただいまの御言明に間違いなく、今年おそくも五月のころには認可をいたし、十一月には
テレビジヨン
を見ることのできる国民の仕合せをどうか裏切らないように、ひとつ御勉強をお願いしたいのであります。
長谷川四郎
29
○
長谷川委員
私は一つお願い申し上げておきたいのですが、一月十七日から三日間にわた
つて
聽聞会
を開きまして、
政府
の案と大分食い違つたということが、六メガだとか七メガだとか、ぼくらはわかりませんけれ
ども
、そういう点にあつたようでございます。元来
日本
の官庁は、自分でつくつたものを訂正することは、何らか世間に恥じるような
考え
方を持
つて
、たとえばそれが間違
つて
いてもやりたいのが風習でございまして、私たちが信じておる
電波監理委員会
には、おそらくこういうことはございますまいという確信を持
つて
おりますけれ
ども
、その
聽聞会
を何ゆえに行つたかという精神を皆さんが十分体得していただき、さらにそれを研究していただいて、納得の行くような
方式
をも
つて
取入れていただきたい。私はこういうことはわからないのでございますけれ
ども
、先般来アメリカへ参りましたらば、
日本
で将来
テレビジヨン
をやる場合には、どうしても七メガにしないとたいへんだろう、や
つて
おくべきだという
意見
が各所で起
つて
おります。これはあちらの機械を買
つて
くれとか、あるいはこれを使
つて
くれとかいう問題ではなくて、将来の
日本
にはそれが最もいい
方法
であるとかいう話を承
つて
参りました。残念ながら私はこういうことに知識がございませんので、何が六メガか、何が七メガかわかりませんが、十分その
聽聞会
の精神を皆さんの方で体得し、も
つて
その
意見
を十分翫味していただいて、それを
実施
に充てていただきたいということをお願い申し上げるわけでございます。
田島ひで
30
○
田島
(ひ)
委員
ただいまの
テレビジヨン
に関連して、一、二の点を御
質問
申し上げたいと思います。ただいまのお答えでは、たしか六メガのアメリカ
方式
の——私もあまり専門のことはわかりませんけれ
ども
、
基準
方式
というか、それについて
聽聞会
をお開きに
なつ
て、たいへんそれがいいというような
聽聞会
の空気だつたというお答えだつたと聞きましたが、そうでございますか。
岡咲恕一
31
○
岡咲政府委員
まず
長谷川委員
のお尋ねと申しますか、御希望に対して申し上げます。私
ども
は
電波法
に基きまして、
聽聞会
の
形式
が採用されましたことを非常に幸いにいたすのでございます。ことに法律を専門といたしております私は、特にさように
考え
るのでございます。
電波監理委員会
は、これまでしばしば
聽聞会
を開催いたしまして、それぞれ
規則
を制定いたして参
つたの
でございますが、必ずしも
原案
通り
の
規則
をつく
つたの
ではございませんで、むしろ
聽聞会
の結果によりまして、
原案
を修正いたしました例が非常に多いのでございます。このたびの
テレビジヨン
方式
につきまして、監理
委員会
が最後にいかような
決定
をいたしまするか、これは
調書
なり
意見書
なりをつぶさに
検討
いたしませんと、はつきりしたことをここで申し上げることはできないのでございまするけれ
ども
、
聽聞会
の結果は十分しんしやくいたしまして、いやしくもとらわれたことのないように、公明な態度で
最終
の
決定
をいたしたいと
考え
ております。
田島
委員
のお尋ねでございますが、
聽聞会
におきましては、
電波監理委員会
の出しました六メガという
方式
をよいとする御
意見
もございましたし、ことに
参考人
の御
意見
の中には、八木博士を初めさような
相当
強い御陳述もございましたが、
利害関係者
の大多数の方は、七メガの方がよりいいのではないか、ことに
日本放送協会
では七メガを採用することが適当だというふうに述べられたように記憶いたしております。
田島ひで
32
○
田島
(ひ)
委員
それで
電波監理委員会
のお
考え
としては、七メガの方と六メガの方と、今どちらの方をおとりになるような
方向
に進んでおられますか。
岡咲恕一
33
○
岡咲政府委員
委員会
では六メガをよしとして
原案
を提出いたしたわけでありますが、
最終
の
決定
がいかようになりますか、それは
委員会
で
愼重
に
検討
した上きまることでございまして、どちらの
方向
ということを今ここで申し上げることはできない次第でございます。
田島ひで
34
○
田島
(ひ)
委員
私も専門家ではありませんからあまり詳しいことはわかりませんが、この
テレビジヨン
の問題については、先ほど
椎熊
さんより満場一致このまま前の
国会
で決議をしたと言われましたが、私
ども
共産党はこれに反対いたしました。それは何かと申しますと、
テレビジヨン
そのものには反対ではありませんけれ
ども
、
日本
の電通事業については、もつとほかの復興すべき
方面
に費用をかけなければならない、今
テレビジヨン
問題を特に決議するということは実情に合わない、そういう立場から私
ども
は反対いたしました。しかし私も、
テレビジヨン
問題が非常にやかましくなりまして多少いろいろ聞いてみますと、
アメリカ式
の白黒の六メガというのは、もうすでに立遅れであ
つて
、ヨーロツパでもこれを使
つて
おるのはわずかにイタリアの二局だけだといわれております。このような時代遅れの
テレビジヨン
の機械を、しかも
日本
では戰前からNHK等を通じて
相当
研究もなされており、
日本
人の手によ
つて
研究がなされておるということを聞いております。それがよいか悪いか私は知りません。
日本
人の独自の手によ
つて
研究されたものが問題に
なつ
ておるかどうかは知りませんが、
電波監理委員会
はどういう根拠でも
つて
、六メガの方がよいという立場に立
つて
聽聞会
の方にお出しにな
つたの
か、その点をお伺いいたします。
長谷愼一
35
○
長谷政府委員
ただいまの
田島
委員
からの御
質問
の点でありますが、これは休会前の
国会
におきまして、
相当
長
期間
にわた
つて
原案
そのものについて御
説明
申し上げております。その点はその時分の記録等をごらんくださいますれば、
電波監理委員会
がなぜそういう
原案
を出したのかということがよくおわかりと存じます。
田島ひで
36
○
田島
(ひ)
委員
そうしますとこの
基準
方式
につきましては、今後も電通
委員会
ではあまり問題にされない、
電波監理委員会
のお手で大体
決定
されるというお
考え
なのでしようか。
長谷愼一
37
○
長谷政府委員
聽聞会
において
審議
してもらう
電波監理委員会
の
原案
というものは、すでに
委員会
でごひろう申し上げ、御
説明
申し上げたわけで、なお先ほど
電波監理委員会
の副
委員長
からも
お話
申し上げましたように、
聽聞会
の結果
審理官
が提出いたしました
調書
並びに
意見書
によりまして、内容を
愼重
に
検討
した上で
決定
されるわけでありますが、これは公表されますのでよくその結果を見ていただけると思います。
田島ひで
38
○
田島
(ひ)
委員
テレビジヨン
の問題は私たいへん勉強が遅れておりましたので、今ごろに
なつ
て申し上げますが、この問題は非常に重大な問題だと思います。たしか私の聞きました点でも、六メガの白黒にしてこれを
日本
に
設備
しますと、これを七メガにかえることはできない、つまり天然色の方に発展させることもできない、その機械は全然別個のものだということを聞いております。これを電通
委員会
で六メガの方がよいというふうにおとりに
なつ
たといたしますならば、やむを得ないかもしれませんが、その背後にはやはり最近正力氏、八木博士あたりも一緒に
なつ
て、
テレビジヨン
会社
をつくることになる、アメリカの方の古い機械を持ち込んで、それを通じて
日本
に
テレビジヨン
会社
をつくろうという動きがはつきりしております。そういうような点なんかも御考慮に
なつ
て、
委員
の方もおきめに
なつ
たものかどうか、これは非常に重大な問題だと思います。もしこのまま
決定
されますならば、私は今後の
日本
の
テレビジヨン
科学についても取返しのつかない問題が起るのではないかと、非常におそい私の発言かもしれませんけれ
ども
、まだおそくはなかろうと思いますから、今からでも申し上げます。もう一度
愼重
に、特にこの
委員会
におきましても
聽聞会
くらい開いて、御
決定
なさる必要があると思います。その点をつけ加えて申し上げたいと思います。
田中重彌
39
○
田中委員長
本日はこの
程度
にとどめまして、次会は公報をも
つて
お知らせいたします。 午後四時三十七分散会