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1952-02-05 第13回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十七年二月五日(火曜日) 午後一時二分
開議
出席委員
委員長
石田
博英君
理事
倉石
忠雄君
理事
福永
健司君
理事
山本
猛夫君
理事
椎熊
三郎
君
理事
土井
直作君 飯塚 定輔君 岡西 明貞君 押谷 富三君 鹿野 彦吉君 島田 末信君 高塩
三郎
君 田中 元君 田渕 光一君 柳澤 義男君 小林
運美
君
長谷川四郎
君
梨木作次郎
君 林 百郎君
出席国務大臣
国 務 大 臣
岡崎
勝男君
委員外
の
出席者
議 長 林
讓治
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員
上林與市郎
君 議 員 岡田 春夫君 事 務 総 長
大池
眞君 ――
―――――――――――
二月五日
委員竹山祐太郎
君辞任につき、その補欠として
長谷川四郎
君が議長の指名で
委員
に選任された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
決議案
の
取扱い
に関する件
緊急質問
の
取扱い
に関する件
事務局
の
人事承認
の件 本日の本
会議
の
議事
に関する件
台湾政府
との條約について
国会
の
承認
を求める 時期等に関して
岡崎国務大臣
に対する
質疑
――
―――――――――――
石田博英
1
○
石田委員長
それでは本日の
議院運営委員会
を開会いたします。 初めに、共産党の
委員
より、
台湾政府
との
友好條
約及び
日米行政協定
の
承認
を
国会
に求める時期及び
見通し
についてただすため、
岡崎国務大臣
及び
保利官房長官
の
出席
の要求がございました。
委員長
といたしましては、御
質問
の
範囲
によりまして、
岡崎国務大臣
の御
出席
を求めてあります。
岡崎国務大臣
で不十分の場合におきましては、あらためて御
協議
をいたしたいと存じます。これに対する
質疑
を許します。
梨木作次郎
2
○
梨木委員
岡崎国務大臣
に伺いたいのですが、
新聞
やラジオの報道によりますと、いわゆる
台湾政府
との間で條約を結ぶということが報道されております。そこで、一体これは
平和條
約第二十六條に基く條約を結ぶ
趣旨
であるのか、それともそれとは
関係
のない別個の條約を結ぶことにな
つて
おるのか、これをまず伺いたいのであります。
福永健司
3
○
福永
(健)
委員
それを
運営委員会
でやるのはおかしい。
石田博英
4
○
石田委員長
ちよ
つと……。今の御
質疑
は
外務委員会
で
行つて
いただくべき
性質
のものと考えます。あなたの御
質疑
は、
国会
に
承認
を求める時期、
見通し
ということでありますので、
質疑
を許したのであります。ただいまのは事案の
内容
にわたることでありますので、お申出の
案件
に御
質疑
の
範囲
を限定願います。
梨木作次郎
5
○
梨木委員
それでは、今いわゆる
台湾政府
との間に條約を結ぼうとしておるこの條約を、いつ
国会
へ御
提出
になる
予定
であるか、これを伺います。
岡崎勝男
6
○
岡崎国務大臣
これは本日
よう
やく
全権任命
の手続をと
つた
ばかりでありまして、まだ
全権出発
の期日もきま
つて
おりません。
相手方
もあることでありますから、いつ條約が妥結するかということは、ただいま申し上げる時期に
至つて
おりません。しかしながら概括的に言えば、
全権
が向うに
行つて話
をすれば、そう長くかからないで、條約についての
意見
が合致するであろうと期待はいたしております。
従つて
その後において、でき得る限り早い
機会
に
国会
に
提出
する、こういうつもりでおります。
梨木作次郎
7
○
梨木委員
ところで、われわれが
新聞
その他で承知しているところでは、どうもこれは、いわゆる
台湾政府
との間に
講和條
約を結ぶんだという
よう
に、伝えられておりますが、これは
講和條
約を結ぶために
全権
を派遣するのですか。
石田博英
8
○
石田委員長
これも本
委員会
で扱うべき
議題
と違うと思います。
外務委員会
でおやりを願います。
梨木作次郎
9
○
梨木委員
しかし
委員長
、これは特に――
政府
が今計画しておる、いわゆる
台湾政府
との
講和
ということは、これはまあ常識的には
講和條
約を結ぶのではないかという
よう
にも想像されるのであります。そうなりますと、これは非常はに
日本
の国の将来にと
つて
重大な問題でありますので、どうしても
事前
に
国会
の
承認
を受けるべき
性質
のものである。この問題との
関連
において、私はぜひとも
政府
の
方針
を明らかにしておいてもらいたい。これは
国会
の
運営
とも重大な
関連
があるから聞くのであります。
石田博英
10
○
石田委員長
問題の
重要性
は十分認識いたしますが、取扱う
委員会
が違う
よう
に
委員長
といたしましては判断をいたします。それを
事前
に諮れという御
主張
ならば、御
主張
として別個に御
発言
を願いたいのであ
つて
、本日は御
質疑
をお申出の
範囲
にとどめていただきたいと存じます。
梨木作次郎
11
○
梨木委員
それでは、われわれの承知しているところでは、どうもさきにサンフランシスコで
調印
されたあの條約に準拠して結ぶのではないかという
よう
にも想像されるのでありまして、そうなりますと、やはり非常に重要でありますから、これは
事前
に
国会
の
承認
を受けるのが、事の
重要性
から当然たという
よう
に考えておりますが、その意志があるかどうかを伺
つて
おきます。
石田博英
12
○
石田委員長
お答え
になりますか。
岡崎勝男
13
○
岡崎国務大臣
事前
にという
意味
がはつきりわかりませんが、われわれの方では、
国会
の
承認
を得て條約は
効力
を発生するものであるから、
国会
の
承認
は、
批准
を要する條約については常に
事前
に
国会
に諮
つて
おると考えております。
梨木作次郎
14
○
梨木委員
私は、そういうり
くつ
を聞いておるのではなくて、事の
重要性
から行きまして、
調印
をする前に
国会
にかけることが、
国会
の
審議権
を尊重する
建前
からい
つて
当然だから、その御
意思
があるかどうかということを聞いておる。
法律
的に、
調印
して後においてや
つて
も
憲法
上はさしつかえないんだという、そういう
法律
的な
解釈
を聞いておるのではないのです。実際
調印
前にかけることが、
国会
の
審議権
を尊重する
建前
からい
つて
最も正しいやり方であるという
観点
から聞いておるのであります。
石田博英
15
○
石田委員長
お答え
になりますか。
岡崎勝男
16
○
岡崎国務大臣
これは
法務委員会
なり、
外務委員会
なりで
お答え
するのが適当と考えます。
梨木作次郎
17
○
梨木委員
それではその次に、
行政協定
の問題を伺いたいのでありますが、
行政協定
は、今ラスク氏との間に
交渉
が進められておると承知しておるのでありますが、これはいつごろ
国会
におかけになる
予定
でありますか。
岡崎勝男
18
○
岡崎国務大臣
これは
日米安全保障條
約に関する
承認
を求める議案の
審議
の中でしばらく
議論
になりました
よう
に、その第三條によりまして、
行政協定
を結ぶ権能を
政府
は与えられておるのであります。
従つて国会
に
提出
すべき
性質
のものでないと考えておりますが、
調印
が済みまして、双方の
打合せ
が完了しますれば、でき得る限り早く公表する所存でありまして、
秘密協定等
は一切ない
方針
で進んでおります。
梨木作次郎
19
○
梨木委員
これは非常に意外なことを聞くのでありますが、従来
政府
は
国会
に対しまして――條約の
内容
は、ほとんど重要な
部分
は
行政協定
の中に
白紙委任
されておる
よう
な形にな
つて
お
つた
ということは、すべての人が承知しておることであります。でありますから、これは非常に重要である。だから特に
憲法
上の人権その他の基本的な問題についての
行政協定
は、
国会
の
承認
を受けるという
建前
をと
つて
お
つたの
であります。ところが今
政府
の
説明
によりますと、公表はするが、
国会
にはかける
意思
がない
よう
なことを言われますが、これはいささか――いささかどころではなくて、非常に従来の
政府
の
言明
と違うのであります。それは責任ある御
答弁
として承
つて
よろしいのですか。
岡崎勝男
20
○
岡崎国務大臣
その
通り
であります。但し
総理
もしばらく申しております
よう
に、
行政協定
のうちで
法律
をも
つて
規定することを必要とするものは、むろん
法律案
をつく
つて国会
に
提出
いたしまするし、
予算
を必要とするものは
予算案
を
提出
することにな
つて
おります。
梨木作次郎
21
○
梨木委員
ところが、
行政協定
を結んで
しまつたあと
に
法律案
を出して来られては、結局はその
行政協定
と條約との
関連
、あるいは
法律
と條約とのどちらが優先的かとか、いろいろな困難な問題が出て来る。従いまして、
行政協定そのもの
を條約の
内容
として
国会
の
承認
を受ける
建前
をとるのが、
国会
の
審議権
を尊重する
建前
からい
つて
当然だと思うのですが、これは従来の
言明
と違いはしませんか。
岡崎勝男
22
○
岡崎国務大臣
従来の
言明
とは違いません。なお、
法律
を要すると考えられる
事項
につきましては、
先方等
との間には、
国会
の
承認
を得て
法律
を制定されたときに有数になる
事項
であるということで、むろん留保して話をいたしました。
梨木作次郎
23
○
梨木委員
それでは
政府
の今の
言明
によりますと、公表されるとおつしやるが、いつごろ公表できますか。
石田博英
24
○
石田委員長
一般の
政府
の
行政的措置
については、本
委員会
の扱うべき
議題
でないと存じますから、適当な
方法
で他の
委員会
でお願いいたします。
梨木作次郎
25
○
梨木委員
それでは、こういうぐあいに伺いまし
よう
。その
行政協定
に基く
法律
は、いつごろまでにお出しになるか、どういうものを計画されておるか……。
岡崎勝男
26
○
岡崎国務大臣
これはただいま
協議
中でありますから、どういうものができるか、またそれに基いてどういう
法律案
をつくるべきであるかということは、今後の問題になります。
梨木作次郎
27
○
梨木委員
それでは
行政協定
の問題はその
程度
にして、もう
一つ
。先ほどのいわゆる
台湾政府
との條約の問題について
ちよ
つと聞いておきたいのでありますが、これは
連合国
としてのいわゆる
台湾政府
と條約をお結びになるつもりなのでありますか。
石田博英
28
○
石田委員長
それも本
委員会
の扱う
議題
でありませんから、御
質疑
を許しません。適当な他の
委員会
で御
発言
を願います。
林百郎
29
○林(百)
委員
関連
してですが、先ほど
行政協定
で、
法律案
だとか、あるいは
予算案
だとか、
国会
へかける
部分
については
国会
にかける、これは当然なことですが、
行政協定自体
をやはり
国会
で明らかにするという
意思
はないのですか。
アメリカ
の
上院
では、條約の
批准
の前に、一応
日本側
と
行政協定
の
交渉
をして、それを持
つて
帰つて上院
の
講和條
約の
審議
の
参考
に供しているのですから、
日本側
もできるなら、
安保條
約の中の一切を
行政協定
にまかせるというあの
内容
を、あらかじめ
アメリカ側
と
打合せ
をして、あの
審議
の際に
国会
にむしろ明らかにして、
審議
の
参考
に供するのが民主的な
政府
の
態度
だと思うのですが、これは遺憾ながら
白紙委任
のまま
政府
にまかされて、條約だけは通過して
しまつたの
であります。しかしそれにしても、
行政協定
を
アメリカ側
ととりきめた場合には、単なる
法律案
だとか
予算案
の面だけでなくて、
行政協定全般
を、やはり條約に準ずるものとして、條約と不可分な一
部分
として、
政府
としては
国会
に公表なさる
意思
はないのですか。
岡崎勝男
30
○
岡崎国務大臣
どうも御
質問
の
趣旨
がはつきりいたしませんが、公開することはむろん公表いたします。
従つて
、それについて
関係
の
委員会
で
質疑等
が行われることは当然予想しております。
林百郎
31
○林(百)
委員
そうすると、
行政協定
の
全貌
を
国会
に明らかにし、それから
国会
の適当な
委員会
で
審議
をする
機会
を
政府
は与えるつもりだという
よう
に
解釈
していいですね。
岡崎勝男
32
○
岡崎国務大臣
行政協定
の
全貌
を
国会
に明らかにしという御
趣旨
がよくわかりませんけれ
ども
、もう一ぺん御
説明
を願います。
林百郎
33
○林(百)
委員
あなたの御
説明
によりますと、
行政協定
のうちで、それを具体的に
法律案
にしたり、あるいは
予算
化しなければならない、そういう
法律案
だとか、あるいは
予算案
は、
国会
の
審議
にかけるということを言われているわけなんです。しかし
行政協定
の
全貌
ですね。これこれ、これこれを
行政協協定
にしたということ、これを
国会
にやはり明らかにして、
国会
に
審議
の
機会
を与える
意思
があるかどうかということなんです。
倉石忠雄
34
○
倉石委員
それについて
委員会
で
質問
が起きることは当然だと言
つて
おるのです。わからないですね。
岡崎勝男
35
○
岡崎国務大臣
協定
に対して
国会
の
承認
を求めるという
よう
なことはいたしませんけれ
ども
、
国会
でも
つて
審議
をどの
程度
――あるいは全部についてなさろうと、これはむろん
国会
の権限でありますから、当然だと思います。
林百郎
36
○林(百)
委員
そうすると
倉石
君の言う
よう
に、全部を公表するというわけですね。
石田博英
37
○
石田委員長
それは何回も
言明
せられております。
林百郎
38
○林(百)
委員
もう
一つ
。先ほどの
日台
の
通商條
約と申しますか、これはやはり
憲法
の七十三條によ
つて條
約を内閣が
締結
する場合には、
原則
として
事前
に、
時宜
によ
つて
は
事後
にということがあります、
原則
としてやはり
事前
に、條約を
締結
する前に
国会
にかけるのが
憲法
の
原則
だと思いますが、この
腹組み
はおありですか。
石田博英
39
○
石田委員長
先ほどから
梨木
君より同様な
趣旨
の御
質問
がございました。同じことを繰返すことはお控えを願います。
林百郎
40
○林(百)
委員
念のためにもう一度……。
石田博英
41
○
石田委員長
梨木
君からお聞きを願います。
梨木作次郎
42
○
梨木委員
もう一点伺います。この前の
吉田ダレス書簡
ですね。これは
国会
における
政府
の
答弁
によりますと、條約と同じ
よう
な
效力
を持つんだ、こういうぐあいに
答弁
しているのです。そこで
吉田
・
ダレス書簡
というものを
国会
へかけなければならぬと思いますが、これはいつかけるおつもりか、これを伺
つて
おきます。
石田博英
43
○
石田委員長
お答え
になりますか。
岡崎勝男
44
○
岡崎国務大臣
これは條約と同様の
効力
ということを言われたかどうか、よく私も知りませんが、
国会
にかけられるものは
憲法
の規定によりまして、條約その他
協定等
でありまして、かりに国際間の
約束
でありましても、その
約束
が実現したときに
国会
にかけるものでありまするから、
吉田書簡
を
国会
にかけるという理由はないと考えております。
梨木作次郎
45
○
梨木委員
ちよ
つと一点……。
石田博英
46
○
石田委員長
ちよ
つと一点、
ちよ
つと一点が多過ぎる
よう
ですが、それで終りですね。
梨木作次郎
47
○
梨木委員
平和條
約を
審議
するときに、
吉田
・
アチソン交換公文
というものは、條約と不可分のものとして
審議
の対象にな
つて
いるわけなんです。
吉田
・
ダレス書簡
というものも、
国会
の
答弁
によりますと――これは條約と
書簡
というものはどんな
效力
を持
つて
おるのかということについていろいろ
質問
が出ておる。それに対して
政府
は、これは條約と同一の
効力
を持つものだ、こういうぐあいに
答弁
しているのです。従いまして、そうなれば、どうしても
国会
の
審議
にかけなければならぬということになるわけなんで、私
はりくつ
を聞いておるのではなくて、事実どうなさるつもりなのかという、
政府
の
方針
を聞いておるのです。
石田博英
48
○
石田委員長
さつきおつしや
つた
通り
でし
よう
。
岡崎勝男
49
○
岡崎国務大臣
その
通り
です。
林百郎
50
○林(百)
委員
私の
質問
を
梨木
君と同だと言いますが、私は
憲法
第七十三條の、條約を
締結
する場合には
原則
として
事前
に、
時宜
によ
つて事後
とある。そこで
憲法
の
原則
によ
つて
、具体化した場合には
事前
に
国会
にかけるべきだと思うけれ
ども
、これはどういう腹かということを聞いておるのです。
石田博英
51
○
石田委員長
その点だけ違
つて
おりますが、
質問
の
内容
は同じごとです。
お答え
になりますか。
岡崎勝男
52
○
岡崎国務大臣
條約の
締結
ということは
調印
ということではないのであります。
效力
を発生することが條約の
締結
ということになるので、
従つて事前
に
国会
の
同意
を得て、
批准
を得て
効力
が発生して来る、そういうことになります。
林百郎
53
○林(百)
委員
そういう腹でありますね。私は條約の
締結
ということは、
調印
まで当然含めておると思うのです。
調印
して既成事実をつく
つて
から
国会
に押しつけるべきじやないと思うので、これはやはり
調印
前に当然
国会
にかけるべきだという
よう
に思いますが、その点どうですか。
石田博英
54
○
石田委員長
それは御
主張
でし
よう
。
林百郎
55
○林(百)
委員
憲法
の
解釈
について、
国会
との
関連
について聞いているのです。
石田博英
56
○
石田委員長
お答え
になりますか。
岡崎勝男
57
○
岡崎国務大臣
これは
憲法
その他の
解釈
問題になりまするから、
法務委員会
なり、あるいは
外務委員会等
の
委員会
で御
質問
を願いたいと思います。
石田博英
58
○
石田委員長
大体御申出の
範囲
の御
質問
は
終つたよう
に思いますから、この
議題
は終ります。御苦労さまでした。 ――
―――――――――――
石田博英
59
○
石田委員長
本日御
相談
申し上ぐべく
予定
してありまする
案件
は、
決議案
の
取扱い
の件、
緊急質問
の
取扱い
の件及び
人事承認
の件、さらに本
会議
の
議事
の件であります。順次御
協議
を願います。 まず
決議案
の
取扱い
の件を
議題
にいたします。最初に、遺族及び
戦傷者
に対する
国家補償
の徹底に関する
決議案
、
岡良一
君外二十八名
提出
の
案件
について御
協議
を願います。
椎熊三郎
60
○
椎熊委員
これは
各派
の
共同提案
にしたいと私
ども
考えているのでありまして、
各派
間で今折衝中です。まだ
最後
の
段階
にまで
行つて
ない節がありますから、本日はこの扱いを留保せられて、次の
運営委員会
でや
つて
いただきたいと思います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
土井直作
61
○
土井委員
ただいま
椎熊委員
から、次の
機会
にということでありますから、そういう点については必ずしもしいてということではありませんが、この
決議案
を
提出
いたしまして、大体この次の
委員会
で
各党
の
意思
を御
決定願つて
御報告願いたいということにな
つて
おりました。それが実は二回に及んでいるわけであります。この前の
委員会
では、次の
委員会
ではぜひ
態度
を決定してもらいたいということでありました。それでき
よう
はぜひや
つて
もらいたいと思いましたが、
椎熊委員
からそういう御
意見
もありますので、この次はぜひ間違いなくやる
よう
におとりはからいを願いたいと思います。
石田博英
62
○
石田委員長
それではこの
案件
は、次回の
運営委員会
で
各派
の
態度
をとりまとめのできる
よう
に、
各派
において御努力を願います。 次に、
自主外交確立
に関する
決議案
の
取扱い
を
議題
にいたします。
山本猛夫
63
○
山本
(猛)
委員
ごの
決議案
の
案文
を拝見ししてみますと、まず第
一行目
に「各般の
外交政策
に全く
自主性
のないことを暴露している」、こういう
よう
なことがありますが、私
ども
は、
自主性
のないことを暴露しているとは考えません。次に第二行目には「
国会
の
質疑応答
においては、遂に
外交
の
基本方針
につき
確信
ないと告白するに
至つて
」ということを言
つて
おります。前回の本
委員会
におきまする、
川崎
君の御
説明
にもこの
よう
なことがございましたけれ
ども
、これを
川崎
君の御
説明
に基きましてだんだん調査をいたしてみますると、
総理
のおつしや
つた
確信
がない、
自信
がないというお言葉は、町の
書生
さん方が町のどこかでお集まりにな
つて議論
をされておる
よう
な
性質
の御
議論
に対しまして、
お答え
する
自信
がないとい
つた
よう
な
意味
合いのことを言
つて
おられるのでありまして、
総理
は本物の政治をや
つて
おられるのであ
つて
、
書生
さん方のおつしやる
よう
な
程度
のことに関しましては
お答え
をする
自信
がないと、こう
腕曲
に
相手方
の
権威
をそごなわない
よう
に
答弁
をせられておる
よう
であります。礼を十分に考えまするためにそういうふうに
お答え
を申し上げておられるのでありまして、か
よう
な点から考えましても、
外交方針
に関しまして
自信
がないと
お答え
にな
つたの
とは全然相違する
よう
であります。なお
最後
の方に「
政府
のこの無
方針無定見
を糾弾する」とございますが、われわれは、無畜であるとも考えておりませんし、無定見であるとも考えておりません。
従つて自主外交
の
確立
などという
よう
なことは、條約の
効力
が発生したときには必ず現
政府
の
権威
において
自主外交
の
確立
という
よう
な形が現われて行くものと考えておりますので、か
よう
な支離滅裂な
案件
を
決議案
として本
委員会
で取扱うということに対しましては、われわれはいかがかと考えます。一歩、百歩を譲
つて
考えてみましても、これらの
案件
にもし疑惑をお持ちになり、あるいは疑議をお持ちになると、いう
よう
なことでありますれば、
外交委員会
におまわしにな
つて
、十分に御
検討
の上でお
取扱い
を願いたいと思います。
椎熊三郎
64
○
椎熊委員
なるべく黙
つて
いたか
つたの
ですけれ
ども
、
山本
君は非常につまらぬことを言
つて
おる。もしその
通り総理
が
言つた
とすれば、これは
国会
の
権威
のために許されぬことです。
総理
はほんとうにそういうことを
言つたの
ですか。けしからぬ話です。そこであなたは与党であるし、ぼくらは野党であるから、いろいろな立場から見てものの
見方
はある。それを
説明
するのに、そういう
国会
を侮辱する
よう
なことをわざわざ引用してやるということは、
議員
としては…… 〔
発言
する者多し〕
石田博英
65
○
石田委員長
静粛に願います。
椎熊三郎
66
○
椎熊委員
そこでわれわれの
見方
から、
自主外交
の
確立
を要求するということは、
総理
の
予算委員会
、本
会議等
における
答弁
から見て、どうしても
自主性
がないということを発見したからなんです。これは
政党政派
の問題でない。
日本民族
全体の問題なんです。
国会
がそれを鞭撻督励することは当然じやないか。そういう
よう
な
観点
から今大事な時期だから、われわれは
国会
として
自主性
のある
外交
をや
つて
もらいたいということなんです。その
決議案
がどうして悪いか。君がこれを、
川崎
君等の
発言
を引用する
意味
において、町の
書生
が
議論
する
よう
なことに
答弁
する
自信
がないと
言つたの
だというのならば、顧みて他を言うことであ
つて
、
総理大臣
としては不謹慎なことだ。そんなことはこの
決議案
とは何も
関係
がない。われわれは別な
意味
において
総理
を追究しますけれ
ども
、そういう
よう
なことを引用して
同僚議員
を侮辱し、
国会議員
の
権威
をみずから失墜する
よう
なことを
発言
しつつ、これに反対することはいけないと思う。
決議案
は
決議案
として慎重に取扱うべきであります。
取扱い
の
方法
としてはいろいろありまし
よう
。われわれは本
会議
における
決議案
として出しておる。よけいなことを言わずに、賛否の結論で行きまし
よう
よ。
倉石忠雄
67
○
倉石委員
自主外交確立
ということについては、私
ども
も異議のないことであります。
自主外交
の
確立
はあるべきであ
つて
、けつこうなことでありますが、この
決議案
全体のことについては、実は先ほどの遺家族及び
戦傷病者
に対する
決議案
と同様に、でき得べくんば
各派共同提案
になればと
思つたの
であります。この点について遺憾ながら御
意見
がまとまらない
よう
でありますから、
外務委員会
にまわしまして、重大な問題でありますから、慎重に御
検討
を
願つて
、
委員会
において
態度
を決定していただきたい、この
よう
に申すわけであります。
椎熊三郎
68
○
椎熊委員
倉石
君も
自主外交
の
確立
を認められたんで、できれば私は
共同提案
にしたいと思う。そこでこの
決議
の
案文
に行き過ぎや不当な点があるならば、あなた方の
意見
を
十分くみ
と
つて
修正してもいい。不穏当なところは抹殺しても修正してもいいけれ
ども
、
日本
の今日における
段階
としては、
自主外交
ということは国民が望んでおることなんですから、
案文
は訂正してもいいが、この
決議
は
国会
としてや
つて
おくべきじやないか。
倉石忠雄
69
○
倉石委員
それでは今までも尽力いたしましたけれ
ども
、
せつかく
の御要望でございますから、もう一応
各党
において御
相談
を願うことにいたしまして、本日はこれに対する
態度
を決定することを留保願いたいと思います。
椎熊三郎
70
○
椎熊委員
ありがとう。――紳士的にやればこうなるのです。
石田博英
71
○
石田委員長
それでは
提出者
の
代表
である
椎熊
君から、この
案件
につきまして
次会
まで留保するということに御
同意
がございましたので、
次会
まで留保いたします ――
―――――――――――
石田博英
72
○
石田委員長
それでは
提出者
の
代表
である
椎熊
君から、この
案件
につきまして
次会
まで留保するということに御
同意
がございましたので、
次会
まで留保いたします
石田博英
73
○
石田委員長
それでは次に、
緊急質問
の
取扱い
を
議題
にいたします。
緊急質問
は、ただいま出ておりますものを整理いたしました残りをお
手元
まで配付いたしております。これについて御
協議
を願いたいと存じます。
大池眞
74
○
大池事務総長
お
手元
に差上げましたものに、田中織之進君が民とな
つて
おりますが、これは誤字でございまして、社会党の二十三控室でございます。
石田博英
75
○
石田委員長
順次御
相談
を申し上げたいと思いますが、
暫時懇談
に入ります。 〔
速記中止
〕
石田博英
76
○
石田委員長
速記
を始めてください。それでは暫時休憩します。 午後一時四十分休憩 ――――◇――――― 午後一時五十六分
開議
石田博英
77
○
石田委員長
それでは再開いたします。
椎熊三郎
78
○
椎熊委員
ちよ
つと
懇談
でお願いします。
石田博英
79
○
石田委員長
では
懇談
にいたします。 〔
速記中止
〕
石田博英
80
○
石田委員長
懇談
を解きます。
緊急質問
につきましては、第三から第七までのものを、ただいま
椎熊
三郎
君からの御
発言
で、鈴木義男君におまとめに
なつ
た
よう
であります。
従つて
これを本日上程いたすことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
81
○
石田委員長
それではさ
よう
決定をいたします。
従つて
三、四、五、七は御撤回と
解釈
いたします。 次に残
つた
一、二、八、九について御
協議
を願いたいと存じます。一は先ほどのお申出によ
つて
留保ということが決定いたしました。二はいかがいたしますか。
林百郎
82
○林(百)
委員
これも
委員長
、ひ
とつ
留保しておいてください。虚心坦懐に言
つて
重要な問題でありますから……
石田博英
83
○
石田委員長
八はどうでありますか。
上林與市郎
84
○
上林與市郎
君 これは先ほどのお話もありますから、留保に願います。
石田博英
85
○
石田委員長
九は……。
梨木作次郎
86
○
梨木委員
留保。
石田博英
87
○
石田委員長
それでは一、二、八、九は留保いたします。 ――
―――――――――――
石田博英
88
○
石田委員長
次に、
人事承認
の件についてお諮りをいたします。これは厚生
委員会
の調査員久武猛彦君の任命について御
協議
を願うのであります。前回の
運営委員会
におきまして、今日までに
各派
の御
態度
を御発表願うことにな
つて
おりましたが、民主党はいかがでありますか。
椎熊三郎
89
○
椎熊委員
ぼくの方はまだ諮る時間がなか
つたの
ですが……。
石田博英
90
○
石田委員長
社会党は……。
土井直作
91
○
土井委員
わが党は異議ありません。
石田博英
92
○
石田委員長
共産党は……。
林百郎
93
○林(百)
委員
反対。
石田博英
94
○
石田委員長
社会党二十三控室はいかがですか。
上林與市郎
95
○
上林與市郎
君 いいです。
石田博英
96
○
石田委員長
労農党はいかがですか。
岡田春夫
97
○岡田春夫君 さしつかえありません。
石田博英
98
○
石田委員長
自由党はいかがでございますか。
倉石忠雄
99
○
倉石委員
異議なし。
石田博英
100
○
石田委員長
それではこれは御
承認
いただくことに御異議ありませんね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
石田博英
101
○
石田委員長
それでは御
承認
をいただくことに決定いたしました。 ――
―――――――――――
石田博英
102
○
石田委員長
それでは次に、本日の本
会議
の
議事
についてお諮りいたします。事務総長から御
説明
を願います。
大池眞
103
○
大池事務総長
本日の
議事
日程はこ点でございますが、ただいまおきめ願いました
緊急質問
は、一番最初にやりますか。
椎熊三郎
104
○
椎熊委員
緊急質問
だから劈頭にやりまし
よう
。
大池眞
105
○
大池事務総長
それでありますれば、鈴木義男君の防衛対策に関する
緊急質問
がまず第一で、その次は日程に入りまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件の廃止に関する
法律案
、これは法務
委員長
の佐瀬昌三君が報告をいたしまして、社会党の田万廣文君と、共産党の田中堯平君のお二人の反対討論がございます。賛成討論はございません。それから日程第二は、本
委員会
で先日御
承認
を願いました二十五年度、二十六年度の衆議院の予備金支出の件の承諾を本議場で求める件でございまして、
運営
委員長
から御報告があ
つて
、お願いをいたします。これだけでございます。
石田博英
106
○
石田委員長
それから申すまでもないことと思いますが、前例により討論の時間は十分以内、
緊急質問
も十分以内と御了承を願います。
椎熊三郎
107
○
椎熊委員
緊急質問
の十分は無理じやないですか。
石田博英
108
○
石田委員長
前例は
緊急質問
は十分であります。
椎熊三郎
109
○
椎熊委員
これはどうですか、五本を一本にしたんだから……。
石田博英
110
○
石田委員長
その辺は議長において善処願うことにいたします。 なお、本日の本
会議
は二時半より開会いたすごとにいたします。 本日の
運営委員会
はこれにて散会いたします。 午後二時八分散会