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1952-08-25 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第78号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十七年八月二十五日(月曜日) 午後一時二十七分
開議
出席委員
委員長
石田
博英君
理事
倉石
忠雄
君
理事
山本
猛夫
君 押谷 富三君 鹿野 彦吉君 島田 末信君
田中
元君 田渕 光一君 柳澤 義男君
山口喜久一郎
君
石田
一松君
内藤
友明
君
並木
芳雄
君
土井
直作君
梨木作次郎
君
田中
織之進君 小平 忠君
委員外
の
出席者
副 議 長 岩本 信行君 議 員 福永 健司君 議 員 八百板 正君 議 員
井之口政雄
君 事 務 総 長
大池
真君
衆議院参事
(
事務次長
)
西沢哲四郎
君 ――
―――――――――――
八月二十五日
委員山手滿男
君
辞任
につき、その
補欠
として並
木芳雄
君が
議長
の
指名
で
委員
に
選任
された。 同日
委員並木芳雄
君及び
内藤友明
君
辞任
につき、そ の
補欠
として
長谷川四郎
君及び
小林運美
君が議 長の
指名
で
委員
に
選任
された。 ――
―――――――――――
七月三十一日
国会法
の一部を
改正
する
法律案
(
参議院提出
、
参法
第一九号)
議長
よりの
諮問事項
の審査を本
委員会
に付託された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した
事件
議席
及び
控室
、
議場内交渉係
並びに
議事進行係
の件 小
委員選任
の件
特別委員会設置
の件
議長選挙
に関する件
衆議院規則改正
の件
法制局長
の
辞任
に関する件
召集日
の
議事
に関する件 ――
―――――――――――
石田博英
1
○
石田委員長
それでは本日の
議院運営委員会
を
開会
いたします。 初めに、
議席
及び
控室
の件をお諮りいたします。これはいかがですか、従来
通り
一応決定するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
2
○
石田委員長
それではさように決定いたします。
議席
については、各党の御事情によ
つて変更
があるときはお
申出
を願いたいと思います。 次に、
議場内交渉係
の件をお諮りいたします。これも従来の例はお
手元
に行
つて
おる印刷物に書いてある
通り
でございますが、その
通り
決定するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
3
○
石田委員長
それでは従来
通り
でよろしければ、さようにいたしますが、お
申出
があれば、明日までにお
申出
をいただきたいと思います。
大池真
4
○
大池事務総長
特にお
申出
がなければ、従来
通り
取扱
つて
行きたいと思います。 〔「
けつ
こうです」と呼ぶ者あり〕
石田博英
5
○
石田委員長
次に、
議事進行係
の件をお諮りいたします。これは、従来
通り與党
の中から
選任
するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
6
○
石田委員長
御
異議
がありませんから、さように決定いたします。
土井直作
7
○
土井委員
どなたですか。
石田博英
8
○
石田委員長
山本猛夫
君、
倉石忠雄
君のお二人です。 ――
―――――――――――
石田博英
9
○
石田委員長
次に、
議院運営小委員
の員数及び
選任
の件をお諮りいたします。
運営小委員
並びに
庶務小委員
、院内の警察及び秩序に関する小
委員
、
国会法改正
に関する小
委員
、これらは第十三
国会
通り
設置
するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
梨木作次郎
10
○
梨木委員
ちよ
つと
委員長国会法等改正案起草小委員
には、やはり小会派が入れるような
人数
にして構成されるように希望します。これは社会党までしか入
つて
いない。
石田一松
11
○
石田
(一)
委員
私も、決して
梨木
君の言うことをとやかく言うわけではありませんが、
人数
から言うと、多くしても、率で行くとあなたの方は入れないのですね。それよりも、私の
お願い
したいことは、あまり長く小
委員会
で
ひつぱらないで
、あらましの案ができたら、
議院運営委員会
に出してもらう、そうして、いわゆる
大衆討議
として、
議院運営委員会
の
討議
にかけてもらう、そのことの方が私はいいと思いますが、どうでしようか。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
石田博英
12
○
石田委員長
石田
一松君から、きわめて適切な御
意見
がございました。
梨木
君を除いて大体御
異議
がないようですが、いかがですか。
委員長
はさよう判断いたしますが……。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
13
○
石田委員長
それではさように決します。 ――
―――――――――――
石田博英
14
○
石田委員長
次に、
特別委員会設置
の件をお諮りいたします。
行政監察特別委員会
、この
委員
の
人数
は三十名、
公職選挙法改正
に関する
調査特別委員会
、これは二十五名、海外同胞引揚及び
遺家族援護
に関する
調査特別委員会
、これは三十名、これらは第十三
国会
の
通り
設置
するに御
異議
ございませんか。
梨木作次郎
15
○
梨木委員
私の方は、
行政監察特別委員会
、
公職選挙法改正
に関する
調査特別委員会
、この
二つ
の
特別委員会
の
設置
には反対です。
石田博英
16
○
石田委員長
御
意見
は承りおきます。それでは、これは
設置
するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
17
○
石田委員長
御
異議
がありませんから、さように決定いたします。
石田一松
18
○
石田
(一)
委員
これは改進党としても言わなければならぬことですが、
行政監察特別委員会
は、近ごろ不明朗である。これは、速記をと
つて
やられたらいけないから言えないけれども、何か相当これは監査することが必要だと私は思う。もう少し
明朗性
を持
つて
や
つて
もらわなければならぬと思います。
石田博英
19
○
石田委員長
そういう御
発言
があつた旨を、
行政監察特別委員長
の方に申し伝えておきます。 ――
―――――――――――
石田博英
20
○
石田委員長
次に、明日は
召集日
でございますから、
召集日
の
議事
の点をお諮りいたします。
事務総長
から御説明願います。
大池真
21
○
大池事務総長
明日は
召集日
でございますので、
召集日
当日、
議長
が欠けておりますために、さつ
そく議長
の
選挙
をいたさなければなりません。従いまして、
議長
の
選挙
が明日行われますれば、副
議長
が
議長
の職をとりまして
議長選挙
を行いまして、新たに
議長
に
選任
されました方を御紹介申し上げ、御紹介が済みますと、新しい
議長
がご
あいさつ
をするのが先例にな
つて
おります。なお、それに引続き前
議長
が在職中のご
あいさつ
をいたします。新
議長
並びに前
議長
のご
あいさつ
が済みますと、従来の慣例では、
年長議員
が、新しい
議長
に対してお祝いを、前
議長
に対して謝意を述べることにな
つて
おります。
内藤友明
22
○
内藤
(友)
委員
年長議員
はだれですか。
大池真
23
○
大池事務総長
年長議員
は尾崎さんか一番上で、その次が
生田和平
さん、その次は
植原悦二郎
さん、
石原圓吉
さん、それに
吉田
さんがあります。
吉田
さんは総理ですが、その次は
松本弘
さん、その次が
苫米地義三
さん、
眞鍋勝
さん、
小川原政信
さん、その次が
北村徳太郎
さん、大体その程度でございますから、当日御列席の方で
お願い
をいたします。 そこで、新
議長
並びに前
議長
のご
あいさつ
の
あと
、祝辞が済みますと、新
議長
が
議席
の指定を申し上げます。
通常国会
のことでございますから、会期の決定はいりませんので、それだけで
召集日
の一応の
議事
は済むのでありますが、その際に、もしおさしつかえがなければや
つて
いただきたいと思いますのは、
行政機構
が
改革
されたことに伴うものであります。ただいま
国会法
が
改正
される状態になりましたが、
常任委員会
は
そつくり
そのまま残
つて
おります。たとえば
郵政委員会
が残
つて
おり、
電気通信委員会
も残
つて
おりまして
郵政省
の
所管
に関する
事項
は、
郵政委員会
の
付託事項
に従来
通り
なりますが、
電気通信委員会
には、
電気通信省
の
所管
に関する
事項
というのが
規則
の上ではかかることにな
つて
おりますけれども、
電気通信省
がなくなりましたので、
電気通信委員会
があ
つて
も、何も持
つて
行くものがないという形になります。それ以外に、たとえば
法務
府の
所管
に属する
事項
は、
法務
府がなくな
つて法務省
にな
つて
おりますし、その他、安本の
委員会
が
国会法
上残
つて
おりますが、
経済安定本部
がなくな
つて
、
経済審議庁
にな
つて
おりますので、これら
行政機構
の
改革
に伴いまして、
国会法
ではそのままに残
つて
おります
関係
から、
付託案件
の
所管
の事務的な読みかえと申しますか、
変更
をしていただかなければならぬ面がございます。それを調べてみますと、まず
内閣委員会
の分に一つあります。
地方行政委員会
に
二つ
あります。そういうものは事務的に読みかえの案をこしらえて、正式に言えば当
委員会
で起案をしていただいて
衆議院規則
の
改正案
を出していただかなければならぬわけでありますが、ただ読みかえるだけでございますから、もしおさしつかえがなければ、次のようなおとりはからいを願いたいと思います。それは、お
手元
に差上げております
資料
について御説明申し上げますと、
衆議院規則
の一部を次のように
改正
する、こういうことで
改正
を
お願い
しなければならぬものの中で、一番
最初
の
内閣委員会
の分は、これまでは、
内閣官房
の
所管
に属する
事項
というので、
官房
という字が入
つて
お
つたの
を、
官房
をと
つて
いただきたい。それは、あそこに
法制局
ができましたので、
官房
だけでは
法制局
が拔けてしまう
関係
から、
官房
をと
つて
、
内閣
の
所管
に属する
事項
といたします。二、三、四と書いてありますのは従来のままであります。これは影響のないものであります。 その次に、
地方行政委員会
の一番目は従来
通り
でありますが、二番目の
自治庁
の
所管
に属する
事項
、これは
地方自治庁
とい
つて
おりましたが、
地方
という字がなくなりまして、
自治庁
にな
つたの
であります。また
地方行政委員会
の中に、
地方財政委員会
、
選挙管理委員会
という
二つ
の
委員会
の
所管
に属する
事項
がありましたが、この二
委員会
がなくなりましたので、すぐに三の
公安委員会
の
所管
に属する
事項
に移ります。二と三の間に、
地方財政委員会
の
所管事項
と、
選挙管理委員会
の
所管事項
が入
つて
おりましたのがなくなりましたので、当然そのようになります。 その次の
法務委員会
は、
法務
府の
所管事項
というのですが、これは
法務省
に直していただきます。 次の
外務委員会
は、外務省の
所管
のほかに
賠償庁
が入
つて
お
つたの
でありますが、これかなくなりましたので、
賠償庁
を除いていただく。 次に、
大蔵委員会
の中に、
外為委員会
の
所管事項
が入
つて
おりましたが、これも除きまして、一本になります。 その次に、
通商産業委員会
の中の
公益事業委員会
というのがなくなりましたので、これも除きまして、一と二になります。 その次に、
郵政省
の問題でありますが、
郵政委員会
は、
郵政省
の
所管
に属する
事項
といたしまして、
電気通信委員会
の
所管
に属する
事項
というのをと
つて
いただく。そうして
電気通信委員会
は残していただく。
電気通信委員会
は、
国会法
が正式に
改正
されるまで、従来
通り
存置することに願いたいと思います。そうして
日本電信電話公社
、
国際電気通信株式会社
に関する
事項
だけを従来
通り
や
つて
いただく。
建設省関係
の中で、二番目の
特別調達庁
というのは、今度特別という字がなくなりました。 経済安定の方は、
経済安定本部
というものがなくな
つて経済審議庁
になりましたので、
経済審議庁
にする。 こういうぐあいに、事実上の読みかえだけのものを
お願い
したいと思いますので、これは当
委員会
で
改正案
を出して
委員長
の
報告
を議決するよりも、
行政機構
の
改革
に
伴つて衆議院
の
規則
を次のように
改正
したいと思いますが、御
異議
ございませんかということで、
議長発議
でや
つて
いただけば済むのではないかと思いますが、いかがですか。
石田博英
24
○
石田委員長
お諮りいたします。まず
国会法
の
改正
は別に考究中でございますから、ただいまの件は、
事務総長
御
報告
の
通り
取扱いたいと思いますが、いかがですか。
石田一松
25
○
石田
(一)
委員
ちよ
つと
事務総長
に伺いたいのですが、
日本電信電話公社
に関する
事項
とな
つて
おりますのは、これは
運輸委員会
の中に入
つて
おります
日本国有鉄道公社
に関する
事項
というのと同様な取扱いで……。
大池真
26
○
大池事務総長
国鉄公社
は
独立
の
企業体
ですから……。
石田一松
27
○
石田
(一)
委員
これも
独立企業体
じやないですか。
西沢哲四郎
28
○
西沢参事
運輸省の
所管
に属する
事項
には、
国鉄
も当然入
つて
おるわけでございます。ここでは、
郵政省所管
に属する
事項
もそのまま残しておるわけでございますから……。
石田一松
29
○
石田
(一)
委員
ただ念を押しておかなければならぬのは、
公社
に関する
事項
になりますと、労働問題なんかがからんで来ると思うのです。そうすると、
労働常任委員会
の
所管事項
と競合するとか、あるいはこれをこのままにすると、あまり幅が広いということが出て来はせぬかと思います。
大池真
30
○
大池事務総長
一時的の、
国会法改正
までの間でございますから、もしそういうことがありますれば、ここでまたきめていただきたいと思います。
石田一松
31
○
石田
(一)
委員
一応、この際
ちよ
つと
意見
があつたということだけ、記録しておいてもらいたいと思います。
内藤友明
32
○
内藤
(友)
委員
放送事業
はどこに入るのですか。
大池真
33
○
大池事務総長
放送事業
は、
郵政省
の方に入ります。
西沢哲四郎
34
○
西沢参事
電波監理局
というのが属しておりますから、当然に入ります。
土井直作
35
○
土井委員
電気通信
の方だね。
大池真
36
○
大池事務総長
これができますと、
電気通信委員会
はこの
二つ
が
原則
にな
つて
来ますが、
電気通信委員会
が将来永久に残るものということになれば、ここでどれだけのものをやるかということを
はつ
きりきめなければならぬと思いますけれども、とりあえず、この
二つ
を残しておくというわけでございます。
内藤友明
37
○
内藤
(友)
委員
あと
から考えて、合理的なものにしたらいいと思います。今は暫定的のものだから……。
石田博英
38
○
石田委員長
ほんの暫定的の処置です。
土井直作
39
○
土井委員
第十二
国会終了
まぎわに、
参議院
の方から
国会法
の
改正
の問題が出ておりますが、それはどうなりますか。
石田博英
40
○
石田委員長
今それと申し上げようと
思つて
お
つたの
でありますが、
国会法改正
のお見込みはどうであろうかというお
申込み
が
参議院
からありました。私の
昂込み
としては、
参議院提出
の
国会法
の
改正案
は、
国会法
における、
常任委員会
は
両院共通
のものである、
両院
同じものでなければならぬという
根本原則
を
変更
することにわた
つて
おるので、従
つて
早急にこれを議了しろといわれても、議了の確信がないやはり本院においても愼重に考究すべきものと考える、と返事をしておきました。御
報告
を申し上げます。これは前回の本
委員会
における各
委員
の御審議の状況を考え、私が判断いたしまして、さよう認定いたしたわけであります。 それではただいまのことは、
事務総長
御
報告
の
通り
でよろしゆうございますね。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
41
○
石田委員長
御
異議
がありませんから、さように決します。 ――
―――――――――――
石田博英
42
○
石田委員長
次に、
開会式
の件をお諮りいたします。これはいかがでしようか、きようは保留しておきまして、もう少し
あと
で御
協議願
いたいと思いますが……。
大池真
43
○
大池事務総長
これは、この前から
お話
がありました
通り
、
開会式
の
日取り
をいつにするかということでありますが、
式次第
は、従来
通り
で御了承願いたいと思います。そこで、
式次第
はそれで
けつ
こりだとして、
式辞
をどうするかという問題がありますが、これは
両院
の
議運
の打
合会
を開いていただいて、そこで一応きめてや
つて
もらいたいという
お話
でありますので、二十六日、
議長選挙
が終りましたならば――明日できなければ二十七日、翌日にでも
両院
で
日取り
と
式辞
だけをお打合せ願いたいと
思つて
おります。
式辞
は、明日の
議運
までに
衆議院
の方でもひ
とつ
原案をつくりまして、
皆さん
におまわしをいたしたいと思います。従いまして、それが間に合えば、一応事務的に
参議院
と連絡をとりたいと思います。それが明日できなければ、明後日、二十七日にでも、
両院
の打
合会
をなるべく早く開いていただいて、それがきまれば、二十八日一日くらい間をおけば、
開会式
をいつきめられてもできると思います。
予行演習
のこともありますし、一日くらいの間をと
つて
いただければいいのじやないか、宮中の方になるべく早く
日取り
を申し上げて、行幸の
日取り
を
お願い
申し上げるようにしたいと
思つて
おりますので、そのことだけ申し上げます。
石田博英
44
○
石田委員長
二十七日くらいに
両院
の
理事会
をやりたいと思いますので、あらかじめ確定いたしましたら御通知申し上げます。
土井直作
45
○
土井委員
私は、
ちよ
つと希望を申し上げて
お願い
するのですが、明日の
国会召集日
は、一応
国会
を
成立
させなければなりません。それで本
会議
は大体一時ということでありますが、一時に定刻
通り
やるということに、いろいろな面で困難がありますならば、ぜひひ
とつ
明日の時間だけは、二時ならば二時という時間を厳守してや
つて
いただくように御配慮を願いたいと思います。
石田博英
46
○
石田委員長
二時でいかがでございましようか。 〔「
けつ
こうです」と呼ぶ者あり〕
大池真
47
○
大池事務総長
各派で御了承にな
つて
、本
会議
は二時に開くというお含みでおやりになることはさしつかえございませんが、明日の本
会議
を二時に
召集
ということはできません。十時から集まるということになります。そこで本
会議
は、二時なら二時に開くということになります。
石田博英
48
○
石田委員長
他に御
発言
はありませんか。
梨木作次郎
49
○
梨木委員
先ほど
委員長
に、
政府
の
施政方針
とか、それから
予算案
、
法律案
、そういうものについての
政府
の計画を聞くために、
保利官房長官
の
出席
を要望しておいたのであります。
皆さん
の御賛同を願いたいと思います。
石田博英
50
○
石田委員長
それは私確かに承りました。いかがでしようか。そういう必要は十分あると思いますが、きようはこういう事務的な御
協議
でありますので、
次会
にでも、そういうことについて御
協議願
つたら……。
石田一松
51
○
石田
(一)
委員
そういうことではなく、やはり第十四
通常国会
というものを
成立
させて、それはそれからの問題ですよ。きようは
成立
も何もなくて、何をやるかということでしよう。
石田博英
52
○
石田委員長
そういう事務的なことについては、
国会成立
後において御相談申し上げたいと思いますが、いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
53
○
石田委員長
それではさように決します。
田中織之進
54
○
田中
(織)
委員
前
国会
の末期に、この間
成立
しました
公職選挙法等
の
改正
に基き、従来の
全国選挙管理委員会
にかわるものが
自治庁
の中にできたわけでありますが、これの
人選
の問題を本
国会
に持ち越されておるわけであります。この問題は、
はつ
きり私記憶しませんけれども、
自治庁
が発足しており、かたがたそういうことで、
全国選挙管理委員会
を
はつ
きり切りかえる必要がある。別にこの
機会
に
改正法律案
を出さなくても、その
部分
については
変更
がないように私らも聞いております。そこでこの
委員
だけは早く
成立
させた方がいいのではないかと思います。その点、私らの方では大体党から
推薦
できる
人選
を
申出
ておりますので、至急この
人選
を最近にきめていただきたいと思います。
石田博英
55
○
石田委員長
今まで
推薦
が出ていない党が一、二ございますが、できるだけ督促をいたしまして、すみやかに御趣旨に沿うように処置いたしたいと思います。――他に御
発言
ありませんか。――
事務総長
から御
発言
がありますから……。
大池真
56
○
大池事務総長
法制局長
から、一身上の都合で
辞任
をいたしたいという
申出
が本日副
議長
の
手元
まで来ておるわけであります。これは新聞でも御
承知
の
通り
、最高裁の判事に
推薦
を受けております。そちらの方に行くためには、当
委員会
にお諮りを申し上げまして、
法制局長
の
任免権
は
院議
でやるごとにな
つて
おります。
閉会
中は、特に
議長
限りで、免職する方だけはよろしいという
規定
にな
つて
おります。従いまして
閉会
中の金曜日にそういう
申出
がありましたが、もうすでに
議院運営委員会
が本日開かれて、明日は本
会議
がありますので、それまで保留していただいておるわけであります。
辞任
の
申出
の件について御
承認
を
お願い
申し上げ、もし御
承認
が得られましたならば、早い
機会
に
院議
でやるなり、あるいは本日中ですと
院議
になりませんが、どうするか御相談を願いまして、もし御
承認
願えれば、
召集日
当日に、最後のところででも、
院議
でお諮りを申し上げた方がよかろうと思いますか……。
石田博英
57
○
石田委員長
いかがでしよう。この件は明日御
協議
申し上げ、本
会議
にお諮り申し上げるに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
58
○
石田委員長
それではさように決します。
大池真
59
○
大池事務総長
もう一点
お願い
を申し上げたいと思いますのは、前
国会
は御
承知
の
通り
、
ほんとう
を言えば百五十日で済むのが、二百三十五日間にわたりまして、本
会議
も七十回も開かれ、
委員会
に
至つて
は時間が千九百時間以上になりまして、
職員
に非常に勉強していただいたわけであります。それで相当に疲労を感じてお
つたの
でありますが、
特別職
に初めてしていただいた
最初
の
国会
でもありますので、無理に勉強を
願つたの
であります。そこで先日当
委員会
で御審議願い、本
会議
を通過させていただきました
国会職員
の
給與規程
によりますと、
国会
の
開会
中、
勤労
の著しい者には、
議院運営委員会
に諮
つて
、
承認
が得られれば、
議長
が特別の
手当
を出すことができるという
規定
があるわけであります。従いまして、特に前
国会
で働いて著しく
勤労
の多かつたということで、何ぼかの特別の
手当
をほしいという
申出
が
職員組合
の方からも再々あ
つたの
であります。この点については、新しい財源をもらうわけに行きませんので、内部の経理上、
行政整理等
によりまして多少浮く金、あるいは
旅費等
のやりくりをいたしまして
要求通り
のことはとうていできませんが、できるだけいたしたい。
計数等
も、
両院異
な
つて
問題を起してはなりませんから、
参議院
と寄り寄り打合せましたところ、大体
勤労
の度によ
つて
多少の差はありましても、半月以内の――五割以内の特別の
手当
を
議会手当
として出せるという
見通し
がついたわけであります。従いまして、これは今後十分
整理
をいたしまして万遺漏のないようにいたしたいと思いますが、当
会員会
で五割以内の
特別手当
を出すことの御
承認
を願いたい、こういう
お願い
をするわけであります。
国会職員
の
一般
の方はそうでありますが、
裁判官訴追委員会
の方も、それから
国会図書館
の方も、直接
国会関係
に働いております
立法考査局
以下少しの
範囲
のもの、これも向うの方とも打合せましたところが、大体その半分の二割五分以内ならば何とかなるだろう、こういうことでありますので、
国会職員
の
一般
の方に対しては五割以内、図書館並びに
訴追委員会
についてはその半額の二割五分以内において
計数
を
整理
いたしまして、
見通し
をつけた
範囲
内で出すことをお認め願いたい、こう思います。
土井直作
60
○
土井委員
それは出すのにさしつかえございませんが、要するに
特別職
として実際
議会
の実務に携わ
つてほんとう
に骨を折られた人に対しては、五割でも場合によ
つて
は少いと思いますが、一体
裁判官訴追委員会
や
国会図書館
というのは、
国会
があるためにどれだけオーバー・ロードといいますか、や
つたの
ですか、
裁判官訴追委員会
というのは、一ぺんも開かないのじやないですか。
大池真
61
○
大池事務総長
訴追委員会
の方は、私はよく存じませんが、
国会図書館
の方は、全員にもちろんまわるはずじやございませんし、
国会
の
立法関係
でいろいろ
調査
を
要求
されることもありましようし、
要求
がなくても、自分の方で当然やらなければならぬ面もあります。これは
調査立法考査局
並びに
資料等
の
整理
を行う
部分
の
範囲
に限られる。
裁判官訴追委員会
の方は、
裁判官訴追委員会
から裁判に付せられた
事件
だけが中心になるわけでありますが、
裁判官訴追委員会
の方では
地方
からこういうものをや
つて
くれと、わんさと書類が来ております。
土井直作
62
○
土井委員
私は出すことはいいと思うのですけれども、実際にや
つて
るのか、や
つて
いないのかという問題です。要するに、
国会
として出すのですから、
国会
と関連があるから、これも幾らか出さなければならないというような情実的なものであるのか、実際にそれだけ働いておられるというのかということを言うのです。そうでないと、他に影響する面も自然出て来るおそれがないではない。だから、実際に働いておるのかということです。
国会
は十一時でも十二時でもかかる。
参議院
の場合もそうだつたが、
衆議院
だ
つて
結局それと一緒にしなければならぬ。しかも長い間、二百三十五日もや
つて
お
つたの
だから、これは骨折りをかけておることは十分わかるのです。五割でも私は安いと思うくらいで、もつとよけい出せるならば出してあげた方がいいと思うけれども、それと何か均衡をとるために、
国会
の費用の中で支弁される
職員
であるがゆえに、実際の面でそれほど働いているわけではないのだけれども、出さなければならないということかどうかという問題なんです。そういう点はどうなんですか。
大池真
63
○
大池事務総長
その点は、私は現実に仕事の内容を見ておりませんので、
土井
さんの御質問の点にお答えすることはできませんが、今の金の問題については、
原則
論についてはごもつともであります。私の方の、
国会
一般
の方の経費をそちらにまわしてやるわけではありません。
土井直作
64
○
土井委員
それはわか
つて
おります。図書館の費用は費用
訴追委員会
の費用は費用として
独立
しておるが、実際の仕事はどうかということなんです。
倉石忠雄
65
○
倉石
委員
実際いろいろや
つて
るんですよ。
大池真
66
○
大池事務総長
それも以内ということでありますから、十分御趣旨の点は申し伝えておきます。
石田一松
67
○
石田
(一)
委員
万々これはぬかりのないことと思いますが、今の御説明を聞いておりますと、
国会職員
に半月以上という……。
大池真
68
○
大池事務総長
半月以内です。
石田一松
69
○
石田
(一)
委員
半月以内の
特別手当
、平均でこうだとおつしやる。そうすると中には六割ぐらいの……。
大池真
70
○
大池事務総長
そうでございません。五割が一番多い人です。
石田一松
71
○
石田
(一)
委員
五割の人も、中には一割五分の人もあるというわけですか。
大池真
72
○
大池事務総長
そうでございます。
石田一松
73
○
石田
(一)
委員
それの比率が、
ほんとう
に――速記にお世辞を言うわけじやないけれども、こういう
ほんとう
に疲れ切
つて
いる人たちに五割というならわかるが、それほどでもなくて、ふだん月給をよけいと
つて
いらつしやる方は何とかなるから、「そこは万遺憾のないようにや
つて
もらいたい。
大池真
74
○
大池事務総長
それは十分勤務の内容に応じましてやることにいたします。
石田博英
75
○
石田委員長
今の御議論のように、公正妥当に配分をしていただくことにいたしまして、
事務総長
の御
発言
のように決するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
76
○
石田委員長
御
異議
がありませんから、さよう決定いたします。 それでは本日の
議院運営委員会
はこれにて散会いたします。 午後二時散会