○深澤
委員 私はこの際、今まで
政府がや
つた農地改革等がくずれて行く危險性が非常にあると思うのです。そのくずれて行く
一つの糸口は、
飼料とか肥料とかいうものを一般の業者に取扱わせる。そうすると農村における
一つの大きな資本的な、支配的な立場にな
つて来るのであります。従
つて飼料代金、肥料代金のかわりに土地が收約せられて行くというような危險があるのであります。そういう意味から申しましても、農村民主化の立場から申しましても、この
飼料、肥料等を業者に扱わせるということは、これは今まで
相当や
つて参りました農村民主化がぐずれて行くという危険性を
考えているのであります。そういう大局的な見地から、肥料や
飼料の操作はあくまで
農業協同組合の線を通じて流すことが、農村民主化の道であるというぐあいに
考えるのでありますが、
政府はそういうことはできないだろうとわれわれは
考えまして、あえてその
意見を私は一応御忠告を申し上げておきたいと思うのであります。
そこでもう
一つお伺いしたいのは、
とうもろこし、
マニトバ、ふすま、大豆かす等が大体
輸入される予定にな
つておるのでありますが、この
輸入価格は一体どの
程度を予定されているのか、その点おわかりになりましたらお伺いしたい。