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椎熊委員 委員長の、
原則をきめておくことが必要だということには同感です。そうなければならぬと思います。
独立後は、
議員の
海外派遣は非常に多く要求される点があると思われるので、その
予算措置等も、
十分国会自体として考え、おくべきだと思います。ただ目下のところは、やはりそういう
原則を認めつつ、
大蔵省が持
つておる
外貨を使うよりほかに道がないのですから、それらも話をつけて行けるようにしてもらいたい。
さて、今田の
郵政委員会からのお願いですが、
ブラツセルにおける
万国郵便会議は、わが国にと
つては、終戦以後の
国際会議として非常に大きなものであります。千幾つもの
議題が出ております。そうして
会議の日程は、一箇月以上に及ぶのであります。
郵政委員会としては、常に
郵政省当局の
報告等に基いて
調査研究した結果、どうしても一度はこの
会議に参列しておいて、
国際郵便通信に関する
一つの
原則に触れておきたい。そういう考え方から、今回はどうしてもや
つていただきたいという念願があるのであります。それに関しまして、
外貨を使用する分についても、それぞれの
大臣等においても幾らか了解しておるとい
つたようなこともありますし、了解してないとすれば、今の
委員長のお
言葉のように、
国会自体派遣するかどうかという
意思決定をして、それに
政府をして従わしめるという行動に出てもらいたい。今回の
会議は国際的に非常に重要な
会議でありますから、これだけはぜひ協力してお認め願いたい。