○
伊東説明員 私からお答えいたします。今
長官から御
説明のありましたように、手続が非常に遅れております。それで実は先月の三十日、三十一日、今月の一日と、県の
関係者全部集まりまして、三日間にわたりましてこの
資金化の問題について相談したわけなのであります。それで手続としまして、一応県内の協同組合等に行きまして、
共同施設をやるような
——証券を
資金化してもら
つて、その金をこういう施設に使いたいというような
計画ができておりますと、それを県から農林省の方に上げて来まして、
承認をしたものを買い上げるというような手続を詳細にきめたのであります。それでその金額は二十六
年度におきまして六十五億買上げをする。これは税金の十億が入
つております。が、六十五億買上げをするということで金額の
わくがきま
つております。それから今
お話のありました中金から
——これは
つなぎといいますか、おそらく
証券担保の融資であろうかと思うのでありますが、六十五億の買上げのほかに、われわれとしましては、約十九億分を
証券担保にして、中金から融資をしてもらいたいという交渉をいたしております。この点につきましては、日銀との
関係がございますので、農林省としましても、日銀と交渉をいたしております。それでこの買上げの六十五億と並行いたしまして、大体今の話合いは、十九億に近いものは
証券担保で融資をして行こう。中金の方も
——これは三日間の会議でいろいろ話も出たのでありますが、大体は、そのくらいのものは行けるのではないかというふうに
考えております。これは
証券担保の場合であります。今
お話になりました
つなぎの問題でございますが、これは
つなぎを二つに
考えてもいいかと思うのであります。六十五億を買い上げてもらう前に、相当確実なものに
つなぎ融資をしたらどうかという問題と、あとの、私が
説明申し上げました
証券担保融資も、あるいは
つなぎという意味にお
考えにな
つてもよろしいかと思うのであります。あとの方は、十九億
程度は大体目鼻もついております。買上げ前に、相当確実なものを
つなぎ融資をしたらどうかという問題でありますが、これも中金といたしましては、大体三月一日から買上げを始めるのでありますが、その前でも、県、農林省としまして、手続が完備いたしまして確実だというものについては、三月一日の買上げの前でも、
つなぎ融資をしてもいいというようなところに話合いがついております。これは日銀とも交渉はいたしまして、完全な了解というところまでは
行つておりませんが、中金等につきましては、今申し上げたように、十九億につきましてはほぼ了解を得ております。
それからこれはつけ加えておきますが、
漁業協同組合連合会におきましては、この十九億のほかに、さらに数十億のものをすぐに
資金化してほしいというような
要望もあるのでありますが、この分につきましては、来
年度の買上げの
わくと
関連いたしまして、われわれ検討したいと思います。その分についてはまだ話合いがついておりません。