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山崎(岩)
委員 ただいまのお説の通りに宇和島、
中村間は、敷設法に基きますところの予定線に相な
つておるわけでございますが、この
中村から窪川、しかもその窪川は
昭和二十六年度におきまして初めて取上げて着工いたしましたところの、まことに記念すべき箇所なのでありますが、その窪川、
中村間は、これは敷設法の別表にありません。そこでただいま關谷
委員から
お話のございました通りに、今の宇和島から江川崎を経まして窪川に至る鉄道が竣工いたしましたあかつきにおきまして、これは御採用を願いたい。つきましては先ほど
政府委員からの
お話もございました通りに、これは敷設法の別表にないので、これをいかにして取上げるかという問題にかかわるかと思うのでございますが、私ども
委員会の方の側といたしまして、実は第一回国会から今日の第十三回国会に至るまで、この鉄道敷設法にありませんところの路線で、しかも
産業線として見るべきものとして地方民が非常に要望しておりまするところの路線、それが一体何本本
委員会に
請願として付託されておるかという点を調べてみましたところが、本州、北海道、四国、九州等全部加えまして、ただいまの窪川から
中村に至る鉄道まで入れて七十五線あるのでございます。これは第一回国会から今日の第十三回国会の、しかも今日ここに御審議いただきまする窪川より
中村に至るまでの海岸鉄道を入れまして七十五線あるのでございます。この点につきましては先ほど
政府委員の
お話にも、建設審議会等におきましても
議題とな
つて、いろいろ論及されるとう
お話で、ございましたが、私ども運輸
委員会といたしましてもこれを取上げまして、これは何とかしなければならない。戰時中におきましていろいろ重要路線として今日まで
考えられて来たものでありましても、終戰後民主主義国家として、日本が経済的にも再建して行かなければならぬ今日の段階におきましては、これはいろいろの点から再検討を要するものと
考える。しかるに今日までの鉄道敷設法というものは、大正十一年に別表として記載されておりまして、今日に至るまで何らそれに改廃が加えられてないのであります。かくのごとき状態では、これは
国民の要望にこたえることができませんので、本
委員会といたしましても今日からこれはいろいろ研究をいたしまして、
政府当局とも連絡をとり、国鉄当局とも連絡をとりまして、これは何とか処置して行かねば、ならない。私どもはただいまかような
考え方をも
つて研究を進めているような状態であります。細田
政府委員におかれましてはどうかこの点何とぞひとつ御考究くださいまして、私ども
委員会と緊密なる連絡をとりまして、鉄道敷設法別表
改正にあた
つてどういう処置をとるべきかという点も、これは近々にひつ御解決願わなければならぬ問題であると思います。一言本線の
請願に関しまして、ここにつけ加えて
お話申し上げた次第であります。
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