○林(百)
委員 大体
小林君の
意見の
通りで、これは自明の理であります。
国会の
自主性に関する問題でありますから、
議院運営委員会に正式に
警視総監を呼んで、
警察の方針―
国会の
自主性について
十分警告を与えながら、
あとのこまかい技術の問題は、小
委員会に移して検討したらいいと思います。
あわせて
報告をしたいことは、きのう
議院運営委員会が済んだ後、午後五時十分ごろでありますが、私の方の、正式に政党の
事務員として登録しておるある者が、第二
議員会館に
議員に呼ばれて行く途中、門から出るとすぐそこで検束された。さつそく私の方では
警視庁へ
行つて、どういう
事情だと聞いたところが、あの十八日の
面会所の問題だと言う。この秘書は私のそばにずつとおりましたので、彼が手を出したとかなんとかいうことがないことは明瞭であります。あの
面会所の中に、私服の警部が一人入
つておりました。これに対して学生の諸君が非常に憤慨され、
国会議員に陳情に来てすら、われわれは私服の
警官に遠慮しいしい物を言わなければならならぬということは、われわれの持
つておる陳情権を制限することだとい
つて憤慨した。そのことに関して、われわれの政党
事務員が
国会の門を出るとすぐそこで、検束されたということは非常にゆゆしい問題である。(
長谷川委員「政党
事務員だ
つて検束されることはある」と呼ぶ)長谷川君が言う
ように、政党
事務員だ
つていろいろのことで検挙されることはあるが、
国会の
面会所の中で起きたことについて門を出るとすぐ政党
事務員が検挙されたということは……(
長谷川委員「門の外はこつちに関係がない」と呼ぶ)正式に
発言を求めて言
つてください。一々言われては、われわれ
発言できないじやないか。こちらの言
つておることは黙
つて聞いて、その後に正式に
発言を求めて言
つてください。こういうこともあるから、われわれとしてはやはり
警視総監を、この
運営委員会に呼んでもらいたいと思います。